山を登り始めた頃ですが、山の中で地図を広げても現在地なんぞさっぱりわかりませんでした。コンパスの取扱説明書にはクロスベアリング法とやらが載っているのですが、実際にやってみるとこれが全然使えないですし、等高線から地形を読み取って現場で照合したところで、よほど特徴が無い限り自信を持って「ここだ!」なんて言えたことが無いです。そんな経験から、今回のネタを書いてみました。
◆現在地確認について
道 . . . 本文を読む
以前、ヤマケイでも登山道のマーキングについて書きました。マーキングについてはいろいろ思うことがあるのですが、ここでは簡単に触れるのみにしておきます。
◆マーキングを正しく理解する
ペンキの○マークを見ると妙に安心する登山者が多いのですけど、これはあくまでも「ここまではOK」でしかないと考えるべきです。この先もOKというわけではありません。例えば○マークの先に登山道のように見える何か、例えば . . . 本文を読む
厳しい判決ですよね。
山岳救助事故:札幌高裁 北海道警の責任大きく判断
毎日新聞 2015年03月26日 21時15分
引用
岡本岳裁判長は判決で、道警山岳遭難救助隊が男性を乗せた搬送用そりを一時的に固定した方法や、そばを離れた判断に過失があったと認定した。悪天候が予想されたにもかかわらず不十分な装備で入山した男性の過失も認めたが、過失相殺の割合を2012年11月の札幌地裁判決から引き . . . 本文を読む
いよいよ最終章です。
●第4章 道迷い遭難をさらに考える
◆GPSを持っていても道迷いする理由
昔は非常に高価でとても手が出なかったGPSですが、今や携帯電話に搭載されているのが当たり前という時代になりました。スマホにアプリを入れればハンディGPSの高級機みたいに地図を見ながらナビゲートできてしまうわけで、時代の変化には驚くしかありません。が、これだけGPSが普及しているのに、相変わ . . . 本文を読む
第3章はこれで終わりますが、第4章では道迷い遭難についてもっと突っ込んでみます。
◆動かずに体力温存?
道迷いに陥った人が1週間、あるいは数週間後に発見されて奇跡的に助かるケースがあります。この場合、新聞やテレビ等で報道されることが多いのですが、必ずと言っていいほど出てくるのが識者による「動かずにいたから助かった」というコメントです。「動かないことが鉄則」なんてコメントもよく出てきますね。 . . . 本文を読む