のんびりしたペースで、現在ハッピーガーランドをプレイ中。というわけで、バンピートロットのファーストインプレッションを書いておこう。
まずこのゲーム、ジャンル不詳って感じなのだが、大枠としてはレベル(経験値)のないRPG。フラグを立て、イベントをこなし、ボスを攻略して進んでいくのがメインシナリオ。そこに、様々な、多種多様な、膨大な要素が加味されて、このゲームを特徴付けている。
できることは非常に多い。その全てをやり尽くすことはかなり大変だろう。とりあえず個別に見ていこう。
☆トロットビーグル
このゲームの最も重要な要素がトロットビーグルという乗り物だ。移動や採掘・採集などにも活躍するが、ゲーム中で大事なのは戦闘に関して。雑魚戦、ボス戦、1対1バトルの3種類が存在する。
雑魚相手は、操作さえ慣れればそんなに苦労はしないだろう。トロットビーグルの操作は左右のスティックを使うちょっと癖のあるやり方だが、移動程度ならすぐに慣れる。
ボス戦はかなり厳しい。攻略法を見つけないとなかなか勝てない。しかも、雑魚戦とボス戦は負ければゲームオーバーなので、辛いものがある。
1対1は、闘技場での戦いの他に、イベントでも行われるが、こちらは負けてもストーリーが進行する(今のところ)。ただビーグルの実力は互角でも、相手の攻撃パターンが分からないと勝つのは難しい感じだ(腕が悪いとも言うが)。
慣れることで徐々にプレイヤーの腕が上がり、うまくビーグルを扱えるようになる。だが、ストーリーの進行に伴い、ビーグルの性能が上がるかというと、微妙なところ。もちろんいいパーツも出るには出るが、そんなにパワーアップしたという程のものではない。例えば、コツコツお金稼いでいいパーツを買って、腕の悪さをカバーするということは今までのところ不可能だ。戦う相手に応じて、パーツを変えることである程度は補えるだろうが・・・。
☆楽器演奏
楽器ごとに演奏方法が異なり、当然難易度も異なる。うまく演奏したいという気持ちはあるが、そこそこできれば、これまでのところ問題なく進行している。練習はいつでもできるし、路上コンサートも気軽にできる。
イベントでの演奏シーンには力が入っているし、見応えは十分。曲も、歌もいいし、演出もうまい。
☆ビリヤード
賭けビリヤード(9ボール)ができる。本筋とは無関係だが、遊びとしてはなかなか面白い。
☆衣装
前にも触れたが、服を着替えると、見た目が変化し、更にその服装のままイベントシーンに登場する。セットものの衣装を揃えて着れば、アルバムにも載る。また、女の子に服をプレゼントすると着てくれることも。
☆アルバム
衣装で挙げた一人を写したファッション写真だけでなく、街のNPCに話しかけると載る集合写真がある。その写真のメンバー全員に話しかけると、セピア調から通常のカラー写真に変わるので、つい漏らした人がいないかと気になってしまう。街を歩いているだけのNPCなどもかなり個性があって、この世界への作り手の愛情を感じる。
☆交易・採掘など
お金稼ぎの手段として、交易や化石発掘などがある。交易はどこで何をいくらで扱っているかメモしてないと大変そう。攻略本出てからでいいか(笑)。発掘はとある場所で掘って街に運んでクリーニングし値段を鑑定してもらって売るかどうか決めることとなる。
☆部屋
まだできないが、部屋を借りて、そこに家具などを飾れるようになる。そこに人を招いたりも。
☆自転車
自転車に乗ったり、泳いだりいろいろと。
☆ダンジョン探索
潜れるのです(笑)。1エリアクリアしたら、一度外に出て、次のエリアに進めるというシステム。当然奥に行くと敵が強くなる。
★システム面について
いろんなことができる自由度と、ストーリー進行のための強制イベント。うまく融合しているとまでは言い難いが、合格点はあげてもいいだろう。
マップはひとつひとつはそう大きくないので、迷うことは少ない。街は大きいが、マップを見ながら行けば、問題ないだろう。また、街ではビーグルに乗ると目的地まで自動操縦だし、バスや路面電車に乗ることもできる。
