始まりに向かって

ホピ・インディアンの思想を中心に、宗教・心理・超心理・民俗・精神世界あれこれ探索しています。ご訪問ありがとうございます。

人類は台湾経由で南太平洋へ ピロリ菌と言語で判明・・Asahi.comより

2009-01-29 | その他先史文明
新聞を読んでいて、みつけました。Asahi.comから転載します。
http://www.asahi.com/science/update/0127/TKY200901270074.html

     *****


人類は台湾経由で南太平洋へ ピロリ菌と言語で判明
2009年1月27日12時50分

  
 【ワシントン=勝田敏彦】人類は約5千年前、ユーラシア大陸から台湾を経て南太平洋の島々に移り住んだらしいことが、人の胃に寄生し、胃がんなどの原因と考えられているピロリ菌の遺伝子の解析と、南太平洋の400の言語の解析という異なる方法で判明した。

両方の論文が米科学誌サイエンス最新号に同時掲載された。
 ピロリ菌分析グループの山岡吉生・米ベイラー大准教授は「全く別の手法でほぼ同じ結果が出たのは驚きだ」と話している。

 ピロリ菌の遺伝子の解析をしたのは独マックスプランク研究所などの国際グループ。台湾やオーストラリア、ポリネシアなどの原住民の胃の粘膜や胃液からピロリ菌を分離、培養して七つの遺伝子の変異を調べた。

 地域的に離れている生物集団では長い間に遺伝的な違いが出てくる。その生物の遺伝子の変異の程度や分布から、集団がいつごろどこで分かれたかを推定できる。

ピロリ菌遺伝子は人間の遺伝子より変異が速い。人間の遺伝子の解析ではほとんど差が出ない比較的最近の集団の違いも、胃に寄生したピロリ菌の変異で追うことができる。

 その結果、約5千年前、台湾から大海原に出てフィリピンを経てニュージーランドやポリネシアなどに渡った人たちがいたことがわかった。

また、約3万7千~約3万1千年前にも、氷河期の海面低下で陸続きになった島づたいにニューギニア、オーストラリアなどへと渡った先行グループがあったこともわかった。

 一方、ニュージーランド・オークランド大のグループは、南太平洋の言語の特徴の解析から、やはり約5千年前、台湾ルートによる移住があったことを明らかにした。

 人類の祖先はアフリカで誕生し、6万年前にアフリカを出て世界中に広がったとされる。


      *****


wiki古人類学
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A4%E4%BA%BA%E9%A1%9E%E5%AD%A6

wiki台湾原住民
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E5%8E%9F%E4%BD%8F%E6%B0%91


「台湾原住民族の言語」
オーストロネシア語族(マラヨ・ポリネシア語族)のインドネシア語派に属する諸言語を話している。
このことから、台湾原住民族はもともとインドネシア・フィリピン方面から渡ってきた民族であろうとする説もあるが、台湾原住民諸語がオーストロネシア語族の祖形を保持しており、考古学的にも新石器文化は台湾からフィリピン、インドネシア方面へ拡大しているため、オーストロネシア語族は台湾から南下し、太平洋各地に拡散したとする説が有力である。
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南米クスコの地下トンネルはどこに続いているのだろうか?

2009-01-25 | その他先史文明
前回の続きです。

エハン・デラヴィの「太陽の暗号」という本に紹介してあるフランス・バスク地方の古い十字架の塔について考えます。

前回までをまとめると、以下のようになります。

錬金術師フルカネリは、「アンダイの周期十字架」のコードと、大カタストロフとが関係していると考えました。
またそのカタストロフは二つ重なって起きると解釈しました。
北半球は火によって浄化される、とも解釈しました。
そして「われわれは、この二つが重なり天変地異が起こる時でさえ、死が人間に達しない場所があることを知る」という意味を見出しました。

フルカネリの解釈をさらに研究したウェイドナーは、十字架に刻まれた文字から“死が人間に達しない場所”とはどこかを探り、「命はただ一つのところに逃れる。最後の審判、クスコの洞窟」という文字を読み説きました。

西洋のヘルメス学で、南米ペルーのクスコという地名が登場するのはなぜなのだろうかと不思議な気がしますが、エハン・デラヴィ氏は、

「たしかにわたしも、ペルーを訪れた際、クスコの周辺にとても古い巨大な洞窟システムが地下深く眠っていることに気付いた。
ここが最後の審判の時に、世界で唯一被害に遭わないと予言された場所なのだろうか。」
と感想を述べています。

ペルーのクスコといえば、かつてのインカ帝国の都であり、地下トンネルが張り巡らされている所だと聞いたことがありますが、それらの地下トンネルは今だにどこからどこにつながっているのか、またいつ、誰が何の目的で作ったのかも、はっきりとは分かっていないそうです。

HP「世界の不思議な遺跡たち」
http://phil.flet.keio.ac.jp/person/sakamoto/mirror/travel10.html
wikiインカ帝国
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%AB%E5%B8%9D%E5%9B%BD

インカの伝説を見ると、地下トンネルにまつわる話がすぐにみつかりました。

「インカの太陽神“インティ”の伝説によると、太陽神は息子カパックとその兄弟たちをパカリタンボ (Pacaritambo) という洞窟からこの世に遣わした。

太陽神“インティ”は彼らに金の杖を与え、その杖が地面に沈む地に太陽の神殿を作るように指示した。

息子達はママ・オクリョたちとともに地下の道を通ってクスコに行き、父“インティ”を讃える神殿を建設した。
クスコへの旅の途中、何人かの兄弟は石になり、偶像になった。」

