もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

ここまで引き延ばされた Mさん

2015-10-17 17:30:50 | Weblog

 10月8日に退院させられた?Mさん、連絡が取れなくなった。
 もしかして連絡が取れない状態かもしれないと、15日(火)に病院に行った。

 受付で確かめると「入院しました。ナースセンターで訊いて下さい」とのこと。
 確かめると、前回と同じ病室だ。

 彼は口を開けて気持ちよさそうに眠っていた。
 起こしちゃ悪いと思って医療相談室を訪ねた。

 ちょうど担当のワーカーも連絡をとりたいと思っていたところだったそうで、今回の顛末を知ることができた。
 
 8日はヘルパーさんが来る日なのでこの日にあわせて退院してもらったけれど、9日の午前6時にはタンが切れず呼吸困難になって救急車で病院に戻ってきたのだそうだ。

 苦しかったんだろうなぁ~。
 自宅で酸素吸入しても間に合わなくなっているんだろう。

 ワーカーと1時間くらい話してわかってきたことは
  ・歩くことができなくなった、それで電話も掛けられない状態
  ・もう家に戻れないだろう
  ・やっと転院先を具体化する時期にきた

    こんな言い方は本意ではないけれど、そこまで引き延ばされて?(悪化するまで)
     ─国の医療体制、病院の経営体質などの問題がるにせよ・・・


  ・義理の従兄弟さんと連絡がとれて、今後のことが相談できるようになった
                                                  ─こと

 病室に戻るとまだ眠っていた。
 ワーカーは夜 眠れなくるから起こしていいですよと言うので大きい声で起こした。
 
 ずいぶん痩せた。
 会話はできる。

 「食欲がなくて食べられなくなったし、便秘がひどい。
  歩けないからよけいひどい。
  背中はまだ痛い。痛み止めの薬(麻薬─モルヒネ?)を飲んでも効かないようだ。このせいもある。
  歩かないと、おれはだめになる。」と生への希望は強い

 ひとしきりしゃべってから
  「棚のバッグの中に返すものが入っているから取ってけさい。」
 と言われて渡すと、
 「今回借りていたもの。ありがとうございました」とお金を取り出した。

 そういえばこの日は年金支給日。
 大変な状況の中でよく気が回ったものだ。

 どうやって引き出したの?と訊くと
 「病院のATMまで連れて行ってもらった」とのこと。

 そのあと、緊急な場合の義理の従兄弟との連絡のとり方を教えてもらった。

 がんばれ Mさん!!!