Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

映画:『硫黄島からの手紙』を、観終って・・・

2007-01-30 01:48:20 | 教養・文化・歴史
<添付画像>Yahoo映画情報〔硫黄島からの手紙:Letters from Iwo Jima〕より、画像転載



 本日(昨日:1月29日)午後、どうしても映画館で観ておきたい映画「硫黄島からの手紙」を見に行った。

 「・・・!」

 こんな映画、今まで観たことのない「質感」の映画であった・・・

 映画館に入る前、当然ながらブログ記事にする予定在ったけれど、鑑賞し終わってから後、とてもじゃないが「思い出したくない」映画となった・・・

 とにかくこの映画のこと、思い出したくない。

 話したくない!感想文なんて書けない、、、。

 どうしても観ておきたかった映画であるけれど、決して二度と観たくない映画なのです。

 しかし今、今夜は、どうしても眠れない。眠れないからブログに書きとめておくことにした・・・

 上映時間2時間31分の長い映画。とてもじゃないが、重く、暗い、無味乾燥な映画でした。尚、今にして想えば、いかにもクリントイーストウッド的映画か?

 最初は、ブログに「映画鑑賞感想記事、書いてやろうじゃないか!?」と張り切っていたのですが、観終へて映画館を出る時には、すでに、とてもじゃないが感想など書けない精神状態になって夜の巷に繰り出したりの居酒屋寄り道や不良中年的道草なるもの皆無にて、真直ぐ帰宅しました、、、。
 映画を観て、こういう状態になるなんて、過去に経験したことなく、珍しい!

 私の尊敬する作家のお一人「開高健」先生、何かのエッセイの片隅に書いていましたね、、、。
 「小説エッセイその他諸々文芸作品を読み終え、その後、まずは爽やか豊かな気分になり、後には感想も残らず心地よい泡と消える、そんな何も後に残らない文芸作品、これを秀作という?!(エセ男爵流の意訳)読書感想など残るはずもないものがベストである!」
 等と、、、。
 それとはまた、ずいぶん意味違うけれど、「硫黄島からの手紙」を鑑賞し終えて後、映画鑑賞感想文など書けない、書きたくない。画像も音声もストーリーも、二度と思い出したくない。思い出したくないけれど、しかし、とっくに夜深けになった今も尚、耳を劈(つんざ)かれんばかりの各種轟音、つまり、大砲(野砲・山砲・カノン砲)、軍艦の艦砲射撃の大口径大砲の轟音、大砲の弾丸が飛来してくる音、戦車砲の音、重機関銃や軽機関銃の連続発射音、ロケット砲(曲射砲)の音、ライフル銃発射時の鋭利鋭敏なる音、手榴弾の炸裂音、拳銃(ピストル)のひ弱な発射音、火炎放射器の放つ炎の音、兵士の叫び声(歓声か悲鳴か)、上官の怒鳴り声、等々等々、耳に付いて今も離れません・・・
 とてつもなく悲壮・無残・残酷・無常・無情なる水分枯渇飢餓地獄と化した「絶海の孤島・硫黄島」の戦場を直視するのみにて思想やイデオロギー抜きの描写はリアリズムそのもの、且つ無機質、、、。つまり、平和主義とか戦争反対とか、共産主義とか帝国主義とか独裁主義とか、民主主義とか全体主義とか、はたまた戦争で引き裂かれる男女の恋愛離別問題とか、お涙ちょうだい的な典型的戦争映画表現など、この映画には皆無、、、。(ま、無くも無いが、表現はほんの僅か・・・)
 映画をひたすら観ている私自身、何故か精神的にずいぶん乾いていて、パリパリのクリスピー(crispy)状態、加えて頭は空っぽ、気分としては素っ裸になって何もかもかなぐり捨て、ただひたすらこの映画の展開、「始まりと終わり」を空虚に見守っただけである。
 でも、映画のシーンの逐一、渡辺健さん扮する栗林中将の一挙手一投足を思い出すと、もうダメです、今にも大粒の涙が出てきそうで、堪りません。

 さて、
 監督クリントイーストウッドの描きたかったものは何か?
を、あらためて整理すると、たぶん、栗林中将か・・・?
 栗林中将を、イーストウッド監督の「描きたい円」の中心に置いて円を描くと、日本帝国陸軍の一兵卒から下士官へ、さらに将校に至るまで将兵全員、そのものを描きたかったに相違ない、と観る。日本陸海軍(陸軍将校栗林中将の云うことを聞かない?理解できない軍部の集団あり。つまり陸軍出身の栗林中将をコバカにしている海軍陸戦隊将兵も硫黄島に存在し、陸軍海軍の間で大きく命令系統統率系統を欠いたものであったらしく、その中でも栗林中将の指導力は卓越しつつも・・)将兵全員、硫黄島に留まって圧倒的な兵力をもつ米軍と戦(いくさ)した日本陸軍将兵と海軍陸戦隊の有体を、淡々冷徹に描きつつ、最後に云いたかったのは「栗林中将」の個性と人格であったか。
 クリントイーストウッドの描きたかった個性とは、当時の日本帝国陸軍軍人、栗林中将に内在する(あの当時、稀なる)真っ当な軍人精神、すなわち《武士道》を表現したかったに他ならないと考えます。

