飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

薪作りは苦行?それとも楽しみ?

2017-01-28 09:39:50 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
大寒を迎え、いよいよ薪ストーブシーズンも折り返しの時期になりました。



さて、薪ストーブを楽しむうえで、避けて通れないのが薪作り…。

全部買っていたら、とてもお金がかかってしまいます…。

で、薪作りって、よく薪ストーバーの方たちがネットや情報誌などで楽しい!って語っていたりするものですが…。

正直、最初の2シーズンくらいまでは、私は苦行と感じていました!

でも、今は違います。

薪作りが楽しくて仕方ないのです!

なぜそのように薪作りが楽しくなったのか…。

今回はその辺を簡単にご紹介します!




チェンソーのメンテナンス…。

コレが薪つくりを楽しむうえで、私は一番重要な気がします。

切れないチェンソーでの薪作りは苦行そのものです!

だから、チェンソーを購入する場合、少しくらい高くてもあとあと面倒をみてくれる販売店での購入が無難な気がします。

販売店からしっかりとしたレクチャーを受けて、安全に、そして、楽に薪をつくるのが、薪作りが楽しくなる近道のような気がします。

ちなみに…。

ちゃんとメンテナンスされたチェンソーならば、チェンソーの重みだけで木は切れてしまうものです。

左手に「マメ」ができるようでは、薪作りは苦行そのものだと思います…。




一日30分しか薪割りしていない!

薪割りは体力を使う仕事です。

だから、それほど連続しては割れません。

集中して割るなら、せいぜい30分くらいが限界ではないでしょうか?

30分といっても、楽しみながらのペースでも、割やすい木なら1分あたり5キロ以上は割れますから、30分で150キロ以上…。

ハイシーズンでも一週間分くらいの薪になってしまいます。

このペースを毎日続ければ、延べで一か月ほど薪割りをしていれば、1シーズン分の薪ができてしまいます。


これがもし、薪割りが週末しか出来ないような方の場合、一日で結構な量を割らなければならないことになるので、薪割機の導入を検討しないと、薪割りがつらくなってくるかもしれません…。


ウチは自宅の庭で薪作りをするスペースがあるので、この辺がとても助かっています!

いつも仕事の合間の気分転換で、軽く薪割りをやっているので、とても楽しく続けられています。



薪ストーブ仲間と薪を作ること!

これは薪ストーブが何倍も楽しくなります!

薪ストーブ仲間ができると、薪作りについてあらゆることを教えあうことができるので、結果的に合理的に薪を作れるようになります。

しかも、薪ストーブに関するあらゆる情報を聞けたりなど、薪ストーブライフがより充実してきます。

更に、薪情報が共有できたり、大きな木も力を合わせて動かせたりなど、そのメリットは大きいと思います。

万一何か事故が起きてしまった場合などにも、助け合うことができることも見逃せないメリットと言えるでしょう。




私は6シーズン薪ストーブを楽しんできましたが、だいたい上の3つのことができてれば、薪作りは楽しみに変わるような気がします。

ちなみに…。

昨シーズン、私は早々に自分の家のノルマの分の薪を作ってしまい、つまらなかったので仲間の薪ストーバーの分の薪作りのお手伝いばかりしていました。(笑 )

そしてこのシーズン…。

やはり早々に自分の家の薪作りが終わってしまいました…。

おそらく、この後昨年と同じように仲間の分の薪作りのお手伝いを始めると思います…。






コメント (2)
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どんな形の飛行機でも飛ぶんです! その11

2017-01-21 09:33:31 | 自作飛行機(homebuild airplane )
今回は、鬼才工業デザイナーのルイジ コラーニという方をご紹介いたします。

ルイジ コラーニは様々な工業デザイナーに大きな影響を与えた方です。

彼のデザインには、固定概念に決してとらわれず、最も美しいデザインこそ最も優れているという信念が感じられます。

彼が考え出すデザインは、一見突拍子もなく思えてしまうのですが、よくよく見てみると、とても考え抜かれて理にかなったものであることがわかります。



上は彼がデザインした代表的なトラックです。

ルイジ コラーニのデザインしたものは多岐にわたり、このような車などの大きなものがあるかと思えば、流体力学的に考え抜かれた水道栓、そして、ボールペンなどの小さなものまであります。




もちろん、ルイジ コラーニは航空機もデザインしています。

これからご紹介する飛行機は、そんな彼がデザインした飛行機の代表作です。


まずはメガロドン…。



これ、旅客機としてデザインされたものです。

一見すると旅客機には見えませんが、しかし、効率よく旅客を大量に運ぶには都合の良い形としてデザインされました。

さてこのメガロドン。普通の飛行機にある主翼が見当たらないのですが…。

皆さん!覚えていますか!!

このシリーズのブログの最初の方でご紹介したリフティングボディー機…。

リフティングボディー機とは、主翼をもたず、その代わり胴体で揚力を発生させて飛ぶ飛行機のことです。

音速のちょっと手前くらいからそれ以上の速度においては、主翼はかえって空気抵抗の根源にしかならないため、このメガロドンのように主翼を排してしまったほうが効率がよいという考え方も出来ると思います。


そしてもう一機。



これも飛行機としてルイジ コラーニがデザインしたものです。

なんだかパッと見、植物の様なというか、得体のしれない生物というか、ちょっと飛行機には見えない奇妙な形に見えるのですが…。

よくみると、コレ、前進翼の串形翼、あるいは、先尾翼機であることが分かります。

この飛行機。実はとても速い速度で飛ぶ極超音速旅客機としてデザインされました!

前進翼は、飛行機にとって危険な翼端失速を防いでくれ、音速突破時の衝撃波を弱めてくれるでしょう。

そして、機首から発生する衝撃波をうまく翼がかわせる様な主翼の配置にしています。

前後に配置された主翼は、以前よりこのブログで繰り返しご紹介しているように、その取り付け角を浅いハの字になるようにすれば、ピッチの安定を保つことができます。

この飛行機、パッと見は奇妙な形に見えますが、実は、ちゃんと理にかなった形をしているんです!




ルイジ コラーニはこのように、固定概念にとらわれない工業デザインを、今まで無数と言っていいほど世界に発信し続けてきました。



でも、正直言うと、こんなにも素晴らしい形が提案されているのに、実際は飛行機の形ってみんな似たり寄ったりの形になってしまっています…。

このようになってしまう一番大きな理由は実績がなく、そのような形の飛行機を作ることが冒険になる!ということがいえると思います…。

会社は企業ですから、安定した性能と、確実に利益をもたらせるデザインの飛行機を作りたがります。

そうしなければ、多くの雇用者を抱える大企業が成り立たないからです。

だからこそ、冒険を嫌がり、確実に利益をもたらせる、安定したデザインの飛行機を作りたがります。

しかし…。

そんな大企業のしがらみにとらわれることなく、自由な発想で素晴らしい高性能機を作り続けている会社も、実は世の中には存在しています。

次回はそんな会社の作り出した素晴らしい飛行機をご紹介いたしましょう!



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