「ボブ吉」デビューへの道。

週刊朝日似顔絵塾特待生。LINEスタンプ『ロゼッティ』販売中。『ボブ吉』、カープ、市川美織さんの記事中心。

大倉孝二さんの似顔絵。「わたしたちの教科書」第6話

2007-05-20 19:52:51 | 有名人似顔絵【あ行】


●「わたしたちの教科書」第6話「恋をする気持ち」
真木よう子、転落事故の真相、変化していく登場人物の印象・・
という共通項目で、当初映画「ゆれる」をイメージして見ていました。
「ゆれる」は、吊り橋から、真木よう子演じる智恵子が転落するわけですが、
裁判になるまで、その転落の詳細は映像にはありません。
「わたしたちの教科書」も、転落自体は映像にありませんよね。
確か2度悲鳴があがったと思うんですが、1度目は窓から身体が
落ちそうになって悲鳴、2度目は実際に落ちてしまって悲鳴、
と理解してるんですが、どうでしょう。
ただその時の、落ち方、姿勢で、まったく印象が変わってくるはずで、
その様子が一切ドラマ内で語られてないのは、ちょっと卑怯な
感じがします。
今回6話でも、「藍沢明日香を殺したのは・・」というセリフが出てきます。
僕は、「藍沢明日香という存在を殺した」と、理解してるんですが、
変に思わせぶりで、安いなと感じてしまいました。
しかし一体「何ドラマ」なんでしょう?
広島の地方紙には、「新しいジャンル」のような紹介記事がありました。
まあ確かに、5話で意味深な話をしてた仁科朋美(谷村美月)が、
6話ではセリフも無し。画鋲の犯人だって、匂わせるけれど、
明確には示さない。1話1話で別物のドラマみたいです。
良く言えば新しい味わい、わるく言えば流れが切れてる。
いっそエンターテイメントに徹してくれてれば、
「アンフェア」的に盛り上がれるんですが、デリケートないじめ問題が
絡んでるだけに、真面目に感想書かなくちゃと思ったり(笑)

『人間の心の奥底に眠る暗い影。
それはほんの些細な、思いも寄らぬきっかけで、露(あらわ)になる。
そんな人の危うさを見つめる事で、人間そのものの在り方を問う。』
これはナビ番組での、締めのナレーションです。
転落事故は、人間の心の奥底を露にする、きっかけに過ぎないんでしょうか?
いや、転落そのものにも何か意味があると思いたいです。
その意味も、単に「自爆テロ」ではない事を願っています。
そういえば5話の、「サンキュー」しか英語を知らないアラブ人のお話も
自爆テロを連想させるものでしたよね。
どうしても伝えたい事があるのに、その方法が的外れで、それが滑稽で哀しい。
エンディングテーマの歌詞と合わせると、イヤな予感は強まります。

どうでもいい事なんですが、放送開始前の「ザ・テレビジョン」では
菅野美穂の役名は、「沢木珠子」となっていました。
実際には「積木珠子」となったわけですが、珠を積むっていうのが面白いなと。
何か「報われない事をしている」というイメージじゃないですか?
ついでに書くと、喜里丘中学というのは、「霧に包まれたような」という
意味が込められてるんでしょう。その源が「雨木」。
でも雨木の名前は「真澄」。やがて霧も晴れるんでしょうか。