という伝説があります。

太陽神“インティ”の息子は洞窟からやってきて、地下道を通ってクスコの都に出たのです。

今もなお縦横に広がっているというクスコの地下トンネルは、彼らのやってきた道なのかもしれないとも思います。


地球には地底の世界があって、隠された智慧を護る秘密の賢人たちや超人的な種族が、秘密の地下都市あるいは空洞地球の内面に住んでいるという説が根強くあります。

それらの説によれば、南極、北極、チベット、ペルー、シャスタ山(カリフォルニア州)などはすべて、これらの地下の領域への入口となっており、互いに行き来できるのだとされています。

レイモンド・バーナードの「地球空洞説」には、インカの町は次のように描写されています。


        *****


地球の地殻は、大陸から大陸へと大洋の下をくぐりぬけて網の目のように張り巡らされたトンネルで、さながらハチの巣のようになっており、それが地球内部の大空洞に存在する地底都市群に通じていると言われている。

これらのトンネルは特に南米に多く、中でもブラジルに集まっている。

こうしたトンネルの中で最も有名なものはインカの道路で、ペルーのリマからクスコの地下を通り、チアワナコ湖からスリーピークスを過ぎて
アタカマ砂漠まで全長1000キロあまりに及ぶ。

チリのアリカからはもう一本枝道が通っていて、これはブラヴァツキー夫人(神智学協会創始者)も踏査している。

インカ人はスペインの征服者たちや宗教弾圧から逃れるためにこれらのトンネルを用いたと言われる。

彼らは敵の全軍が自分たちの国に入ってくると、スペイン人征服者たちが初めて現れた時にそうしたように、リャーマの背に金銀財宝を積んで逃げたというのである。

このときインカの民は忽然といずこかに姿を消してしまい、あとにはケチュア族のインディオだけが残っていた。

この不可解な現象も、これらのトンネルに入って行ったと考えれば謎が解ける。

このようなトンネルを作ったのは、インカ族がペルーに現れるはるか昔、チアワナコ文化を建設した民族(プレ・インカ)であったという。

スペイン人から逃れてこれらのトンネルに入っていったインカ人は、以来二度と姿を現さず、この地球の表面から消え失せた。


      *****


フルカネリたちが読み説いた十字架の文字
「二つが重なり天変地異が起こる時でさえ、死が人間に達しない場所がある」
「命はただ一つのところに逃れる。最後の審判、クスコの洞窟」
という文字の指す場所は、この地底世界へと続く洞窟と地下道のことを示しているのかもしれません。

この世界の地底に広がる地下道があるという伝説は、西洋人の神秘主義者、神智学協会創始者ブラヴァツキー夫人たちをも魅了した、この世界をめぐる大きな謎の一つであるのだと思われます。


Wikiインティ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3
wiki地球空洞説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E7%A9%BA%E6%B4%9E%E8%AA%AC

wikiプレ・インカ文明

インカ帝国も含めて鉄器文明に到達せず、新石器時代[1]のまま過ごしたが、その一方で土器は独特の進歩を見せ、各々のプレ・インカ文化ごとに特徴ある土器が発見されている。

しかし後世の人間が副葬品として死者とともに埋められた土器を発掘、ワコと呼び習わし神聖視して祀る風習を持ったため、墓泥棒(職業的な盗掘人を「ワッケーロ」という)などにより遺跡が荒らされ、これら土器の多くもワコとして家庭に祭られたり土産物などとして販売されていたものが発見・保護され博物館に収蔵されることも珍しくなく、現在世界各地の博物館に展示されているナスカ文化の土器のほとんどがもとをただせば盗掘品といわれているなど、出土地域が不明な遺物が多い。

ナスカの地上絵で知られるナスカ文化もこのプレ・インカの一つではあるが、その多くが独自の高度な文化を築きながら遺跡だけ残して消滅していることにもちなみ、考古学者から好事家や神秘主義者またはオーパーツ信奉者の注目を集め、考古学的な調査から様々な憶説・空想・サブカルチャー的情報までもが乱れ飛んでおり、加えてラテンアメリカというイメージから、人種的にも連続しない中米の古代文化と混同する者までいる。

ただプレ・インカの文化・文明はヨーロッパ地域の文化・文明と完全に断絶して発展を遂げてきたこともあり、その独自性は中米の古代文化と並んで、21世紀初頭にあってなお考古学分野の重要で解明されきっていないテーマの一つである。


写真は太陽神“インティ”
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フォトンベルトとスーパーウェイブ説・・・十字架の予言の一解釈

2009-01-22 | アセンション
前回の続きです。

エハン・デラヴィさんの本「太陽の暗号」によれば、フランス・バスク地方のアンダイという小さな村には、奇妙な文字と文様が刻まれた十字架の塔が建っていて、その文字と文様は今世紀の錬金術師フリカネリによって錬金術的に解釈されたということが書かれていました。

