俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

寒梅

2017-01-26 | 俳句・冬・植物


八重野梅


寒梅の凜として母逝き給ふ



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寒中に花を咲かせる梅のことをいう。




八重野梅



寒中にも拘わらず、かなりの白梅が咲き出していた。




冬至梅



冬至梅は冬至のころから咲き始めるのでこの名がある。




冬至梅



季語としても独立して仲冬にあるが、寒中にも咲いているの

で、寒梅として載せた。




麝香梅



今日の未明に母が亡くなった。

寒梅が凛として咲いていた。




野梅


寒梅といふ命あり日を享けて



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臘梅

2017-01-25 | 俳句・冬・植物


ソシンロウバイ


臘梅の香に誘はれて一凡夫



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ロウバイ科の落葉低木。

中国原産。

「唐梅」とも呼ばれる。







一~二月、葉が出る前に香り高い黄色い花を数個ずつつ

ける。







蝋細工のように半透明で光沢があるので蠟梅とも書くが、

臘月(陰暦十二月の異称)に咲くことから臘梅とも書く。







梅とは別種である。







臘梅がよい香を放っていた。

自分は、つい近寄って花の香を存分に嗅ぐ、ただの凡人に

すぎなかった。






臘梅に似合ふ青空とはなりぬ



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青木の実

2017-01-24 | 俳句・冬・植物




日に雲のかかり易かり青木の実



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ミズキ科の常緑低木。

楕円形の実は晩冬に真紅になり、冬枯れの世界を彩る。







午前中は寒晴れであったが、午後から雲が流れて時々日を

隠すようになった。

葉隠れには青木の実が真っ赤になっていた。






池の辺に木道ありぬ青木の実



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寒晴

2017-01-23 | 俳句・冬・天文




寒晴や廻つてみたき池にきて



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寒中の凜と冴えわたった晴天をいう。







抜けるような空の青さに身が引き締まるのを覚える。







久しぶりに廻ってみたくて池に来た。

寒晴に恵まれ、空は青かった。






戦国の城跡ありぬ寒日和



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寒の水

2017-01-22 | 俳句・冬・地理




古池へ弧を描き流れ寒の水



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寒の内の水をいう。

寒中の水は冷たく澄み渡り、研ぎ澄まされたかのような印

象がある。

昔から神秘的な効力があるとされ、特に寒の入り後九日目

の「寒九の水」が滋養に富むとされる。







清冽な寒の水が小流れとなって流れていた。

小流れは弧を描き、古池へと流れて行った。






寒の水飲みて背筋を正しけり



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