飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

丈夫な薪積みをつくるには?

2018-04-29 16:22:03 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
薪ストーブを焚くうえではどうしても必要です。

この薪を場所をとらずにストックするために、薪積みを作らないといけないことがよくありますが…。

安定して崩れない薪積みって、やってみると結構難しいものです。

下手な薪積みを作ってしまうと、途中で崩れてしまったり、それをまた積み直したり…。余計な労力が必要になってしまいます。

でも、丈夫な薪積みの方法が分かれば、薪積みも崩れることなく、その保存が楽になるものです。

今回は、薪ストーブ愛好家の方々の参考になるかもしれないので、 私が実際行っている薪積み方法をいくつか御紹介したいと思います!



まず、薪積みの基本は両サイドを井桁組にし、その中は棚積みにする事だと思います。

例をあげると下の写真のようなものですが…。



注意してください!

井桁組の部分が、外には崩れにくく、中に向かって崩れやすくなるように、外側が少し持ち上がった形で組まれていますよね!

この組み方により、中の棚積みの薪は、その自重で外に押し出す力が出ますが、その力を打ち消すように井桁組が内側に向かって押す力が出るため、それぞれの力が相殺されて安定した薪組みが出来ます。

この組み方の注意点として、井桁組の両サイドに位置する薪は高め、そして、中に積む薪はそれよりも低めのものを選択したほうが、薪組みがグラつかず、より安定した薪積みを作ることができます。



そして…。

さらにこの井桁組の部分を強固にする方法として、私は下のような組方をしています。



わかりますか?

井桁組の枠から外れ、中央に向かって飛び出した積み方をしている一本の薪がありますよね!

この一本の薪は、上からの薪の重さにより強固に固定されているのですが、その固定された薪で更に井桁組の薪が外に向かって崩れないように押さえ込んでいるのです。

私はこの薪の事を勝手にアンカー薪などと言っていますが、この積み方で更に薪積みが強固になるので、最近では頻繁に使っています。


また、このような薪積みを並行して積む場合なんですが…。

下のような積み方をすると、薪積みが崩れにくくなります。



今回良い写真がとれなかったので、図で説明です。

薪積みをつなぐように、数か所だけこのような薪の積み方をするんです。

これ、ほんの数か所やるだけで、ずいぶん薪積みが崩れにくくなります。

薪積みの間の風通しもほとんど変わらないため、結構有効な積み方だと思います。



今回、私が実施している薪積み方法をいくつかご紹介させていただきましたが、まだまだ私も勉強中!

薪にどんな荷重がかかるかを考えながら薪積みを作る作業って、うまくいくと結構楽しく、これだけでもそれなりにハマってしまいます!

もしこのブログを読んでいただいている方の中に、「こんないい積み方もあるよ!」という意見があれば、どんどん教えてください!





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高齢者の方の交通事故問題…。

2018-04-24 22:01:06 | うんちく・小ネタ(absurd story)
先日、近くの郵便局でショッキングな光景を目にしました。



そうです。

老人が運転する車が、最近世間を騒がしている運転のミスにより 、激突したものです。

幸い、被害は建物だけで誰も怪我はしなかったため、ニュースにもならなかったのですが…。

この例のように、ニュースにはならなかったものの、結構、老人の運転による事故って、あっちこっちで起こっているのではないでしょうか?


世間では、ここ近年このような老人の運転ミスによる事故がマスコミでよく取り沙汰されています。


私は、そもそも自動車の運転能力に問題があるような老人が、普通自動車という大きな乗り物を運転していることに疑問を感じているのです…。

軽自動車といえども、高速道路を走行できる動力性能に、350キロの積載量を持っています。

老人が生活するのに、このような車の性能は必要ないと思うのです。


市街地など、交通網が整備されているところで住んでいる場合、老人が免許を返納しても、その生活は何とかなるとは思うのですが…。

問題なのは、私が住むような一般の交通機関がほとんどないような僻地で生活する老人なのです。

コンビニですら数キロほど離れており、お金をおろすにしたって、一番近い郵便局まで行くにも、老人の足では一仕事になってしまう場所は、この日本にはまだまだたくさんあります。

