飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

スゴイ旅人達!

2014-12-28 09:26:30 | 旅(freedom person)
人の生き方はそれぞれ。旅の仕方もそれぞれ。 みなさん自分のスタイルで進んでいけばいい‥。

いままで何度かこのブログで日本一周人の方々をご紹介しましたが、今回は他にも驚くような、常識を覆す型破りな日本一

周人の方もいらっしゃるので、私が知る範囲でちょっとご紹介してみたいとおもいます。

尚、これからご紹介する方々は本当に実在する方々で、実際にそのスタイルで旅をされている、あるいは、された方です!


まずは トラックピアニストさん。

この方は先日ご紹介した、車中泊で日本一周した深谷ねぎさんのお知り合いの方です。

旅の仕方がとてもユニークで、トラックにグランドピアノを積んであちこち廻られています。

そして、気に入ってところで車に積んだグランドピアノを演奏をしているそうです。

大阪在住の方で、いつも旅をされているわけではないのですが、ピアノを演奏しながらの旅を続けられているようです。


次にご紹介する方は私たち夫婦が北海道旅行の際に実際にお会いした方で、留萌から旭川に向かってR233号を走っていた時に見つけ、強い旅人オーラを感じ声を

おかけしました。

この方はスイス人で、歩いて日本を縦断している最中の方でした。

以前はヨーロッパの方の日本旅行の案内人をされていたそうですが、東日本大震災でヨーロッパからの旅行者がいなくなり、自ら歩いて日本を

縦断することで日本の安全性をアピールすることを思いつかれたそうです。

夏の北海道は多くの旅人の方が旅をされており、歩きの旅人は珍しくないのですが、この方は車で通り過ぎる一瞬でただならぬ「旅人オーラ」が

出ていたので、思わず車を止めてしまいました。


先にご紹介した深谷ねぎさんつながりで、家を担いだ放浪画家

もかなり個性的な旅人なのでご紹介します。

この方は会ったことがないのですが、歩き旅の方の中では今有名なようです。

いろいろな旅人さんからの情報では、東北あたりを歩かれているというところまではわたしも聞いていますが、詳しいところは不明です。

発砲スチロールで出来た「家」を担ぎ、そして、その中に住み、放浪しながら絵を描くというスタイルが日常になってしまった方のようです。


そして、変わった旅のスタイルといえばこの人ははずせない!着ぐるみ冒険家日本一周

いう方もいらっしゃいました。

この方は実際に私お会いしました。

わたしが会ったのは北海道の根室半島で…。

いかにも北海道らしい一直線の道を走っていると、一キロ以上さきに妙に頭の大きな人影が…。

近づくと、それはパンダの着ぐるみを着た旅人でした。

彼はこの年に函館を出発し、パンダの着ぐるみを着て日本一周の冒険をしている最中でした。

3年程して見事に彼は着ぐるみを着たまま日本一周を成し遂げますが、最後の方ではあまりに目立つために、ラジオ番組の企画で視聴者の目撃証言を集めていま

どこを歩いているか追っかけにあっているのを偶然聞いたことがあります。


次にご紹介する方は、現在伊勢神宮で人力車の仕事をされている青年で、人力車で日本一周されました。

この方、大学卒業後一時は会社勤めするも、学生時代に体験した人力車のバイトの仕事が忘れられず、結局人力車を天職としてしまった方で、自分流の生き方を見つけるために人力車で日本一周された方です。

この方は旅の途中で一生の伴侶と出会い、途中からは二人での人力車の旅となりました。

旅が終わった後もいろいろな旅人の方を家に泊めて、様々な方との出会いを楽しまれているようです。


旅の途中で一生の伴侶と出会った旅人は人力車さんだけでなく、マサーヤンのリアカーハウス日本一周の旅のマサーヤンさんもいらっしゃいます。

この方はシンガーソングライターで、アコースティックギター一丁もち、徒歩でリアカーを引いて街角で演奏しながら放浪していましたが、今年初め熊野の地で伴侶と出会い、そのままその地で新しい生き方を開拓され始めました。

