飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ハロウィンの馬鹿騒ぎ!ちょっと違う意見…。

2022-10-29 16:35:15 | 人生論(life)

もうすぐハロウィンですが、毎度、迷惑な若者たちが馬鹿騒ぎして仕方がない!

これは、当然悪いことであり、絶対に自粛してほしいものです!

…。が、しかし…。

この若者たちの馬鹿騒ぎについて、正直、私はちょっと、人と少し違う意見を持っているのです…。

 

若者は、本来元気なものであり、何かしらやってみたい!世間を自分に注目させてやりたい!

そんな欲望を持っています。

これは、どんな時代でもそうですし、これから先の時代もおそらくそれが続くでしょう。

 

そんな、元気を持て余している若者のために、日本では昔から「祭り」が上手く利用されていたことをご存じでしょうか?

 

多くの祭りでは、「若者」にその行事を任せて、若者同士を団結させ、その地域の活性化につなげていました。

祭りでは、若者が主役!

そんな主役となった若者たちは、祭りで自分のフラストレーションを発散させ、同時に、同世代の者との団結心をも育てました。

このことは、実は、その地域にとって、非常に大事なことなのです。

若者たちは、祭りという町の一大行事を任されることにより、社会の仕組みを知るとともに、自分自身の成長にもつなげます。

そうして、若者は、やがては地域を引っ張っていけるような、立派な大人に成長していけるようになると私は思うのです。

 

そのような、理想的な若者の成長を促すためには、少し上の世代の方が、彼らをうまく指導する必要があると思うのです。

 

実際、昔ながらの祭りでは、若者たちにその行事を任せながらも、要所要所では、経験のある者が、彼らを上手く指導したりしています。

いわば、若者たちの「相談役」になっているということですね!

この若者と、それを指導するものとの関係。

のちのち仕事や、町の発展に大いに役に立つものとなっていきます。

 

昔はそんなふうに、祭りを上手く利用して、若者のフラストレーションを発散させると同時に、彼らを人として成長させることにもつなげていた…。

私はそう思います。

 

現在は、人と人との関係が薄くなり、都会では昔ながらの「祭り」がなくなってしまいました。

 

私は、昔の祭りのように、若者たちのフラストレーションを発散させ、彼らが持つ力を良い方向に進められるような…。

そんなイベントを企画し、若者たちを主役にし、彼ら自身の人としての成長も促せるような…。

そんなことができれば…。

この、ハロウィンの馬鹿騒ぎのようなことも、なくなるのではないかと思うのです…。

 

 

 

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「舞あがれ!」10月27日放送に、ちょっと驚き!

2022-10-27 08:24:46 | 日記(diary)

10月27日放送、NHK朝の連続ドラマ「舞あがれ!」の1シーンにちょっと驚きました!

ヒロイン「舞」が、人力飛行機サークルの飲み会で、好きなヒコーキを書き溜めたスケッチブックを出したシーンなんですが…。

バートルータンのバリイージーがあったことです!!

こんなの、かなりな飛行機オタクしかわかりませんよ!

確かに、このドラマの設定となる2000年くらいは、まだ、少しは知っている人はいましたが…。

作者、並びに、ドラマ制作スタッフの方々は、本当によく調べられていると、驚いてしまいました!

…。

ちなみに同機。

日本には、公には存在していないとになっていますが…。

実は私、10年近く前に、北海道 弟子屈町で、このバリイージーの進化型の機体を、一人で制作している方に偶然お会いしました!

この写真を見て、「お!」と驚いた方は、かなりなヒコーキオタクです。

当然ながら、かなり技術レベルの高い方でした。

ご本人も「いつできるかわからない…。」と言われていましたが…。

できた暁には、ぜひとも、そのフライトを見てみたいものです!

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朝の連ドラ「舞あがれ!」の制作に、意外な人物が!

2022-10-17 20:44:16 | 自作飛行機(homebuild airplane )

昨日、新しくNHKで始まった朝の連ドラ「舞あがれ!」を見ていたら…。

オープニングで、意外な人物が、このドラマの制作に関わっていることを知りました!

同連ドラは、ヒロイン「舞」が、空を飛ぶことを夢見ながら成長していくという内容なのですが…。

稲川貴大…。

この人物…。

あのホリエモンロケットで有名な、「インターステラテクノロジズ社」の社長です!

この名前を見つけたとき、流石に私も驚いてしまいました!

彼は、実は学生時代、琵琶湖で開催されている、〇人間コンテストに没頭していたことがあるのです。

ロケットのスペシャリストでありますが、人力飛行機にもとても詳しい!

