飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ハング界を活性化するには!私の考え。

2010-05-20 21:39:56 | ハング(hangglider)

今、日本の多くのスクールでは、ハング界を活性化するには、とにかく宣伝や勧誘に努力して、新しくハングを始める人を作ることを考えているようです。

しかし、私は実は違う意見を持っています。

客観的にみて、実は、スクールには一日体験等、さまざまな形で既に多くの方が、たずねてきていると思うのです。

しかし、多くは残念ながら、せっかく山まで来ているのに、その後ハングを始めていないのです…。

私は、このような人たちのハートをがっちりつかみ、確実にハングの虜にし、ハングを続けられるようにスクールが努力していくべきだと思うのです。

つまり、来た客を、確実に取り込んでいく考え方です。

この考え方ならば、新しく経費をかけて世間にハングを宣伝する必要もく、かなり現実的な方法と思えるのです。

そして、私には、各スクールの協力、努力があり、本当にハング界の活性化を考えているのであれば、それは可能なことと思えるのです。

また、まったく違う見地として、既にハングを経験し、それなりに飛べるようになりながらも、残念ながらハングを辞めていってしまった…。そんな方も数多くいるのではないでしょうか?

このような人たちも、再び山に呼び戻す事ができたら…。

きっとハング界は活性化していくように、私には思えるのです。

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ハング界を活性化するには!週末のライフスタイルの提供 

2010-05-17 21:40:13 | ハング(hangglider)

サラリーマンの方々は、日ごろから仕事に追われて、精神的に疲れている人は多いはずです。

そういう人たちが、もし、自分の居所が見つけられれば、自然と週末はその場所に向かうはずです。

私は、まさにハングのショップはこれを目指さなければいけないと考えています。

それでは、どうすればそのようなショップにすることができるか?

まず、一番大事なことは、「お客様の居心地の良い場所」にすることです。

居心地の良い場所とは、お客様が気兼ねなく立ち寄ることができる場所。

誰もが気軽に集まれる…。そんな雰囲気を作っていく必要があると思います。

場所は狭くても古くても関係ないと思いますが、しかし、綺麗にしておく必要はあると思います(後述)

それに、大事なことは、イントラがカラーを持っていること!

私などは、理系のガサツな頭しか持っていないので、なかなかお客様を喜ばせることができないのですが、しかし、お客様をリラックスさせる、楽しませる。そんな人間味のあるキャラを持つことが、案外イントラには必要なことのように思います。

そして、大事なことは、イントラはお客様のハングライフをまじめに考えること。

グライダーなどを売り急ぐあまり、お客様に引かれてしまっては元も子もないと思います。

あくまで、お客様のハングライフを無理なくサポートする…。そんな気持ちを持つ必要があるのではないでしょうか?

そうでなければ、お客様は無理な出費に引いてしまい、ハングを辞めてしまうと思うのです。

私は思うのですが、ハングやパラのショップで、「雨の日にお客がいるかいないか?」ということが、実は、ショップの経営の安定度と関係しているように思えて仕方ないのです。

雨の日でも、お客様が来ていて、たとえ飛べなくてもイントラと話して、とび仲間と話して、ビールでも飲んで気持ちよく帰っていける…。

そんなショップの経営は、比較的安定しているのではないでしょうか?

逆に、雨の日は一切お客様が来ないようなショップは、あまり安定した経営ができていないように、私には思えるのです…。

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ハング界を活性化するには!週末のライフスタイルの提供

2010-05-14 21:41:22 | ハング(hangglider)

前回はタンデムのスクーリングについて、私なりの意見を言わせていただきましたが、今回は、お客様がどうすればスクールに残ってくれるようになるか、もう少しお話いたします。

まず、ここでこのブログを読んでいる皆さんに質問します。

「あなたはなぜハングを続けているのですか?」

多くの方は「空を飛びたかったから」と、答えるかもしれません。

しかし、それだけでしょうか?

よく考えてみてください。あなたは空を飛びたという希望を持ち、そして、長年スクールやショップに通う中で、新しい仲間や自分の週末のライフスタイルを持つことができているのではないでしょうか?

だからこそ、そんなショップやエリアが好きになり、週末通うようになったのではないでしょうか?

私は、このことをもっと重要視すべきだと思うのです。

一般のお客様は、正直仕事に疲れている方が大半です。

そんなお客様が、もし、自分を取り戻せる場所があるとしたら、自分の居心地の良い場所があるとしたら、そのお客様は、自然とその場所へと足を運ぶようになるのではないでしょうか?

