いつまでもぼちぼち

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近況20100306

2010-03-06 | Weblog
近況20100306

イタリアでの事。
ローマにて。
昼食をとるために入ったレストランで、
注文したミネラルウォーターがいつまでたっても来ない、
結局三回繰り返してようやく持ってきてもらえた。
なんだかこういう事にもすっかりなれて、
まぁ仕方ないかと思えるようになっているはずもなく、
しゅんとしながら食事を終える。
ちなみにメニューはピザ。
見た目はかなり大きいが、
生地が非常に薄いためすぐに焼きあがる様子。
焼き立てを食べさせてもらえたのはうれしかったし、
何より味も抜群だった。

昼食を食べ終えて、
観光の目玉であるコロッセオに移動。
大きさに圧倒されていると、
事前に添乗員さんに注意されていた写真撮影のぼった栗さんが、
近寄ってきた。
無視すれば害は無いと聞いていたので、
そそくさと逃げて写真を撮影していた。
しかし逃げた先で今度はミサンガの押し売りぼった栗さんに遭遇、
またもや無視して逃げ回りながら写真撮影。
完全に無視して逃げ回っていれば害は無いようなので、
その辺はまだましだろうか。
しかし、
とてもじゃないが私は一人ではこれないなと思いました。

イタリア旅行での事は今回でお終い、
生まれて初めての海外旅行だったのでどうなるかと思っていたけど、
無事何事もなく帰ってこられました。
向こうで日本食が恋しくなったときのために用意した、
インスタントの味噌汁を飲む事も無いくらい、
食事は違和感無く受け入れられました。
旅なれた方なら、
一人でゆっくりと観光を楽しめるのでしょうけど、
私のような初心者はツアーで一度行ってみるほうが、
無難だと思います。
いい旅行でした。
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最近の読書
たまっている分まとめて

「ナンシー関の「小耳にはさもう」ファイナルカット」

著者 ナンシー関   出版 朝日文庫

p169より引用
“ま、テレビの中で言われる「本音」に
意味なんてないってことだ。”

消しゴム版画家でコラムニストである著者の、
単行本・文庫本未収録作品集。
TV出演者の発言に対する辛辣なコメント盛り沢山です。

上記の引用は、
当時の本音で意見を言うスタイルに対しての一文。
大体においてこの様な調子でのコメントが、
あらゆる人物に対して出されています。
一番古い生地は1993年の物、
30歳以上くらいの方で無いと、
懐かしく思う事が出来ないのでは無いでしょうか?
出演者達は今でも活躍している方がほとんどなので、
その方たちの昔を知りたい方に。
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「超クソゲー2」

著者 箭本進一、多根清史、阿部広樹
出版 太田出版

p204より引用
“前向きの「せっかくだから」”

プレイステーション・セガサターン等、
かつて次世代機時代と呼ばれていたころの、
色々と特徴的なゲームソフトを紹介する一冊。

上記の引用は、
セガサターン史上伝説のソフト、
「デスクリムゾン」を創ったメーカーの社長との対談の中の、
見出しの一文。
私がこのソフトの存在を知り手に入れようと考えたときには、
すでにプレミアがついて入手困難だった様に覚えています。
続編がでたハードのメーカーも、
確かハード事業から撤退した様に記憶しています。
少しさびしくなった一冊です。
マイナー主義な方に。
ーーーーー

「ずいぶんなおねだり」

著者 東海林さだお   出版 文春文庫

p205より引用
“おまえら、外に出てったことあるか?走ったことあるか?”

マンガ家である著者のエッセイ集。
1992年9月から1997年1月号掲載分から選抜。
著名人との対談も多数収録されています。

上記の引用は、
「イチャモン」の章の中の一文。
スリッパに対してつけたイチャモンです。
著者の想像力と、
観察力の凄まじさの本領が発揮された章だと思います。
対談では以前紹介した本の著名人も出ていて、
個人的に大変楽しく読む事が出来ました。
思考のアクロバットが好きな方に。
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「文学部唯野教授のサブ・テキスト」

著者 筒井康隆   出版 文春文庫

p63より引用
“無意識に支えられたエゴがあって、それが抑圧されていて、
ときどき小便するってことなの。
つまり、このふたりに限らず皆同じということなの。”

同著者の他の作品の主人公への質問集という形の作品と、
著者へのインタビュー、
対談等を収録した一冊。

上記の引用は、
“「吉行淳之介も松本清張も、深層構造を掘り出したら同じ」”
という事に対する分析の一文。
人間、
生きている事に関して突き詰めたら、
大体同じ様に生きているという事でいいのでしょうか?
文学の知識が深い人ほど楽しめそうな一冊です、
私は出てくる作家の名前も満足にわからず、
勉強不足を痛感しました。
文学が好きな方ほど楽しめるのではないでしょうか。
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「見仏記3」

著者 いとうせいこう、みうらじゅん
出版 角川文庫

p111より引用
“どうやら事は仏と人との距離なのだった。”

仏像マニアの二人組みによる仏像探訪紀行。
韓国・中国を経て、
仏教発祥の地インドへと旅する一冊。

上記の引用は、
タイで地元の方が仏像に金箔を貼っている所を見ての一文。
言われて見れば確かに、
生まれてこの方仏像に直接触った事がありません。
身の回りに触れるほど気軽においてある仏像を、
見た事もないです。
まぁ私の身の回りに無いだけなのかもしれませんが。
表紙を開いてすぐの写真の仏像はすごい迫力なので、
必見です。
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「ナンシー関のボン研究所」

著者 ナンシー関   出版 角川文庫

p152より引用
““売れてる”ように振舞えば“売れる”という傾向があると思う”

消しゴム版画家でコラムニストである著者の、
ホームページ上の記事集。
その他著者への質問・対談等を収録した一冊。
本人による作品解説もあります。

上記の引用は、
著者への質問のなかのテレビの中での、
売れる振舞い方に対する意見。
何だかしらないけれど、
いつの間にかよく見かける様になった人たちは、
確かにいる様な気がします。
最近はそんなに記憶に残るほど、
本気でテレビを見ていないので、
誰が売れているかあんまりわかりませんが。
著者のファンならば記念として。
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