Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

シリーズ「酒の肴」(ラストオーダー)

2005-12-31 14:11:43 | 食彩+酒の肴
 もう一杯!

生ビールを飲みたいなあ~

あんな、そんな、こんな「想い」をグッと堪(こら)え、適度な酒量に留めておかねばならない。酒の場からの脱出方法、飲酒の切り上げ方法は如何?適宜適量、長からず短からずの時間内に、夜の巷から退散する方法とは?
スマートに酒の場を引上げる術策を配慮し実行してこそシニア的「粋」な「酒の飲み方」というもの。ついつい酔っ払って「太っ腹」になってみたり「世を批判」してみたり「昔の自慢話」に血道をあげるようでは、これぞ「老醜」丸出しというもの。みっともないことこの上ない!如何にして老醜や老臭をひた隠しにせねばならぬか!うっかりすると地肌(=老醜)丸出しとなる。
だから、一歳取った「酒飲みand/or呑み助」は、嫌われる、、、。(我輩、未だ若者から嫌われたくない!それとも、もう手遅れか?)
そんな状況に陥る一歩手前で「留めて」こそ、ダンディーな類の中年男として(周囲)に評価されるか。
もう一杯飲みたい酒量を留める「ラストオーダー」は、やはり甘くて冷たいものであろう。

我々の目の前で、ギャルソンがスプーンを両手に持ちながら、手元でなにやら捏ね始めた。数分後に出来上がったのが「シャーベット+アイスクリーム」。
一番下の白いベースになっているものは、普通のヴァニラアイスクリーム」、
二段目の薄紫色は「ブルーベリーシャーベット」、
三段目の抹茶色は「抹茶シャーベット」・・・・
ちょっと画像には入っていないかも、
トッピングに「サワークリーム」少々乗っかっている、
捏ねたシャーベットの「カタチ」と、それぞれの乗せ方が良いではないか・・・

さて、
「・・・?」
「なぜ、これが酒の肴のラストオーダーかって?」
「そういえばそうですな。でも、理由があるのです」

特にワインを飲んでいるとき、
グラスの底に未だ飲み干していない「赤ワイン」などある場合、このアイスクリーム+シャーベットの乗っかっている「グラスの底」に、余っている赤ワインを(好みにより)適量ふりかけてやる。
そして、あらためて「冷たいもの」を、頂く。
ワインの風味とヴァニラアイスクリームのコンビネーションは抜群ですぞ。

そう、
これを始めると、もうこれ以上の酒は飲みたくなくなる、欲しくなくなるのです。
ですから、
ラストオーダーは「ヴァニラアイスクリーム」・・・
アイスクリームに相性の好い「余った?」飲み残している赤ワインをこのグラスに適量、垂らす・・・
赤ワインとブレンドさせて冷たいアイスクリームを食せば、満足度は倍増します。もって、各種アルコールのオーダーを止める事、できます。

飲む、食す、とは、雰囲気、メンバー、場所の選定、酒の種類、タイミングと組み合わせを配慮することにより、それぞれの欲望をコンビネーション良く「より満足」させることなり・・・
そう、それぞれ違いますぞ、
読者の皆さんそれぞれに「(酒飲+料理)x場所x時間ABC=満足度」なる満足度方程式あり、、、。

ま、本当のラストオーダーは(我輩の場合)「ジントニック」なのですが・・・
アイスクリームとは、あまり相性良くありません。

<酒の肴シリーズ、また来年やりましょう・・・>


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<注釈>
この画像のシャーベット+アイスクリームには、未だ赤ワインは振りかけておりません。

*今夜、除夜の鐘が鳴り終わること、門松(かどまつ)を出します。またまた驚かされたのです。が、実は、この初夏に鮎を送ってくれた友人UT氏から、素晴らしい手作りの立派な門松が届いております。ご期待下さい・・・


シリーズ・酒の肴「イタリアン・サラミ&パイ」

2005-12-30 06:45:10 | 食彩+酒の肴
 昨日の記事に続き、今日も何故か(頑固に!)「酒の肴」の話・・・

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知ってか知らずか、ハンガリー生活の長かった我輩の「嗜好」に合致するか?と、思われたのか、とにかく料理長にはいろいろと気を使っていただいて、
「これはイタリアン風のサラミです。お試し下さい!」
「・・・?」
「お気をつけ下さい。すこし『ピリ辛風味』でして、人によっては辛すぎる!場合も有りまして・・・」
等と、珍しいサラミが酒の肴に出てきた。

すぐさま食してみた。
いささか辛い!が、けっして辛すぎはしない。
「ウム、これは珍味ですぞ。ビールとマッチしているではないか!」
「このサラミは、思いのほか美味ぞ!」

