goo blog サービス終了のお知らせ 

飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

クロカン記録更新!240キロ!!そして仙台へ…。

2021-04-13 09:00:16 | ハング(hangglider)
ハンググライダーのクロスカントリー(以下クロカン)記録が昨日更新されました!

ついに仙台まで到達です!

今回はそのご報告です。



先日、今はもうウェ〇ーニュース社の幹部となったN藤さん(56歳)から連絡が…。

「みっちゃん(私57歳)、今度の月曜が最高のクロカンコンディションになるんだけど回収してくれない?」

N藤さん(56歳)はもちろん気象のスペシャリストであり、30年以上の経験を持つハングフライヤー。そして、クロカンをこよなく愛していま

す。

私は二つ返事でOK!

N藤さん(56歳)がSNSでつぶやいたところ、他にも4人のオヤジたちが参加してきました!

こうして私は、N藤さん(56歳)を含む5人のオヤジたちのクロカン回収をすることとなったのです。


当日、集まったオヤジたちを車で追いかけます。

今は、飛んでいる人の位置を知ることができるライブトラックというアプリがあるので、回収がとても楽に

なりました。


更に、降りた人はスマホ等を使い、グーグルで現在位置を回収する人に送り、回収者はナビ機能にて降りた人の場所まで行けるので、ひと昔前に比

べ、とてもその仕事が楽になりました。

…。ということで、私もスマホを使って皆さんの位置を調べていたのですが…。

今回の言い出しっぺのN藤さん(56歳)が、なんだか思いもよらない近場に降りた模様。

ほどなく本人から連絡があり、一人目の回収終了…。

かっこ悪いので、写真は載せません。

しかし、他の4人はエライ勢いで距離を伸ばしています。

100キロを越え、150キロを越え…。

これでは間に合いません。

先ほど回収したN藤さん(56歳)に、みんなの動きを調べてもらいながら、高速道路を使って追いかけます。

O田さん(58歳)のライブトラックの調子が悪いのか、途中で位置情報がなくなっていますが、ほかのみんなは200キロを越えています!

興奮するN藤さん(56歳)と私(57歳)!

思わずアクセルを踏む足に力が入ります!(制限速度で走っています。)

時間は4時半…。まだまだ飛べます!…。が、一人がランディング。

S戸さん(57歳)です。

高速を降りて、まずはS戸さん(57歳)の回収。



本人の自己記録更新です!

いいおやじが、抱き合って、キスして喜びを分かち合います。(若干脚色しています。)

次はS木さん(今回一番の若手ですが、娘は結構大きい)の回収。



やはり、自己記録更新! 

オヤジ同士が抱き合って抱擁します。(外目からは気持ちが悪いです。)

ここで、M田さん(66歳)が一人進路を変え、山形方面へ進んでいましたが、そのM田さん(66歳)がランディングしたとの連絡が…。

本来ならば、これから山形方面に行かなければいけなかったのですが、最初に降りたN藤さん(56歳)が機転を利かしてツイット…。

そのつぶやきを、山形方面にいた、同じく私たちの古い仲間のM本さん(58歳)が見逃さなかった!

M本さん(58歳)は、会社を早期退職し、今は毎日喜多方市の北にある「三ノ倉エリア」でパラグライダーで飛んでいる身分…。

実は、少し前に、今回のN藤さん(56歳)のクロカン者募集のつぶやきを見逃さず、「もし、こちら方面に来る人がいたら回収してあげるよ!」

と、言ってくれてたのでした。

速攻でM田さん(66歳)を追いかけるM本さん(58歳)

M本さん、本当はさみしくて遊んでほしかったんでしょ!

無事、M田さん(66歳)はM本さん(58歳)に回収され、高速サービスエリアで落ち合うことになりました。

M田さん(66歳)は、山形市の西までのフライト。230キロほどの記録でした。

…。さて、ここで残るは一人O田さん(58歳)。

と、O田さん(58歳)のライブトラックの情報が復活した!

…と。

なんと仙台上空!!

日本のクロカン記録を更新しています!!!

湧き上がるオヤジたち!

