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アーカイブ(公開論文集)
私の環境論が他の多くの日本の専門家の議論と異なるのは、 「環境問題」と「経済(活動)」 を最初から関連づけて考えていること、そして、環境問題の解決のためには 「民主主義の考え方」と「その実践」 が必須なこと、具体的には環境問題の解決は、従来の公害とは違って技術的な対応だけでは不十分で、経済社会の制度の変革をともなうこと、21世紀に主な環境問題を解決した「エコロジカルに持続可能な社会」の創造のためには、さまざまな「政策」とそれらの政策を実現するための「予算措置」が必要なこと、つまり、環境問題の解決に当たって、「技術の変革」と「政治と行政のかかわり」を強く意識していることです。
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20世紀の安全保障の議論は「軍事的側面」に特化されていましたが、21世紀の安全保障の概念は軍事的側面だけでなく、さらに広く「経済活動から必然的に生じる環境的側面」へと展開していかなければなりません。戦争やテロ活動がなくなり、世界に真の平和が訪れたとしても私たちがいま直面している環境問題に終わりはないからです。その象徴的存在が「気候変動問題」といえるでしょう。
上記のような認識で、次の記事をご覧ください。この記事は米国のサブプライムローンに端を発した「経済危機の行方」を有識者へのインタビューを通じて明らかにしていこうという今日から始まった企画の第一弾のようですが、この記事の中にはまったく「環境問題や資源・エネルギー問題」が出てきません。これから登場する識者の意識の中に実体経済を支える「環境問題や資源・エネルギー問題」がしっかり組み込まれているかどうか注目していきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/1e/0f904b383a3a50e00d71d71b3fbae748.jpg)
私たちが行動すると、その目的が達成されようとされまいと、必ず「目的外の結果」が生ずることになります。20世紀後半に顕在化した「環境問題」の大半は、私たちが豊かになるという目的を達成するために行った「企業の生産活動」と「企業と市民の消費活動」があいまってつくりだした経済活動の「目的外の結果」が蓄積したものです。ですから、経済活動が大きくなれば「目的外の結果」も比例的に、あるいはそれ以上に大きくなります。つまり、「経済」と「環境問題」は切っても切れない関係にある、分かり易くいえば「コインの裏表」と表現してもよいでしょう。
「経済学者やエコノミストの多くはコインの表である“金の流れ”で社会の動きを評価し、判断している。環境論者はややもすると環境問題の現象面ばかり見ている。21世紀の経済はコインの裏である“資源・エネルギー・環境問題”で考えるべきだ」という私の主張は、案外、新しい視点なのかもしれません。
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「経済学者やエコノミストの多くはコインの表である“金の流れ”で社会の動きを評価し、判断している。環境論者はややもすると環境問題の現象面ばかり見ている。21世紀の経済はコインの裏である“資源・エネルギー・環境問題”で考えるべきだ」という私の主張は、案外、新しい視点なのかもしれません。
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なるほど、資源・エネルギー問題という人間が生きていく上での最も基礎的な部分が岩井さんの文章には出てきませんでした。
金子勝さんは「これからは食糧やエネルギーの問題がよく考えないと」と言われていました。
「金融危機など関係ない。経済がどうなっても山で暮らしていける自信がある」と昨日ラジオで言われていた炭師:原伸介さんの言葉から「人間は21世紀も動物であり、お金の動きより食糧、エネルギーのほうが人間が生きていく上でより本質的で優先順位が高い」ということの意味を確かめました。
朝日の企画「経済危機の行方」がどの程度続くの変わりませんが、最後までフォローしていくつもりです。お付き合いください。