移動中の読み込みは気になるが、仕方ないか。お腹が減ったり、時間経過(朝昼夕夜)があったりする点は、プレイヤーのストレス要素ではあるが、そんなに気にはならない。
ストーリー進行で、イベント戦闘が起きることがあるが、セーブポイントが近くになかったりするのは大きな欠点だ。面倒でも、かなりこまめにセーブする必要はある。
そして、最大の問題点、それは、難易度だろう。アクションゲームとして見た場合、適度な難易度だと思うが、このゲームをアクションゲームと呼ぶのはどうだろうか。確かにビーグル操縦も、楽器演奏もアクションの要素が強いが、それ以上にこのゲームを魅力的にしているのは、もっと雑多な小さいものの積み重ねだ。先に挙げた数々のできること以外にも、たくさんの楽しみがこの世界に満ち溢れている。そうした楽しみがアクションが苦手というネックのせいで遊べなかったら残念だろう。
これがRPGであれば、経験値を稼いでレベルを上げて勝てなかった敵に勝つということができる。このゲームでも、例えば高額だけど強力なパーツを早い段階で用意すればフォローにはなった。また、あくまでこの難易度で楽しんで欲しいと思うのであれば、ゲームオーバーになる戦闘の前にセーブポイントを置いて、プレイヤーにセーブを促したり、負けてもやり直しやすくする工夫が絶対に必要だった。こうした配慮が足りなかった点は、このゲームの明らかなマイナス面だ。
★更なる魅力
指摘した欠点だけでなく、小さな問題点は他にもいろいろあるが、それでもこのゲームは魅力にあふれている。自由度の高さも大きな魅力だが、ストーリーやキャラクター、演出面でも高く評価できる内容だ。まだストーリー面では序盤といった感じだが、決して平面的でなく、キャラクターはステレオタイプになっていない。言葉の使い方がやや物足りないが、絵的には素晴らしいものだ。
このゲームの発売直前に『METAL SAGA ~砂塵の鎖~』が出たが、プレイしていてメタルマックスシリーズの雰囲気も感じることができた。自由でわくわくする世界。汗と油の物語。そして、愛や友情、正義といった浮ついた言葉が並ばない、プレイヤーが自分で道を切り開くゲーム。
なんとしてでも最後まで付き合ってみたいそんなゲームだ。
まずこのゲーム、ジャンル不詳って感じなのだが、大枠としてはレベル(経験値)のないRPG。フラグを立て、イベントをこなし、ボスを攻略して進んでいくのがメインシナリオ。そこに、様々な、多種多様な、膨大な要素が加味されて、このゲームを特徴付けている。
できることは非常に多い。その全てをやり尽くすことはかなり大変だろう。とりあえず個別に見ていこう。
☆トロットビーグル
このゲームの最も重要な要素がトロットビーグルという乗り物だ。移動や採掘・採集などにも活躍するが、ゲーム中で大事なのは戦闘に関して。雑魚戦、ボス戦、1対1バトルの3種類が存在する。
雑魚相手は、操作さえ慣れればそんなに苦労はしないだろう。トロットビーグルの操作は左右のスティックを使うちょっと癖のあるやり方だが、移動程度ならすぐに慣れる。
ボス戦はかなり厳しい。攻略法を見つけないとなかなか勝てない。しかも、雑魚戦とボス戦は負ければゲームオーバーなので、辛いものがある。
1対1は、闘技場での戦いの他に、イベントでも行われるが、こちらは負けてもストーリーが進行する(今のところ)。ただビーグルの実力は互角でも、相手の攻撃パターンが分からないと勝つのは難しい感じだ(腕が悪いとも言うが)。
慣れることで徐々にプレイヤーの腕が上がり、うまくビーグルを扱えるようになる。だが、ストーリーの進行に伴い、ビーグルの性能が上がるかというと、微妙なところ。もちろんいいパーツも出るには出るが、そんなにパワーアップしたという程のものではない。例えば、コツコツお金稼いでいいパーツを買って、腕の悪さをカバーするということは今までのところ不可能だ。戦う相手に応じて、パーツを変えることである程度は補えるだろうが・・・。
☆楽器演奏
楽器ごとに演奏方法が異なり、当然難易度も異なる。うまく演奏したいという気持ちはあるが、そこそこできれば、これまでのところ問題なく進行している。練習はいつでもできるし、路上コンサートも気軽にできる。