サラミの本場ハンガリーには数十種類のサラミがある。ハンガリー人が海外旅行するときに必ずといって良いほど携行する食品は「サラミ」と「パプリカ・パウダー」であると聞く。
(一時期の日本人海外団体客は、こぞって「日本茶(緑茶)」+「カップラーメン」+「梅干」+「中国旅行ではインスタントコーヒー」の類を、大切に持参したものである・・・)
ブダペスト市内の香辛料専門店では、これまた種類の多いパプリカを粉末状態にした各種パッケージが販売されている。みなそれぞれ、自分の好みがあるという。ハンガリー滞在中に各種サラミを食す機会が多かった。が、なぜか我輩の下宿先の人たちは「サラミ」はあまりお好きでないようであった。それにはいろんな理由があるかと思うが、まず第一に、サラミは地元でも高級食料品に属していたような気がする。(なぜか、現地独特の超濃厚味付け「生ベーコン」と、やや甘くホロ苦い黄色「生パプリカ」のコンビネーションに嵌っていた)
いろんな経緯(いきさつ)あって、現在の我輩、サラミ党ではない。実は、痛風に厳しく応える食材である!とか何とか云って『食事療法』等、努めて実行するほどの我輩は真面目な人間ではない。

さて話し戻り、
このサラミは「ソフトサラミ」の部類であり、ピリ辛味付け。酒の肴にはぴったりの一品である。

忘れてはいけない。
サラミと共に、カットされた「パイ」を添えている。
とりわけ皿に(我輩が盛り付けた)サラミと一緒に「撮影」のために置いたもの。
これぞ、酒の肴にぴったりのパイであった。
この一品、酒の肴に適するように敢えて「濃い味」に味付けされた「酒の肴・デザート」とでも表現するか。
味は?食材は?
まず甘くなく、パイの具は、どうも鶏肉のミンチか豚肉をベースに野菜と煮込んだものが入っているような気がした。この具の中身はあえて料理長には質問せず訊ねなかった。
なんとなく分かる。
それなりの一品を調理した後の「残り物」、素材として用意していた食材の余り物、これらあまった食材は、日が経てば大切な食材を捨てることの一大原因となる。しかし、大切な食材を大切に活用する調理方法は、全ての「ジャンルの料理人」の世界にも存在する。
それらを「一品料理」として顧客に具する・・・
若し、我輩がこのレストランバーのキッチンスタッフならば、必ずや「パイの中身」は、そのような食材をかき集める。そんな食材を再度、正しく真面目に「味付け」調整し、顧客に美味しく召し上がっていただく「方法と工夫」を考える。

 とかなんとか、知ったフリをして蘊蓄を(口には出さず)「遊び心」で想いつつ食する。これ、酒を美味しく飲む方法になるか?どうか・・・

 かくして今年も、明日一日を残すのみとなった。しかし、このシリーズは来年も続けたく、且つ、このお店の酒の肴の「締めくくり」、酒の肴のデザートを明日の記事にしたい。大晦日らしからぬ記事になるが、是非とも「酒の肴・ラストオーダー」をご覧北だきたい。

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PS:
 今、結果論的に、非常にうれしいことがあります。何か?この取り分け皿に『模様』が入っていること。この模様は受け皿の両隣に置いてあったグラスが、我々の座っているカウンター席の上から照射される「スポット」によって反射された「光と影」のおりなす「ささやかな芸術」なり!

結果、面白い模様が出来上がっている!
と、一人して自己満足なのです。

シリーズ・酒の肴、定番は「チーズ」ありき・・・

2005-12-29 00:07:50 | 食彩+酒の肴

 いよいよ大晦日も迫ってきた。

おおよそ、お付き合いの定番的「忘年会」?これらもほとんど終了でしょう。

となれば、
残るは、内輪の「飲み会」となるか、、、。

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<本文>

内輪の飲み会?ならば、我輩流儀で我儘云っても、よろしいか?

では、
最初の酒は、

ハイネケンの生からスタート・・・
いかなる事があろうとも、最初のは「ビール」からのスタートなのです。

ワインの方が宜しい方?
オオ!そうそう、まだ樽入りのボージョレヌヴォがありますぞ!
残りは、樽底になってきたから、少し澱(オリ)が出てきていますが、それがまたそれなりに変化を楽しめて風情があり、よいものです。

さて、
酒の肴、、、。
我輩の場合、最初は「チーズの盛り合わせ」くらいから少しずつ。
理由は?簡単です。ビールと相性が良いのです。

ハンガリー滞在中、春夏秋冬を問わず週に3~4回は(ほとんど?)、夕食は抜きでやっています。
そのかわり、
この画像の通り、
チーズをたっぷり頂きながら、ビールをグイグイといく。
ビアグラスが、例えば「この大きざ」ならば、4~5杯が適量か。
後は、少しの生野菜をつまみつつ、パンの切れ端?または数枚のクラッカーでもあれば十分である。

「さあさあ、読者の皆さんにご参加いただいて、(大晦日前の)内輪の飲み会やりましょう」
「・・・?」
「ああ、Truck-Backにてお互い持ち込みも結構!ささ、どうぞご遠慮なく!」

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<写真解説>
先の「イタリアン料理長」経営のイタリア的無国籍レストラン風居酒屋の上の階(3F)に、同じく新装開店の「サロン風オープンバー付レストラン」が開店した。二次会でそちらに回り、ようやく「チーズ」と「ハイネケン生ビール」にありつけた。
チーズを注文したところ、これぞぱりぱりとした「Crispy」な雰囲気、お洒落な盛付けの「チーズ盛合せ」が出てきた。(チーズはソフトであるが、肴の感覚がクリスピーである)適度に生野菜をちりばめた、イタリアン料理人らしき「ダンディーな一品」である。