そしてそのフルカネリの錬金術的な解釈によれば、「塔」に刻まれた文字と文様は、世界の終わりの時について記されているということが解読されたということです。

フルカネリはその文字と文様から、「近い将来地球は二度にわたって大きなカタストロフに見舞われる」という謎めいた予言を導き出したのでした。

「太陽の暗号」の続きの部分を要約して転載します。


   *****


こういった古代の予言と実際の天変地異の関係について、現代天文物理学と古代文明の神話を結び付けて研究している人々がいる。

アメリカの宇宙物理学者ポール・ラヴィオレッチは国連やユネスコの研究も委託される科学者であるが、地球規模の大災害が起きたとする人類の神話から、同じような現象が近い未来あるいは次世代に再発する可能性、またその時期について研究した。

ポール・ラヴィオレッチは、神話や伝説は単なる文化的な面白さを伝える架空の物語ではないと考え、われわれの現在の知識と理解を超える先史時代にさかのぼった遠い過去の神話に、現代の物理化学の裏付けを求めようとした。

彼は「銀河スーパーウェイブ(強力な宇宙線)」という説を提唱した。


「銀河スーパーウェイブ(強力な宇宙線)」説とは、銀河の中心ではある周期をもって巨大な爆発が起き、その時放出される強烈な宇宙線が銀河の中心から外側に向かって拡散する、という説である。


彼は天文学上の観察により、実際にわれわれの銀河の中心で、超新星爆発のエネルギーより500~1000万倍も強い周期的な爆発が起きていることを見出した。


彼はまた、プラトンの古代アトランティス説やタロット、易、スフィンクス、十二宮、黙示録などを研究することで、かつて氷河期には強力な宇宙線が太陽系を通り抜け、何千年もの間にわたって大量のコズミックダストが地球に降り注いだのではないかと考えた。

南極や北極にある氷河期の氷を調査して、現在よりはるかに濃度の高いコスミックダスト(宇宙塵)が含まれていることを見出したかれは、古代の神話や黄道帯の星座の位置から導きだした計算により、数千年前にも銀河の中心において大規模な爆発があったと考えた。

太陽系に到達したスーパーウェーブ(強力な宇宙線)がコスミックダスト雲を太陽系に押し出すようになるとコスミックダストが太陽の表面に停留するようになり、太陽の表面上の温度が上昇する。

太陽のコロナは強力にチャージされて非常に熱くなり、その結果太陽フレアが地球の天候に影響を及ぼし、地球の温度は上昇する。
氷河期であれば、太陽フレアの活発な活動の結果として地球の氷は急速に溶けていく。

第一段階は「熱」と「洪水」によるもので、第二段階は「凍結」である。

これが少し小さい規模で起きたのが15000年ほど前のことである。
何百万もの動物が胃袋にまだ食物が入っている状態で突然死滅し、その後に地球は氷河期を迎えた。

彼はこれが過去に起こった“火と氷の二度にわたっておとづれた大カタストロフ”であり、今もまた、たとえばこのアンダイの十字架の塔の文様により新たに予言されているような天変地異の実体ではないかと考えた。

(6章「銀河の大爆発と人類の終焉」より要約)

  
     *****


科学が神話を論拠とし、神話が科学を論拠とし、どちらも成り立っているのか、どちらも成り立たないのか、判断が難しいところかもしれませんが、著者エハン氏の言いたいことは、大体分かるように思います。

スーパーウェイブ理論はこのように科学者ラヴィオレッチによって提唱されたのですが、一般には1990年代に、“銀河の中心から巨大な光のベルトが地球に到来する”という「フォトンベルト」という本人のものではない理論にすり変えられてニューエイジ界に広まってしまったということです。

フォトンベルト説は“チャネリングによるメッセージ”として伝えられたとされ、神話と科学とニューエイジの混淆の典型と言えるかもしれません。

しかしいずれにせよ、“宇宙の中心から発せられる光のエネルギーが地球の“みそぎ”をする”、という発想は、古くて新しい、人類を引きつけてやまないテーマなのだと思います。

なおこの「スーパーウェイブ」説は著者エハン・デラヴィ氏の天変地異説ではなく、一例として掲載されているのだと思っています。

wiki「フォトンベルト」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
wiki「宇宙線」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E7%B7%9A wiki「コスミックダスト」
宇宙塵(うちゅうじん、cosmic dust)は、星間物質の一種で、宇宙空間に分布する固体の微粒子のことである。「星間塵」ともいう。化学的組成は、珪素(珪酸塩)や炭素(グラファイト)が多く、他に鉄やマグネシウムなどの重元素も存在する。主に水素から成る星間ガスとともに、主要な星間物質である。暗黒物質(ダークマター)の候補の一つとしても考えられている。
その密度は極めて低く、実体としては、1立方mの空間に塵の一粒があるかどうかという、地上の実験室ではとても到達しきれないほどの超高度真空状態である。しかし、宇宙はあまりにも広大なため、これほどの希薄な密度でさえ、何光年、何十光年とわたれば十分な質量を持った天体となる。それが恒星間空間に広がる暗黒星雲、あるいは散光星雲である。
恒星間空間で見られる星間物質以外にも、太陽系内の惑星間空間において、恒星を周回する彗星の尾から吐き出された物質(地球の大気圏に突入すれば流星となる)や、黄道光として見える塵を指すこともある。
宇宙塵の粒子の大きさは、0.01μmから10μm程度であり、塵自体は地上からは全く見えないが、電磁波を吸収もしくは散乱、反射するので、極めて大規模な集合は様々な星雲として視認される。これらの星雲は、他の星の光を遮ったり、赤外線などを吸収散乱するので天体観測の対象となっている。電波望遠鏡などで観測されているほかにも、探査機によって宇宙塵を採取する試みもある。2006年1月15日にはアメリカのNASAがスターダスト探査機を使ってヴィルト第2彗星の宇宙塵を地球に持ち帰ることに世界で初めて成功した。また、ロケットや気球などを飛ばして高層大気中から実際に宇宙塵を採取し、分析する試みも始まっている。
宇宙塵は地表に毎年100トン程度降り注いでいると考えられており、古いビルの屋上などには、地上から舞い上がった塵と混じり合ってたくさんつもっている。宇宙塵は組成や形態によって細かく分類されている。深海底や南極の氷の中からも見つかっており、研究が続けられている
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大地はまだ揺れている・・阪神大震災にホピ長老が語ったこと