だから、今回連ドラで、人力飛行機の監修をすることになったのだと思います。

意外な人物を同ドラマの字幕で見つけたので、ちょっと嬉しくなって、このブログ書いてみました!

 

同ドラマでは、今週あたりから、いよいよ主人公の舞が、人力飛行機に触れることになりそうですね!

おそらくですが、上記の稲川氏の名前は、ちょくちょくドラマの始まりで見るとこができるようになると思います。

 

…。

しかし…。

こんなことに気付ける私も、かなり、オタクであることは、自分で自覚はしています…。

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最小沈下速度が分かれば、ハンググライダーは乗りこなせる!その2

2022-10-13 18:11:40 | ハング(hangglider)

前回では、ハンググライダーの最小沈下速度を知る方法、そして、その速度から最良滑空速度を導き出す方法のご紹介で

たね!

具体的には、最小沈下速度に1.4をかければ、だいたい最良滑空速度になるというものでした。

今回は、前回求めた最小沈下速度から、フレアーのタイミングをつかむ方法を解説いたします!

 

まず、フレアーのタイミングなんですが…。

これを知るには、適切に重心位置が設定されている必要があります。

その適切な重心位置から、適切なニュートラル速度が作り出されている必要があるんです。

ニュートラル速度とは、コントロールバーから手を離した時の速度のこと…。

ニュートラル速度は、通常のハンググライダーでは、最小沈下速度になるように設定されているんです!

 

これ、なぜニュートラル速度が最小沈下速度になっているかというと…。

ハンググライダーでの飛行は、大半がサーマリング、つまり、旋回を繰り返しているときですね!

この時、腕の力が抜ければ、一番フライヤーは疲れを感じず、サーマルのわずかな空気のどよめきも感じることが出来ま

す!

その、サーマリング中に力が抜ける設定が、最小沈下速度あたりになるんです!

加えて…。

これからご紹介する、「フレアーのタイミング」を知るにも、最小沈下速度をニュートラル速度に設定することが、とて

も都合が良いのです!

さて、それでは、なぜ最小沈下速度をニュートラル速度にすると、フレアーのタイミングをつかむのに都合が良いのか?

ご説明します。

 

まず、前回のおさらいなんですが、最小沈下速度って、まだ翼に失速が発生していない、一番遅い速度でしたよね!

この最小沈下速度を過ぎて、更に速度を落とすと…。

翼の中央に、部分的に失速が起こり始めます。

この時…。

パイロットにはどのような現象が起こっているかというと…。

ハンググライダーは、元の速度に戻ろうと、ノーズを落としたがります。

この時、コントロールバーを介して、バープレッシャーという形で、あなたを後ろへ押し返します。

つまり、あなたの体の位置が後ろに移動するということですね!

加えて、強くなったバープレッシャーのため、通常の飛行時よりも、コントロールバーを押してノーズを上げる動作に、

力が必要になってしまいます。

もし、このように翼に既に失速が始まった状態で、「フレアー動作」をしようとしても、バープレッシャーが強いため、

体を後ろに押し返してしまい、ノーズが上がらずフレアーがかからないのです!

フレアーのタイミングは、既に翼に失速が始まっている速度では、遅すぎるということですね!

でも、フレアーのタイミングが早すぎると、いわゆる「ロケット」になってしまうし…。

ここで使えるのが最小沈下速度なんです!

最小沈下速度は、一番沈下速度が低いスピードなんですが、フレアーのタイミングとしても、ベストな速度でもあるんで

す!

 

この、フレアーに最適な最小沈下速度を、ニュートラル速度になるようグライダーを調整すると…。

ランディング場侵入時、はじめ、速度が付いた状態でコントロールバーを引いていた力が、速度の低下と共に緩められ、

引いていた力がゼロになるタイミング、それが最小沈下速度、ベストなフレアーのタイミングになるんです!

つまり、ニュートラル速度を最小沈下速度にしておけば、コントロールバーを引く力がゼロになった時にフレアーをかけ

れば、バッチリ決められるということですね!

 

このため、ハンググライダーの大半は、最小沈下速度がニュートラル速度になるようにしているのです。

もしあなたが、フレアーのタイミングで悩んでいるのであれば…。

まずは、最小沈下速度がニュートラル速度になるように、ハンググライダーを調整してください。

最小沈下速度を知る方法は…。

前回ご紹介しましたよね!