晩秋・軽井沢の「ブランチ」(2/2)

2005-12-28 08:34:15 | 食彩+酒の肴
 本日、
記事は昨日より続く・・・

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 まずは冷たいミネラルウオーターと、グラス一杯のフレッシュオレンジジュースとタバスコを岩塩を少々入れたトマトジュースをいただく。
ミネラルウオーターで口直しし、
いよいよ・・・
イタリアンコーヒーにミルクをと砂糖たっぷり入れた濃い口のコ-ヒーをゆっくりと飲む。

熱いコーヒーを飲みながら、タバコに火をつける。
この時のタバコの一服。これが好いのだ。コーヒーの香り、タバコの味、このコンビネーションは、いかにも旨い。しかし、レストラン内は禁煙。

晩秋の軽井沢、この時期この時間、すでに肌寒くなっていた室内レストランの外側にテラスがあり、いちいちテラスに出てタバコを吸わねばならなかった。喫煙を楽しむ情緒は、これで抹殺され、ただ煙を吸い込むのみのニコチン中毒患者的に喫煙するのみ。何故にこうも手厳しく喫煙愛好者をいじめる21世紀の時代を嘆かわしく感じつつ、タバコの煙を吹かす・・・
(この画像の撮影中、相手いつ別のテーブルにて飲物をいただいている。まだしっかりと目の覚めやらぬうち、即ち未だ寝ぼけた状態で撮影しているから、飲物の画像を撮り忘れた・・・)

ようやく食欲が湧いて来たのは、すでに10時は30分も過ぎた頃、、、。
朝食スタートの時間的は、このBreakfast は、こうして Branch になってしまった。

メニューはご覧の通り。。。

我輩の基準からして、このヴォリュームは2~3食分のブランチに相当する・・・
(PSにて、朝食メニュー詳細紹介)

そして、想った。
まず、
「食べきれないであろう」
「ご飯は、いらない。代わりにパンとバターが欲しい。こんがりと焼いたトーストが欲しい。ヨーグルトと、ママレードが欲しい・・・」
「これ、フレンチ料理人の作るブレックファーストではないであろうが・・・」 
「ソーセージは、火を通して欲しいなあ~」
等々、若干の?数々の我儘要望を脳裏に描いた。

しかし、なんだかんだと「いささかなる不満」を持ちつつ、1時間たったら大皿に盛り付けてあった「まかない朝食」は全て、空っぽになっていた。

「我輩は満足なり!」

こうして4日ぶりに、まともな食事をした・・・


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PS:生ソーセージについての雑感。
ブダペストに滞在中、よく食したのは「各種サラミソーセージ」と、「生ベーコン」である。サラミは、この状態以上に火を通し調理すると、「サラミの形」が壊れる。ベーコンは(以外や以外)、生のまま食した方が美味しいのである。ハンガリー人に直接質問し、さる意見を聞いた。
「なぜ(君達は)ベーコンを生で食す習慣があるのか?」
その答えは、
「元々ベーコンには、既に火がとおっている。だから、それ以上火を通すと本来の味をそこねる事になるから、出来るだけ生で食すのである」
と、、、。
もって上記3種のソーセージ、生でいただくのも時には良い。
「・・・?」
「ソーセージ3種とも、美味でありました!」
要は、食材がしっかりしていたから、美味しいのであります。
 
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<飽食メニュー紹介>

(これは、いわゆる内輪の「まかない朝食」であり、当高級ペンションのビュッフェスタイル朝食とは、異なるものであります)

― メニュー内訳 ―

* 2-eggs!我輩にとっては、一挙にコレステロール値を(不必要に)増加する「諸悪の根源」なり。この卵料理が余分である。
* 未調理の長いソーセージは、3本。
* ビーフ、ポーク、チキンの3種類の高級ソーセージである。
* 生野菜少々。これは、この倍のヴォリュームは欲しい。(しかし、時間的な問題あり。ここはこれ以上、あまり注文は付けられないのだ)
和風Dishは、
* さばの切り身。2切れ (焼いたもの?電子レンジで調理したようにも思えるが、さばの風味をそこねてはいない上手な調理である)
* おからと野菜の和え物。?(思い出せない、もう忘れた・・)
* ごぼうの千切り。
* ポテトサラダ。(少々)
* 蒲鉾2切れ。(結構な上等のシロモノ)
* 味噌汁。(これは絶品であった。いかにもフレンチ料理人の作品!)ぢなーしか創らない彼をして、朝食で手を加えるのは、のこ「味噌汁」一品のみか?
* 白いご飯。(ご飯が白いのはあたり前?ようするに味付けされていないご飯という意味)
なぜか、香の物がない。
(しかし我輩、香の物を食す習慣無く、いちいち具していただく必要ない・・・)

晩秋・軽井沢での「ブランチ」(1/2)

