道迷い遭難の報道記事などを読むと、その防止策として「常に現在地を確認」「こまめに現在地を確認」と専門家や関係者がコメントしているのをよく見かけます。
今回は、そのことについて徹底的に書いてみたいと思います。
◎結論から先に書くと…
「現在地の確認」ってナビゲーションが正しいか否かを確認するものであって、ナビゲーションそのものではありません。行動中にナビゲーションをしっかりやってこそ、現在地の確認 . . . 本文を読む
道迷い遭難を防ぐためには「常に前を見て歩け!」「登山道を識別しろ!」と、しつこく言い続けていますが、一般登山者にはあまりウケてないようですね。やはり読図ができないと道に迷うという方が、いかにも山っぽくていいのでしょう。
というわけで、なんで読図よりも「常に前を見て歩け!」「登山道を識別しろ!」の方が大切なのか、もちっと深掘りしていきましょう。
●登山道が無い山を読図しながら登る時のことを考え . . . 本文を読む
まずはひとつめ。
【遭難事例から学ぶ】先日、北アルプス白馬鑓ヶ岳で発生した滑落遭難。Aさんは、道を間違えて引き返そうと岩に腰掛けた途端、スリップして滑落。岩と雪渓の間に挟まり、身動きが取れなくなってしまいました。画像は、実際にAさんが発見されたときの状況です。(続く)#知って備えて安全登山 pic.twitter.com/rft4Opw57c— 長野県警察山岳遭難救助隊 (@NAGAN . . . 本文を読む
長野県警山岳遭難救助隊のツイッターを欠かさずチェックしているのですが、先日こんなのがありました。
【#道迷いのリスク回避】登山道には様々な情報が存在しています。案内表示のほか、岩等に「矢印」や「丸印」が表示されていたり、木の枝等にカラーテープが巻かれていることもあります。しかし、廃道や高圧線の点検路等も目印もあり、それらと混同しないためにも、地図をしっかり確認しましょう👊 pic.twitter . . . 本文を読む
日本一道迷いしやすい登山道、とありますが、記事を読んだ限りではいまいちよくわかりません。登山者が多い山域であれば迷い込む確率が低い地点であっても件数は増えるでしょうし、反対に迷う確率が高い地点であっても通行する登山者が少なければ問題になりにくくなります。また迷い込む人が少ないけれど、入り込んでしまったら即遭難みたいなケースもあるでしょうし、間違ってもあまり問題にならないこともあるでしょう。
それは . . . 本文を読む