 

まずは最小沈下速度を調べ、手を離した時、その速度でニュートラルとなるか確認し…。

このようにすれば、フレアーのタイミングもつかみやすくなるんです!

 

ただ、注意していただきたいのは…。

ランディング場に入っても、フラフラと高度処理をしているような飛び方…。

こんなでたらめなランディングをしていると、フレアーのタイミング時もグライダーが傾いているため、いつまでたって

もフレアーのタイミングをつかむことは出来ません!

しっかりと、ランディング場に入るときには高度処理は終わっており、ファイナルアプローチ後はまっすぐに侵入するよ

うにしなければ、せっかく良い位置にニュートラル速度を調整しても、フレアーのタイミングはつかめないのです!

 

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最小沈下速度が分かれば、ハンググライダーは乗りこなせる!

2022-10-13 16:45:45 | ハング(hangglider)

なんとなくいつものスピードで飛んでいれば、ハンググライダーはそれなりに飛んでくれる…。

でも、これでは上達出来ないんじゃないかな?

そんな悩みを持っているあなたに…。

少しでも良いアドバイスをと考え、今回このブログを書いてみます。

 

ハンググライダーって、結局は「最小沈下速度」がつかめれば、かなり、その乗りこなし方がわかるはずなんです!

最小沈下速度がつかめれば、すぐに最良滑空速度が分かります。

また、フレアーのタイミングだって分かるはずなんです

 

それでは、どのようすれば、ハンググライダーのコントロールに大切な、最小沈下速度が分かるのか…。

正直言いますと、今回公表する最小沈下速度を知る方法は、少々熟練を必要とします。

しかし、それなりにハンググライダーに乗れている方であれば、出来るのではないか?思います。

上の図は、パイロット技能証検定を受けた方であれば、皆さんが知っている「ポーラーカーブ」ですね!

この図で、最小沈下速度は、最も沈下が少なくなる、上に示した位置になります。

この最小沈下速度を過ぎて、更にグライダーの速度を落とすと…。

面白い現象が起こるのです!

まず、ハンググライダーがブカブカとした感じで、不安定な飛び方に変わります。

更に、それより少しだけ速度を落とすと、翼の中央が、部分的に失速に入り始めます。

この段階から、アドバースヨーという現象が現れ始めるのです!

アドバースヨーとは…。

曲がりたい方向に体重移動すると、旋回したい方向とは逆にノーズを向けてしまう現象のことを言います。

つまり、右に方向修正しようと右側に体重を乗せると、ノーズが逆方向の左に向いてしまうんで

す。

 

この、一連のハンググライダーの動きから、最小沈下速度をつかむことが出来るんです!

 

具体的には…。

アドバースヨーが発生しているということは、既に、翼の中央部には、部分的に失速が始まり、最小沈下速度を通り過ぎ

遅くなっているということ。

ならば…。

この、アドバースヨーが発生しない、更には、このアドバースヨーの発生の前に見られる「ブカブカとした不安定な感

じ」も出てこない、その直前の、何とかハンググライダーが素直に体重移動通りに飛んでくれる、その速度…。

ここが、そのハンググライダーの最小沈下速度になるんです!

 

この方法による、最小沈下速度の知り方は、上にも書いたように、少々熟練は要しますが、しかし、少しトライすれば

分かってくるだろうと思います。

そして…。

この、最小沈下速度が分かれば、そのハンググライダーを一番遠くに飛ばすことが出来る「最良滑空速度」が、たちどこ

ろに分かるんです!

コレ、どうするかというと…。

簡単なんです!

ただ、最小沈下速度を1.4倍するだけ…。

これだけなんです!

これだけで、最良滑空速度になるんです!

例えば、最小沈下速度が30Km/hだとしたら、それに1.4をかけて42Km/hが最良滑空速度になるということですね!

これ、理論的に証明されていることです。

本来、理論だけだと約1.32倍なのですが、1.4倍になるのは、スピードメーターの誤差があるからです。

 

翼は、揚力を発生させている関係で、上側が早く、下側が遅く空気が流れます。

これ、速度が遅ければ遅いほど、顕著に上下での空気の流れの速度差が出てきます。

そのため、最小沈下速度で飛んでいるときも、実際の速度よりも遅くスピードメーターの値が表示されているため、

理論値よりも若干早い1.4倍程度の速度が、だいたい最良滑空速度になると考えれば、グライダーの乗りこなしが上手にで

きるようになるでしょう。

 

次回は、今回分かった最小沈下速度を使って、フレアーのタイミングを正確に知る方法を解説いたします。

 

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