 それ以上も、以下も、この映画の中から抽出することは不可能、、、。もって、『武士道』を描きたかったモノなのか。と、留めたく、それ以上の思考は、完全停止する。私自身は「これ以上のこと」を、この映画から抽出し分析したり等々、(これ以上のことは)何も考えたくない。

 〆て、本投稿記事は映画鑑賞感想文にあらず!・・・



 PS:ブログに記事として認(したた)めた後、想うことあり。
 どうしても「父親達の星条旗」を観たくなった、、、。この映画「硫黄島からの手紙」とワンセットになっているので、必ずや観ておかねばならぬ映画となった、、、。


PS(平成19年2月9日、追記):計らずも、「硫黄島からの手紙」の第2弾!?関連記事!?書いてしまいました。是非にもご一読頂きたく、こちらからお入りください!

  ------------------------------------------------------

<関連サイトURLの紹介>
* ウイキペディア百科事典「映画・硫黄島からの手紙」
* ウイキペディア百科事典「太平洋戦争」
Yahoo映画紹介
* 父親達の星条旗

軽井沢山荘風『超極貧ディナー』:短編連載「エセ男爵流ステーキ」の巻 (3/3)

2007-01-28 21:35:05 | 食彩+酒の肴
 まずは熱々のステーキを一切れ・・・

 さて、画像に現われ出でたる「カット面」における焼き加減は?(エセ男爵にとっては)みごと?な「ミディアム」である。いまひとつ、芳しくないが、悪くはない。
 さて、一口!いざ見参。

 塩黒コショウのベースに加え、赤ワインの香り風味は満遍なくゆきわたり、まろやかこの上なく、結構な美味である。


 さて焼き加減、按配は?
   すなわち焼き加減、バランスは如何? となれば、いかにも難しい。
 
 左右の肉の厚み違うので、焼き具合も違ってくる。

 調理前のフィレ肉のカットがよくない。向かって左側は1.5cm強程度の厚みであり右は凡そ3cm近い厚さであった。つまり、カットのバランスは最初から少し狂っていた。そのこと分かっていたから、右側の熱さ約3センチの場所の「焼き加減」をミディアムレアーになるよう目安にし、ステーキを焼いた。食すにあたって、向かって左側をフォークで固定し、右手のナイフでカットし始めれば、当然ながらステーキは左から食し進めていくこととなる。この画像は二切れ目にて、ナイフフォークを手放し食事作業を一旦停止し、撮影に挑む。その後引き続いてナイフとフォークは逐次右側に移行し、第3回目のカットは(画像なし!)みごとな我輩好みのミディアムレアー。いよいよ最後、一番右端のカットは、ほぼレアーに近いものであった。
 これこの理屈、小学生でも分別できる。すなわち厚みが違えば焼き加減も違い、焼いた結果異なるは、必定。ミディアムの部分とウエルダンの部分と、ミディアムレアーの部分とほぼレアーの部分、マチマチに仕上がるから不愉快である。

 かくしてフィレ肉のステーキなるもの、願わくば、少なくとも1.5kg以上3kg程度の塊を購入し、自分の「好みの厚さ」(3センチ以上3.5センチ以下)にカットしたいものである。満遍なくカットした肉の厚みを同じく整えて焼かなければならぬこと、あらためて痛感した。 

 「付けあわせ」を、あらためて紹介しておきたい。

 熱々のステーキと温野菜の上に、マイナス20度以上の超低温度にてビニール袋に入れて冷凍保存している「パセリ」を、ビニール袋のまま揉み解し、凡そ大さじ一杯分の微塵を振りかけている。冷凍パセリの微塵大さじ一杯は、大型生パセリの3本分にあたるから、多いにビタミン補給可能にて、香味野菜的な風味そこなわれず、バターの香りとマッチする。
 ポテトは皮ごと食すが一番。小児の握りこぶし大のものまるまる一個、調理したけれど、お皿の大きさに合わせ、都合上ポテトスライス2枚しか置いてていない。
 ミニキャロットは、甘味一杯にてワインソースとマッチする。
 まるまる一本あったサニーレタスは、いよいよそこをつき、最後の数枚しか残らず、この夜のディナーで無事全て食した、、、。

 料理に使った残り物、安物赤ワインをグイグイやりながら超極貧ディナーは進行する、、、。
 ここは、軽井沢八風の郷の山懐。
 外気温はすでに零下5度。室内温度は25度にて快適そのもの、、、。かくして今夜も山荘の「一人宴会」は続き時間止まらず極寒の夜はふけゆく、、、。不良中年一人して陽気無言の気焔を撒きつつ明日に向け、エネルギーを蓄えるとの意、いよいよ酔いの回った不明瞭なる頭脳にて、長編小説の続きシナリオ&プロット等々めくるめく試行錯誤する・・・

 「・・・?」

 なにかと、忙しかったのです。
 そう、そうです。画像撮影さえなければ、もっと美味しく食事できたはず。ま、こういうこともあるか。あらためて撮影担当と調理担当を合い兼ねる忙しさと慌しさを痛感した次第である・・・


 <・完・・>

軽井沢山荘風『超極貧ディナー』:短編連載「エセ男爵流ステーキ」の巻 (2/3)

2007-01-27 20:05:05 | 食彩+酒の肴
 !!!

