飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ストーブトップのガスケット化で良好!

2017-10-28 08:43:46 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
この夏、私は我が家の薪ストーブ「アクレイム」の、ストーブトップをガスケット化するという改良を施しました。

これは、いつも薪ストーブではお世話になっている薪焚亭さんが考えた、薪ストーブの改良技です。

通常、私が使うアクレイムを製造している、米、バーモントキャスティングス社の薪ストーブは、ストーブトップはストーブセメントで接着、密閉されています。

ストーブセメントとは、薪ストーブの部品を組み合わせる際に、部品同士を接着、密閉するためのものです。

このストーブセメント。ストーブの部品を手っ取り早く組み合わせられて良いのですが…。

分解するときは、せっかく張り付けたストーブセメントを割らなければいけない欠点があります。

つまり、ストーブセメントは一回限りの使い捨てなのです。

そのため、薪ストーブのメンテナンス時、ストーブトップを外すことがあるのですが、このとき、再びストーブセメントを着け直す必要があり、手間がかかってしまうのです。

加えて、それなりにストーブセメントが必要なため、お金もかかってしまいます。

これらの欠点を解決するのが、ストーブトップのガスケット化だったんです。

ストーブトップを、セメントではなくガスケットで密閉することで、容易にストーブトップが外せるようになるんです。

当然、ストーブトップが容易に外せれば、メンテナンス性が向上し、いつも薪ストーブを快調な状態に維持することが容易になります。

上記のような利点が、ストーブトップのガスケット化にあるため、私は薪焚亭さんに指導してもらいながら、自分のアクレイムも同改良を行ったのです。


で…、その結果なのですが。

やはり、良い感じです。

ストーブの密閉度も良好なようで、長時間炎が持続してくれます。

そして…。

これは予期していなかった効果なのですが…。

どうやら、うっかりストーブの温度を上げすぎたときでも、ストーブのダメージが押さえられるようです。

これは、うちのようなエバーバーン方式という変わった二次燃焼方式の薪ストーブにとって、とても助かるものです。

エバーバーン方式とは、燃え残った燃焼ガス(要は煙)を、過酸素状態の燃焼室に導くことにより、より完全に燃焼させようとする方式なのですが…。

構造的にストーブを見てみると、フレッシュエアーが供給できるロケットストーブが、ストーブの奥に存在しているようなものと、考えても良いと思います。

アクレイムの奥には、断熱材で覆われた、ロケットストーブでいうところのヒートライザーのような二次燃焼室があり、そのヒートライザーの下からフレッシュエアーが供給されているのです。

この方式、二次燃焼ボックス(ヒートライザーというべきか?)の寿命が長い利点があるのですが…。

ストーブの温度が一定に保ちにくい短所もあるんです。

おそらくこれは、二次燃焼が始まると、空気の吸入量が上がり、そのことは、薪の燃焼を助長して更なる二次燃焼の増加につながる…。というインフレーションを起こしているからなのかな?と、考えてみたりしています。

とにかく、エバーバーン方式では、ストーブの温度が一定になりにくい欠点があります。

そして、もし、温度が上がりすぎたとき、ストーブのどこが真っ先にダメージを受けるかというと…。

ストーブトップのストーブセメントなんです。

つまり、うっかりストーブの温度を上げすぎてしまうと、真っ先にストーブトップのセメントが割れるようなのです。

そのため、うちの場合、アクレイムを使うほどに、ストーブトップのセメントが割れてしまい、密閉度が失われていきました。

しかし、今回のようなストーブトップのガスケット化を行うと、割れてしまうセメントがないため、ストーブのダメージが少なくて済むのです。

(と、いっても、過剰にストーブの温度が上がってしまうと、ストーブの他の部品がダメージを受けるので要注意!)

もちろん、ストーブの温度が上がりすぎないように注意しながら焚いていますが、ちょっとくらいの「うっかり」があっても、ストーブがダメージを受けにくい長所が、ストーブトップのガスケット化にはあるようです。


と、いうことで…。本日の我が家のアクレイム。



炎が青色へと変わり、それなりに高い温度で燃焼していますが…。

とても快調です!



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私からの旅グルメ情報 その6

2017-10-22 08:55:41 | 旅(freedom person)
私からの旅グルメ情報。

今回から数回に分けて、北海道の寿司編です。

基本的に、寿司はお金を積みさえすれば、いくらでも美味しいものは食べられると思いますが、このブログの中では、庶民でも気楽に食べられるコスパの高いものだけをご紹介いたします。

で、今回ご紹介するのは、北海道 増毛町のまつくら寿司です。

このお店、実はいつもお世話になっているトミーさんから割引券をいただいて行ってみました。

800円という超お得な割引券だったため、「これは使わなくては!」という理由だけで、あまり期待もせずに行った店だったのですが…。

このお店、結論を申しますと、割引券なしでも十分に満足出来るお店でした。



写真は「刺身定食」です。

お店には失礼ながら、それほど大きな期待もせずにこの刺身を食べたのですが…。

美味しい!どのネタもハズレなく全部美味しい!

ネタすべてが美味しいことに驚いてしまいました!