2009-01-18 | ホピ族

阪神大震災から14年、何日も燃え続けた劫火の色は今も心に焼き付いています。
阪神大震災のおきた翌日、ドキュメンタリー映画「ホピの予言」の監督、宮田雪氏が、ホピ族のマーティン長老に話を聞きました。
鎮魂の思いを込めて奥様辰巳玲子さんのメールを転載させていただきます。


          *****

1995年1月17日
震災が起きたちょうど同じ日に、
ホピのホテヴィラ村では、
長老たちの反対を無視して、
ホピ部族政府が電気を導入する工事を強行しました。

村に電柱が立ち始めた日に、世界に何かが起こる、
と胸騒ぎをマーティン・ゲスリスウマ氏は強く感じていたといいます。

ホピ伝統派は、ホピに電気や水道が導入されれば、
村の伝統的な自治をアメリカ政府に譲り渡すことになるばかりか、
大地の霊的な根はいっぺんに断ち切られ、
地球のバランスを狂わせる大きな原因となる、
そう、警告していたのです。

その日にホピに滞在していた宮田雪(『ホピの予言』監督)が、
マーティン氏にインタビューしたメッセージを
みなさんにお届けします。

ランド・アンド・ライフのニュースレター~ホピからのメッセージ~No.14にその記事を掲載し、発行を終えた直後3月3日に、
宮田雪はカリフォルニア・バークレー市で脳内出血のため倒れ、
その号をもって発行は終わり、活動も中断せざるを得ませんでした。

添付ファイルにて
みなさんにお届けします。

よければ転載・掲載してください。

          れいこ拝

    ・・・・・・・



  ~ 神戸の地震について、日本の人たちへ伝えたいこと ~

1995年1月18日  ホピ・ホテヴィラ村マーティン・ゲスリスウマ氏  

 
日本で地震が起こり、沢山の人たちが死んだ。これは、わしらに伝えられてきた預言を思い起こさせる。
わしらの預言は、時から時へ、過去から未来へと起こる多くの出来事を教えている。

 わしらの祖先はこう伝えてきた。
「いつの日にか、何かのバランスが崩れると、悪いことばかりが次々と起こり、大地と人々のいのちが破壊される」と。わしらは長老たちからそう教わった。

 長老たちは同じことが大昔(前の世界)に起こったことがあるので、再び繰り返されると知っていたのだ。だからこそ、わしらホピは大地と生命のために、その預言を世界中の人たちに伝え歩かねばならなかった。
 
今、世界中の人々がバランスを失っている。
 昔の生き方に戻らなければならない、と長老たちは言っていた。
だが、そうすることがとても難しいことは、わしは知っている。
 だが、バランスが大きく崩れると、地震、竜巻、病気の蔓延、飢餓、火山の爆発など様々な災厄がやってくる。

 わしらは、自分たちの身も心も守らなければならない。
新しく近代的なテクノロジーは確かに強い。
だが、その力でいつもコントロールできるとは限らない。もしも事態が悪化すれば、何の役にも立たなくなるだろう。
 飢餓が来れば、大地から食べ物を得るのは難しくなるだろう。すべてが汚染されているからだ。そのために、わしらは大変な目に遭う。

だから、何よりもバランスを取り戻さなければならん。
 わしらはいま、まるで自分で自分を滅ぼそうとしているようなものだ。
もしも、わしらがバランスを少しでも取り戻さなければ、すべてのことがますます悪化していくだろう。
人も動物も大地やすべてのものが滅んでいくだろう。
 そして、戦争がやってくる。

 わしらホピは浄化されなければならないことを知っている。わしらのことで言えば、誰かがホピの現在のシステムの誤りを調査し、浄化するであろうことを知っている。
しかし、今やすべての人々のバランスが崩れているので、未来にはとても困難なことが待ち受けてvいる。

 これはひとえに、バランスを失っているあなた自身にかかっているのだ。バランスを保つ生活に戻るのが困難なことは知っている。
 何か、もっと酷い死者が出る。何事かが近づいている。動物も人を襲うようになる。すべてはバランスが狂っているからだ。

わしら自身を浄化し、バランスを取り戻さなければ
戦争や破壊を止めることは出来ない。 
自分たちの信じていることをもっと積極的に進めなければならない。

 わしらの言うことを信じるのは難しいかもしれん。だが、重ねて言おう。あなた自身にかかっているのだ。

 わしには、あなたたちの心を変えたりする力はない。わし自身で、あなた自身で何かをするのだ。自分の信じる霊的な道や気持ちに対して、あなた自身が変わらなければならない。

