低体温症への対処について調べていたところ、よくまとまっているサイトを見つけましたので紹介します。
道東の山々/低体温症
サイト管理人の方はドクターとのこと。勉強になりました。
今年(2006年)10月の白馬岳の事故では、宿泊客が裸になって遭難者を暖めることで意識を回復していますが、知人に聞いたところ日赤の救急法では体温32度以下の場合、「添い寝禁止・体表面加温禁止・手をこするなどのマッ . . . 本文を読む
12月23日の午後5時頃、新穂高ロープウェイから西穂山荘へ向かっていた登山者が肺水腫によって死亡したそうです。
参考URL(毎日新聞)
この報道では死因を心不全としていますが、実際は肺水腫のようです。
知人からの情報ですが、このパーティはmixiのコミュニティで知り合った人同士によって結成されたもので、いわゆるOFF会のようです。そこで該当するmixiのページを見たところ、詳しい経過が書か . . . 本文を読む
兵庫県の六甲山で10月7日に行方不明となり、3週間後に意識不明の状態ながら発見されて助かった人について、当初は焼肉のたれを舐めながら生き延びたと報道されていましたが、実際は違ったようです。
参考URL
遭難して2日後の10月9日には意識不明になり、その後20日間以上は食事はもちろんのこと、水も飲まなかったとのこと。発見された時点で体温が22度という、極端な低体温症です。そう言えば今年の春に栂池 . . . 本文を読む
私が初めて山小屋番として入山した1997年のことです。
雪に埋もれた槍沢ロッヂで慣れない仕事に奮闘していたある日、槍岳山荘からスタッフがひとり降りてきました。彼は山小屋に入るなり、「行方不明者のものらしいザックを発見した」と語り出しました。場所は槍沢上部とのことです。すぐに警察へ連絡したところ、県警山岳救助隊がヘリで現場に出動したようです。そして、ザックが発見された場所のすぐ近くから、年末年始に . . . 本文を読む
夏山のパトロール中、バテバテの登山者をサポートして登ることがあります。
我々が行う活動のひとつに「最終パト」と呼んでいるものがあるのですが、これは夕方登山コースの途中まで出かけていき、遅い時間に登ってくる登山者の様子を見るものです。大雪渓だと小雪渓や避難小屋付近、八方尾根だと丸山ケルンあたりで、夕方4~5時頃まで待機します。
この時間に登山道をパトロールしていると毎度のごとくバテバテの人に遭 . . . 本文を読む