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「イカ・線刻石に秘められた謎」のご紹介を続けます。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
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(引用ここから)
「地陸移動説のことはごぞんじですね?」カブレラ博士は我々にたずねた。
「太古の昔大陸は一つにまとまっていた、地球が冷えるにつれて大陸は分裂し、次第にはなれていったという、20世紀初頭に提唱された説です。
1970年ユネスコの海洋学者のグループが、アフリカの西海岸と南米東海岸の地層が構造的に一致することを発見しました。
これによってアフリカと南米がかつて一つの大陸だったことが最終的に確認されました。
同時にこれは、リーキーが発見した280万年前の人類オルドヴィア人と、アメジーノが発見したパタゴニア人が実際には同じ大陸の同じ地方の住人だったのではないかということをも意味しています。
従来から考えられていたよりはるかに古い時代の原人の化石が、南米とアフリカ両方で出土したこともこれによって説明ができます。
動かしがたい科学的データがこれだけ揃っているのですから、さらに新しい発見があるだろうと思われます。
1970年のことです。
フィリップス・アカデミーの考古学部長リチャード・マクニーシュがアマゾン川の支流流域で画期的な発見を行いました。
さまざまな石器が、ナマケモノの祖先、馬、ラクダ、原始的なシカ、原始的なネコ科の動物などの化石と共に発見されたのです。
遺物は5つの異なる地層にわたって分布していました。
古生物学の定説によれば、ナマケモノの祖先、原始的なシカ、原始的なネコ科動物は100万年前に、原始的な馬と南米のラクダは1300万年前に、絶滅したとされています。
石器と動物の骨の年代は同じとされています。
彼が発見したものは、まぎれもなく絶滅動物と人類との同時存在の証拠だったのです。
古生物学者たちが年代決定の際に使用している基準は、とっくの昔に修正されてしかるべきものなのです。
先史時代の動物や人類の年代は、19世紀の終わりから20世紀の初めに決定されたものが、いまだに通用しています。
ところが1971年のことです。
コロンビアで体長10メートルのイグアナドンの骨格化石が人間の頭蓋骨といっしょに発見されました。
頭蓋骨は石化作用が進んでいて、ほとんど完全に石灰に変わっていました。
発掘にあたったのはコロンビアの教授です。
この発見は古生物学史上初の快挙と言えるでしょう。
人間と恐竜の化石が同じ場所から発見されたのは、これが初めてです。
これまでは恐竜その他の絶滅動物といっしょに発見されたのは人間の手になる道具類にすぎませんでした。
それが今回、とうとう明らかに人間のものである頭骸骨が恐竜の化石と一緒に発見されたのです。
ご存じのように恐竜は少なくとも6000万年前に絶滅したといわれています。
イグアナドンは1億4000万年前の白亜紀の初めに栄え、白亜紀末期の6500万年前に滅んだとされています。
マルティン教授は、合衆国の複数の大学あてにこの驚くべき発見を個人的に通知しました。
証拠品は大学に保管されています。
1974年にペルー国立大学の招きでリマを訪れたソ連の人類学者は、1973年にインドで中生代に属する地層から人骨が発見されたとのべました。
ソ連科学アカデミーにもその旨の報告がなされました。
この発見も、6500万年前に人類が存在していたことの新たな証拠といえます。
アフリカでも人類学の定説にそぐわないヒト科動物の骨と歯が発見され、これらの化石の年代は、放射性元素年代測定法で測定された結果、7500万年から6300万年前と判明しました。
これまでに知られているうちで最も古い人類の化石ということになります。
この化石は1974年タンザニアで発見されました。
この発見によって、7500万年から6300万年前、つまり中世代から新世代への移行期にすでに人類が存在していたことが証明されました。
原類人猿が誕生したのは2500万年前のことであると主張している人類学の定説に対して、この最新の年代測定法に裏付けられた新発見はおそらく人類の祖先であろう未知の人科動物が従来考えられていたよりずっと古くから存在していたことを証明しているのです。
こうした問題については、まだはっきりしたことは言えません。
ただイカの石を研究するうちにはっきりしてきたことが一つあります。
それはイカの石に文様を刻んだ人類は科学技術の分野で我々現代人よりもはるかに進歩していたということです。
こう考えると新たな疑問がわいてきます。
なぜ何千万年も昔に知能の高い人類が存在していて、現在よりも高度な科学技術が発達していたのだと。
だとしたらなぜ我々人類はまたゼロから始めなければならなかったのでしょう?
人類が現代の進歩の水準に達したのはついこの間のことではありませんか?
われわれの直接の祖先はたかだか280万年前にはまだ猿に近い存在だったはずではありませんか?
人類は従来考えられてきたよりずっと古くから地球上に存在しているのです。
ある程度の知能水準に達してからは、人類は他の生物が死滅しても、生き残るだけの知恵を身につけたのです。
しかしなんらかの原因によって人類が文明の発達した状態から原始状態へと逆戻りする状況が生じました。
原始状態に逆戻りした人類は、また一から始めなければなりませんでした。
このような状況がこれまでに少なくとも一度、おそらくは数度は起こったと思われます。
ですから地球上にはこれまでに数種類の人類が存在したことになります。
人類は進化と退行を繰り返してきたのです。
もっとも新しい人類が、我々ホモ・サピエンスなのです。
イカの石に文様を刻んだ「石刻人」は我々に似てはいますが、我々と全く同じ人類ではありません。
我々と彼らを結び付けているのは、我々と彼らに共通する「人としての条件」です。
我々も彼らも人類に属する動物なのです」。
(引用ここまで)
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カブレラ博士たちは、地球文明はいくたびも興り、そして滅びてきたという説を語っています。
わたしも、進化論一辺倒よりは、このような説の方が、納得がいくような気がします。
今の世の中を見まわしても、進歩したという感じはあまりありませんよね。。
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「長さ50キロメートルの矢印を眺めたのは誰か?・・ナスカの地上絵(1)」(3)まであり
「大洪水が起きる前、恐竜と人類は共に暮らしていた・・木内鶴彦氏の証言」
「アダマの「レムリアの真実(1)・・アトランティスとの闘い」(4)まであり
「産めよ、増えよ、地に満ちよ・・「ノアの大洪水」のパラドックス(1)」(3)まであり
「フランク・アルパーの語るアトランティス再浮上説(1)・・精妙な波動の王国」(6)まであり
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