 わしらは皆、ひとつの地球の上にいる。神戸の地震は終わっていない。大地はまだ揺れている。

 だからこそ、わしらは大地や人々や動物や木々や草を救わなければならない。
それを救うのは、あなた次第なのだ。植物は病気の治療のための薬として、わしらが使ってきた役立つものだ。

 この地上のすべてのものが救われ、生き残ることはわしらの願うところだが、すべての人が生き残るというわけにはいかないだろう。地震や、あるいは竜巻、洪水、地球上に蔓延する病が人工を減らしていくだろう。

 わしらは今、まぎれもなく危機に直面している。
 自分のことと、人々のことを考えるのだ。そして、生き残るためには、ともかく将来に向かって進むしかない。
あなたが信じようと信じまいと、わしらに伝えられた預言のすべてが現実のものとなっている。すべてが、わしらが長老たちが伝えてきた通りだ。

 どうか、自分自身と他の人々のために、よく考えてほしい。
 ありがとう。このことを話せてうれしく思う。
           ランド・アンド・ライフ~ホピからのメッセージ~No.14より

<メッセージ後の談話から>
もうあんまりのんびりしていては駄目だ。残された時はほんの数年しかない。10年もないのだ。浄化の日は、もうすぐそこまで来ている。
地震は終わったわけではない。大地はまだ動いている。明日か、来月か、来年か、ともかく、もっともっと大変になるだろう。
だからこそ、わしらの教えが広まらなければならない。どうか、このことを広めてほしい。それを聞いたなら、自分の力以上の目に見えない助けが必要になるはずだ。
霊的な道を信じなさい。祈りを捧げなさい。そうすれば、スピリットが夜に夢の中やその他の方法で教えてくれる。
時には、動物が話しかけてくる時もある。わしにはそういう経験がある。小鳥と話したことがあるんだ。その小鳥は、わしの言うことを聞き届けた。そう、わしは信じている。
浄化の日は、世界中のあらゆるところで、すでに始まっている。次の段階が来月か、来年? 物事が起きてくる時には、最後にならないとそれに気づかないことがある。
気をつけて、自分を大事にしなさい。  ( 聞き手:宮田雪  翻訳:斉藤麗 )


「Land and Life 」HP
http://www.h6.dion.ne.jp/~hopiland/news.htm
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「バスク十字」と「カギ十字(卍)」・・ヨーロッパ先住民族の十字マーク

2009-01-15 | その他先住民族
前回の続きです。

エハン・デラヴィ著「太陽の暗号」によると、フルカネリの分析について別の研究者ジェイ・ウェイドナーが検証を続けました。


*****


ジェイ・ウェイドナーはフルカネリの残した暗号を、何年間もかけて解明した。

その一つの手がかりは、ペルーに関する研究である。

16世紀の初めにペルーのインカ帝国を征服したスペイン人のフランシスコ・ピアロと共にペルーに辿り着いたフェリッペ・グアマン・ポマ・デ・アヤラによって書かれた記録書には「インカのシンボル」というタイトルで、太陽、月、星、そして洞窟のスケッチが描かれていた。

おまけに洞窟のイメージにはAという文字が浮き彫りになっていた。
すべて「アンダイの十字架」の台座の四つのシンボルと同じものである。

さらに「アンダイの十字架」とペルーの共通点を探ってみると、驚くべき事実が浮かび上がってきた。

アンダイの十字架のあるフランス・バスク地方の民族は、他のヨーロッパの白色人種とは全く人種が異なっていたのである。

背は小柄で、どちらかというと浅黒い肌の色をしているバスク民族をDNA鑑定したところ、彼らともっとも近いDNAをもつ人種はペルーのケチュワ族であることが判明した。

つまり、彼らはペルーからバスク地方に移り住んだと考えられる。
ウェイドナーは追及の手を緩めなかった。

アンダイの十字架に彫られていた「生命はただ一つの場所に逃れる」というフルカネリが解釈した場所がどこであるかを突き止めたのだ。

ウェイドナーによると、そのラテン語には「クスコの洞窟」という意味が込められているという。

さらにラテン語の上には二つのXが彫られている。
これはもちろん、数字の20を意味する。
そう、タロットカードのナンバー20、つまり最後の審判をあらわしていたのだ。

たしかにわたしも、ペルーを訪れた際、クスコの周辺にとても古い巨大な洞窟システムが地下深く眠っていることに気付いた。

ここが最後の審判の時に、世界で唯一被害に遭わないと予言された場所なのだろうか。


*****


ウェイドナーによると、バスク地方の民はヨーロッパ起源ではないということになります。

一般的には、ヨーロッパ起源ではないというよりは、ヨーロッパが成立する以前からの先住民族だと考えられているようです。

バスク地方に住む人々は旧来からヨーロッパの最も古い民であり、ヨーロッパの中の異質な民であるとされ、独立運動もはげしく行われてきました。

Wiki「バスク語」と「バスク人」には次のようにあります。


*****


言語学上の位置付け

居住地の周りをロマンス語の言語に囲まれているにもかかわらず、バスク語は世界のどの言語とも異なる極めて独特な言語である。
語源が注目される単語として「ナイフ」「天井」等がある。