もともと里山保全を訴えられて、その辺が私と思考が共通なので、この方のブログにコメントを差し上げたこともあります。


そのほかにも、78歳のおばあさんが原付スクーターで日本一周されてたり、ウクレレ一丁演奏しながら歩いて日本一周している19歳の少女、九州からママチャリを毎日倒れるまで漕ぎこぎ続け、10日で北海道に到着した青年など、

強者の旅人の噂も人づてながら聞いています。


みなさん、本当にすごい方ばかりです。


昔、浜田省吾というミュージシャンの方が「自由に生きてく方法って100通りだってあるさ♪」と歌っていた曲がありましたが、まさにみなさん型にとらわれず、ご自分の生き方を見つけて自分の好きなように自由に生きている‥。

そんな感じがします。


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14メートルの翼

2014-12-20 21:00:38 | ハング(hangglider)
ハンググライダーリジット最新鋭機の「ATOS VR14」のセール修理を行ったのですが、いろいろな意味で大変な機体でした!

まず、機体を組み立てるとご覧のようにウチの庭いっぱいになってしまいます。



横のハイエースとの対比でその大きさが分かると思います。

スパン14m以上!!もっとも高性能なハンググライダー。それなりの車が買えてしまうお値段‥。

琵琶湖の鳥人〇コンテストにノーマル状態で参加しても上位に入れるくらいの性能を持っています。

ウチは修理工場の前を、機体の組み立て検査のためにわざと広場にしていますが、さすがにこの機体はいっぱいになってしまいます。

今回のセール修理はこの部分‥。



分かりますか?

下の赤線で囲んだ部分のセール交換作業です。



VRは最近流行のテクノーラセールクロスが使われています。

これ、伸びが極めて少ない優秀なセールクロスではあるのですが、実は修理屋泣かせのセールクロスでもあります‥。

ミシンでの縫いに弱く、針穴から切れて広がりやすいのです。

そのため、実はこの類のセールクロスは縫いの部分にダクロンセールを帯状にサンドイッチし縫製するというテクニックを使います。

こうするとミシン穴が広がらないのです。

その他、今回の修理では出来るだけきれいに修理するためにUVカットシートも新しく交換しました。

これはドイツより入荷した専用のもので、もともとカーボンのUVカットの目的で開発されたものです。

琵琶湖の鳥人〇コンテストでも、真夏の日差しからカーボン桁を守るためにそのまま応用できるでしょう。

そして、VRのセールは一部カーボンシートと共に縫製していますが、この部分の修理もする必要があったため、新しく縫い直しています。

パワーのあるミシンでなければ修理はムリでしょう。

ちなみにこの時に使用した針は、ORGAN#23使用。

普段私はハンググライダーのセール縫製はORGAN#21を使用していますが、この針だとカーボンシートに負けてしまうためサイズアップしています。


最近ハング人口もドンドン減ってしまい、その保守や修理などの技術も無くなろうとしています。

現在のハンググライダーの保守の技術を残すためにも、今後今回のような修理技術についてもその記録を残して行こうと思います。


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リンゴ薪の楽しみ方…。

2014-12-15 17:35:51 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
以前ゲットし女房ともども舞い上がって大喜びしたリンゴ薪…。

只今このリンゴ薪を存分に楽しんでいます!

リンゴ薪は火持ちも良いのですが、なんといってもその香りが最高で、うまく焚くと部屋の中がリンゴの香りに包まれてと

ても心地が良いんです。

と言っても、それなりの薪ストーブだと密閉がちゃんとしているので、普通ならば薪の燃える匂いはまったくしません。

しかし、以前いつも薪割大会でお世話になっている薪焚亭さんから、薪の香りを楽しむとて

も良い方法を教えて頂いたのです。

その方法とは…。

ダンパーを閉めたままトップから薪を入れる方法です。

我が家の薪ストーブはバーモントキャスティングス社のものですが、このメーカーの特徴としてトップローディングという

機能があります。

これは、薪を薪ストーブトップから投入できるものですが、これ、実際使ってみると重い薪が楽に投入できるスグレモノなんです。

ただ、通常はこのトップより薪を入れる場合はダンパーを必ず開いて煙が直接煙突に入るようにします。

そうしないと、煙が部屋の中に入って来てしまうのですが…。

それを逆に利用してしまうんです!

つまり、リンゴ薪の香りを楽しむときは、ダンパーを閉じたままトップから薪を入れてしまうんです!