イベントでの演奏シーンには力が入っているし、見応えは十分。曲も、歌もいいし、演出もうまい。
☆ビリヤード
賭けビリヤード(9ボール)ができる。本筋とは無関係だが、遊びとしてはなかなか面白い。
☆衣装
前にも触れたが、服を着替えると、見た目が変化し、更にその服装のままイベントシーンに登場する。セットものの衣装を揃えて着れば、アルバムにも載る。また、女の子に服をプレゼントすると着てくれることも。
☆アルバム
衣装で挙げた一人を写したファッション写真だけでなく、街のNPCに話しかけると載る集合写真がある。その写真のメンバー全員に話しかけると、セピア調から通常のカラー写真に変わるので、つい漏らした人がいないかと気になってしまう。街を歩いているだけのNPCなどもかなり個性があって、この世界への作り手の愛情を感じる。
☆交易・採掘など
お金稼ぎの手段として、交易や化石発掘などがある。交易はどこで何をいくらで扱っているかメモしてないと大変そう。攻略本出てからでいいか(笑)。発掘はとある場所で掘って街に運んでクリーニングし値段を鑑定してもらって売るかどうか決めることとなる。
☆部屋
まだできないが、部屋を借りて、そこに家具などを飾れるようになる。そこに人を招いたりも。
☆自転車
自転車に乗ったり、泳いだりいろいろと。
☆ダンジョン探索
潜れるのです(笑)。1エリアクリアしたら、一度外に出て、次のエリアに進めるというシステム。当然奥に行くと敵が強くなる。
★システム面について
いろんなことができる自由度と、ストーリー進行のための強制イベント。うまく融合しているとまでは言い難いが、合格点はあげてもいいだろう。
マップはひとつひとつはそう大きくないので、迷うことは少ない。街は大きいが、マップを見ながら行けば、問題ないだろう。また、街ではビーグルに乗ると目的地まで自動操縦だし、バスや路面電車に乗ることもできる。
移動中の読み込みは気になるが、仕方ないか。お腹が減ったり、時間経過(朝昼夕夜)があったりする点は、プレイヤーのストレス要素ではあるが、そんなに気にはならない。
ストーリー進行で、イベント戦闘が起きることがあるが、セーブポイントが近くになかったりするのは大きな欠点だ。面倒でも、かなりこまめにセーブする必要はある。
そして、最大の問題点、それは、難易度だろう。アクションゲームとして見た場合、適度な難易度だと思うが、このゲームをアクションゲームと呼ぶのはどうだろうか。確かにビーグル操縦も、楽器演奏もアクションの要素が強いが、それ以上にこのゲームを魅力的にしているのは、もっと雑多な小さいものの積み重ねだ。先に挙げた数々のできること以外にも、たくさんの楽しみがこの世界に満ち溢れている。そうした楽しみがアクションが苦手というネックのせいで遊べなかったら残念だろう。
これがRPGであれば、経験値を稼いでレベルを上げて勝てなかった敵に勝つということができる。このゲームでも、例えば高額だけど強力なパーツを早い段階で用意すればフォローにはなった。また、あくまでこの難易度で楽しんで欲しいと思うのであれば、ゲームオーバーになる戦闘の前にセーブポイントを置いて、プレイヤーにセーブを促したり、負けてもやり直しやすくする工夫が絶対に必要だった。こうした配慮が足りなかった点は、このゲームの明らかなマイナス面だ。
★更なる魅力
指摘した欠点だけでなく、小さな問題点は他にもいろいろあるが、それでもこのゲームは魅力にあふれている。自由度の高さも大きな魅力だが、ストーリーやキャラクター、演出面でも高く評価できる内容だ。まだストーリー面では序盤といった感じだが、決して平面的でなく、キャラクターはステレオタイプになっていない。言葉の使い方がやや物足りないが、絵的には素晴らしいものだ。
このゲームの発売直前に『METAL SAGA ~砂塵の鎖~』が出たが、プレイしていてメタルマックスシリーズの雰囲気も感じることができた。自由でわくわくする世界。汗と油の物語。そして、愛や友情、正義といった浮ついた言葉が並ばない、プレイヤーが自分で道を切り開くゲーム。
なんとしてでも最後まで付き合ってみたいそんなゲームだ。