水に溶ける袋

Mのさんのコメントを読んで、早速、大型釣具店の淡水売り場に行き、鯉釣り用のPVAを買ってきました。素材は、ポリビニールアルコール：PVA(Polyvinyl Alcohol)で、接着剤やつなぎに使われる水に溶ける合成樹脂です。使い方は、下の写真を拡大してよく見て下さい。



合成樹脂と聞くと、水に溶けて自然界に害毒を及ぼすのか、気になって調べました。日本医薬品添加物協会の資料によりますと、急性実験でのマウスの経口投与による致死量(LD50)は、1.5g/kg以上、ラットでは10g/kg以上、イヌでは20g/kg以上。遺伝毒性試験では、突然変異試験は、陰性、染色体異常も陰性、遺伝子突然変異も陰性であり、がん原性、生殖発生毒性の報告は、いままでのところ、有りません。しかし、ヒトにおける知見の文献は見当たりません（WHO：Polyvinyl Alcohol,CJECFA 52, 2004)。



薬の錠剤やカプセルのコーテイングに使用されております。しかし、栄養補助食品のコーテイングでは、使用認可の申請がなされているということですが、その後認可されたかは、不明です。カミさんがグロッキーになる熱いさ中、庭の花々は、元気です。



オブラートのような、薄いビニール袋です（写真上）。PVAの袋に水道水をいれてみますと、すぐにべとつき、糊状になって徐々に嵩が減って行きました。A川さんから、溶ける紙が手に入ったなら、問屋さんで買ってきます。紙と袋の両方を使って、ミミズを入れて実験してみます。肝心のところ、魚が食べるかどうか、が分かっていません。