新たなワールド統合が発表された。
一部ワールドの統合に関するお知らせ
3月16日に8つのワールドが統合によって消失する。
公表されたのが3月2日で3月分課金後に発表されたこと、これまで統合のたびに不満の声が上がっていた統合されるワールド側のキャラクターネームが変更される可能性が高い問題が放置されたままであること、これらについての批判がTwitterなどで繰り広げられている。
特に名前の問題は深刻だ。そして、それを運営側が軽視しているように見える点が事態に拍車を掛けている。
Twitter上の公式アカウント「@FFXI_JP」の回答がこれだが、実際に名前を変えなければならないプレイヤーにとっては誠意ある回答とは思えないだろう。
FF11について再三指摘した、サービス業としてのオンラインゲーム運営という点に対する意識の低さがここでも如実に表れている。
今回の統合によってワールド数は16となる。最盛期には32あったので、丁度半分ということになる。
FF14のサービス開始に伴い激減していたワールドの人口は、ここしばらくやや回復傾向にあった。しかし、今回の統合は多くの引退者をもたらすだろう。
また、統合により一部コンテンツの混雑が懸念される。アビセアに関しては現状でも混雑している印象だっただけに、統合への不満は統合される側のワールドのプレイヤーにも蓄積されるだろう。
「@FFXI_JP」のコメントだが、そうであれば先に混雑状態への対策を実施し、その後で統合するのが筋ではないのか。他のワールドの現状を知っているわけではないが、比較的良好な人口状況に思えた中での統合には納得しがたいものを感じてしまう。
公式フォーラムの開設について (2011/03/04)
3月8日にβ版として開設される。過去にPOL上に開発情報として掲示板が存在したが2005年に廃止。FF11.Gameinside.infoをプレミアサイトとして公式掲示板のような存在としたがこれも2008年に閉鎖された。
今回はWeb上で公開され、書き込むにはアカウントが必要ということで両者の中間的なものとなりそうだ。正直、今更といった感は否めないが、うまく機能して欲しいものだ。
一方で、このフォーラム開設によりTwitterの機能が縮小される。Twitterは松井ディレクターが個人として運営していたものを、FF14移籍に伴い公式アカウントとして引き継いだ形だ。短期間の運用だったが、プレイヤーとの直接のやり取りは少なく物足りないものだった。公式化してしまったことでかえって、そんなやり取りがしづらくなったのではないか。
オンラインゲームはコミュニケーションのゲームである。それはプレイヤー同士のコミュニケーションに限らない。プレイヤーと開発・運営側とのコミュニケーションも非常に重要な要素である。
FF11はこの点で失敗した。優れたゲーム性を持ち、多数のユーザーを抱えていたにも関わらずヒット作と呼べない最大の原因がここにある。
松井氏が総合ディレクターだった期間は3ヶ月に過ぎないが、プレイヤーに非常に高い支持を得たのは単にプレイヤー有利なバージョンアップを行ったことではなくTwitterを通じてコミュニケーションを行い、プレイヤーの声を元にした修正を行ったからだろう。
フォーラムという場ができても、それだけでは意味がない。そこでコミュニケーションを行う意思がなければ、フォーラムはプレイヤーの不満の捌け口にしかならない。
日本発のMMORPGの将来が不安視されている中で、その中心に位置するスクウェア・エニックスが変わっていけるのかどうかの試金石となるだろう。
追記:
一部ワールドの統合スケジュールについて
3月7日夜にワールド統合実施日が次回大規模バージョンアップまで延期された。
あまりに急な告知に対して多くの批判が寄せられていたが、一定の評価のできる対応と言えるだろう。アビセアの混雑状況を鑑みれば、現段階での統合は混乱を招く恐れがあった。
次回の大規模バージョンアップでは混雑緩和策を導入すると告知しているが、それがどのようなものになるのかが注目だ。
他に魅力的なコンテンツを導入した場合はそのコンテンツに人気が集中するし、アビセア締め付けによる混雑回避は本末転倒だ。
また、この統合に際し、新規キャラクターの作成が停止された。告知なしに行われており、多数に影響するものではないが、強引な印象を受ける。次回の大規模バージョンアップ実施日がいつになるか不明だが、かなりの期間停止状態が維持されることになりそうだ。
一部ワールドの統合に関するお知らせ
3月16日に8つのワールドが統合によって消失する。