最近では、バスも走らないような場所でも、「乗り合いタクシー」なども普及してきてはいますが、それも実際に使うと、好きな時間に移動できないなど不便さもあると聞いています。

つまり、老人から「乗り物」をすべて取り上げてしまうことは、私は正直無理があるのでは?と感じているのです。

で…。

以前より疑問に思っているのですが…。

老人には老人の能力に見合った乗り物の使用を考えているのも一案なのではないでしょうか?

例えばシニアカー。

これならば、スピードも出ず、少しくらいの距離ならば移動は出来ます。

また、シニアカーでは移動に時間がかかり役不足を感じる場合は…。

原動機付自転車の免許で乗れる、「電気自動車」や、「50ccミニカー」を考えてみても良いのではないでしょうか?

例えばこんな車や



こんな車などです。



これならば、それなりの距離も楽に移動できますし、何か操作ミスがあっても、普通自動車のような大きな事故にはつながりにくいと思うのです。

さらに考えを進めると、もっと小馬力で軽量な乗り物が出来れば、より安全性は増すと思います。

正直、馬一頭分の一馬力の力で、昔の人は生活していたのですから、その程度の動力を積んだ軽量車で十分生活できるように思うのです。



御老人の方で、そろそろ運転に不安を感じ始められた場合、出来れば運転免許は返納していただきたいのですが…。

諸事情でなかなかそれも出来ないような方は、私は上のような、より扱い易い乗り物に早めに乗り換えてほしいと考えているのです…。







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ダッチオーブンは家宝!

2018-04-19 09:11:09 | うんちく・小ネタ(absurd story)
「60年使ったダッチオーブンは家宝!」ということわざがあることを、皆さんは御存じでしょうか?

60年とまではいきませんが、実は、我が家には20年ほど使い込んだダッチオーブンがあります。

しかし、20年の使い込みだけでも、ダッチオーブンは家宝になるということが、私はよくわかるようになりました。

それほどまでに、20年使った我が家のダッチオーブンは、とても使いやすくなっているのです!

既に油膜の地肌も出来上がって、普通に使っていれば、もはや錆びてくることもありません。

はっきり言って、手入れも火にかけて乾かしているだけで、たまに気が向いたら表面に油を塗っている程度の手入れしかしていません。

どんな料理もおいしくできて、特に、煮込み料理なんかは肉がとろとろになるまで煮込めて、とてもおいしく仕上げられるのです。

この仕上がりは、ちょっと他の調理器具では真似出来ないと思います。

しかし、ダッチオーブンはその手入れが大変!なんてイメージがあるため、なかなか、この調理器具を使い続けている方はいないように思われます。

でも、ほんのちょっと、本当ほんのちょっとの知識があるだけで、ダッチオーブンは簡単な手入れを行うだけで、使いやすい調理器具に変身してしまうことを、皆さんは御存じないのではないでしょうか?

今回はそんなことをお話したいと思います。



ダッチオーブンというと…。

その手入れが大変!!!

というイメージがとかく付きまとい…。

実際…。

買ったいいが、キャンプで一、二回使ったきり面倒くさくなって仕舞いっぱなし!

そのまま錆させてしまった…なんて、とてももったいない話をよく耳にします。

これは本当「宝の持ち腐れ」というしかありません。

それではなぜ、ダッチオーンを使うのが面倒くさくなったのか?という事ですが…。

まずは、

シーズニングにて、焼いて油を塗ってクズ野菜などを炒めて、その後ゆっくり冷やし…。

また、同じことをやって鍋肌に油膜を作って…。

その後は、洗うときは洗剤も使わずスポンジだけで…。

焦げ付けば、お湯をはってしばらく煮続けて、汚れを浮かせて…。

なんて…。

取扱説明書には、とにかく面倒臭いことを書いています!