     完成です!

  今日は大袈裟に?真面目に!調理手順をご説明する。

 まずは、
 先の記事添付画像の「各食材」に、塩コショウを振りかけておく。

 輪切したジャガイモとミニキャロットには、ホワイトペッパーと塩を少々。牛肉には粗引きブラックペッパーと塩の組合せがよろしい。しかも、肉厚(厚さ約3cm弱)のフィレ肉には、力一杯しっかりと塩コショウをブチ掛けておく。粗引き黒コショウは、多く降りかければ多いほど、よろしい。いわば単なるステーキではなく『ペッパーステーキ』と称するのが「正式名称」かも、、、。
 且つ、親指の先程度の量のバターを用意しておいて、仕上げに使う。もちろん、これまた適量の赤ワインを用意する。この際の適量とは、おおよそ「大さじ3~5杯分」を云う。

 以上、単純に下拵え?前調理?下準備であるから、いたって単純なのである。

 さて、これからが大問題!

 以下、読者諸兄姉には解り切ったこと。毎度ながら大いに緊張する『料理創作芸術』の作業手順なるもの、執拗に詳細にバカバカしくも真面目にご案内する。。。

・・・まずは、
 フライパンを確(しっか)りと焼き切り、何も載せていないフライパンから油煙の出る一歩寸前を見届けて、最初の「あぶら」を敷く。「あぶら」は『牛脂』がベストなれど、うっかり牛脂を買い忘れた。買い忘れたというより、きょうび牛脂はビニールパックにされ無料にて持ち帰る方式になっているようだ。ただ単に、ピックアップするのを、忘れた・・・ 最近は、あえてオリーブオイルを使用。この度もサラダに振り掛ける高級オリーブオイルを極少量使用した。オリーブオイルから煙が立ちはじめる頃おもむろに、フィレ肉をフライパンの中央部分に位置するよう、両手でソオォ~と、あぶらの跳ね飛ばぬよう注意しつつ、且つ、はやる心を静めつつ高級美術品を扱うが如くに鎮座させるのである。置いた瞬間、ジイィ~・・・ な、なんと香ばしい音!フライパンから発してくる。これ、この瞬間の快感!ステーキを焼く時の最高の楽しみなのである。
 ココからはフライパンから絶対に目を離してはならぬ。あぶら分と水分の織成す音を聞き分け分析しつつ、頃合を見計らってフライパン上のフィレ肉をひっくり返す。タイミングがよければ、また、そういうタイミングを計算しつくした上で、最初に焼き始めた肉の表面に若干の焦げ目が着くかつかないかの状態の瞬間に、裏返さねばならない、、、。
 実は、本来ならば「この頃合」に親指の倍くらいの大粒のニンニクを立て横「4っつ」にカットしたカケラを放り込まねばならないのであるけれど、このとき残念ながら山荘では(たまたま)ニンニクを用意していなかった。

 ニンニク無しで、いざ勝負!

 両面焼けた頃合を見計らい、もう一度ずつ、裏返し2度に渡って「焼く」、、、。焼き加減?その時間に関しては何分何十秒か?そういう愚問に対しては、なんとも云えない。要するに、我輩の好みは「ミディアムレアー」! 肉の表面にはしっかりと焦げ目つきつつも、中は半生状態なるものがベストであり、そういう状態になるようフライパンの温度と牛肉の厚みのバランスand/or按配を非数学的なる芸術的感性の計算力によって割り出さなければならず、そのあたりが料理の面白ろさであるか、、、。
 もって『芸術的感性』なるセンスをもって頃合を定め、フライパンに赤ワインを降り掛ける!たちまち熱いフライパンは驚き、
  ジュー?
    ジィー?
 とか何とか、悲鳴をあげつつフライパン内の「あぶら」は、赤ワインの瞬間湯沸し機状態にて瞬時沸点達する。沸点により赤ワインの水分沸騰し発する蒸気と共にあぶら分を霧状にして吹き上げるからたまらない!ガスコンロの火は吹き上げられたあぶらの粒子に着火。まずは薄青い炎上がり、瞬時にして赤い炎に変化し、油煙は瞬時に燃え尽きる。炎を巧く使うは、仕上げとして牛肉全体に満遍なく火を通すコツ、あるいは妙技か。これが楽しみで!且つ料理人の巧、美しい芸術的瞬間である。しかし手馴れぬ若き家庭の主婦はたまた料理に精通せぬ独身女性、或いは狭苦しき台所天井の低い家屋やマンション住まいの諸兄姉に於かれましては、この炎を上げる儀式には、火災発生の覚悟召され、万一をお考えになり十分なるご注意されたし。ま、結論から申し上げると、フライパンから炎を上げるは禁止されたし。

