ミトラス教のミトラは、東方においてはミロクとなった、という説について考え中です。。
ミロクという仏について調べています。
宮田登氏が編纂した「弥勒信仰」という本の中に、鈴木中正氏の「イラン的信仰と仏教の出会い」という示唆に富む論文がありました。
聞いたことがあるような、ないような。。
不思議な話が展開しています。
以下、抜粋して引用させていただきます。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
*****
(引用ここから)
弥勒下生の筋書き
仏教的世界における千年王国信仰の中核をなすのは弥勒下生信仰であるが、この未来仏はいかなる脈絡の中で出現したのだろうか。
まとまった記述として南宋の「仏祖統記」の所説を、「大正新脩大藏經」より略述する。
・・・・・
仏教思想によると宇宙世界の時間は、形成と持続と破壊と空の4段階からなるとされる。
それを一サイクルとして、所定の時間を経てこの宇宙世界はすでに一度消滅し、そして現在の世界のサイクルが始まった。
この現在世界の「形成」の段階の時、人間の祖先が現れ、はなはだ幸福で自由な生活を楽しんだが、「持続」の時代のある時、釈迦仏が出現した。
それから「正法」の時代が尽き、「像法」の時代となり、「末法」の時代を迎えた。
それより3100年をへて7年7月7日続く飢饉・災いがあり、人がみな十悪を行うようになり一切の食物が姿を消し、一大干ばつが起こって飲み水もなくなる。
やがて一人の人が福徳ある男女10000人を集め、これが人の「種」となり人類の生活は復活する。
「末法」に入ってより4100年、再び7年7月7日続く災いがおこり、人々は病死し葬る者もないが、病災は止んで、人々は蘇生する。
さらに「末法」の一万年が過ぎる時、「月光菩薩」が中国に出現して、法を説き、その後「末法」は終わる。
さらに時がたち、釈迦の教義は滅び尽きる。
さらにまして「金綸王」が出現するが、これより「滅客」がはじまり、その後ミロク仏が出現する。
・・・
(引用ここまで・続く)
*****
wikipedia「大正新脩大藏經」より
大正新脩大藏經(たいしょうしんしゅうだいぞうきょう、大正一切経刊行会)は、大正13年(1924年)から昭和9年(1934年)の10年間をかけて、高麗海印寺本を底本として日本にある漢訳経典をすべて調査校合した、民間人の手になる大蔵経である(通常は、国家事業である)。
プロデューサーは高楠順次郎・渡辺海旭・小野玄妙の3名で、当時の仏教関係の大学が協力して、校訂作業に当たった。
現行版は大蔵出版にあり、新たな学術研究の成果を踏まえた現代語訳の一部「新国訳大蔵経」も、1990年代から刊行中である。
『国訳一切経』は、大東出版社から<印度撰述部155巻>と<和漢撰述部100巻>が刊行されている。
wikipedia「仏祖統記」より
『仏祖統紀』(ぶっそ とうき)とは、中国・南宋の僧志磐が、咸淳5年(1269年)に撰した仏教史書である。全54卷。
天台宗を仏教の正統に据える立場から編纂されている。
引用する内外の典籍は200種に近い。
本書の欠点は、収録する名僧の間に往々にして僧名を記さず、山名、師号、寺名などによって代替し、徒らに後世の研究の困窮を増していることである。
その「志」中の「法運通塞志」(ほううん つうそくし、第34-48巻、全15巻)は、編年体の通史に相当する部分であり、『釈門正統』や、禅宗史書である『隆興仏教編年通論』などの先行書、元代の『仏祖歴代通載』、明代の『釈氏稽古略』などの後代の書と同様、仏教伝来以来の歴史を通観するのに便利な書物となっている。
但し、唐代以前の部分に関しては、引用の誤りなども散見されるため、利用する際には、原典に当たって記述を確認する必要がある。
また、その中には、仏教のみにとどまらず、道教・マニ教・ゾロアスター教などの記事も含まれるため、天台宗史・中国仏教史のみならず、中国の宗教史の研究の上で、貴重な資料を提供している。
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大洪水 15件
舟 15件
ミトラ 9件
ペルシア 15件
ゾロアスター 6件
仏教 15件
終末 11件
予言 15件
などあります。(重複しています)