2005-12-27 11:23:04 | 食彩+酒の肴
 本日「日記風・紀行文的回想記」

「記事、すこし長いなあ・・・」

等と思われる読者諸氏には、先に、下記の「ランキンバー」のクリックをお願いしたい・・・
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<本文>

9月の下旬になるが、「富士スピードウエイ」の記事を連載投稿した。
御殿場に3日間も滞在し、富士スピードウエイにて『GT300レース』を観戦した。その間、しこたま缶コーヒーと缶ビールは飲んだが、まともな食事を取っておらず、加えて睡眠不足(一日平均1時間にも満たないか?)。そんなキチガイ沙汰の生活をし、イヴェント終了翌日、友人と共に東京に戻った。
その後、東京の定宿に一泊し、郷里に戻る予定であった。
が、しかし急遽、
「ついでに、軽井沢の施設を見ておいた方が、よいか・・・」
などと、疲れた頭脳で判断してしまった。
午後の新幹線で軽井沢に向かおうとしていたら、運良く訪問先の支配人も上京していた。支配人は、何と、事前に我輩の軽井沢入りを感知し、
「車で上京、帰りに我輩と共に車で軽井沢にお連れいたしましょう・・・」
等と、
いとも有難き配慮を頂き、その夕方から軽井沢に走った。
半年ぶりに会う「支配人」との話、各種話題の華、咲きに咲き乱れ、車の中では(お互い)喋りっぱなし。現地に着くなり、部屋のチェックインだけ済ませて支配人と共にご近所の居酒屋に座り込み、約二時間半の歓談に次ぐ歓談。お互い顔の皺が倍増するくらいに笑いこける楽しいひと時を過ごした。ふと時計を見れば、すでに午後10時。シーズンの終わった軽井沢の居酒屋は、もうカンバン!店を閉めるというから、我々はしかたなく店を出て、ホテルに帰る。しかし、気が付けば、冷奴一丁の半分しか食しておらず、また今夜もまともな食事は何も食していない。
「ま、いいか・・・」
「愉快なひと時を、久しぶりに会った風流的友人と過ごす事、に意義あり、、、」
などと想いながら、美食の欲望、食する意欲感覚など、すべて頭脳から拭い捨てつつ、
「とにかく今は眠りたい。まともなベッドで、せめて8時間!しっかりと睡眠をとりたいのみ!」
我輩すでに疲労困憊なる状態、、、。
そんなとき、
「明朝の朝食は何時が宜しいか?」
などと、さすがプロ。明日の予定などをチェックしながらホテルに向かう。
我輩からもお願いし、
「チェックアウトぎりぎりの時間、すなわち10時まで、部屋を使いたく、したがって朝食はそれ以降の時間でお願いしたい・・・」
などと、手の掛かる無理な願いをする。
支配人は気を利かせ、
「明朝の朝食は、10時までには用意しておきましょう」
などと、有難いことをおっしゃる。
ホテルに着き、ただちに部屋に入り、旧知の間柄、若きフレンチの料理長に電話する。
「久しぶりに会ったから是非話がしたい!」
若し差し支えなければ、我輩の部屋に向かうという。こちらは差し支えない・・
午後11時頃から午前1時半まで、フレンチ料理人とのお喋りは続いた。
聞けば、話せば、互いに話は尽きない。
明朝は互いの予定もある。ここは「けじめ」を付け、午前1時半に解散。
我輩はシャワーをとってから後、願っていた「爆睡状態」におちいる。
明朝目覚めたのは、午前8時半。
素晴らしい「部屋」を用意してもらっていたので、10時までゆっくりと部屋を利用。
その後、僅かに10時一寸前、レストランに降り立った。
本来、ここはビュフェスタイルの朝食。宿泊顧客でにぎわっているはずのレストランには、すでに誰もいない。
見れば、最高のテーブル場所に、我輩の「朝食」らしきものが、大皿に盛り付けてあるではないか。
飲物はセルフサービス。
熱いイタリアンコーヒーを口にしていたら、昨夜歓談した料理長が現れた。
「今日は曇天で残念です。晴れていれば、ここから(画像右手)、浅間山の全景がくっきりと見えるのですが・・・」
などと、分野の違う「観光ガイド」などしながら、
「何もお構いできませんが、お飲物それから食事でたりないものあれば、どうぞキッチン(厨房)にご自由に入って構いませんから、、、」
「・・・!」
「ごゆっくりどうぞ・・・」
(こちとら疲れ切っているから、しこたまゆっくりさせていただきますから、ご心配なく・・・)などと、
この場所で12時半まで、支配人を待つ。
デジカメを携えつつも、写真になる対象が見つからない。その代わりに、読書しながら、支配人を待つ。
コーヒーのおかわりは4~5杯、ジュースのおかわり?杯、、、。

  <・・続く・・>

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Ave Maria バッハ/シューベルトの競演:天満敦子さん「望郷のバラード」に寄せて(2/3)