イベリア半島では正体不明の非印欧語族の痕跡も見つかっている事から、そのため、インド・ヨーロッパ語族言語を話す民族がヨーロッパに入ってくる以前から話されていた、氷河時代の先住民族の言語ではとも考えられている。

日本語との親族関係も指摘された事があるが支持されてはいない。

後述の能格の存在から、カルトヴェリ語族に分類されることもあったが、現在は比較言語学上、孤立した言語に分類される。



バスク人

バスク人は、系統不明の民族で、イベリア半島のバスク地方に分布する。

文脈により以下の定義を有す。
• バスク民族に帰属すると考えている人。
• バスク語を母語とする人。

古代の時点でローマから自治を許され、中世から近世にはバスク人の王(アリスタ)の末裔達がイベリアの並み居る王家を継承するなど権勢を誇った。

現在最も有力な仮説とされているのは、イベリア半島における現生人類の第一居住民とされるイベリア人(イベリア語)集団がローマ化されないままに現在のバスク地方に残り、彼らの話していた言語が語彙的に周辺のオック語やカスティーリャ語などの影響を受けたのではないかという説である。

バスク人は85%がRh-型の血液である。

このことから、バスク人はヨーロッパで最も古い種族ではないかと推測されている。

頭蓋骨の人種的特徴や、孤立した言語、また地域的なことからクロマニョン人の唯一の末裔とする説を唱えた研究者もいたが、現在はやや懐疑的である。
バスク人とヨーロッパ系民族は混血しており、クロマニョン人の血はバスク人以外にも流れていると考えられていることも理由である。



*****


バスク地方には、ピカソの絵で有名なゲルニカという町があります。

この町は、第二次大戦前、スペインの右派フランコ政権とそれに加担するドイツのナチス、イタリアにより攻撃を受け、甚大な被害を受けました。

この攻撃は、一都市の無差別爆撃という新しい戦法を用いたものでした。

当時台頭してきたナチスがゲルニカを攻撃目標に定めたのは、バスク民族という“非アーリア人”が格好の標的になったためではないでしょうか?

ちなみに、バスクのシンボルはバスク十字(ラウブル)というカギ十字(卍)で、これはガトーバスクという名物菓子に描かれたり、スカートやリネンに刺しゅうされたりしておみやげにもたくさんあるようです。

カギ十字は氷河期からの血統をもつバスク民族の古来からの伝統的文様であり、今でも生活の中に溶け込んでいる文様なのですから、ナチスのカギ十字などひよっこのようなものでしょう。

それなのに、非アーリア民族としてナチスの攻撃を受けなければならないとは、歴史とは皮肉なものだと思います。

このバスク地方に関して、ヒットラーはとても関心をよせていたようで、エハン・デラヴィ氏の「太陽の暗号」には、彼が「アンダイの十字架」を見にきたことが書かれています。


*****


アンダイの塔は、正方形の台座の上に立つモニュメントの、さらに一番上に十字架が載っている。
ヨーロッパに行けばどこにでもありそうな、めずらしくもなんともない塔である。

しかし、アドルフ・ヒットラーが権力の頂点を極めていた時、彼はわざわざアンダイの塔があるスペインとフランスの国境の接したバスク地方にまで足を運び、その塔に彫られているシンボルを見にきたと言われているほど、非常に重要な意味が隠されている塔だという。

ヒットラーがオカルトや秘密結社に強い関心を示していたことは、多くの人が知るところだが、彼はその塔を自分自身の目で確かめるために
小さなその村に出向いていったのである。


*****

バスク十字は、十字という文様の大変古い形を示しているのではないかと考えます。

キリスト教の現れる前から十字の文様はあり、ナチスの現れる前からヨーロッパにカギ十字(卍)の文様があったということは、人間の精神史を考える上でも、興味深く思われます。

十字架はキリスト教のものであり、カギ十字(卍)はナチスでいまわしいもの、という常識から自由になることも意味あることかもしれません。



写真はwiki「バスク人」より“バスク国のシンボル・ラウブル”
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エハン・デラヴィの十字架の研究

2009-01-11 | アセンション


お正月はエハン・デラヴィの本を少し読んでみました。
「太陽の暗号」という本なのですが、その中で「アンダイの十字架」というものを調べているところに特に興味を持ちました。

アンダイとは、フランスとスペインの国境が接するバスク地方の町の名前で、その町には17世紀ごろ建てられたギリシア風十字架の塔があるということです。

その台座は四方形で各面に月と太陽と星と四分割した円の大きな絵が彫りつけてあります。

十字架の下にはラテン語で文字が彫りつけてあります。
ヨーロッパのどこにでもあるような十字架の塔のようでいて、少し変わった“いわく”も感じられます。



20世紀になってフルカネリというヘルメス学の錬金術師が、ヨーロッパの多くのゴシック聖堂の象徴的な図像の錬金術的解釈をおこない、キリスト教にかくされた別の秘教的な意味合いを調べたそうです。
「大聖堂の秘密」という本を残し、日本語訳も出ています。

そのフルカネリがこの「アンダイの塔」に刻まれているメッセージを解読したものが、エハン・デラヴィさんによって紹介されていました。
「太陽の暗号」から転載します。



     
     *****


フルカネリは「アンダイの周期十字架」について、次のように述べている。

「アンダイの十字架はその台座の装飾によって、かつて見たことがない原始至福千年説の象徴表現となっている。」

原始至福千年説とはグノーシス教の中心的な発想で、世紀末についての知識のことである。

「アンダイの周期十字架は、一番下の台座の部分、柱部、そして上部の十字架の三つからなっているが、フルカネリは主に上部の十字架に刻まれたラテン語と、台座の南を向いている「4つのA」について詳しく語っている。

