私が参加しているパトロールは例年45日間の活動期間となっているのですが、数年ほど前から予算削減とかいろいろありまして、今年はとうとう40日間に日数が削減されたんですね。その影響で入山日が連休直前となり、事前にあちこち偵察するヒマが無いままパトロール開始となって、登山者への説明がやや歯切れ悪かったりしました。下山日にあっては登山客が集中する日曜日となってしまったんですけど、事故が起きやすいのは月曜日 . . . 本文を読む
というわけで、前回の続きです。
まあ、事故は少なかったですね。
長野県警大町警察署管内の数字になりますけど、少ない年でも20件、多いと30件ぐらいは事故があります。が、今年は16件でした。
なお、長野のパトロール隊員が出動していてもピックアップが富山側のヘリコプターだったりすると、件数にカウントされません。今年の場合、鹿島槍で発生した死亡事故は長野側の隊員が出動してますけど富山の防災 . . . 本文を読む
というわけで東京に戻ってきたのですけど、下界の暑さはどうもダメでダラダラと過ごしております。が、このままではいかん、ということで、今夏の北アルプス北部について何本か書いてみましょう。
で、まず筆頭に挙げたいのはテントです。テントの人が増加しつつあるのは数年前から実感していましたが、今年あたりの連休や週末はテント場が一杯になってしまって、けっこう大変でした。
最近の特徴といえば、例えば5人の . . . 本文を読む
北アルプス北部の北半分にはけっこう岩場鎖場があるのですが、中でも事故が多いことで関係者に知られているのが、鑓温泉の上部にある岩場です。
下の画像がその岩場です。
下のサムネイルをクリックすると、ライン入りの拡大画像が開きます。
この岩場を通るのは白馬三山を縦走してきた人が圧倒的に多いです。で、縦走してきた場合、ここは下りとなります。そういうわけで、事故もほとんどが下り . . . 本文を読む
今年の夏は危険を感じるほど登山者が少なかった北アルプス北部ですが、大町警察署が発表した数字にもそれが現れています。
北ア北部 夏山の入り込み2万人減
信濃毎日新聞 11月20日(金)
引用
大町署によると、夏山シーズン(7、8月)は天候不順などが響き、前年同期比1万9千人減の5万5千人にとどまった。
昨年と比較して、約25%の減少です。後半やや盛り返した感はありましたけど、やはり . . . 本文を読む