これがその時の写真。示されたところがダンパーになります。

この状態で適当に待ちます。

そうすると部屋の中が甘~いリンゴの香りに包まれるのです!

リンゴ薪の燃えた匂いは、ちょっと薪が燃えた匂いには思えないくらい良い香りがします。

その香りを表現すると、綿菓子、あるいはリンゴ飴の香りが一番近いでしょうか…。

とてもフルーティーで甘い香りがします。

ただし、これを楽しむときは必ず燠の状態の時にリンゴ薪を投入すること。そして、トップが開いているときは絶対にそこから離れな

いこと
を守ってください!

特に後者はうっかりすると一酸化炭素中毒になる可能性もあると思います。(おそらくそこまで達する前に、部屋が煙だらけになるとは思いま

すが…。)

我が家にはまだまだタップリとリンゴ薪があるので、少なくともこのシーズンは毎日部屋がリンゴの香りに包まれそうです!


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薪ストーブとご近所付き合い…。

2014-12-10 21:16:56 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
先日ご近所さんから「エンジュの薪」をいただいたことをご紹介しました。

その家では虫がついてしまったエンジュの木の処分に困っていたので、薪用にとウチでいただいたのです。

その日のうちにこのエンジュの木はすべて薪にしてしまい、薪棚へと保管してしまいました。

そのご近所さん。

エンジュの薪をくれたそのご近所さんから、この間のお礼にと取れたての野菜をいただいてしまいまったのです…。

薪を頂いたうえに野菜まで頂いたのです!

正直申し訳ないくらいですが、せっかく持ってきてくださったものですからありがたく頂戴いたしました。

人にとってはゴミでも、ウチにとっては立派な燃料…。

薪ストーブは廃棄されそうな木だって立派な燃料なのです!


薪ストーブをやっていると、このような感じで木を処分してくれたお礼にと頂き物をすることが多いんです。

こんなパターンは薪ストーブをするまで予想もしなかったのですが、私たちはこれも大切なご近所付き合いなのかな?と、思っています。


さらに野菜を頂くのは木の処分だけでなく、それを燃やしたあとの「灰」を畑の肥料に差し上げたお礼にもいただいてしまっています…。


薪ストーブからでる灰はとてもきれいで、野菜を育てるのにはうってつけです。

薪ストーブはその廃棄物ですら人に喜んでいただけるのです。

これって本当にすごいことだと思います。

人が見かけの便利さで作った物って、使い終わるとすぐに「ゴミ」に変わってしまいますが、本来の自然の流れに従ってたのしめる薪ストー

ブって、本当に「ゴミ」なんて発生せず、すべてが有効に活用できてしまうんです…。


わたしはこれこそが本当の人の理想的な生活のスタイルなのでは?と、いつも考えてしまうのです…。

こんな暮らし、大切にしたいです。










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深谷ねぎさん日本一周達成!

2014-12-04 19:46:40 | 旅(freedom person)
春にこのブログにてご紹介しました、日本一周の夢に向かって出発された深谷ねぎさん。

この度無事に12月3日、日本一周の長旅をを終えご自宅に到着いたしました。

旅の詳細はたそがれ日本一周で見ることができます。

日本一周はやはり旅人にとっては憧れ…。

深谷ねぎさんは7か月あまりの時間をかけて、ゆっくりとこの日本一周を車中泊だけで成し遂げました。

急いでまわればだいたい車中泊でも1か月ほどで行けますが、それではやはり旅が味気ない物になってしまいます。

やはり車でもこのくらい時間をかけないと、楽しんで旅はできないと思います。

ご参考までに歩いて日本一周した場合、だいたい2~3年。自転車だと1年くらいかかるようです。

わたしは一回で日本一周はしたことがありませんが、旅好きなので既に日本全国回ってしまっていますが、やはり時間をかけてまだ見ていないところをじっくり見てみたいと考えています。

そして最終的に挑戦してみたいのは、やはり「歩き」の旅…。

歩きの旅の場合、特に困るのがお風呂、それに宿ですが、その問題を克服するため、わたしは寝泊まりできるシャワー付きの超軽量リアカーを作って日本一周してみるアイデアを持っていますが、女房に話したら軽く却下されてしまいました…。

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