2005-12-26 01:35:46 | 音楽鑑賞蘊蓄録
 
 そろそろ、お約束を果さなければならない。
 

 すでに1ヶ月以上も前になるか?天満敦子さんの記事(初回と第二回の投稿日付:7月19日/11月16日)を、3回掲載する。と明言したことを・・・

そのお約束を本日実行する。

(本日記事、クラシック室内音楽関連の素人論議に、あまりにも偏重過ぎています。いささか退屈される向きの方、先にランキングを調べておいてください・・・)
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 「-本文-」

 このCDのメイン「Balada」は、我輩にとっては今までに聴いたことのない「新しい曲」・・・
11月の投稿にて、
「天満さんの『Balada<望郷>』は、少なくとも10回以上聴かないと何もコメントしてはならない、したくない・・・」
と、同記事に明言している。
すでに、いや、ようやく10回程度、この曲を聴いた。

しかし、テーマ曲であるはずの「望郷=Balada」については、未だコメントするに至らない。望郷は、もう少し聴き込んでコメントいたしたく、次回にゆずりたい。
 
全14曲(望郷はピアノ伴奏にて一曲と、同曲の無伴奏演奏の2曲。正確には合計15曲)の収録されているCD「天満敦子Balada<望郷のバラード>」には、バッハ作曲グノー編曲の「アヴェマリア」と、シューベルトの作曲で有名な「アヴェマリア」。同じ題名の曲、全く違った同題名の曲を、CD収録上第12番と第13番に連続収録され、続けて流れてくるから、面白い。
さて、
いずれのヴェマリアも素晴らしが、特にバッハ原作グノー編曲の「アヴェマリア」をして、このCD「天満敦子Balada<望郷のバラード>」に於ける、最高の演奏曲ではないか!と、我輩の偏った趣味嗜好の中にて「明言」したい。もっと云えば、天満敦子さんの感性と奏法は、バッハ&グノーの『アヴェマリア』演奏に最っとも適した奏法であり、ひょっとしたら天満さんのヴァイオリンは現代の世界中に存在する現役ヴァイオリニストの中、アヴェマリア演奏の「最高峰」に位置するヴァイオリニストではないか!と思う。(若し、実際に天満さんが最高峰に位置する存在ならば、これ、たいへん失礼な発言!室内音楽鑑賞は未熟にして無知なるがゆえ、お許しいただきたい・・・)

バッハ/グノーの「アヴェマリア」は、演奏時間7分15秒。さすがに長い!
<以下、演奏曲の長さと同じく、7分15秒?かけて、我輩の「天満さん奏法アヴェマリア感想文」を、是非とも通読願いたい・・・>

寸分違わず同じキーを維持し、同じレベいルの音量を継続し維持しつつ、なんとも音の息の長い(同音を長く継続できる)天満さん独特の奏法:弓捌(さば)き?、により、最初静かに、祈りのイントロダクションが始まる。清らかな処女の祈りを想像させる旋律は、神に対する穢れ無き祈りの心境を表しつつ、この名曲はスタートする。途中、静かな祈りは、神に対する訴えになる。敬虔な信者が、神に対し、何かを願い、何か大きな要求を始める。しかし、未だに報われない、現世に生きる苦しみを、神に訴え、渾身の力を込めて祈りながら涙を流しつつ、いよいよ神に向かって叫び始める。神に対する叫びは、今もって願い通りの答えが出さない「神」に対する「不満」やるかたない嘆きの罵倒になり、さらに大声で泣き叫ぶ罵声に変わり、、、。祈りつつも、罵声と共に大粒の涙が溢れ出だす。そんな、人間的な生身の「祈り」を「神」に捧げるも、喚きたてつつ必死な祈りを続けるも、祈り願うものに反応しない「冷徹無能な神」を罵倒する激しさは、頂点に達する。そんな神に祈る人間、生身の人間の神への訴え。この様な人間の無衣にして露わな姿と情景、天満敦子さんの演奏する「バイオリンの音色」の素晴らしさと類稀なる彼女独特の演奏技巧により、見事に表現されているではないか!
かくして、祈りをささげる心身清らかな祈祷者は、目覚める。神に対する罵倒の末、行き着いた先は安堵。祈りの末に安堵し冷静になれば、祈りの場にあるまじき我が醜き姿をあらめて自覚し、神を罵倒した間違った祈りの行為を反省する。もって我に返り、祈りを捧げ精神的安定を得たのち安らぎを持ちつつ、そして祈りは終わる。

纏めれば、、、

静かに祈りは始まり、
つぶやきつつ、嘆きが始まり、
それが、ついに神への罵倒となり、祈るものの罵声によって爆発し、
怒りと不満を吐き出した後、落ち着きを取り戻す、
そして、我に返り、自己の修練を継続すること神に誓い、
そして、祈りは終わる。
(いつも我輩、天満敦子さんのヴァイオリン演奏を鑑賞し、その度に、上記のストーリーを描く。この情景、曲を聴くたび繰り返し目前に浮かんでくるのだ・・・)