しかし、コレ…。

最初から煮込み料理などの、ダッチオーブンにとってダメージの大きい料理をしようとするから、こんな面倒臭いことをしなければいけないのだと私は思います!

それでは、どんな料理を最初にすれば、ダッチオーブンにダメージがないのか…。

それは…。

油を使った「揚げ物料理」を最初のうちだけ続けることにより、ダッチオーブンはすぐに使い易くなると私は思うんです!

もともと、ダッチオーブンが世に出てきたのは、アメリカの西部開拓者の方たちからだといわれています。

この当時の開拓者の方たちの食材の調理方法といえば、とにかく何でもかんでも油で揚げていたと私は聞いています。

そんな、油で食材を上げてしまう調理方法が、実はダッチオーブンを使い易い調理器具に変えるのには最も向いている方法といえると思います!

油で揚げれば焦げ付くことはまずありません。

調理が終わった後は、油を別の容器に移し…。

まずはお湯をはってしばらく煮ます。

これで汚れだけでなく、余計な油もほぼ取ることができます。

お湯を捨てて、その後は火にかけ乾かします。

冷めてきたら、クッキングタオルで鍋に残った油を全体にまんべんなく広げます。

コレを最初のうちだけ繰り返していればいいんです!



そうすれば、ダッチオーブンには油膜の肌ができ上がり、使い易い調理器具へと変化してくれます。

一度油膜の肌が形成されれば、煮ものなどの料理を行っても、後の手入れが簡単に済んでしまいます!

ただし…。

ダッチオーブンの使い方の鉄則として、調理が終わったら、すぐに料理を取り出して、鍋をきれいに洗って手入れしてくださいね!

料理をダッチオーブンに入れたままにすると、一晩で錆びてしまいます。

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今年もクロスカントリー 第二弾!

2018-04-13 08:26:59 | ハング(hangglider)
再びやってきました。クロスカントリーチャンス!

去る4月10日、ハンググライダー、パラグライダーがどれだけ遠くまで飛べるかを競うクロスカントリーに絶好の条件の日が訪れました!

クロスカントリーにはとにかく気象条件が大事。

どれだけいい気象条件かで、その記録は大きく左右されます。

今の日本記録は関西でU家氏が作った213キロの記録。



今回はこの記録が破れるか!



この日の朝は、平日だというのにフライトエリアには人が集まっていました。

当然皆さんクロスカントリー狙い!

ほとんどがこの日のために会社をズル休みしています(笑)。

皆さん、ここから220キロ先の「山形空港」の航空管制圏を熱心にチェックしています。

もうやる気マンマン!!


11時くらいには1500メートル以上上がるコンディションになり、皆さんまっすぐに北を目指し始めます。

が…。

約20キロ地点。茂木付近で早くも降りてしまう選手が数名…。



この日、回収車は4台いましたが、私が一番回収しなれていたので、予想外に短い距離で降りてしまった選手を主に回収する役目に自主的にまわります。(この方が回収が難しい)



パラグライダーの選手ばかりを回収しながら、ひたすら北を目指して進みます。

約70キロ地点。伊与野あたりで日本の代表的女性パラグライダーフライヤーのMノ目さんを回収しますが…。



この方、降りた場所で地元のお父さんにナンパされ、名所めぐりをされていました。

私も長年クロスカントリーの回収をしていますが、降りた場所でナンパされて名所めぐりをしていた方は初めてです。



この辺で私の車は選手でいっぱい…。

一度近くの駅に寄り、早く帰りたい方を下ろします。


さらに進んで白河。

ココで、この日唯一のハンググライダーを回収します。



アキです。


降りるとき、空中で靴を片方落としてしまい探し回っていました…。

結局見つからず…。

今回のクロスカントリーは、お笑い系が多いのか…。


最後に私は郡山でパラグライダーフライヤーを回収。

これでこの日の私の役目は終わりました。


結局、一番飛んだのはM田園氏で、福島市を少し超えた170キロあまりが最高でした。

まだまだ日本記録には40キロほど足りません。

その他、ハンググライダーの固定翼機がそろって猪苗代湖付近にランディングしてしまいました。

話を聞いてみると、そこまで進んだところで嘘のようにサーマル(上昇気流)がなくなってしまい、どうしようもなかったとのことです。



こうしてこの日のクロスカントリーは終わりましたが、当然皆さん不完全燃焼…。

チャンスがあれば、まだまだアタックしてくれるでしょう!



