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ドルトムントにとっての13-14シーズンチャンピオンズリーググループステージ

2013年08月30日 06時36分07秒 | サッカー
13-14シーズンのチャンピオンズリーグ、グループFは最も過酷なグループだろう。

プレミア4位でCLは16季連続出場となるアーセナル、リーグ・アン2位でCL常連のマルセイユ、ブンデス2位で昨季のCL準優勝のドルトムント、セリエA2位と近年躍進を遂げているナポリの4チーム。

実は、11-12シーズンのグループFは、アーセナル、マルセイユ、オリンピアコス、ドルトムントの4チームで、オリンピアコスがナポリに替わっただけという組み合わせとなった。
このシーズン、ドルトムントはブンデス優勝の勢いを持って、いざヨーロッパの舞台でも結果を残そうと意気込んでいたが、終わってみればグループ最下位に沈んでしまった。

アーセナルが3勝2分け1敗で1位、マルセイユが3勝1分け2敗、オリンピアコスが3勝3敗で上位3チームは勝点差1ずつの混戦となった。ドルトムントはホームでオリンピアコスに勝利したものの、あとはアーセナルにホームで引き分けただけ。マルセイユにはアウェイで0-3、ホームでも2-3と苦しんだ。

この大敗の経験が翌シーズン、死のグループと言われた、レアル・マドリード、マンチェスターシティ、アヤックスとの同組を無敗で勝ち抜く要因となった。CLでの戦い方を学んだと言われている。

従って、11-12シーズンと同じような顔合わせでも、同じような結果にはならないはずだ。ただ、レアルやシティのように強者のフットボールをしてくれるチームとの方がやりやすいのも確かだろう。
アーセナルやマルセイユは経験が豊富で、スマートなサッカーができる印象がある。現在の力関係で言えば、ドルトムントを侮るクラブはないだろうし、むしろリスペクトされて引き気味にこられると厳しい戦いを強いられることになるかもしれない。

ドルトムントの最大のウィークポイントは選手層の薄さにある。昨シーズンよりは心持ち改善されたが、ブンデスリーグとCLの両方に同じように力を注ぐことは難しい。昨シーズンはかなりCLに偏ったためにブンデスでは取りこぼしが多かった。

苦杯をなめたアーセナルやマルセイユ、そして力のあるナポリという組み合わせだけにどの試合も気が抜けない重要なものと言えるだろう。今季もブンデスよりもCL重視のシーズンとなってしまいそうだ。


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