そんなお客様の希望をかなえ、お客様の居心地の良い場所を提供することこそが、ハングのショップに求められていることではないでしょうか?そして、そんなお客様を癒す仕事を行うことが、ショップの意味であり、社会の中でショップが存在するという意味であると私は思うのです。

もちろん、ハングのショップはハンググライダーを教える場所です。

しかし、多くのお客様は、飛ぶことを目的に持ちながらも、やはり、本来の自分を取り戻す場所、自分を癒してくれる場所、そして、自分を元気にしてくれる場所を求めていると思うのです。

正直、ハングのショップは、ハンググライダーをただ単純に教えるだけの場所と考えるならば、私はお客様の定住率はぐっと低くなると思うのです。

このことにショップやイントラが気づかなければいけないと、私は思うのです。

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ハング界を活性化するには その2 タンデム講習について…

2010-05-10 21:19:30 | ハング(hangglider)

タンデム講習は、お客様の肉体的な負担を大幅になくし、しかも、精神的不安、負担をもやわらげてくれる、素晴らしい講習方法です。

しかし、現実はそんな素晴らしい講習方法を用いても、後に残って一人前のフライヤーになる方はかなり少ないと言えると思います。

かりに、一日体験で来た講習生の方が、皆さんグライダーを購入するまで育てることができたら、日本のハング界は大変な賑わいを見せることは間違いありません。

そこで、まずどうすれば一日体験のタンデム講習のお客様が後々残ってくれるか、いろいろと考えてみましたので、私の意見で恐縮ですが、そのことを述べてみたいと思います。

何かの参考になれば幸いです。

まず、どうして一日体験のタンデム講習のお客様が残らないのか?この問題について考えてみたのですが、その理由は、「お客様の目的が、そもそも空を飛ぶことだけだから」ではないでしょうか?

初めてのお客様は、そのたいていがハンググライダーがどういうスポーツなのか、まだその詳細を知りません。

そして、そんなお客様の希望は、ただ単純に「空を飛んでみたいから」だと思います。

つまり、一日体験でいきなり空を飛んでしまったら、その希望がかなってしまうことになり、それ以後ハングを続ける意味がなくなってしまうのではないでしょうか?

だから、私は一日体験のタンデム講習生は、後に残りにくいのだと考えています。

それではどうすれば、その一日体験のお客様が残るようになるのか?

私なりにアイデアを考えてみましたので、ちょっとご紹介いたします。

まず、一日体験できたお客様に、ハンググライダーの楽しみを余すことなく伝えること!

ハングは何時間も何キロでも飛ぶことができること。素晴らしい景色、誰も見ることができない景色が見られること。多くの仲間ができること。そんな仲間と遠征に出かけたり、また、時には海外にまで飛びに行ったりできること。また、毎週末、そんな仲間たちと心地の良い時間が過ごせること等、紹介できることはいくらでもあると思います。

そんなことを一日体験のお客様に伝えることが、私は重要なことだと思います。

このことにより、一日体験できたお客様の目的が、ただ単純に空を飛んでみたかったことから、もっとハングの奥深い楽しみに触れられるレベルまで自分も到達してみたい…。そのよう思わせることが大切だと思います。

そして、お客様のただ単純に空を飛んでみたいたいという目的を、初日から変えていくことがもっとも重要だと思います。

そのためにも、雰囲気作りとして、ショップ内には迫力のあるフライトの写真や、綺麗な景色の写真なども飾ったり、また、クラブメンバーの日ごろの楽しい体験記なども直ぐに知るようにできたりと、工夫は必要だと思います。

また、フライト後は初日の人も含めて、クラブ員でバーべキューをしたりなどして、楽しくなじみやすい雰囲気を作っていくことが重要だと思います。

このような努力により、初めてスクールに来た方が、ハングの奥深い楽しみに興味を持ち、やがてはハングを続けてみたいと思うようになるのではないか?私はそのように思います。

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ハング界を活性化するには! その1

2010-05-09 19:43:11 | ハング(hangglider)

改めてここで述べるまでもなく、皆さんもご承知のように、今、ハングの人口は縮小の一途をたどっています。

この縮小傾向を、何とか食い止めなければいけないことは分かってはいるのですが、しかし、いったいどうすればそれが食い止められるのか?この回答はいまだに誰も出せていません。

この問題について、実は、日ごろから私は女房と話していたのですが、なかなか面白い意見が出てきたので、このブログの中で、それを紹介してみたいと思いました。

ちなみに女房は、実は、以前本格的にヨットをやっており、客観的にヨットや他のスポーツとハングを比較する目を持っていたので、私にとって、女房の意見は非常に参考になりましたので、ここに付け加えておきます。

まず、女房と話した結果出てきた、今のハング界が直していかなければいけない問題。それは、

お客様の週末のライフスタイルの提供。

価格。

この二点ではないか?ということになりました。

もちろん、講習方法を改善していくことも必要なことですが、既に、現在は講習方法もかなり進化しており、更に、タンデム講習にいたっては、お客様に負担なくハングが習得できる方法であるはず!と言う事もできると思います。

しかし、現実はタンデム講習でも、のちのち残っていくお客様は少ないと言わざるを得なく、皆さん遊園地の遊具的なノリで一日体験を済ませて、それ以後は来なくなってしまうというのが正直なところです。

つまり、講習方法の改善以外のところへも目を向けなければ、ハング界の縮小傾向をとめることができないのではないか?ということに気がついてきたのです。

次回から、現在のハング界の活性化のために、私たちなりに考えた改善方法をのべていこうと思います。

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