7分15秒間の「物語」は、かくして静かに幕を閉じる。

バッハ作曲のアヴェマリアの曲に内在する「激情」を、天満敦子さんのバイオリンを聴いたことにより、あらためて気がついた。
アヴェマリアたるもの、何故にこうも精神的に激しく且つ攻撃的な人種によって祈られるか?・・・
過去に見えていなかったものが、この曲を聴いたことにより、見えてくるのである。キリスト教世界の本質と情緒は、我々<我輩に限り?>東洋的精神構造では理解しがたい域外に位置するものか。その域外の出来事を、見事に解釈され表現され尽くされているのは、信じがたき感性を持つ「名ヴァイオリニスト天満敦子」さんなり・・・
バッハ作曲天満敦子演奏の『アヴェマリア』!
聴くたびに、聴くほどに、、、
より一層に敬虔あらかたとなり、不朽の名曲であるという事実を思い知らされ、日本人バイオリニスト天満敦子女史により、ここまでに表現しきれるものか!あらためて、また、あらためて、バイオリニスト天満敦子のもつ天才的感性と、その基盤にある弛まない修練の成果を、我輩の全身で受け止めても尚、受け止め切れない「偉大」な情感が伝わってくるのである。

もっとも、
シューベルトの『アヴェマリア』も、たいへん良い。
しかし、シューベルトのアヴェマリアは、多くの演奏家によって演奏され、加えてそこそこの歌唱力ある世界中の歌手に歌い継がれているから、我々には親しく耳慣れている。
この2曲は、決して比較対比できるものでもなく、する必要すらない。作曲された時代背景の違いと、二人の異なる名作曲家の感性の違いにより、聞き手に訴えようとしている「フィールド」の大きな違いがあるからだ。

本日の我輩、ただただ『大声で喋りたい』事あり!
それは、いかに天満敦子さんのヴァイオリン演奏が素晴らしいか!唯その一点である。
 
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PS:「あまぞんどっとこむ」の音楽CDの評論文の中、天満敦子さんの演奏法について、そうとう辛口の「評価・批判」をしている感想文がある。何を持って辛口になったか?その辛口批判内容を読解するに、天満さんのヴァイオリン奏法をして「重っ苦し」く且つ「執拗な粘っこさ」がある、という批判である。
さる人から、聞いたことがある。
「ヴァイオリンの演奏中に、やたら弦をヴァイヴレートさせて哀調を漂わせる奏法は、正調クラシック奏法においてして邪道であり、上品ではなく下品である、と、、。そういう角度から「天満さんの奏法」を評していけば、そうなるかもわからないというほどに、最初にこのCDを聴いた時点で、我輩にしてすでに仰天している。
しかし、ヴァイオリンという楽器はクラシック奏者の「独占的楽器」ではなく、広く深く民族を超え一般大衆民衆に基盤を持つ大衆的楽器と解釈すれば、ヴァイオリン特有の奏法を駆使し表現するは、邪道でもなく品格をそこねるものではないと、我輩は思う。天満さんの奏法は、若き頃から渡欧し、音楽留学し、長期に滞在し、地元の人々に囲まれ生活。もって欧羅巴独特の風土と文化に体当たりし、直に触れつつ、感じつつ、総合的且つ包括的に会得された「何か」を、ヴァイオリンという楽器で表現されているのであり、そんな基盤に立つ天満流表現方法に異論を唱える場合、欧羅巴の本質を知らない似非音楽評論家の「典型的・愚論的批判」であると逆批判したい。
ともあれ、
「こ、これは日本人の正式にクラシック奏者の演奏するバイオリンの音か!?」
「天満さんは、本当に日本人人種の奏者か?」
などと、あまりにも(適切に、適切な状況においてのみ)弦を微細に震わしてヴァイヴレーション等の技巧を巧みに取り入れておられるから驚いた。が、欧羅巴大陸において、まして東欧という(特殊な)環境風土と民族性を現すに、この程度のヴァイオリンの技巧の使用は、玄人ならば凡そ99%以上の奏者を以ってして、天満さん以上に取り入れているものであるから、比較対照なる他の奏者の演奏を聴いた数だけ「評論家」の耳は(耳障りと断定する以前に)受け入れなければならない程度の技巧にすら至っていない「天満さんの技巧」は、多いに「受入れ可能」。許容の範疇を云々する『評論』の方が、基準に達していないと再考慮すべきであり、一度2~3年かけて、東欧の音楽を聴き歩く旅にでも、お出掛けになったら宜しいのではないか。と、結びたい。

(他の音楽評論など、以下「あまぞんcom」から検索可能です。「鑑賞者の感想」中に上記(批判的)感想のピックアップは可能です。よろしかったら我輩の感想と対比してみて下さい。比較対照することは、論評の面白さを倍増します・・・)

望郷のバラード(ピアノ伴奏版)
天満敦子, 吉武雅子, ポルムベスク, ヴィターリ, クライスラー, シューマン, バルトーク
キングレコード

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Merry Christmas! 2005・・・

2005-12-25 00:35:23 | 酔狂的欧羅巴徘徊記

 本日、
  「クリスマス」の日・・・

 この、キリストの生誕の日は、
厳粛荘厳にして(決して騒ぎ立てず、いとも静かに)祝福する「聖なる一日」である。

我輩にして、
本日は、多くを語らず、静かな一日を過ごしたいと思っている。さりとて我輩、無国籍者では無いが、無宗教者の一人。要は、全世界のキリスト教信者様に敬意を表しつつ、静かに穏やかに過ごそうとしているだけに他ならない。

