以前、年末年始に美濃戸から赤岳鉱泉経由で中山乗越を通り、行者小屋から下山というガイドツアーをやったことがあります。
赤岳鉱泉で1泊し、翌朝中山乗越へ登ると、展望台へのルートは誰の足跡もない状態でした。バージンスノーってやつです。
「コイツはゴキゲンだぜぇ!」とばかりに私は「みんな!好きなところから登って、ラッセルを楽しんでください!」と呼びかけました。一日中続くラッセルは拷問ですが、数分で終わ . . . 本文を読む
今回のテーマは、万が一、仲間が転落や滑落した場合の対処です。
落ちていった仲間を助けるために現場へ接近するのが基本とはいえ、急斜面だったり崖だったりした場合、二重遭難を起こしかねません。安全に降りる技術、あるいは装備がないのなら、現場への接近をあきらめて警察や消防へ救助要請を行うのが先決です。
例えばパーティが2人しかいない状態で1人が転落、なんて時は、無理は絶対禁物です。残りの1人も事 . . . 本文を読む
前から気になっていた、警視庁青梅警察署山岳救助隊副隊長金邦夫氏の著作です。
いやあ、こんなブログ読むヒマあったら、この本を買え!と言いたいぐらい興味深いです。
ここ数年奥多摩で発生した事故をメインに山岳救助隊の活動をつづっているので、自分もよく知っている事故や事件の詳細が出ていて面白いです。たとえば数年前に一杯水避難小屋周辺で起きた強盗事件についても、詳しく出ていますよ。
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今日からブログのデザインを変更しています。
お世話になっているgooブログのテンプレにFirefoxバージョンが出たので、うっかりデザインを替えてしまいました。厳密にいうと、FirefoxというよりはFirefoxの日本限定キャラクター「フォクすけ」ですね。
Firefoxが0.7だった頃からのユーザーとして、このデザインを見過ごすわけにはいきません。
ついでに、これまた最近出たば . . . 本文を読む
万が一の時にお金が掛かるのが心配な人が多いようで、アクセス解析するとほぼ毎日のように「遭難 費用」という言葉で検索しているのがわかります。そんなわけで「遭難救助の費用」と題した記事をこれまでに3本書いていますが、ここらでちょっとまとめてみたいと思います。
◎ヘリコプターについて
県警と消防(防災)ヘリコプターは無料です。自衛隊もたぶん無料です。民間を呼ぶともちろん有料になります。で、有料の . . . 本文を読む