<添付画像>産経新聞(平成23年3月17日)切り抜き
この度の東北地方太平洋沖地震の被災者や国民に向けた『天皇陛下からのメッセージ』が、初めてビデオメッセージの形で発表された。恐らくTV画面にて報道されたのであろうけれど、その時珍しく吾輩多忙にて外出中。残念ながらマスメディア画面の報道は見逃した。にもかかわらず、翌3月17日産経新聞28面に天皇陛下の写真画像付きにて『陛下のお言葉全文』が掲載されていたから直ちに目を通し、且つ、記事を切り抜いた。
以って、
遅ればせながらブログ投稿記事とし、前代未聞すなわち未曾有の天変地異、日本国平成23・3・11大地震関連ブログ記事の第1号として掲載したい。
---------(以下、産経新聞より切り抜き記事掲載する)----------
「苦難分かち合うこと大切」天皇陛下メッセージ
天皇陛下は16日、東日本大震災の被災者や国民に向けたビデオメッセージを発表された。陛下は「被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています」「一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています」と案じられた。陛下が国民に向け、ビデオでお気持ちを述べられるのは初めて。
メッセージでは、福島第1原発の事故についても「関係者の尽力により事態の悪化が回避されることを切に願っています」と述べられた。救援活動にあたる人々の労をねぎらうとともに、被災地以外の国民にも「被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います」とメッセージを送られた。
『お言葉全文』
この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるかも分りません。一人でも多くの人の無事が確認される事を願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている日々の雄々しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状態の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたいと思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者とともにあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを喪心より願っています。
被災地のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。(産経新聞記事[平成23年3月17日水曜日総合28面]より切り抜き・終了)
この度の東北地方太平洋沖地震の被災者や国民に向けた『天皇陛下からのメッセージ』が、初めてビデオメッセージの形で発表された。恐らくTV画面にて報道されたのであろうけれど、その時珍しく吾輩多忙にて外出中。残念ながらマスメディア画面の報道は見逃した。にもかかわらず、翌3月17日産経新聞28面に天皇陛下の写真画像付きにて『陛下のお言葉全文』が掲載されていたから直ちに目を通し、且つ、記事を切り抜いた。
以って、
遅ればせながらブログ投稿記事とし、前代未聞すなわち未曾有の天変地異、日本国平成23・3・11大地震関連ブログ記事の第1号として掲載したい。
---------(以下、産経新聞より切り抜き記事掲載する)----------
「苦難分かち合うこと大切」天皇陛下メッセージ
天皇陛下は16日、東日本大震災の被災者や国民に向けたビデオメッセージを発表された。陛下は「被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています」「一人でも多くの人の無事が確認されることを願っています」と案じられた。陛下が国民に向け、ビデオでお気持ちを述べられるのは初めて。
メッセージでは、福島第1原発の事故についても「関係者の尽力により事態の悪化が回避されることを切に願っています」と述べられた。救援活動にあたる人々の労をねぎらうとともに、被災地以外の国民にも「被災者のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います」とメッセージを送られた。
『お言葉全文』
この度の東北地方太平洋沖地震は、マグニチュード9.0という例を見ない規模の巨大地震であり、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めています。地震や津波による死者の数は日を追って増加し、犠牲者が何人になるかも分りません。一人でも多くの人の無事が確認される事を願っています。また、現在、原子力発電所の状況が予断を許さぬものであることを深く案じ、関係者の尽力により事態の更なる悪化が回避されることを切に願っています。
現在、国を挙げての救援活動が進められていますが、厳しい寒さの中で、多くの人々が、食糧、飲料水、燃料などの不足により、極めて苦しい避難生活を余儀なくされています。その速やかな救済のために全力を挙げることにより、被災者の状況が少しでも好転し、人々の復興への希望につながっていくことを心から願わずにはいられません。そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている日々の雄々しさに深く胸を打たれています。
自衛隊、警察、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、諸外国から救援のために来日した人々、国内のさまざまな救援組織に属する人々が、余震の続く危険な状態の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、その労を深くねぎらいたいと思います。
今回、世界各国の元首から相次いでお見舞いの電報が届き、その多くに各国国民の気持ちが被災者とともにあるとの言葉が添えられていました。これを被災地の人々にお伝えします。
海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。これからも皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを喪心より願っています。
被災地のこれからの苦難の日々を、私たち皆が、さまざまな形で少しでも多く分かち合っていくことが大切であろうと思います。被災した人々が決して希望を捨てることなく、身体を大切に明日からの日々を生き抜いてくれるよう、また、国民一人びとりが、被災した各地域の上にこれからも長く心を寄せ、被災者とともにそれぞれの地域の復興の道のりを見守り続けていくことを心より願っています。(産経新聞記事[平成23年3月17日水曜日総合28面]より切り抜き・終了)