正直、私はそれほどの食通ではないのですが…。

刺身って、ただ魚を切って並べるだけ!なんて考えているあなた。それは大間違いです!

刺身は、ネタごとに仕込みが違っているため、それぞれにベストな方法で仕込んで仕上げて行かないと、本当の魚の味は出ません。

つまり、今回ご紹介するまつくら寿司は、手間暇を惜しまず手抜きもせずに、ネタごとに丁寧に仕込んでいるということになります。

こんな丁寧な仕事、私はそれなりのすし屋でしか味わったことがありません!


私はこのお店に行ったのは開店とほぼ同時。

しかし、あっという間に行列が出来たことで、私はこのお店の本当の実力に気づきました。

私は知らずに行ったのですが、実は人気店だったのです。

刺身定食に大満足した私は、このお店を後にしましたが、本当のお勧めメニューは、どうやら「ちらし寿司」だったようです。

来年の夏は、またこちらのお店にお邪魔しそうです…。
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いよいよ薪ストーブの季節!

2017-10-14 09:13:35 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)
昨日から急に寒くなりましたね!もちろん我が家では薪ストーブを焚いています!



今年は夏から肌寒い日が多かったので、9月初めからちょろちょろと焚いていたのですが…。

ガツンと本気ダキしたのは昨日が初めて…。

ストーブの炎も、ストーブが十分に暖まっているため、揺らめくような炎になっています。

実は、薪ストーブの炎って、気温が低いほどストーブ内部の温度も上がるし、煙突の吸い上げ(ドラフト)も強くなるので、揺らめくきれいな炎になるのです。

今の季節になるころから、我が家の生活は変わります。

薪ストーブが中心となる生活になるのです。

朝起きると、まずは薪ストーブの火おこしです。

手際よく着火し、十分に炎が安定したところでフロントドアを閉めます。

後は待つだけ…。

ストーブが暖まったところでダンパーを閉めて二次燃焼に入れます。

そして、そのあたりから、ストーブトップに鍋をおいて朝食を作り始めます。

そうです。薪ストーブの季節のなると、料理を作る場所が、台所のコンロから薪ストーブへと移動するのです。

スープや目玉焼きを焼いたり、もちろん煮物を作ったりと、料理をする場所のほとんどが薪ストーブになってしまうのです。

夕食もやはり同じ…。

料理を作る場所の多くが、薪ストーブへと移ります。

おなかが満たされたところで、静かな音楽でもかけながら、酒でも飲んで薪ストーブの炎を見つめ続ける…。

これが、我が家の薪ストーブシーズンの過ごし方なのです。



生活のスタイルが変わるのは、家の中の薪ストーブの前だけではありません。

薪ストーブを本格的に焚き始める季節になるころから、そろそろ薪ストーブ用の薪も作らなくてはなりません。

熱い季節でも薪は作れますが、木の伐採があまり行われず、薪を作ってもちょっと地面に転がしておくだけですぐに腐り始めてしまうし、何よりも熱くて薪割りが出来ません。

薪ストーブを本格的に焚き始めるころからが、私は丁度よい薪作りのシーズンになると思います。

だからこのころから、薪を作るための原木情報には敏感になります。

どこかで伐採が始まったと聞けば飛んでいき、原木をもらってくるのです。

もらった原木は、早速薪に…。

私は、こんな季節の変化を感じ取りながら薪ストーブを楽しむ生活が大変気に入っています。

このシーズンで我が家は薪ストーブ7シーズン目。

別にお金をかけるわけでもなく、素朴で極めて自然な生き方ですが、こんな生活にこそ、本当の豊かさがあるのでは?と、最近思えるようになりました。
コメント (2)
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私からの旅グルメ情報 その5

2017-10-05 20:38:42 | 旅(freedom person)
私からの旅グルメ情報。今回は、北海道苫小牧のマルトマ食堂です。

このお店は、苫小牧の漁港にあり、本来は漁師の方が漁が終わった後に立ち寄る食堂としてありました。

しかし、あまりに出される食事がお得価格のため、いろいろな旅行本で紹介されて人気店になったものです。

もともとは、漁師さん専用の食堂のため、失礼ながらそんなにきれいな感じではありませんが、しかし、出される食事がスゴイです!



一番人気のマルトマ丼。この内容で、1300円です。

この山盛りのネタで、本当に利益が出ているの?と、こっちが心配になってしまいます。

使われているネタの鮮度も当然良く、まず、行って損はないお店だと思います。

ただし…。

このお店、行列がすごいんです!

お昼時なんかに行ってしまうと長蛇の列!

一時間以上待つことも珍しくありません。

これだけの内容で食事を提供しているのですから、これは当然でしょう。

そこで…。

私は、このマルトマ食堂は朝に行くことをお勧めします。

早朝5時から営業していますので、朝いちばんに行けばあまり待つことはありません。

そして、朝だから、ネタもより新鮮で美味しいといえます。

このお店は、他にもホッキ丼やホッキカレーなどおすすめの料理もありますので、もし苫小牧にいかれるようなことがあったら、寄られてても良いかもしれません。

尚、営業終了時間は14時ですからご注意を!

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