すぐに追いかけるも、夕方の仙台のラッシュにあい、なかなか進みません。

ようやくO田さん(58歳)のところについた時には、どっぷり日は落ちていました。



オヤジたちがO田さん(58歳)に駆け寄り、抱き合うはキスをするは、みんなで喜びあいます。(かなり脚色しています。)

O田さん(58歳)のクロカン記録は、筑波山近くにある足尾エリアから仙台市までの、約240キロ。

ずっと日本のハンググライダーのクロカン記録は、岡山にある大佐山でつくられたものでしたが、15?16年ぶりくらいに、再び足尾エリ

アが奪還したことになりました。(O田さんは西富士エリアの方ですが…。)

この日はパラグライダーでも、Oギー氏が233キロのフライトに成功。

前回のNの目さんの記録がさっそく更新されました。

Nの目さんは、文字通り8日天下となってしまいましたが、女子としての記録は健在です!



こうして今回、オヤジたちのクロカン騒動は幕を閉じました。

考えてみれば、今回の騒動の参加者たちは、30年来の友人ばかり…。

若いころから一緒にバカをやってきたメンツです。

それぞれが人生を歩んでいく中、それぞれが頑張り、それぞれのの人生を築きあげました。

そんなメンツが集まって、こうやって若いころに戻ったように、共通の夢を見て興奮し喜びあう…。

これって実は、私たちにとって大きな財産なんだと、最近私(57歳)は思えるようになりました。

もうアラシクスティのオヤジたちではありますが…。

これからも私たちは夢を追い続けますよ~!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パラグライダー大会180キロタスク達成!

2021-04-04 12:00:09 | 日記(diary)
4月3日4日、茨城県足尾エリアで開かれたパラグライダーの大会「2021スカイグランプリIN ASHIO」で、前人未到180キロのタスクで見事に14名の選手がゴールに成功た。

今回はこの出来事をご紹介したい。





この大会の実行委員長を勤める、Iガキ…。(ちなみに私の友人でもある。)

大会初日に、「今日のタスクは国見しかないだろうよ!」と、一人で叫んでいる…。

国見?どこ??と聞きいなれない地名だったが、実は福島県の北、宮城との県境に位置する町…。

ここ足尾エリアから180キロ北の町である。

半ば気が狂ったような長い距離のタスクに、選手たちは「マジ?」と、やる気を出すよりもむしろ引き気味…。

なぜならば、パラグライダーのXCレコード、つまり、直線飛行記録はその時178キロ。

つまり、その飛行距離記録よりも遠くへ飛んでみろというタスクだったからである…。

選手から異論もあったが、もう誰も実行委員長のIガキを止めることはできない…。

ということで、このタスクで大会は進行!

私は途中で降りてしまった選手の回収役員を務めていたが、選手の位置を知らせるライブトラック

からの情報がとにかくすごい!

大量の選手がエライ勢いで、北へとまっしぐら…。最速で対地速度80キロを示している。

最新型のパラグライダーの性能、プラス、強い南風がこの速度を出させていたのである。

追いかける回収車も、この速度には追い付けない…。

最後は高速道路を使ったが、結局選手よりも先にゴールにつくことはかなわなかった…。

この日は今年最高の条件であったこともあり、フタを開けてみたら14名もの選手が見事にゴー

ルまでたどり着いた…。

つまり、いきなり14名も同時に日本のXCレコードを超えたのである!

えらいぞIガキ!

しかし…。

予想はしていたが、約2名の選手がこのゴールを振り切り、さらに記録を塗り替えるため北へと向かったのである…。

やっぱり出たか…。

そのうちの一人、私が3年前にXCの回収をしたNの目女史が203キロの距離を飛んだのである!

当然、新記録である…。



おそらく、この大会はパラグライダーの歴史の中で伝説となるであろう。



英語で「ブレイクスルー」という言葉がある。

直訳すれば「壊して通り抜ける」であるが、より正確にこれを訳すると「常識をぶち壊して未来を切り開く」だと思う。

今回の大会はまさにこのブレイクスルー…。

殻に閉じ込められてしまったみんなの中の常識をぶち壊してしまい、パラグライダーの新しい世界をひり開くことができた!

可能性があるのであれば、どんどん常識をぶち壊して挑戦すればよいのである!

重ね重ねになるが、えらいぞIガキ!



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする