とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

日大 関学大会見受けてコメント発表「厳しいご批判は甘んじてお受けいたします」

2018-05-27 16:28:26 | 文章・日本語・言葉
言葉が良くないかもしれない。
「甘んじて」は、「不満もあるけれど、他に選択肢がないから、仕方なくそれを選びます」と言う意味だからだ。


https://www.weblio.jp/content/%E7%94%98%E3%82%93%E3%81%9A%E3%82%8B

あまん・ずる [4][0] 【甘んずる】
( 動サ変 ) [文] サ変 あまん・ず
〔「あまみする」の転〕
与えられたものが不十分であっても、それを受け入れる。甘んじる。 「薄給に-・ずる」 「寧ろ自分は平凡なる生活に-・ずる/田舎教師 花袋」


「関西学院大学から示された厳しいご批判は甘んじてお受けいたします。」
と言うのは、「かんぜいごときに言われて、ちょっと違うだろとは言いたいが、正論なので、仕方なく受け入れる」と言うことで、日大の腹の立ち様もここに現れているとは思うのだが、現在、日大側に必要なのは、真正面からの真摯な反省である。


日大 関学大会見受けてコメント発表「厳しいご批判は甘んじてお受けいたします」
https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/05/26/kiji/20180526s00040000404000c.html

 6日に行われた学生アメリカンフットボールの試合で日本大のディフェンスライン(DL)宮川泰介選手(20)が無防備な関西学院大のクオーターバック(QB)に後方から悪質な反則タックルをして負傷させた件に関して関学大アメリカンフットボール部は26日、兵庫県西宮市内で3度目の記者会見を行い、「多くの矛盾があり、到底真実とは認定できない」と日大の再回答に反論。十分な信頼関係を取り戻せるまでは日大との定期戦を中止すると発表した。

 これを受け、日大広報部は報道各社にファクスを送り、以下の通りコメントを発表した。

 本学と関西学院大学とのアメリカンフットボール定期戦で,本学選手が違反プレーにより関西学院大学の選手を負傷させた件で,本日,関西学院学院大学フットボール部が記者会見を行い,本学アメリカンフットボール部からの回答書に対し,強い疑念と不信が表明されました。関西学院大学から示された厳しいご批判は甘んじてお受けいたします。

 指摘されました疑念,疑問へのお答え,真相の究明は,既に事実関係の解明のために,大学が第三者委員会の設置を決め,その設立作業を進めております。真相の解明は,今後の委員会の調査と結論に全て委ねることに致したいと考えております。

 本件につきまして,捜査機関に傷害事件として被害届が出されております。当然のことではありますが,本学として,捜査には全面的に協力してまいります。日本大学企画広報部
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小泉進次郎「野党側は18日間国会を休みながら『質問時間が足りない』と言うのはどういうことなのか」

2018-05-27 16:15:34 | 国内社会批判
1.いい指摘。
2.そして悪用・乱用せぬよう、野党含め議論を行わなければいけないのだが、諸外国の情報機関とズブズブの野党じゃあなあ・・・みたいな。もっと日本のために頼れる野党があればね・・・
3.資本主義は、その発足当初から労働問題を孕んではきたものの、スポットが当たることはあまりなかった。
  単なる商売の進んだ形態から、交易を巻き込み、国家経済を巻き込み、国家体制を巻き込み、イデオロギーを巻き込み、工場生産を巻き込み、学術を巻き込み、経営を巻き込み・・・としつつも、資本主義が発露する社会の一側面として、労働問題にスポットが当たり、そしてそれを解決に向けて議論と考察をすることは無駄ではない。むしろ人間社会が対処すべき課題の一つとして、盛んに話し合うべきことであろう。


働き方改革法案 野党抗議の中 委員会で可決
5月26日 0時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180525/k10011452811000.html

政府・与党が最重要法案と位置づける働き方改革関連法案は、衆議院厚生労働委員会で、野党側が抗議する中、採決が行われ、一部修正のうえ自民・公明両党や日本維新の会の賛成多数で可決されました。

働き方改革関連法案を審議している衆議院厚生労働委員会は午前9時すぎに開会されました。

与党側が法案の採決を行う構えを見せる中、立憲民主党などが加藤厚生労働大臣に対する不信任決議案を衆議院に提出したため、午前10時前に休憩となりました。

その後、衆議院本会議で加藤大臣に対する不信任決議案の採決が行われ、自民・公明両党に加え日本維新の会などの反対多数で否決されたのを受け、厚生労働委員会では午後5時前から質疑が再開されました。

そして野党側に割り当てられた質問時間が経過したことから質疑が打ち切られ、野党側の議員が高鳥委員長に詰め寄って抗議する中、法案の採決が行われました。

その結果、法案は一部修正のうえ自民・公明両党や日本維新の会の賛成多数で可決されました。

与党側は国会の会期末まで1か月を切る中、法案を今の国会で成立させるため、来週29日に衆議院を通過させる方針です。


厚労相「一日も早い成立を」

加藤厚生労働大臣は記者団に対し「厚生労働省が行った労働時間の調査結果の不備などで国会や国民に迷惑をかけたことは、しっかり反省しなければならない。今後、衆議院本会議や参議院でも真摯(しんし)に質問に答えて理解を得られるよう努力し、一日も早い法案の成立を図りたい」と述べました。


自民 田村氏「今国会で成立を」

衆議院厚生労働委員会の与党側の筆頭理事を務める自民党の田村元厚生労働大臣は記者団に対し「長時間労働をどう是正するかが大きな課題となる中で、働く人の健康を守るための法案が可決されたことは非常に大きい。データに不備があったのは問題だが、『是正をするな』というのは論点が違う。絶対に今の国会で成立させなければならず、参議院でもしっかり議論してほしい」と述べました。


自民 小泉氏「こんな国会終わりに」

衆議院厚生労働委員会の委員を務める自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は記者団に対し「野党側は18日間、国会を休みながら『質問時間が足りない』と言うのはどういうことなのか。国会に出てきたあとも、安倍総理大臣が出席した審議で働き方改革のことは質問しなかった」と批判しました。
そのうえで「こんな国会は先進国ではほかになく、もう終わりにしないといけない。平成のうちに与野党が協力して国会改革をやるきっかけにしないといけない」と述べました。


立民 西村氏「採決は認められず」

衆議院厚生労働委員会の野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の西村智奈美氏は記者団に対し「高度プロフェッショナル制度の削除を求め、労働時間調査のデータに新たなミスが見つかった中での採決はとても認められないし、議会制民主主義が崩れるのではないかと憤りを覚える。『残業代ゼロで働かせ放題にしよう』というのが安倍政権のもくろみで、強行的な採決は本当におかしい」と述べました。


立民 辻元氏「お粗末な強行採決」

立憲民主党の辻元国会対策委員長は記者団に対し「採決の当日にデータの誤りが出てきて、大臣や政務官がおろおろと答えられないのに採決を強行するとは、別世界の映像を見ているようでこんなにお粗末なことはない。まだ衆議院本会議での採決もあるので来週も頑張りたい」と述べました。


国民 玉木「強行採決に強く抗議」

国民民主党の玉木共同代表は記者団に対し「高度プロフェッショナル制度は『過労死を増やす可能性のある大変危険な制度だ』と問題提起し、対案も出したが、一切耳を傾けず採決を強行したことに強く抗議したい。参議院の審議でも引き続き、高度プロフェッショナル制度の削除を求めていきたい」と述べました。


国民 山井氏「必ず過労死は起こる」

国民民主党の山井和則氏は記者団に対し「過労死遺族が大反対している法案の強行採決などありえない。高度プロフェッショナル制度は『残業代ゼロ制度』で必ず過労死は起こる。人の命を奪う法案を強行採決するとはどういうことか。『残業代ゼロ制度』を阻止するために諦めずに全力で闘う」と述べました。


共産 笠井氏「法案撤回し 労政審に戻せ」

共産党の笠井政策委員長は記者会見で「審議の前提となっている労働時間のデータの問題は解決しておらず、『底なし沼』の状況になってきており、前提は崩れている。『聞く耳なし』で法案を通すのは絶対に国民が許さない。さらに徹底審議し、『きっぱりと法案を撤回して、労働政策審議会に戻せ』と強く言いたい」と述べました。


最大の焦点は「高度プロフェッショナル制度」

働き方改革関連法案をめぐる議論で最大の焦点となっているのが「高度プロフェッショナル制度」です。「高度プロフェッショナル制度」は、高収入の一部専門職を対象に、働いた時間ではなく成果で評価するとして労働時間の規制から外す新たな仕組みです。

制度のメリットについて厚生労働省は、高度な知識を持ち自分で働く時間を調整できる人は労働時間に縛られず柔軟に働くことができると説明しています。

一方で野党側はさまざまな点で懸念があると主張しています。その1つが長時間労働が助長され、健康確保が十分できないのではないかという点です。制度が適用されると、深夜や休日労働の際、労働基準法で企業に義務づけられている割増賃金の支払い義務がなくなることから、野党側は長時間労働に歯止めがかからなくなるのではないかと主張しています。

また、法案では労働者の健康を確保する措置として年間104日以上の休日確保などを義務づけていますが、休日が確保できていればどれだけ働いても直ちに違法にはなりません。

これについて厚生労働省は「制度は企業側と労働条件を交渉できる専門的な知識や能力の高い人に対象を限定している。過重な業務命令がされた場合には労働基準監督署が判断し通常の労働時間管理に戻される可能性もある」としています。

また、野党側は対象となる職種が今後、拡大されるのではないかという点も懸念が残っていると主張しています。

法案では制度の対象となる労働者について「平均給与額の3倍の額を相当程度上回る水準」で、「高度の専門的知識を必要とし働いた時間と成果の関連性が通常高くないと認められるもの」とされています。

厚生労働省は年収が1075万円以上の証券アナリストや医薬品開発の研究者、経営コンサルタントなどが想定されるとする一方、最終的には法案成立後、省令で定めるとしています。

野党側が対象業務が広がりかねないと批判しているのに対し、厚生労働省は「対象業務を決める際には労使双方が参加する労働政策審議会で議論されるのでむやみに対象が広げられることはない」としています。
専門家「議論の流れが少し拙速すぎた」
「高度プロフェッショナル制度」をはじめとする労働基準法の改正について議論を進めてきた厚生労働省の「労働政策審議会」の委員で、学習院大学経済学部の守島基博教授は「『高度プロフェッショナル制度』は労働時間を管理しない労働者を一部に作るという日本の労働政策史上、革命的な制度のため、現在、企業で働いている人も労働組合も実際にどのように制度が運用されるのか知見がない状況だ。このため、もっと丁寧に議論を進めていかなければいけないのに個人的には議論の流れが少し拙速すぎた感じがする」と話していました。

そのうえで野党側が主張する、長時間労働の助長と対象となる職種の拡大といった懸念について、「どのような職種への適用が適当なのか、議論をさらに深めることが今後の課題だ。日本では働く人が労働時間や仕事量などをコントロールする状況に必ずしもなっておらず、こうした労働者に制度が導入された場合、長時間労働や健康被害を受ける可能性がある。対象となる職種として挙げられている職業も制度の適用により本当に自由な働き方ができるのか、年収などの要件も合理的な基準なのか、といった点がまだまだ詰められていない。こうした議論をより丁寧に行っていくべきだ」と話していました。

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昨今のアメリカと極東情勢の文化的な交渉進展

2018-05-27 16:07:26 | 海外・国内政治情報等
私の妄想。


24: 名無しさん@涙目です。(catv?) [GB] 2018/05/27(日) 14:00:09.72 ID:BzhY5wtu0
アジア人相手にはペリーやマッカーサーみたいに上から圧かけて
コミュニケーション取ったほうがいいんだよ

ヘタに下手に出るとメンツだなんだで決断できずに時間稼ぎされる


これは同意。

と言うよりあまり書きたくなかったが書く。

朝鮮半島と言う地域は、その土地柄とも言うべきか、その外交政策、外交手腕として世界にガチで通用するものがあった。
今も昔も、そしてきっとこれからも、変わることはない。
それは「遷延策」である。

何かと理由をつけ、対象の相手国の判断を延ばす策で、これに中国も日本も、そしてあまつさえはアメリカさえも引っ掛けて、それを延ばしてきた。
具体的には2015年で朝鮮半島を撤退するはずだった在韓米軍の計画遅延で、ここに来て韓国は米国の軍事行動スケジュールを遅らせることに成功したらしい。

が、ここに来て現在は完全に永遠に伸ばせることはなく、米国は軍事プレゼンスを集中することによって、現在はその進捗を進めている。

要は、「グダグダ言ってないで早く用意しろ、でなければぶっぱなすぞ」と言うことだ。


だが悲しきかな、日本はこれを笑えない。日本自身もこれをやった経緯がある。
答えは江戸時代での、ペリー来航での砲艦外交に屈した日本である。

1853年(嘉永6年)に浦賀にペリーは入港、幕府は翌年まで回答を待ってくれ、と申し出る。
その間、ペリー一行は自国の土地でもない場所で、あろうことか泥棒の下見同然に日本の港の測量を行っていたようだ。

おそらくは日本側はこの回答を永遠に引き伸ばせるものならそうしたかったのではないかと思う。
が、ここで砲艦外交による開国を迫られるに至ったのだった。
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IT×AI×自動運転案:子供の飛び出し予測

2018-05-27 14:28:06 | IT・ビッグデータ・新技術
自動運転技術における素案。


住宅街における子供飛び出しを予測し、減速、徐行、乃至は停止するセンサー。

現行のセンサーは画像解析のみだが、これを「子供の声の帯域に反応する音声センサー」「サーモグラフィーによる予測」「住宅街であること、あるいは、子供の飛び出し事故多発地帯であることのクラウド分析から減速を自動で行う」「見通しの悪い路地であることの分析と自動減速」を加味し、社会構造上の不規則な事故の多発を、技術によって防止、事故発生率を低下せしめる。

以前の記事の繰り返しになるが、人の社会は、「二階以上同じことを繰り返す作業や仕事は、必ず機械とコンピュータで代替できる」と書いた。運転や、危険回避も同じである。
むしろ機械化、コンピューター化を進めることによって、その危険回避は格段に進めることができるだろう。


この発言と発案は、完全に私オリジナルですが、もし自動車関係の方がいらっしゃいましたら、権利関係はとやかくうるさいことは言いません。
実装いただけるのであればガシガシ導入頂ければと思います。

引用や実装いただけたならコメントに「実装しました」と書いて頂ければそれで結構です。
私からは「頑張って下さい」と言って、それで終わりにする感じです。


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ミーニングと認識、意味の理解と真理の到達

2018-05-27 13:21:57 | 哲学・社会
少し難解な話になるが、記載しておく。

人は人である限り、理解と認識の範囲において限界が存在する。
真理を理解したと認識している我々のそれは、スタート地点という無知の領域から真理というゴール地点に対して何割進んだかで示されているにすぎない。

例えば三次元に住んでいる我々は三次元と二次元と1次元を理解することができるが、四次元が想像できない(こうではないか、と想定したり仮定したりして議論することはできる)。
同様に、二次元に住んでいる人がいるならば、二次元と1次元を理解することができるが、三次元が想像できない(こうではないか、と想定したり仮定したりして議論することはできる)。

そしてここから問題であるのだが、人間とは、真理に到達する際の道中において、人間は人間なりの思考の補助線や、あるいはストーリーを描き立てて、それが真実だと思い込んでしまうフシがあり、そういう本能的な理解の修正を持ってしまうのだ。

