
●「あしたの、喜多善男」第10話(10日目)「最終章!!絶望をのりこえろ 」
最終回が明日なのに、今さら10話の感想もないんですが(汗)
10話があまりに面白かったので、書きとめておきます。
色々と推理ドラマ的に考えていた「ネガティブ善男」、ネガティブ人格ですが、
善男(小日向文世)自身が作りあげたものでしたね。
1話で初めて登場しましたもんね。過去の暗示催眠でない事は明らかでした。
「ネガティブ」であっても、善男自身の感情には変わりなく、
善男の軌道修正を、必死にしてくれてたようにも思います。
「知らないよなぁ。ヤな事全部、オレだもんな。
耐えられない事全部、オレに押しつけてるんだ、おまえは。」
「みんな、おまえを利用したかったんだよ。」
「おまえに味わって欲しいんだ。最悪の絶望をもう一度。」
「見つめるんだよ、喜多さん。ネガティブと向いあうんだ!」
そしてネガティブ人格が善男と一体化していく。
「触るなっ!触らないでくれ!あぁそうだ、そうだよ。
知ってたよ。オレは全部知ってたさ。
みんな、みんなオレを騙す事しか考えてないじゃないか!
あぁわかってたよっ!
いくらでも保険に入ってさ、騙されるフリをしなかったらみずほが、
オレの事をウソでも愛してるなんて言ってくれたと思うか?
オレが生命保険に入らなかったら、あんなに優しくしてくれたのか?
何が死ぬなよだ!どうせ裏があんだろ!
みんな自分が得する事しか考えてないじゃないか!
みんな自分の事しか考えてないんだよ。
オレを騙して利用したいだけなんだ!
オレはそんな世界でずっと・・ずっと生きてきたんだ。
チキショーー!騙されなきゃ、誰もオレなんかに近寄ってきてくれなんいだ!
優しくなんてしてくれないんだ!こんな世界大嫌いだ!
こんなヤツ消えた方がいいんだ!
喜多善男なんて消えた方がいいんだ!そうだろ!」
もうこのセリフで涙ぼろぼろ。
多かれ少なかれ、誰しもこんな感情を抱いた事が
あるんじゃないでしょうか。
その度に自分を騙して誤魔化して、やり過ごす。
でも何か、自分で自分に、「戦力外通告」を出したくなる・・
そんな気持ち、ありませんか?
最終回、テレビ雑誌にも紹介されてたように、
喜多善男は死にません!このドラマを見てる人なら
誰もがそう思ってますよね?
じゃあ、何がそのきっかけとなるのか。
善男は、「人嫌い」だと思うんです。
でも「人嫌い」の根底は「人大好き」だと思う。
好きだからこそ、裏切られたくなく、嫌いになる。
だから善男を助けるのは「人」なんだろうと思う。
善男をどうしても必要とする、「人」の気持ち、
身を挺した行動ではないでしょうか。
すごく贅沢なドラマでした。
視聴率が低かったけど、いつか伝説のドラマと
してよみがえるといいなあ、
そのとき、リアルタイムで見ていたことを
自慢したいです。
ここに書かれている気持ちは、痛いほど分かります。
今は、大丈夫ですけどね。
偶然、昨夜の放送を観てました。
感動しました!
泣きそうになってしまいました…よかったです!
>すごく贅沢なドラマでした。
ふと気付くと、いい音楽がかかってるんですよね。
キャストも地味ではありましたが、多彩で、
演技派の方ばかりでした。
よくぞこの時代に、こんなドラマを制作してくれた、と思います。
なんかこのドラマに関しては、「視聴率なんか気にするな!
いいドラマだったよ!」って伝えてあげたいですね。
☆メグさん、こんにちは。
>ここに書かれている気持ちは、痛いほど分かります。
僕も途中から、自分のドラマだと思ってしまうほどでした。
でも共感して見てた人、他にもたくさんいるんでしょうね。
>泣きそうになってしまいました…よかったです!
もう宵町しのぶのあのセリフ、泣き顔に、やられましたね。
いい最終回だったと思います。僕は号泣でした(笑)