 話は外れたけれど、元に戻る。 
 さて、
 炎を上げた瞬間、ブライパンの温度を下げる為、切り分け塩コショウした野菜を放り込む、、、。温度は一気に下がり、舞い上がった炎は、収まる。高熱高温度の収まったところで、あらかじめ用意したバターをゆるりとフライパンに滑り込ませる。
 今度こそ本気で頃合を見計らって、適度に焼きあがったフィレ肉をフライパンから取り出す。
 片手でフライパンを跳ね、放り込まれた野菜に満遍なくあぶら分をまわす。あぶらの回ったところで、少しガスコンロを絞り込み温度を落としつつ、あらためてワインを加え、野菜を「蒸焼き風」にする。
 さてこのあたりで野菜調理の「エセ男爵風・コツ」を申し上げる。
 実は、塩コショウをする前でもあとでもよい。一度電子レンジで野菜内部まで火を通しておくこと、肝要なり。
 とてもとても、牛肉を焼いた後のフライパンの上にて、短時間で野菜に火を通すは無粋である。表面にワインとバターの味と牛肉調理後の牛肉から若干出で来る肉汁エッセンス(ソース)を絡める為の作業であるから、お忘れなく・・・

 オォ、温野菜は、できるだけ早くフライパンから取り出し、盛り付けなくてはならぬ。ここでもたついていると、肝心なステーキが冷たくなってしまう・・・


 
  <・続く(明日記事)・・>


軽井沢山荘風『超極貧ディナー』:短編連載「エセ男爵流ステーキ」の巻 (1/3)

2007-01-26 21:05:10 | 食彩+酒の肴
???

 健康管理を考えれば考えるほど、我が山荘料理のメニューから遠慮しなければならぬ「好物」あり・・・

 これ、世に言う「ビーフステーキ」である!

 言わずもがな、それは牛肉の塊なり。

 牛肉の成分は「痛風」の元凶にて、可能な限り、我輩の口に運んではならじ!と、食に対する自然的欲求を押さえつつ、はや10年経過する。しかし典型且つ模範的不良中年、「不肖・エセ男爵」にして、一旦、一定以上の酒精分を体内に摂取し、未だ自ら理解不可能なる「分岐点・臨界点」に達するやいなや、その抑制は吹っ切れてしまう悪癖は未だ治らず、、、。吹っ切れてしまえば、無性に「抑圧・抑制」から脱出したくなり化けの皮は一挙に剥がれ、本来的嗜好の肉食を開始したくなる。

 この行動パターン?いかにも理性的な紳士とは云いがたい、、、。

 されど、我が人生に於いて未だ未経験なる厳寒軽井沢の長期山荘生活を、より快適にストレスを充満させぬよう、我が軟弱なる身体且つ精神を維持しなくてはならず、以って自分自身の総合的包括的健康管理なるもの、細部にわたりプランニングしなくては、越冬生活不可能か!と、今年になって再度覚悟したのは1月8日の事。その覚悟とは、いかにして精神的に萎えぬよう、準備万端合整えることなり!等々自分に言い聞かせつつ、まずは2週間分の食材を再度買い揃えたのは1月9日の出来事であった。

 以って、自らの理性に対し、ひそかに「ステーキ用牛肉」を買ってしまっていた、、、。
 
 このステーキ用牛肉? 確か180gm強? 脂身の少ない「オーストラリア産ヒレ肉」を購入してしまった。かくなる画像の通り調理し、ディナーとして胃袋に収まったのは、確か先週末の出来事、、、。

 画像にご紹介する「肉塊」?計算すれば約2週間前に購入したもの賞味期限はとっくに切れ、恐る恐る一日おき?に「肉質状態チェック」すれば、このところ肉面の赤みかかった色は少しずつ変色し、若干黒ずみ始めたのに気付く。しかし、冷蔵庫に放り投げたまま忘れていたわけではないけれど、なぜか食すタイミングを逸していた。

 さあ、今から調理する。

 ステーキに添える食材の選択、、、。

 調理の手順、、、。

 焼き方と味付け、、、。

 等々、本日から連続3回投稿にて「軽井沢山荘風エセ男爵流ビーフステーキ」をご紹介したい。

          連載記事、ご期待願いたい!!!


 <・続く(明日投稿予定)・・>

軽井沢山荘風、超極貧「酒の肴&サパー」:ベーコンは、生食にかぎる?

2007-01-24 20:36:10 | 食彩+酒の肴
  ??!

 これ、何と思いきや?

 単純に「ベーコン・スライス」です。


 かくなるベーコンは、約1週間前に「約1Kgパック」を購入した。(目方はパッケージに明記されていた)
 「生肉の1キロではないぞ・・・」
 少なくとも加工乾燥?燻製!されているベーコン1キロとは、結構なヴォリュームである。
 購入した場所はお店は?
 と聞かれれば、いかにも軽井沢的超贅沢価格を維持している「Tsuruyaスーパーマーケット」にて・・・

 要するに、画像になっているシロモノは「屑(クズ)ベーコン」?・・・

 他の加工肉(各種高級ソーセージ、形整ったベーコン、焼き豚、ロースハム、各種鳥肉まるやき燻製等々)と比較し、この「1kgパッケージ」は以外にも格安だったのだ。通常しかし、ベーコンの切屑、あまり買うヒトはいないだろうなあ~・・・

 躊躇することなく?我輩は即座に買った!!!