と云いつつも、「除夜の鐘」のなり終わるまでの宿題は、いまだ十分に捗らず、、、。

今日もまた、
また頑張って「書き続け」なければならんと思っているのですが、果たしてどこまで捗るものやら。読書は、人の書いたものを読むから受身であり、ならば一日8時間~10時間は可能でしょう。しかし創作世界?は、自らを能動的にして挑まねばならず、その時々の気合と爆発と集中力を必要とする。つまり「閃きの維持継続」がどれだけ可能か?唯之あるのみ。これ、我輩の場合、一日あたり、せいぜい4~5時間が限界なり!迷い曇った感性に加え蛮勇的元気を振り絞ってみても、全くもって「事が進む」ものでは無いのでして、、。

「・・・!」
「何だか安ワインなど片手にしながら、悠長に三文ブログなど書いてる閑あったら、自分の事やれよ!」
          ・・・ですって?
「・・・?!」

いやはや、
何とご説明して良いものか、、、。
つまり、ブログはブログで全くの別世界なのです。

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シリーズ・酒の肴「サヨリのみりん干し」

2005-12-24 09:11:24 | 食彩+酒の肴

 ステーキを食べ終わったところで、料理長からの「差し入れ」が出た。

たぶん、魚の種類はサヨリであろう。

合計3本の串が出たのであるが、画像には2本しか写っていない。

「・・・?」

いや、その、実は我輩が一番先頭を切って、まず手前の一本を平らげてっしまった。ワインを含みつつ、またたく間に食してしまった。

その後になって記録を撮った次第でして、、、。

なぜか、ビーフステーキの後に出てきた「魚の干物」(但し、みりん干し)は「口直し」にピッタリ。干物独特の、爽やかな味醂の甘味と磯の風味がマッチし、ワインの味より一層引き立てつつ、先のステーキの重い余韻を緩和するから「不思議」である。
ウム?イタリアン専門の料理長は、和洋折衷に関し、ここまで考えているか?ならば流石(さすが)、たいしたものだ。。。
はたまたエセ男爵流、こじ付け捻り込み「料理蘊蓄論」か?
(もう、いい加減にしてくれ!)
各方面各位から、お叱りを受けそうである・・・

さて、
実はここで、我輩にあるまじき邪道な行動をしてしまった。
つまり、
具された「ディッシュ」に口をつけ食した後、または食している途中の「ディッシュ」を画像にする?
これ、
「たいへんみっともない・・・」

「・・・!」
「何ですって?黙っていれば分からない。と?」
「・・・」
「そうはいきません。黙秘と虚偽の記事掲載は、読者の方々に失礼ですぞ」

本日、
たいへん失礼な行いを「お詫び」しつつ、こうして記事に致します事どうかお許し下さい。

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シリーズ酒の肴:「ビーフステーキ」

2005-12-23 18:01:44 | 食彩+酒の肴

続く酒の肴は「ビーフステーキ」である。

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 我輩好みの焼き方ミディアムレアーにて注文。
出てきたステーキは限りなく「レアー」に近いではないか!
さて、そのヴォリュームは、如何?
すなわち、どのくらいの「目方(重量)」の生肉をステーキにするとこの画像のビーフステーキになるのか?料理長に聞けば、何と、300gであるとおっしゃる。
当然、一人前の大きさであるが、同行者全員3名にてシェアーするに、十分にゆきわたる【牛肉の量】であった。

「・・・?」
「なんですって?味はどうか。ですって?」
「すこしレアー過ぎましたが、美味しいステーキです」
強火で、ステーキの両面は焦げ目の付くくらい「焼き切れて」いる。
強火+短時間で焼き上げるからミディアムレアー。こういう焼き方が、ベストであって、弱火でジワジワ焼いていくと、牛肉本来の旨みは、じわじわ焼いている間に全て肉汁となって外部に流出する。それをせき止める方法が「強火+短時間」の調理方法となるのか。

 加えて、この一品、
鉄板ステーキ皿への食材の「盛り付け」が素晴らしい。
ステーキを焼き始めると同時に、温野菜を炒めるのか。さらに、トッピングとしてステーキの上に乗っかっているのは、スライスした「れん根」である。素材の堅さはすでになく、ホクホクとした歯ざわり、ミディアムレアーのステーキを頬張りつつ、これら添えてある野菜をあわせ食せば、更に美味しく頂ける。

こんなとき、「赤ワイン」を口に含めば、さらに絶妙な「酒と食材のハーモニー」を醸(かも)し出す。

やはりワインたるもの「食間酒」。料理の味を引き立て、食欲を増進させるは「ワイン」のなせる業なり。
感性と経験を合わせ持たねばならんソムリエの仕事は、大切である。
その時々の、顧客の注文した料理の品々に合わせ、ソムリエは「適切なワイン」を勧める。その時のワインは、「ディッシュ」の味を引き立てる脇役にもなり得る。

美味しいワインを、更においしく飲ませるのは「料理」の味。
美味しい料理を、更に美味しく食させる脇役は「ワイン」の風味。

かくして、ワインと料理は「表裏一体」となる。

さて、
食材の調理には、「火」を使う。
そう。火を自在に操り、各種作業加工をする・・・
「道具としての火」を発明したのは人間である。
更に「火」を利用して調理し、より美味しく「食を楽しむ」発明をしたのも人間に他ならない。人間のみが火を使って調理する技を心得ているのであるか。
これぞ、ホモサピエンスの初期的「一大発明」なり!