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御近所さんの薪ストーブ修理…。

2018-04-04 22:09:14 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
先日、御近所さんの薪ストーブを修理しました!

修理した薪ストーブは、バーモントキャスティングス社のアクレイム。ウチと同じ薪ストーブなんです!

アクレイムならば、一応私はオーバーホールの経験もあるので、一通りの修理は出来ます。

今回修理した薪ストーブは、実は、ハンググライダーのクラブハウスに設置されていたものです。

週末になると、ハンググライダーの愛好家の方たちがこのクラブハウスに集うのですが、そこに皆さんが憩えるようにこの薪ストーブが設置されたというわけです。



色は琺瑯レッド。

でも、実はニコイチ品で、某良心的な薪ストーブ屋さんにより格安で設置されたものです。

ここのハンググライダーのクラブハウスには、以前にも色違いではありますが 同じアクレイムが設置されていたのですが…。

それが傷んで使えなくなったため、今回のニコイチのアクレイムが3年前に新しく設置されました。

正直…。

こういういろいろな人が出入りする場所には、アクレイムはその扱いが難しいところもあるため不向きな薪ストーブで、本当ならばクリーンバーン機などの扱いやすい薪

ストーブがお勧めなのですが…。

良く見ると、煙突の施工に問題があって、他の薪ストーブが設置出来ない状態なのです。

その問題とは…。

煙突に「スライド管」が使用されておらず、すべて直管にて壁だしの形で設置されているのです。

そのために、煙突に上下方向の寸法の柔軟性がなく、アクレイム以外の薪ストーブが設置出来ないのです!

良心的な某薪ストーブ屋さんも、それを見越して、おそらく新しいストーブもアクレイムを選択されたのでしょう。

でなければ、アクレイム以外の薪ストーブを設置しようとした場合、下手をすると煙突全ても変更せざるを得なくなるため、大変お金がかかることになります。

さて、今回このストーブの一番のトラブル箇所がココ!



二次燃焼に入れるためのダンパーが、レバーを戻した後も突っ立ったままで、後ろに戻らなくなったのです。

原因は、後ろに戻るためのダンパーの爪に、ダンパーレバーが触れなくなっったためです。

本来はダンパーレバーを戻すと、この爪に触れて、ダンパーは後ろに倒れます。

このストーブは組み立て時にうまく精度が出なかったことや、既にそれなりに使った部品などが組み合わされているので、こう言った微妙な箇所がうまくいかなかったのだと思います。

この箇所の周りの部品を確認し、再度組み立てなおしましたがあまり改善されず…。

付け焼刃ですが、ステンレスワイヤーをダンパーレバーに巻き付けて、ダンパーが戻るようにしておきました。

その他にも、ダンパーの軸部分もアソビが非常に多く、これも今回のトラブルの原因であったため、この箇所にもステンレスワイヤーをコイルのように巻き付け、アソビを取っておきました。

とりあえずこの処置で使えるようにはなりましたが、根本的には部品の交換になってしまうでしょう。

本業のストーブ屋さんだったら、こんな修理はしないでしょうね!

他にもトップグリドル部分のガスケットがダメになっていたので、これも交換しておきました。



こう言った消耗品は、私は余分に在庫していたので、バッチリ交換できます!

その他、二次燃焼ボックスの両サイドにたまった灰を掻き出しておきます。

これは、このアクレイム独特のメンテナンスです。

これにて今回の、このストーブのメンテナンスは終了!

また、次のシーズンも快適に使ってもらえるでしょう。

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