 なにせ、「豚肉」を燻製した後に形状を相整える時に生じる「屑肉」を掻き集めてパッケージしたらしく、形状や肉の部位は様々、且つ切れ端の大きさは、大小様々、、、。我輩、これで一向に構わない。

 その夜さっそく食そうと思ったが、1週間忘れていた。思い出してパッケージを開封。適当な大きさと厚みのものを1本引き抜き、我が自慢の牛刀風ペティーナイフ(ナイフの関連記事、こちらから入れます)をおもむろに取り出し、スライスし、いつものサニーレタスを添えて「酒の肴」とした。。。

 「・・・?」

 「何ですって?」

 「・・・!」

 そうです。
 本来的にベーコンは、しっかりとブライパンで焼き切り、コリコリ状態にして朝食の彩りを添える?という「我国の常識」を逸脱し、そして今、冷たいままで食そうと試みているのであります。この食し方、実は約12~3年前、ハンガリー長期滞在中に習慣化したもの。
 ちなみに、我国の常識的ベーコン調理方法は、我輩の狭き知識偏見により紐解けば、たぶん英国朝食の流儀なるもの、その「源流」と考える。英国式朝食は、必ず熱いトースト、油分が吹き飛びもって体積が半分くらいになるまでフライパンで徹底的に焼き切ったフライドベーコン(fried bacon?)や各種卵料理を組合せ、スープも出るようですぞ!?("Wikipedia" is the best teacher and/or the best guide, which would explain you details about the meaning of "Full English Breakfast"!)

 さて、ベーコンの生食。

 ハンガリーでは一般庶民にも比較的格安で手に入るのが、ベーコン。ブダペストの中心地、街中のあちらこちらにある小さな雑貨屋にも置いてあるハムやソーセージ、ご承知のサラミに混じって必ずやベーコンを見かけていた。とてもパッケージ等では扱っていなく昔ながらの方式、塊のものを「客の注文」にあわせて「切り売り・秤り売り」していたので、現地言葉ハンガリー語の捗らない我輩には、なかなか自ら店員に対し「望む適量」を申し付け難かった。一度は、店に於いてある全商品を、つまり塊肉の「全部」の塊を購入するのか?と、勘違いし、ブロック全部を注文した。我輩の注文の意味を約半分ほど理解できた店員は、首を傾げはじめた。にわかに、連れのハンガリー人から注意を受けた。
連れのハンガリー人いわく、
 大手スーパーならまだしも、24時間営業のマガジン(雑貨屋orキオスク)にて、そういう間の抜けた場違い的注文をしてはならじ!この早い時間にベーコンが売り切れたら夜深けになって来る後の客に迷惑がかかる。少しずつ、その日のうちに食べ切ってしまうだけの量しか買えない一般庶民は、日本人の買占めによって大変な迷惑をする!
 などと、、、。
 それもそうである。僅か2~3キロのブロックしか置いていないのに、夜の早い時間に我輩が全部購入すると、小銭(日本円で、当時たぶん50円くらい?ちなみに当時の物価は日本の「1/10以下」であった記憶が蘇る)を持って夜中に店を訪れ、あれこれ雑貨と食品を買う場所がマガジンである。したがって、僅かに50~100g?数切れ数枚のベーコンを買い求めに来る現地庶民の事を考えれば、場末の小さな店で(普通、決して出入りしないはずの(外国人の)日本人が、札びらを切りまくって、その店先にある商品を買い占めてはならぬ!と、教訓を受けた。
 
 連中の食習慣として、夜は重くて熱くて暖かい食事をとる回数は非常に少なく、なにか特別な祝い事でもない限り、ほとんどの庶民は冷たい食事をする。
 日本から直行便のないブダペシュトに行く場合、現地には夜中に到着する。下宿先に到着するのは決まって夜中の10時過ぎ。下宿先の連中は飲まないけれど、必ずや我輩には冷たいビールと酒の肴を用意。ささやかに歓待してもらう。つまり、冷たく(温めないという意味)て、「ばかデカいパン」の切れ端とチーズに、定番の生パプリカと厚切りベーコンの組合せにて、連中とカンパイ?する。連中も時には飲むけれど、決してビールは飲まなくて、ウォッカを生地でチビチビやる。
 つまり夜食にベーコンは欠かせない。
 加えて、玉葱やニンニクの芽、はたまた生パプリカを添えて食す「カタチ」は、現地(ハンガリーはブダペスト)にて学習した結果なのである。

 現地で一度、真面目に質問した記憶がある。

 「そもそもベーコンは、しっかりと火を通して食すものではないのか?」
と、。。。

 連中曰く、
 ベーコンは(保存食として!?且つ、もともと味の少ない豚肉に「味」を付けるため)すでに燻製のカタチで火を通しているではないか?ならば何故、あらためて火を通す必要あるか?そのままで食すのが、もっともベストな食し方であるぞ・・・

 「そういえばそうだ・・・」

 我輩、納得。

 それからというもの、(質のよい)ベーコンには出来る限り火を通さず食すことにしているけれど、(画像のもの)これほど生食に適したベーコンは、ついぞ(我が郷里の街のスーパーには)見かけなかった。

 軽井沢で発見したこと、読者諸兄姉にご報告したい、、、。

 ムム、、、。

 ならば、いかにも軽井沢的か・・・

 ビール飲みながらの「この画像撮影」のあと、ロールパンとチーズを加え、軽い夕食とした・・・

蒼白(2)

2007-01-22 08:45:45 | つれずれ紀行
!!
   ?!

