と言うことで、上に行くほど愚痴や文句が無く、下に行くほど愚痴や文句があるとのことである。
これは確かにその通りだなあとは思う。
その現状はともかくに、なぜそうなるのかを考えてみる。
1.
生活が充実しているので文句もない/生活が困窮しているので文句が出る。
2.
自分で対応できる(知力や体力や財力や運がある)ので文句も言わない/自分で対応できない(知力や体力や財力や運がない)ので文句が出る。
3.
構造の上にいるので、自分が自分の潮流や運命を差配できるので文句もない/構造の下にいるので、自分が自分の潮流や運命を差配できないので文句ばかりになる。
で、私が思うに、文句を言う言わないの人間性が社会の地位を確定していると言う側面もあっただろうが、私は構造の方が問題だと思う。
日なたに咲いた花は強く美しく輝くが、日陰に種が落ちてしまった状況では陰湿にしおれて文句を言うようになる。