Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

トーマス青木の『自分史』になるか、、、

2019-09-22 17:23:00 | 小説家・トーマス青木

 もっと早くから取り組んでおけばよかった。

 言い訳がましいけれど、不肖トーマス青木の自負するところ、あり。
 若かりし頃から
 いろんなものに興味を持ち、手に持って、触って、耳で聞いて、両目で視て、

 そう、
 物理的に感じ、
 食して味を感じ、
 化学的に理解しようと試み、
 さらに音楽を聴き絵画を視て捉えWatch & Recognizeし、それを総合して精神的に捉え理解Understandし、そのような作業をたえまなく継続して、且つ貪欲に、我が身心に取り込んだ、と思い込んでいた。

 つまり、
 やりたいことは全部やった。それなりの時間をかけて、許せるだけのお金かけて、肉体を駆使して、試してみた。
 好き放題やってきた。

 ところがこの年齢になって、何か、もう一つ、それ以外のものが、欲しくなった。 自分自身の範疇に取り込みたくなった。心身を打ち込みたくなった。

 それは、
 物欲でも 食欲でも 肉欲でもない。

 精神的に捉えることの可能な知的な欲望が大きくなってしかたがない。

 それは、
 その対象は一体全体何なのか?自問自答した。


 そして、
・・・答えが、出た。


 あらためて宗教世界に接することである。 ということが、解った。

 宗教世界と云うと大げさなので、
              自己満足的哲学と言い換える。


 では、当面、

 何をするか?
  何に取り組むか?
   と問われれば、答えは一つ、、、

 我が菩提寺と自分自身の関りを『小歴史』として振返って整理し、
 
 お寺に存在する『東京裁判インド代表判事パール博士慰霊碑』に焦点をあて、
 
  将来に向けて『お寺と自分』とは一体全体何なのか?
 
 について整理整頓し
                『お寺と自分・未来へ向って』と題し(仮題)、
  
  令和元年(2019年)師走迄に原稿を書き上げ、

 来春(令和二年 / 2020年)早々に書籍発刊し、

         『読み伝えられる本』として 未来に繋ぎたく思っています。


  (投稿:トーマス青木)

真夏の想い出(2014年9月初旬・大聖院さん境内の出来事)

2019-09-05 10:06:35 | 大聖院さん日録
『コケシ好きなカナダ人女性』(添付画像)
撮影日時:2014年9月初旬
撮影場所:世界遺産宮島・大聖院境内にて
撮影機材:FUJIFILM‐X20
撮影者:トーマス青木

 スタートしたのは10年前?

 長きにわたってお世話になった大聖院さんでの出来事 、、、

 コラム『大聖院さん日録』にしたためる段取りでいたけれど、やはり日記的に日々乃至毎週投稿するのは不可能に近いくらい(この5~6年間のトーマスにとっては)大作業だったから、放っていた。

さて、
 自分にとっての宮島プロジェクトが一段落した今日この頃、画像ファイルを捲れば膨大な量の物理的記録があり、あれこれ想い出を辿れば、書きたいことが山ほどある。

 今から、追憶的に少しずつ、回想しながら写真投稿していきたいと思い、、、

 本日はとりあえず、2014年9月上旬にFacebook投稿したエッセイと画像を掲載します。 その頃は、元気で気合入っていた。いささか長いけれどトーマス青木的メリハリのある日記風エッセイを、gooブログに書き留めたく、、、、(一気に、通読してみて下さい)


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   【以下、Facebook投稿(2013年9月初旬)分の引用転載】

予想していた以上に、9月の声を聞いた途端に外国人旅行者の絶対数が激減する。そんな中、9月2日の午後早い時間にひょっこりと、船ともつかぬ航空機ともつかぬはっきりしない交通手段で中期(1ヶ月半)旅行中のカナダ人女性がお見えになる。30分以上も店先で「ああでもない、こおでもない……」と、
ご自分の自己紹介ともつかぬ故郷カナダの紹介ともつかぬ全くの無駄話を挟まれつつ、
「アンティークコケシのメンテナンスに、カナダ中部の乾燥した空気が良いのかよくないのか?」等々、
さらにはコケシの歴史的経緯の質問から、コケシ自体の顔立ちやスガタカタチの好き嫌いを、トーマス青木めにご質問なさる。
いよいよコケシ2体お買上げ決定するかと思いきや、「もう少し考えてから決めます。ちょっといまから大聖院さん一回りしてお大師堂まで行って戻ってきます」と、一旦決定するかと思った商品を「予約しますから、他のお客様がお見えになっても売らないでおいて下さい……」等々お申し付けになっていったん店から離脱された。入れ替わりに小グループでお見えになったドイツ人男性が立ち寄られる。同行していた日本人の男女(素人)通訳が、「コケシとは、『子供を消す』乃ち間引く堕胎するという意味に繋がる」とかなんとかかんとか、上手な?ドイツ語で下手且つ無用な!薀蓄並べたて、ろくでもない翻訳通訳をやるモノだから(時々商売に繋がらない逆宣伝をしてくれる日本人ガイド多々あり、また別にお話します)ドイツ人男性はたちまち商品に興味を失って立ち去り、あっけにとられた日本人女性同行者一人残り、「何だか商品の説明は難しいですね。わずかコケシを巡るだけでも、日本の歴史文化を正しく外国人にお伝えすることの難しさがよくわかりました」等々、不肖トーマス青木のぶっきらぼう且つメリハリあるマジャール訛り英語に任せて暮れればいいものを、要らぬ事をする無粋な日本人の多いこと多いこと、、、。
とかなんとか30分も遣っていたら、カナダ女性が舞い戻られる。
いよいよ薀蓄も極まり、一本友人のお土産用が増えてコケシ3本をお買い求めになる。
年季の入った弓なりに曲がっているクレジットカードをハンドバックからとり出され、おもむろに商品代金をお支払頂いた。
間違いなく、9月はじめの宮島大聖院境内でお過ごしになったひと時を、お楽しみ頂いたに違いありません。
久しぶりに喋くり捲られたカナディアン英語の羅列にご満足頂いたはず。こうしてお話をお聞きするのも仕事の一つ。すなわち『大聖院宮島おかげ市Annex』に出店させて頂いている、重要な目的の一つと心得るのであります。
「お買上げ頂き、たいへんありがとうございます」
てなことで、
これでもって、すてきな『おかげ市Annex』夏季商戦の締めくくりが出来ました。
おっと、すてきなカナダ人女性のお名前をお聞きするのを忘れていました。
(いやお聞きしないことにしていますし、おクレジットカードのお名前など、出来るだけ見ないようにしているのであります……)

(ならば仮名にて)……
「カナダのスージーさん、ありがとうございました。ボンボヤージ……」
……すてきな日本の旅をお楽しみください。