ミロクという仏について調べています。
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聞いたことがあるような、ないような。。
不思議な話が展開しています。
以下、抜粋して引用させていただきます。
リンクは張っておりませんが、アマゾンなどでご購入になれます。
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(引用ここから)
弥勒下生の筋書き
仏教的世界における千年王国信仰の中核をなすのは弥勒下生信仰であるが、この未来仏はいかなる脈絡の中で出現したのだろうか。
まとまった記述として南宋の「仏祖統記」の所説を、「大正新脩大藏經」より略述する。
・・・・・
仏教思想によると宇宙世界の時間は、形成と持続と破壊と空の4段階からなるとされる。
それを一サイクルとして、所定の時間を経てこの宇宙世界はすでに一度消滅し、そして現在の世界のサイクルが始まった。
この現在世界の「形成」の段階の時、人間の祖先が現れ、はなはだ幸福で自由な生活を楽しんだが、「持続」の時代のある時、釈迦仏が出現した。
それから「正法」の時代が尽き、「像法」の時代となり、「末法」の時代を迎えた。
それより3100年をへて7年7月7日続く飢饉・災いがあり、人がみな十悪を行うようになり一切の食物が姿を消し、一大干ばつが起こって飲み水もなくなる。
やがて一人の人が福徳ある男女10000人を集め、これが人の「種」となり人類の生活は復活する。
「末法」に入ってより4100年、再び7年7月7日続く災いがおこり、人々は病死し葬る者もないが、病災は止んで、人々は蘇生する。
さらに「末法」の一万年が過ぎる時、「月光菩薩」が中国に出現して、法を説き、その後「末法」は終わる。
さらに時がたち、釈迦の教義は滅び尽きる。
さらにまして「金綸王」が出現するが、これより「滅客」がはじまり、その後ミロク仏が出現する。
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(引用ここまで・続く)
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wikipedia「大正新脩大藏經」より
大正新脩大藏經(たいしょうしんしゅうだいぞうきょう、大正一切経刊行会)は、大正13年(1924年)から昭和9年(1934年)の10年間をかけて、高麗海印寺本を底本として日本にある漢訳経典をすべて調査校合した、民間人の手になる大蔵経である(通常は、国家事業である)。
プロデューサーは高楠順次郎・渡辺海旭・小野玄妙の3名で、当時の仏教関係の大学が協力して、校訂作業に当たった。
現行版は大蔵出版にあり、新たな学術研究の成果を踏まえた現代語訳の一部「新国訳大蔵経」も、1990年代から刊行中である。
『国訳一切経』は、大東出版社から<印度撰述部155巻>と<和漢撰述部100巻>が刊行されている。
wikipedia「仏祖統記」より
『仏祖統紀』(ぶっそ とうき)とは、中国・南宋の僧志磐が、咸淳5年(1269年)に撰した仏教史書である。全54卷。
天台宗を仏教の正統に据える立場から編纂されている。
引用する内外の典籍は200種に近い。
本書の欠点は、収録する名僧の間に往々にして僧名を記さず、山名、師号、寺名などによって代替し、徒らに後世の研究の困窮を増していることである。
その「志」中の「法運通塞志」(ほううん つうそくし、第34-48巻、全15巻)は、編年体の通史に相当する部分であり、『釈門正統』や、禅宗史書である『隆興仏教編年通論』などの先行書、元代の『仏祖歴代通載』、明代の『釈氏稽古略』などの後代の書と同様、仏教伝来以来の歴史を通観するのに便利な書物となっている。
但し、唐代以前の部分に関しては、引用の誤りなども散見されるため、利用する際には、原典に当たって記述を確認する必要がある。
また、その中には、仏教のみにとどまらず、道教・マニ教・ゾロアスター教などの記事も含まれるため、天台宗史・中国仏教史のみならず、中国の宗教史の研究の上で、貴重な資料を提供している。
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