 何と、またまた粉塵のような粉雪。

 今朝のパウダースノウは密度高く、雑木林のすき間というすき間を埋め尽くし、遠く八風山の山懐を覆いつくし、微粒子的粉塵の乾燥雪舞っているではないか!


 ぱらぱら?
          違う!

 しんしん?
          違う?

 ごうごう?
          違う!

 ざらざら?
          違う!

 ひゅうひゅう?
          違う違う!

 その音は、「雪の降る・・」を表現する「擬音」とは、ほど遠く、おおよそ似てもいない「音」を実感するのであり!?

 たぶん、、、

 ザー・・・
        てな感じの「音」と、
 サー・・・
        という感じの音と、
 しんしん・・・
        という感じを混ぜ合わせ、
 
 つまり、
 重く厚い重低音と、やや高音のシンバル或いは複数の小太鼓を打ち鳴らす連続音か、密度の高い「吹雪」が山郷一帯を覆い包み、、、、?

 そしてようやく、解かった!

 なんとなんと、我輩の耳に到達する異音は、風に舞い狂う微粒子的粉雪が雑木林の幹という幹と、枝という枝にぶつかり合い、枝に纏わり付く「初めて聞いた音」なのである。

 そして一目散に事務室に向かい、デジカメ持って部屋に帰り、部屋のテラスのガラス戸一枚を全開にし、撮った・・・

 これ、初めて分かった。

 「・・・?」

 「蒼白」という言葉の意味を・・・

 かくしてこの一枚、

  見事に研ぎ澄まされた「蒼」と「白」の織成す色彩構成であるか、、、。


   <・完・・>



 * <goo辞書>;『蒼白』の意味、こちらから検索できます・・・

蒼白 (1)

2007-01-21 15:45:15 | つれずれ紀行
!!?!

 とある朝、目覚めたら直にただならぬ気配を感じた。気配は、あまりにも静か過ぎる・・・
 
 あまりにも静かな気配とは、一体全体日本語の文法として成立するのであろうか如何か?という様な「小難しい理屈」はこの際忘れてほしい。

 軽井沢「八風の郷」の朝、たとえ気温は零下であっても、いつもならば直下の渓流のせせらぎと、寒風吹く雑木林の枝から枝に飛び歩きつつ元気にさえずる野鳥の鳴き声を聞き、目覚めるのであるけれど、今日(1月16日火曜日)は、いつもと様子が違い、ただならぬ気配を感じつつ目覚めた。

 「・・・?」

 ベッドの中で耳を澄ます。我が部屋のテラスの外の空中から、乾いた音が聞こえる。かすかに、そして連続的に、聞こえてくるではないか。

 「今朝は、いつもより暗いか?」

 おもわず時計を見る。

 午前7時過ぎであるから、早すぎて夜の明けやらぬ時刻でもない。急ぎ部屋の障子を開くと、外窓の間の旅館風テーブルセットのスペースとなる。その先はアルミサッシの大窓(ガラス戸と表現した方が正しいか)左右の2枚を隔てて外部のテラスに通じる。カーテンを開けっ放しにしているから、畳の部屋から直ちに外部を眺めること可能である。

 障子を開けたとたん、驚いた。



 <・続く・・>


とある曇りの日に・・ 「本日、天気曇天なれど、気分きわめて晴朗なり!」

2007-01-20 22:25:10 | つれずれ紀行
  !!!!

 やはり、デジカメは出てきました。

 何も、今にして始まったことではない!

 未だ「もうろく」してはいませんので、あえて申し添えておきます!

 「忘れ物」は、若かりし頃より我輩の得意技であります。自宅の各部屋の各場所ははおろか、国内の訪れる場所のあちこちにて、さらには外国旅行中の異なる諸国と異なるジャンルの各場所場所に、「たいそうな忘れ物」を繰り返しつつ、何故かその忘れ物が出で現われ再び手元に戻ってくるという、曇天青天の逆霹靂的「幸せ者」であります。(「忘れ物の話」を記事にしてシリーズ連載化しても飽き足らず!)

 さて本日、吉報です!

 今朝10時過ぎに電話が入りました。携帯であるからして、知り合い以外からのCallであると、すぐさま判明するが何と市外局番は軽井沢である。どこの誰からか、何だか?さっぱり分からないけれど、とりあえず電話をとった。しかしどこの誰なのか?すぐさま判明する。

 「OOさんですか?」

 「はい、そうです?!」 我輩は素直に電話に出た。ところが、

 何と、一昨日訪問した喫茶店の大将からではないか?