美味しく焼き上げられたステーキ・・・

これ、「火」を巧みに操って焼き上げた料理長の「技」。
料理長の腕前!すなわち玄人の「なせる技」に、あらためて乾杯!

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シリーズ・酒の肴「野菜サラダ」

2005-12-22 00:36:31 | 食彩+酒の肴

 !・・??

 今日の画像と記事のタイトルは「ミスマッチング」!?


いやなに、その~、
 シリーズ・酒の肴には違いないが、いわば・・・
   つまり、
     野菜サラダは「酒の肴の・肴」になるのではないか?

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 若き頃、1週間7日間のうち、平均して4日間。仕事が終わると必ず夜の巷に繰り出し、スタンドバーからスタート。ビールばかりをあおり基本的なベースが出来たら「クラブ」に繰り出しスコッチのロックを嗜みつつ、さらに2~3軒の高級クラブを練り歩く梯子酒常習者。時に、厚かましくも最初に入ったクラブに閉店まで居座る。午後11時30分?クラブが閉まったら、ようやく夜食を楽しみに「朝鮮焼肉屋」またはビーフステーキを用意してくれる「夜の世界」専門の高級スナックに入り、本格的に重い夜食を食し、満足して帰宅し、ただちに睡眠。翌朝やや遅刻気味に事務所に出社する・・・
などという、平均的常識を持つべき安サラリーマンにあるまじき超不良サラリーマンを演ず。傍若無人にして世の中を達観し「知らぬが仏」の怖いもの知らず。「鼻持ちならぬ」行為の数々堂々と、継続的に実行していた記憶、今、生々しく蘇ってくる。
(しかし今、悔いはなし!)

すなわち「人生小説」の前半の各章において、そんな本格派「酔狂的不良サラリーマン時代」を、徒然なるままに通過した、実績あるのみ。

当時の世は、
給料の倍額に当たる「正統なる別収入」が入ってきたからこそ、馬鹿丸出しの酔狂的生活行動が可能であったか。まさに、馬鹿丸出しとは我輩の事・・・

そんな頃、生野菜など(現在と比較して)ほとんど食さなくとも一向に気にならない悪しき食習慣は定着し、気が付けば(年齢(よわい)30代前半に突入した頃)、ある朝目覚めたとき、突然の痛風発作に見舞われる。一旦発作が起きると4~5日間は会社を欠勤。その間、全く仕事にならず、周囲にご迷惑をお掛けしていた時代があった。その痛風は未だ完治せず、必要にして適量の「薬品」を主治医の処方により、今尚飲み続けている。加えて喫煙を継続しているから、さらに心臓に良くない。文化人にあるまじき行為の数々、この調子では、あまり長生きは出来ないであろう、、、。
(ま、足腰不自由になって「痴呆症(禁止用語らしいが、我輩のことの説明にてあえて使用する)」にまでなって人様の手を煩わせながら、不必要に長生きし、もって周囲にご迷惑をお掛けするのも、どうかと思う)

そんな経緯もあり、なぜか40代の後半から無性に「生野菜摂取の必要性」を体が要求し始めた。

今夜もこうして、酒の肴のアイテムに「生野菜サラダ」を注文した。
コレステロールの塊を食しつつ、アルコールを放り込んだら「頭脳」の回転に良くないし、酸性になった血液はどろどろと粘着し、結果沸き起こる気分は「戦闘的」になる、という。戦国時代の武将の専門分野たる戦闘精神を発揮し、殺人技術の上手い下手を評価する時代では、必要不可欠であったかもしれないけれど、今日、21世紀の社会生活には、蛮勇的戦闘精神など余り必要もなく、むしろ不必要かつ時代にそぐわぬ精神状態である(らしい)。
ものごと、ずべからく冷静に、且つ知的クール感覚にて執り行わねばならぬか。
したがって何処かで「食のバランス」をとらねばならぬこと、必定!

最近になり、ようやく野菜の持つアルカリ性的「美味しさ」に気付いた。が、いささか遅すぎた感、なきにしもあらず・・・

健康管理は「教養」の大切な部分である!
などと、
誰かが言っていたような気がする。

PS:
発しまするは典型的悪餓鬼海外旅行専門サラリーマン生活者。現在、模範的不良シニアにして、Blogに云い放題を書き連ねつつも、つつましく品行方正且つ意識正常なる「中年ニート」生活者。そんな不肖・エセ男爵の健康管理に対する『意識改革』にご賛同いただき、健康管理促進に応援していただける方、是非とも下記バナーをクリック願います。
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