「アンダイの塔」の上にはギリシア風の十字架が設置されていて、その腕木には「われわれの唯一の希望、十字の木よ」という意味のラテン語が彫られている。

その十字架の文章を(一定の流儀で)解読してみると、「命はただ一つの場所に逃れる」という奇妙な文が浮き彫りとなる、とフルカネリは言う。

彼は解読を続けた。

すると「われわれは、この二つが重なり天変地異が起こる時でさえ、死が人間に達しない場所があることを知る」という意味が現れた。

その十字架にはもう一つの文字が裏に彫られている。

それは“INRI”というラテン語で、普通はそれはナザレのキリストを意味する言葉である。

しかし錬金術の世界では、もう一つの意味がある。
それは火、大自然、再生、すべて、を示すそれぞれの頭文字である。

すなわち「火によって大自然は完全に再生される」という意味である。

ここからフルカネリは、次のような意味の答えを導きだした。

「錬金術では火によって不純物から金を分離させる。
それと同じように北半球は火によって浄化される。
また聖書によれば最後の審判の日に善人を悪人から分離するのもこの火によるものだ。」



フルカネリはこの意味を理解するには、モニュメントの台座に彫ってあるモチーフがカギであることに気がついた。

台座のモチーフは、星のシンボルは東向きになっている。
太陽は西向き、月は北向き、四つのAのモチーフは南向きに配置されている。

タロットカードでは四つのAは「最後の審判」を意味する。

「最後の審判」を表す四つのAは、いわゆる「グレートイヤー」(約二万六千年周期)を四つに分けた(金の時代)(銀の時代)(青銅の時代)そして現在を意味する(鉄の時代)を指しているとフルカネリは言う。

「グレートイヤー」については、中南米の先住民族たちは人類の歴史を四つに分け、最後の時代が終わるのが2012年12月であるとする予言を残している。

また四つのAのモチーフをよく見ると、中心に十字が描かれているのに気付くだろう。

この四つのAを分ける十字は、四つの時代の変わり目に注意を払えという意味である。

星は東を示している。
わたしはこの星のシンボルを、おそらく明けの明星と呼ばれている金星か、あるいはシリウス星を意味していると考えていた。

シリウスがフリーメーソンや錬金術などの神秘主義にとって、非常に重要な意味をもつことはよく知られている。

今われわれの太陽は、太陽系内での太陽にすぎないが、それよりさらに進化して銀河系というもう一つ大きな枠にわれわれの未来があるとすれば、その時の太陽はシリウスであることは間違いない。

つまり我々の太陽系の母なる星として、シリウスが存在していると言えよう。

太陽のシンボルは、舌をむき出しにして、明らかに怒っているように見える。

その太陽のシンボルが、東を向いている「星」=「もう一つの太陽」と対抗して西にあるという意味に注目した。

私たちの太陽と、もうひとつの太陽の関係性を示している。

怒れる顔の太陽は、あるサイクルの終わりを意味すると、フルカネリは解釈している。

さらに私は、その終焉へのプロセスにもう一つの太陽が非常に関わっているのではないかと考えるようになった。

フルカネリは、「アンダイの周期十字架」のコードと、大カタストロフとが確実に関係していると考えた。
しかも彼はそのカタストロフはダブル、つまり二回重なって起きると言っている。


      *****


長いので、続きは次回にします。
この塔の建っているフランスのバスク地方が、また興味深い土地のように思われます。


紀伊国屋bookweb「大聖堂の秘密」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%83t%83%8B%83J%83l%83%8A/list.html
エハン・デラヴィHP
http://www.echan.jp/
エハン・デラヴィブログ
http://echan.thd-web.jp/

写真は「太陽の暗号」より「アンダイの十字架の塔」
上・・十字架
中・・台座・この側面が下の写真の四面
下・・側面の図像
   左上・四分割した円に四つのA
   右上・大きな星
   左下・月
   右下・太陽
棒線はエハン氏のものです。


グレートイヤーとは?
wiki歳差運動「天文学における歳差」より

天文学においては、地球の歳差運動、すなわち、地球の自転軸がコマの首振り運動のような回転をしているために春分点・秋分点が黄道に沿って少しずつ西向きに移動する現象のことを指して歳差(さいさ)と呼ぶことが多い。
この歳差の周期は約25800年である。
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法華経行者にほれた頃・・身延山の思い出

2009-01-06 | メディテーション

年越しのことを考えていたら、若い頃のことを思い出しました。

25年ほど前だと思うのですが、ある年身延山のユースホステルに泊って年を越しました。

身延山とは、山梨県にある日蓮宗の総本山久遠寺のあるお山で、たしか、ユースホステルもお寺でした。
日蓮が長く住まった総本山なので、辺り一帯が日蓮宗っぽいのかもしれません。
わたしは一人で素泊まりで何泊かしました。