 「あの、携帯電話をお忘れではなくて、カメラをお忘れになったのではありませんか?」
 と、きた・・・
 「はい、そうです。SONYの馬鹿ちょんデジカメなのですが、ブルーグレイのソフトケースにいてれいるやつです。ところでマスター?どうされましたか?」

 「いや、昨日はご友人の方がOOさんの携帯電話をお忘れになっているとおっしゃったので、一生懸命になって家内と探していましたけれど、カメラのお忘れ物があるのですが、カメラではなく携帯電話だとおっしゃって、携帯電話の忘れ物はしょっちゅうあるのですが、必ずとりにお見えになり、当店では携帯電話のお預かりものには、今のところ在庫はございませんで、ただデジカメをお預かりしていたものですから、よもや?と思いまして、失礼とは存じ上げながらも念のため直接、そちら様の山荘にお電話申し上げた次第でございます・・・」(山荘の電話を、我輩の携帯に転送セットしておいて、よかった、ラッキーでした)

 「そう、忘れたのはデジカメですよ!友人は携帯電話といっていたのですか?それでは見つかりっこないですよね」

 「そう、そうですそうです。携帯電話だとばかりおっしゃって、デジカメではないとおっしゃるものですから、でも、宜しゅうございました。当店で確かにお預かりしておりますので、ご安心下さいませ・・・」

 「たいへんありがとうございます。さっそく本日、早い時間にお伺いいたしますので、どうぞ宜しくお願いします」

 いやはや、我輩は確かに「忘れ物はデジカメ」であると伝えているにもかかわらず、友人は携帯電話だと思い込んでいたのであるから、友人の早とちりはともかくとして、「伝言」とは、かくもあてにならないものか!あらためて痛感した次第である。(横着者の我輩自ら喫茶店に出向けばよかったものの、不慣れな軽井沢の地にて、その場所そのものの特定が難しく友人に任せたのが間違い。若かりし頃から方向感覚及び道順認識の不得意な我輩、こういうときにツケが回ってくるのであろうか)

 デジカメは例の喫茶店から出てきたのです!さっそくその喫茶店に出向き、お礼を云い、再び、不味いコーヒーを頂いて、再度お礼を述べて山荘に戻りついたところです。

 「・・・?」

 「そう、疑念を懐いていたヤクザ風高級自動車の主、上田の友人にさっそく『カメラの所在』が分かった旨、電話し、お詫びを言っておかねばならんのであります・・・」


 本日の添付画像、一昨日撮影の「よく晴れた日の午後」のもの、喫茶店の周囲の空き地の残雪が眩しく、我輩のテーブルのフラワーに目一杯照り映えてくるから暖かくてたまらない、、、。

 尚、本日記事となった「事の発端」?いきさつ等、述べている昨日記事には「当喫茶店」の大正ロマン的雑然たる山小屋風喫茶店の入り口付近の画像を添付しているので、未だ前後関係を「ご承知於き」なき読者は、お開きください。


よく晴れた朝・・・ 「本日は晴天なり」!  気分は?超曇天にて「青天の霹靂」なり・・

2007-01-19 21:45:35 | つれずれ紀行
 ・・・?

 ・・・・そんな具合で、かなり苛立っているのです。

 昨日、ふとしたことから旧式デジカメが見当たらなくなりました。

 まず、昨日は晴天なり、デジカメを持参で友人の到着を待ちました。

 前日の約束どおり、わざわざ上田市から土建業を営む数少なき長野県在住なる「我が友人」駆けつけ時間違わず、昼前に山荘にて合流、、、。

 互いに和気藹々(わきあいあい)と、中軽井沢方面に向かい信州蕎麦の専門店にて天ぷらそばを食しましょうよ、昼食に?と、「蕎麦大好き人間なる不良(+いい加減≒やくざ)中年男」の合計、約2名。ご機嫌よく山荘近所の「喫茶店」に場所を移し歓談していたところ、友人の携帯電話に仕事の電話入り、長電話している隙に、簡素質素な山小屋風喫茶店のレイアウトはまことに前時代的コケティッシュにて店内に魅力的被写体多く散乱し、かくなる日当たりの良い喫茶店の室内を撮影したくなり、さてん経営者の老夫婦に許可を取り、店内のあちこちを撮影した次第、、、。
 
 こうかんちょう年度末にて大忙し、仕事追い込みの友人は多忙にて必要以上の不良中年束縛は禁物にて、無言の内に取り決めした「時間」が来たので友人の車に再度便乗し、早い夕刻には我輩活動ベースなる八風の郷某山荘のアジトに無事帰り着きました。

 昨夜は思いがけず早く休み、今朝は珍しく6時30分頃起床。

 さて問題は「本日の朝」!
 
 よく晴れた朝の出来事!

 天気晴朗なれど、軽井沢の空高し、、、。

 かくして「晴天の霹靂」?は、起きた・・・

 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」?!?

なおも霹靂にめげず、続けて語る!

