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飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

フライヤー登録の第三者賠償責任保険とは?

2015-12-27 08:49:43 | ハング(hangglider)
ハンググライダー、パラグライダーのフライヤーの皆さんは、必ずJHFのフライヤー登録を行っています。

このフライヤー登録を済ませると、自動的に第三者賠償責任保険に加入出来る仕組みになっています。

この保険は万一フライヤーが第三者に対して損害を与えた場合、保証出来るようにするためのものです。

つまり、飽くまで第三者に対しての保証のための保険です。


しかし…

以前よりこの保険の使い方を間違えている方がいるように思えてならないのです。


と、言いますのは、フライヤー間で損害賠償が生じた場合に使われてしまうケースが多く見受けられるのです…。


例えば、誤ってランディング時に誰かのグライダーに乗っかって、そのグライダーを壊してしまったとしましょう。

こんな時にも第三者賠償責任保険が使われてしまっているのです…。


確かに名目上は、同じ仲間、同じフライヤーでも「第三者」と言えるでしょう。

つまり、上記のような場合も第三者賠償責任保険が使えてしまうため、それを使って壊れたグライダーを保障してしまうのです。


この使い方…。

非常にまずいと私は思うのです…。

「保険だから使わないと損」的な考え方で、フライヤー登録の第三者賠償責任保険を使ってしまうどうなるか…。

保険会社としてみれば、当然商売で保険を売っているわけですから、損益が出始めてしまうと保険料を上げなければいけません。

これは過去、実際にそのような形でフライヤー登録が値上げされました。


つまり、第三者賠償責任保険を使うことは、フライヤーみんなに迷惑をかけることになってしまうんです…。

さらに、保険に入れているうちはまだましだと思います。

あまりに第三者賠償責任保険が使われてしまった場合、保険会社も利益が出ないため取り合ってもらえなくなり、結果第三者賠償責任保険自体も消滅する可能性があります。

そうなるとハンググライダー、パラグライダーというスカイスポーツ自体も存続の危機に立たされてしまうのです。

本来ある第三者賠償責任保険とは、飽くまで本当の意味での第三者を救済するための保険でなくてはならないはずです。

例えば、誤って人家に損害を与えた。

それの保証について、フライヤー本人が全額補償するのはなかなか難しそう…。

そんなときにこそ、この第三者倍賞責任保険を使って被害者の救済をする…。

これが本来の第三者倍賞責任保険の使い方だと私は思うのです。

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べーすけさん来訪!

2015-12-06 10:09:22 | 旅(freedom person)
またまた我が家に日本一周人が来訪いたしました!

今回我が家に来てくださったのは、「べーすけ 歩いて日本一周」ブログを綴られているべーすけさんです。

このべーすけさん。四国のお遍路を手始めに、東京日本橋より再スタートを切り、反時計回りで約3年をかけて先日11月23日に日本を歩い

て一周の旅を見事にやり遂げられました!

この方、昨年ウチに滞在してくれこのブログでもご紹介いたしましたコバさん「コバの歩いて

日本一周 47都道府県制覇の旅
」の師匠に当たる方で、更に、同じようにこのブログでご紹介いたし

ました深谷ネギさん「日本一周 たそがれの旅」、そして、ちょくちょくウチに遊びに来

てくださる「スーパーカブ110で行く日本一周

の旅
」のトミーさんともお知り合いの関係となる方です!




実は今回我が家に来てくださったべーすけさん、生活用具一式をザックに背負って主に野宿で歩き旅をするというスタイルで旅されていたので

すが、ザックの方が過酷な旅の中で壊れてしまったため、私の方でそのザックを修理して差し上げた経緯があり

ました。

そのお礼としてわざわざ今回来てくださったのです。

歩き旅の方に関してザックの不調は致命的なんだそうです。

その人によって合う合わないなど微妙なところもあり、古くなったからと安易に新品に交換すれば問題解決というわけにはいかないそうで

す…。

そんな苦しさをべーすけさんはブログの中で綴られていたため、ひょっとしてお役に立てるのでは?と、私の方からお声をおかけしたのです。

私の本業はハンググライダーのハーネス作りですが、実はハングのハーネスはもともとザックを制作する技術の応用であり、昔はザック工場に

てハングのハーネスを量産していた例もあったくらいです。

そのため、私の判断でおそらくできるであろうと思いザックを修理して差し上げました。

その私が修理した部分も過酷な日本一周徒歩の旅に持ちこたえてくれたようで本当に良かったです。


女房も交えてべーすけさんとたくさんの旅の話ができ、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

しまいには女房のリクエストで意味不明な写真をとる始末…。

とにかく大変楽しいひと時を過ごさせていただいました。



ふざけたリクエストに答えてくれたべーすけさんに感謝です!



翌日…。

我が家を旅立たれるべーすけさんは、一枚の書を残していってくださいました。



「ひとりになればなるほど、ひとりじゃないってわかるんだよ」

旅で培われた感覚ならでわのことばだと思います。


べーすけさんはこのあと旅でお世話になった方のお礼に回られた後、しばらく知人のお仕事を手伝われて、次なる目標に向かって進んでいか

れるとのことでした!


べーすけさん、これからも頑張って下さい!!




コメント (4)
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