奇想庵@goo

Sports, Games, News and Entertainments

[サッカー感想]2012/09/07-09/13

2012年09月14日 22時06分38秒 | スポーツ
★U20女子ワールドカップ

◆ナイジェリア 1-2 日本・・・フィジカルの強さを誇るナイジェリアに対して日本らしいサッカーを見せることができた。後半は押し込まれる場面が増えたがよく耐えた。
それにしても、育成年代とはいえ、吉田監督の選手起用・交代の大胆さはすごい。すべてが成功しているわけではないが、選手のモチベーションに繋がっているのは間違いなさそう。

◆アメリカ 1-0 ドイツ・・・間違いなく今大会のベストゲーム。劣勢を予想されたアメリカが、戦術とハードワークでドイツを破った。ドイツは今大会初失点を喫し、初めて追う展開となったことで焦りが出た感じ。そこまで追い込んだアメリカが見事だった。

★W杯予選

◆オランダ 2-0 トルコ・・・どちらも守備に難ありといった感じだが、決定力の差が勝敗を分けた。厳しい欧州予選、今のままだと両国ともにブラジル行きは厳しそう。

◆アルゼンチン 3-1 パラグアイ・・・やっぱりメッシの凄さが際立つ。ただメッシ頼みにならない戦い方ができるようになった感じ。今の戦いが続けられれば本大会でも面白そう。対するパラグアイは厳しい感じ。堅守が根幹のチームだけにそれを取り戻せるかどうか。

◆日本 1-0 イラク・・・W杯予選は最も結果が求められるだけに、ほぼ当確を決めたこの勝利の価値は大きい。試合内容は決して満足できるものではなかったが。
中東でのアウェイゲームを残しているが、プレッシャーが軽減された中で戦えるのはプラス材料ではある。しかし、一方でチームの強化として早々と安全圏に進むことが良かったかどうかはなんとも言えない。
この試合でも先発メンバーはともかく、信頼できる控えが少なく選手層の薄さが目に付いた。以前から指摘しているセンターバックだけでなく、ボランチやワントップ、ストロングポジションのはずの攻撃的MFでもバックアップの層が厚いとは言えない。
中心選手のほとんどは海外でスキルアップを図っているだけに、その次の層との差が大きいのが現状だ。現在バックアップメンバーで信頼できるのは、清武、中村憲剛、駒野くらい。五輪代表で活躍した世代で、代表で実績ある選手は清武ひとりだけ。W酒井もまだ本当に厳しい場面で使うには難しいだろう。
W杯までの残りの期間は、第一にこの選手層の強化が必要だ。W杯で結果を出すためにはレギュラー組の更なる成長は欠かせないにしてもそれだけでは限界がある。

◆オーストリア 1-2 ドイツ・・・2連勝を飾ったドイツだが、ミスも目立つ内容だった。連動性や選手層の充実がなければ、長丁場となるW杯予選を戦い抜くことは難しい。特に守備面での不安は残る。オーストリアは決定力があれば勝ち点を奪えた試合だっただけに、惜しい初戦だったと言えるだろう。

◆ハンガリー 1-4 オランダ・・・ハンガリーは守備が軽く、失点はすべてあっさりと取られたものだった。オランダは失点もPKからで、課題の守備は合格点か。攻撃はロッベンがいないことでスピード感や連動性が感じられた。うまく世代交代していくことも必要だろう。