公表されたのが3月2日で3月分課金後に発表されたこと、これまで統合のたびに不満の声が上がっていた統合されるワールド側のキャラクターネームが変更される可能性が高い問題が放置されたままであること、これらについての批判がTwitterなどで繰り広げられている。
特に名前の問題は深刻だ。そして、それを運営側が軽視しているように見える点が事態に拍車を掛けている。
統合時のキャラクター名の重複に関して多数のフィードバックありがとうございます。過去の移転時にも同様の議論がありましたが、残念ながら技術的制約から現在のような方法となっています。大変申し訳ありません。
Twitter上の公式アカウント「@FFXI_JP」の回答がこれだが、実際に名前を変えなければならないプレイヤーにとっては誠意ある回答とは思えないだろう。
FF11について再三指摘した、サービス業としてのオンラインゲーム運営という点に対する意識の低さがここでも如実に表れている。
今回の統合によってワールド数は16となる。最盛期には32あったので、丁度半分ということになる。
FF14のサービス開始に伴い激減していたワールドの人口は、ここしばらくやや回復傾向にあった。しかし、今回の統合は多くの引退者をもたらすだろう。
また、統合により一部コンテンツの混雑が懸念される。アビセアに関しては現状でも混雑している印象だっただけに、統合への不満は統合される側のワールドのプレイヤーにも蓄積されるだろう。
なお、アビセア関連など一部が混雑状態にあることは把握しておりますので、次回大規模アップデートも含め、対策は順次実施していきます。
「@FFXI_JP」のコメントだが、そうであれば先に混雑状態への対策を実施し、その後で統合するのが筋ではないのか。他のワールドの現状を知っているわけではないが、比較的良好な人口状況に思えた中での統合には納得しがたいものを感じてしまう。
公式フォーラムの開設について (2011/03/04)
3月8日にβ版として開設される。過去にPOL上に開発情報として掲示板が存在したが2005年に廃止。FF11.Gameinside.infoをプレミアサイトとして公式掲示板のような存在としたがこれも2008年に閉鎖された。
今回はWeb上で公開され、書き込むにはアカウントが必要ということで両者の中間的なものとなりそうだ。正直、今更といった感は否めないが、うまく機能して欲しいものだ。
一方で、このフォーラム開設によりTwitterの機能が縮小される。Twitterは松井ディレクターが個人として運営していたものを、FF14移籍に伴い公式アカウントとして引き継いだ形だ。短期間の運用だったが、プレイヤーとの直接のやり取りは少なく物足りないものだった。公式化してしまったことでかえって、そんなやり取りがしづらくなったのではないか。
オンラインゲームはコミュニケーションのゲームである。それはプレイヤー同士のコミュニケーションに限らない。プレイヤーと開発・運営側とのコミュニケーションも非常に重要な要素である。
FF11はこの点で失敗した。優れたゲーム性を持ち、多数のユーザーを抱えていたにも関わらずヒット作と呼べない最大の原因がここにある。
松井氏が総合ディレクターだった期間は3ヶ月に過ぎないが、プレイヤーに非常に高い支持を得たのは単にプレイヤー有利なバージョンアップを行ったことではなくTwitterを通じてコミュニケーションを行い、プレイヤーの声を元にした修正を行ったからだろう。
フォーラムという場ができても、それだけでは意味がない。そこでコミュニケーションを行う意思がなければ、フォーラムはプレイヤーの不満の捌け口にしかならない。
日本発のMMORPGの将来が不安視されている中で、その中心に位置するスクウェア・エニックスが変わっていけるのかどうかの試金石となるだろう。
追記:
一部ワールドの統合スケジュールについて
3月7日夜にワールド統合実施日が次回大規模バージョンアップまで延期された。
あまりに急な告知に対して多くの批判が寄せられていたが、一定の評価のできる対応と言えるだろう。アビセアの混雑状況を鑑みれば、現段階での統合は混乱を招く恐れがあった。
次回の大規模バージョンアップでは混雑緩和策を導入すると告知しているが、それがどのようなものになるのかが注目だ。
他に魅力的なコンテンツを導入した場合はそのコンテンツに人気が集中するし、アビセア締め付けによる混雑回避は本末転倒だ。
また、この統合に際し、新規キャラクターの作成が停止された。告知なしに行われており、多数に影響するものではないが、強引な印象を受ける。次回の大規模バージョンアップ実施日がいつになるか不明だが、かなりの期間停止状態が維持されることになりそうだ。