なにを考えていたのか、暗くなってから夜毎ユースホステルを抜け出して、大きなお寺に行きました。

そして持って出てきたユースホステルの毛布を一枚まとって、一晩大声で「なむ妙法蓮華経~」と唱えてすごしました。

わたしの家系は日蓮宗の気はまったくなく、わたしも日蓮宗のことはどうも思っていなかったのですが、どうしてだか突然そういうことがしたくなり、やってみたことを思い出しました。

声を出したいという思いが強くて、せいいっぱい唱えました。
普通の参拝客から見たら、イカレタお姉さんに見えたと思います。

でも、何時間かしたら、別の人々がやってきて、お題目を唱え始め、その人たちの声がすごかったのです。

天をも動かすのでは、と思われました。

彼らに比べれば、わたしの声はたわごとにすぎませんでした。
わたしは、そのときはじめて気合いの入ったお題目を聞いたのでした。
なるほど、こういうふうに唱えるものなのか、、と知り、すごく感動しました。

毛布をまとったイカレタ風体をしていても、わたしはまだ、なにほどのことも達成していない。。
そう思うと悔しくて、なにくそっとまたがんばって続けました。

ユースホステルはお坊さんの家だったので、そこの旦那さんは、毎日車で大きいお寺に出かけました。

わたしは歩いて通いましたが、途中の道がまた行者の巣窟のような感じで、道の際をちょっと入ると、掘っ立て小屋のようなものが建っていて、大変に魅惑的でした。

ユースホステルの旦那さんも、読経をしても加持をしてもエネルギーがあたりに飛び散って、すばらしかったです。

こういう人を男の中の男というんだ、、こんな風になりたい、、と思ったことが忘れられません。

おとなしい自分の中に、なぜこんなにも激しい性分が大量に存在するのか、ほんとうに不思議に思います。

日蓮宗とはそれっきりですが、いろいろな行者が、姿を変えてはいくたびもわたしの人生には現れ続けているように思います。
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ホピの予言・・青い星はいつ現れるのだろうか?

2009-01-02 | ホピの予言と文明の危機
30人の長老たちの話を集めた「ホピ・宇宙からの聖書」(Book of The Hopi フランク・ウォーターズ著)には、ホピの予言とされるものは、次のようにまとめられています。

原著は今から45年前の1963年に発行されています。



*****



広場での舞踏の最中(精霊の仮面をつけている)カチナが、入団していない子供たちの前で仮面をはずす時、ホピ族の儀式のすべては終わりを告げる。

しばらくの間、儀式はなくなり、信仰もなくなる。

次に、オライビ(古くから中心とされていた村)は信仰と儀式でよみがえり、ホピ族の生活の新しい周期がはじまる。

第三次世界大戦は他の古い国々〔インド、中国、エジプト、パレスチナ、アフリカ〕の中で光[聖なる知恵または英知]を最初に受けた人々によって開始されるだろう。

合衆国は、核爆弾と放射能によって、人も陸も滅び去る。
ホピ族とその故郷のみが難民が逃れてくるオアシスとして保たれる。

核シェルターを作るのは、物質主義的な人間のやることだ。
心の中に平和をすでに持っている人々は、大生命の避難所の中にすでにいる。
悪には避難所はない。

イデオロギーによる世界の分裂に加担しない者は、黒人であれ、白人であれ、赤色人であれ、黄色人であれ、次の世界に生を受けることができる。
彼らはみな一つ、兄弟なのだ。

戦争は物質的なものと、霊的なものの戦いとなる。

物質的なものは、創造主の一なる力のもとに一なる世界を創造するために留まる霊的存在者たちによって滅ぼされる。

時は迫っている。
サクアソフー〔青い星〕のカチナが広場で踊る時がくる。
彼は、今はまだ目に見えない遠くの青い星を象徴している

その星はもうすぐ現れる。
その時はウウチム祭で歌われるある讃歌によっても予告される。

この歌は、第一次世界大戦勃発前の1914年に歌われた。
次に第二次世界大戦前後の1940年に歌われた。

これはホピの儀式を汚す不一致と腐敗、憎しみを描くもので(あるが、ホピにおきることは全世界におきるので)、全世界に同じ邪悪が広がる(ことがわかる)のである。
同じ歌が、1961年のウウチム祭でも歌われた。

未来の第5の世界への(人々の)出現はもう始まっている。
小国家、小部族、少数民族の謙虚な人々によって、それは行われつつある。

あなたがたは、地球そのものにこれを読み取ることができる。

前の世界にあった植物が、種として発芽し始めているのだ。
それを読み取れるほどの目があれば、新しい植物学を開けるだろう。

同じ種類の種子は天の星ぼしにも植えられている。
同じ種子が我われの心の中に植えられようとしている。

このすべては一つであり、あなた方がそれをどう見極めるかにかかっている。
これが次の第五の世界への出現をつくるのだ。

9世界の創造と直結するホピの最も重要な9つの予言を構成するのは次のことである。
これまでに人類が生きてきた3つの世界、今の第四の世界、今後人類が住む3つの世界、そして創造主の世界とその甥の世界である。

(文中のもともとのカッコは〔 〕で表記しました。)

    
    *****



これでは何のことか分からないのみならず、世界の運命はホピ族の祭りの進行次第にかかっている、と言われているようでもあり、にわかには承服できないのですが、ホピの予言については今までにたくさんの解釈がなされていますので、それらをいろいろと見ることで、ホピ族の言わんとするところが少しは分かるかもしれない、と興味深く思っております。


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