例えば、夜の月を見上げては、世界各地ではその模様を何である、あれはどういう経緯でできたのだ、と、様々な理由を並べてストーリーを構築した。

星座や流れ星を見てはその吉凶を占い、日蝕を見ては神様の怒りだと思ったり、雨乞いや豊作の祈願を行い、死や生に対する解釈をストーリー立てた。

ランダムな流れの中に、何が起因してそれが起こったのか、どのような法則性があったのかと”解釈”してしまうのが人間なのである。

そこに何らかの法則性や要因・遠因を見出すのは全くもって正しい。
但し、それが「それらしい」という理由だけで、あたかも法則を見つけたかのような認識になるのは間違いなのではないのか、と問いたい。

これは何も人間だけの話なのではない。アメリカの心理学者スキナーが行った鳩の実験では、エサを与えるその操作で、自分の主観が世界に影響を及ぼしているのだという錯覚を持つことを説明している。

その実験では、鳩にボタンを押せばエサがでるという鳥かごにおいて実験すると、鳩はボタンを押し続けるが、ボタンの押すのと押さないのとに関わらず、ランダムでエサが出るようにした時、鳩の行動の最適解は「ただ待つこと」だったが、そこでの鳩は、各個体ごとに奇妙な動きをし始めた。ある個体はぐるぐるかごの中を回ったり、ある個体はぐいっと頭を突き出す行動をし始め、それを繰り返した。
ここでのスキナーの説明では「鳩が自身の行った、エサが出る直前のその動作が、エサが出る起因になったと思い込んだ」としている。

人間の話に戻ろう。
人間はランダムな数に何か法則性があるのではないかと長年探ってきた感がある。
その内の一つが素数の探求である。

だが何番目の素数はいくつになるか、と言う素数を法則的に産出する数式は成立の目を見ていない。
ウラムの螺旋というものがあり、螺旋状に数字を書いていくと、数字を書いたその線同士がつながっているように見える。

なぜそのように見えるのか、と言うのは未だ分かっていない。

もし「ウラムの螺旋」が数式化されれば、そこにミーニングが存在し、それを新たな認識として人間社会は取り込むことができるだろう。

問題は、「これがたまたまの本当のランダムで、その線が現れるのは偶然だった」と言うケースにおいて、人間は星座に意味をもたせる感覚で、ランダムで出現する数字に意味をストーリーづけてしまったと言うことになる。

この発見の探訪において、「そこに真理が存在するかもしれない」と言う仮定の認識と、「それがある種の真実なのだ」と言うミーニングをストーリー付けてしまった認識ではおおいな差が存在し、こと、後者においては大変な危険性が伴うものであろう。

しかし大変残念ながら、その慣用性における社会的な誤用と言うのは広く社会に存在する。
つまりは、誤った認識であったとしても、みんながあまりにもそれを常識として言っているから、自分もつられて「それが真理なんだ」と思っているフシである。


例えば鏡では左右が逆になると言う慣用的な表現は、正確には逆になっているのは左右ではなく前後である。
あるいは、時間の概念を考えれば、多くのSF映画で時間を遡って過去に行ったり、未来に行ったりすることがあまりにも氾濫しているから、我々の思考の中では完全に「未来は計算上のオブジェクトがどこか別の平行世界に配置されているもの、逆に過去とは物理の中ではその痕跡が抽出できたり、その場にいけるもの」として考えてしまうが、実際の物理世界ではそのようなことはない。物体の移動変化が、我々が共通して認識している変化の基準に対してどれだけ物体が動いたか、と言うのを認識として数直線的に捉えているに過ぎないのが時間である。

誤認を多くするがゆえに、検証も行わず、それを真理として捉える危険性は多くある。

ひょっとしたら、上述の考えさえも真理に至るまでの道中の道半ばなのかもしれない。
ただ、それは「まだ真理には到達できていないけれども、いま現状を生きるためには、暫定的に見つかったこの法則を用いて、社会を運用する他ない」と言う理解をするしかないのだ。
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