 本日本朝、
 軽井沢一帯夜が明けかかる頃、例の山荘ラウンジから浅間山方面を眺めれば、なんと朝日の当り始めた頃。目前に鎮座する美景絶景を確認するやいなや!
 「すわ撮影を!」
 と、思い、
 いつもの場所に置いてある愛機デジカメを探しに行ったところ、置いていないし見当たらない。

 何故か?何が起きたか?
 
 ネボケマナコ&頭脳不明晰状況にて必至に現状把握を試み、ようやく状況解りかけました、、、。

 たぶん昨日、あろうことか、どこかに置き忘れたのであります。

 一番可能性の高いところは、友人の車の助手席の下部?或いは、昨日の蕎麦屋ではなく喫茶店のテーブルの上?まずは絶好の浅間山早朝風景の撮影を諦め、時間を見計らい、友人に電話したけれど、友人の車には落ちていない、置き忘れていないという。
 
 さらに時間を見計らい、軽井沢の友人に電話して「喫茶店の名前」と場所を特定し、無理やり別の友人に思い起こしてもらい、10時過ぎに(別の)友人に「かくなる喫茶店」迄出向いてもらい、直接家宅捜査をしてもらったものの、やはりデジカメの忘れ物は無い。と連絡が来た・・・・

 一瞬、愕然とした!

 馬鹿ちょんと言えども、すでに5年近くも活躍してくれたデジカメを失った事実もさることながら、数日間の撮影データが吹き飛んだ事実に落胆する。

  「・・・?」

 たぶん、コートのポケットからはみ出して「友人の怪しげな高級車」の前の席足元に落ちているはず!怪しげな高級車の後部座席には「サングラスもどき」の目隠し的超薄暗いシールが張ってある。且つ、加えて、前席左右の窓ガラスには、ご丁寧に「黒色のレースカーテン」なるもの張りつめてあり、レーサーもどきに運転の上手な友人自ら左右のバックミラー確認の際、シートベルトを引き伸ばしつつ前かがみにならなくては左右バックミラーの確認は不可能。とにかく変な車の楽しい友人である。
 さて、
 読者ご想像通り、チョイトやそっとの確認調査にて、車内の遺失物が見つかるはずもなく、かくなる上は我輩自ら懐中電灯なるものを用意し、この週末辺りあらためて友人を呼びつけ、社内調査に?もとい、車内捜査を実施しなくてはなるまいて・・・
 あるいは、明朝、
 「見つかった!ありました・・・」
等と、とぼけた電話が架かってくるを期待しつつ、今夜は安眠するとしよう。。。。


* やはりカメラは見つかりました、出てきました。以って「記録画像」を、晴れて、添付します。。。(関連記事はこちらから入れます・・・

続,南軽井沢大字発地より「浅間山」を望む (2/2)

2007-01-18 10:18:45 | つれずれ紀行
(Photo's 撮影月日=2007/01/13)

 昨日記事をご一読下さっている読者諸兄には、もう本日は、多くを語る必要はないであろう。

 昨日は、レイクニュータウンの一角から撮影した画像。本日は約4~5分間(徒歩ではなく、車で)移動し「八風の郷」の入り口を少し入った谷合で車を停め、再度、浅間山を眺める。

 この辺り、地元農家の集落あり田畑あり。外部進入者である「別荘族・山荘族」のおっ立てた、いかにも瀟洒を気取る「別荘風建造物」は見当たらず、いたって非軽井沢的田園風景か、と覗う。万が一、浅間山でも望めなければまさか此処が軽井沢の地であるとは、誰も思いつかないはず、、、。

 撮影地点より左方向に八風の郷あり。撮影地点の背後は、八風山の方向。

 かくなる方向には、時々再々、再三再四、優雅な野生鹿は徘徊し兎はぴょンぴょン跳ね、冬尚元気な栗鼠(リス)は空中散歩にて木々を飛び渡り、カメ虫やてんとう虫は山荘のアルミサッシ窓の隙間にこびりつき越冬したり、各種動物の足跡は残雪にくっきりと残る大自然林の立ちはだかるところ。山の奥深き山懐こそ「不肖・エセ男爵」メの長逗留ベース基地なり、、、。

 かくして撮影を終え、山荘に向け帰途に就く。

 車で約4~5or6分間、分厚い圧雪の残る山荘道路を四輪駆動の似非ジープ車にて緩々と登り、ようやく「長逗留基地」に無事帰還したら、時計は午後5時をまわっていた、、、。

 寒風吹きすさぶ中、二度も外気に晒され、我輩の体温は思ったより低下した。

 寒風に水分奪われ、喉はカラカラ状態。

 さっそく先ほど購入した「安物の赤ワイン」のコルクを開け、一口テイストした赤ワインの味は実に美味かった。

 なにしろ「若いワイン」、我輩にとっては些(いささ)か甘口に感じるか。ならばアイスクリームを酒の肴にして試飲す。なんと、これが大成功。逆に甘口ワインをほろ苦く感じるのであり、いかにも高級ワインに仕立て上げる立役者は「酒の肴・アイスクリーム」なること発見した・・・


 <・完・・>