前のエントリーで参照した要旨は毎日新聞の北海道版に掲載されていたのですが、同じ北海道版にトムラウシの事故についてもうひとつ記事が出ています。
大雪山系遭難:トムラウシ山の事故、最終報告書 警鐘に思いさまざま /北海道
毎日新聞 2010年2月25日
最終報告書が出たことを契機に、関係者へのインタビューを試みています。
その中で初っぱなに出てくるのが、生還者である戸田氏のコメ . . . 本文を読む
ウェブサイトでの公開を待とうかと思っていたのですが、毎日新聞に要旨が出ていたので、ちと書いてみます。
大雪山系遭難:トムラウシ山の事故 最終報告書の要旨 /北海道
毎日新聞 2010年2月25日
要旨は大ざっぱに「要因の検証と考察」と「業界への提言」の2つに分かれています。では引用しつつ見ていきましょう。
○要因の検証と考察
◇ガイドの問題
引用
今回の遭難の直接的原因は低体 . . . 本文を読む
==追記==
最終報告書については3/1から日本山岳ガイド協会のサイトで公開される、と、朝日の紙面を読んだら出ていました。
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前回のエントリーで「なかなか出てきませんね。」と書いたんですけど、その翌日に最終報告書が出た模様です。
山岳ガイドの職能基準明確化を 協会特別委が提言
共同通信 2010/02/24 17:27
さてさて、この報告書は一般公開されて読め . . . 本文を読む
トムラウシの最終報告書が1月末には出る、という話だったのですが、なかなか出てきませんね。
遭難事故生存者招きシンポジウム…27日に神戸で
読売新聞 2010年2月23日17時28分
生還したツアー客である戸田氏が当時の状況について講演し、日山協と労山の関係者、医師、日本山岳ガイド協会のメンバーが討論するみたいです。
この事故ってガイドだけの問題ではなく、会社もツッコミポイン . . . 本文を読む
遭難救助でヘリコプター出動といえば、遭難者に対する「税金泥棒」という批判が付きものです。で、その根拠っていうのが、民間ヘリをチャーターした時の料金なわけですけど、これをそのまま警察や消防のヘリのコストと同一視するのはいささか乱暴だと思っています。警察や消防は公的機関ですから、運用コストに「利益」が不要なわけです。まあ消防だと民間委託しているケースもありますけど、その場合は年間いくらで契約しています . . . 本文を読む