飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

弊社X-SPORTに関する注意点

2013-07-22 19:28:45 | ハーネス(HG harness)

緊急にて、弊社X-SPORTについてお知らせがあります。

本日、弊社で行っている無料点検サービスに出していただいたX-SPORTを確認したところ、ハーネスに付属品としてお付けしているパラシュートトグルとは違うトグルが使用されていましたが、その場合、パラシュートの取出しが大幅に遅れることが分かりました。

Photo 写真のものは、ヨーロッパの某メーカーのトグルがそのまま使用された例ですが、パラシュートの誤開傘を防止する目的でつけられているベルクロが、純正品のトグルを使用しなかった場合、パラシュートの取出しを邪魔してしまいます。

どのようなことかというと‥。

002 純正トグルを使用しなかった場合、上記のベルクロが写真のようにうまく外れないため、パラシュートを取出しを邪魔してしまいます。

念のためですが、純正品を使用した場合、上記のベルクロを開きながらパラシュートが射出される構造になっているため、まったく問題ありませんのでご安心ください。

今回のご報告は、あくまで純正品を使用しなかった場合のみです。

メーカーとして、パラシュートトグルはパラシュートの取出しが早くなるものであれば、たとえ純正品でなくてもその使用を制限しませんが、その場合、下の写真のように、必ず上記の誤開傘防止ベルクロを外してご使用ください。

003

このように改良すれば、まったく問題はありません。

よろしくお願い申し上げます。

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リンゴ薪ゲット!!

2013-07-16 20:52:53 | 薪ストーブってどんなもの?(what's woodstove)

薪ストーブに使う薪は、特に広葉樹が好んで使われますが、そんな中でも特に薪ストーバーが好んで使う木があります。

代表的なものにクヌギがあり、ナラやコナラも多く用いられています。ケヤキも良い薪になりますね!

そんな薪ストーバーが好んで使う薪でも、特に希少価値が高いのが「リンゴの薪」なんです!

リンゴは火持ちが良く、そして、何と言っても燃やした時の香りが良い薪ですが、しかし、なかなか手に入らない薪でもあります。

そんな希少価値が高いリンゴの木が、私の家の近所で伐採されたのです!!

002

当然!!私は現場で作業していた地主さんに鼻息荒くもらえないかどうか聞いてみました。

すると、「好きなだけもっていっていいよ」と、言っていただけたのです!

しかし、問題なのは我が家の薪置き場のキャパシティ‥。

既に2年分、15トンほどの薪が我が家にはあります‥。

そこで女房に話してみたところ‥

「我が家は現金と酒とリンゴの薪はいくらあっても邪魔にならない!」と、むしろ女房の方が乗り気なってしまいました(笑)。

二人で手際よくハイエースにリンゴの木を積み込み、どんどん家に運びます。

003 そんなに量は多くないのですが、全部運び込めば4トンくらいになると思います。

既に適当な置き場所がないため、思い切って玄関横に積み上げることにしました。

リンゴの木は、なんといっても香りが良いので、我が家へこられたお客様も、木の香りを楽しんでもらえるかもしれません。

今回ゲットしたリンゴの木。

当然2年しっかり乾燥させ(薪は2年乾燥が理想的と言われています)て、特別な薪として使う予定です。

リンゴの木は燻製にも良いため、今からこの薪が仕上がるのが楽しみで仕方ありません!

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T2C試乗記 3

2013-07-11 09:09:27 | ハング(hangglider)

T2Cは、癖のない扱いやすいサーマリング特性を持っていましたが、それでは、グライドについてはどうか?

今回はその辺をレポートしてみます。

002 サーマルをトップアウトした後、VGを引き締めグライドに入ってみます。

VGは最近のどのグライダーも軽く引けますが、T2CもやはりVGは軽い!

いきなり100パーセント引き込んでグライドをかけてみます。

これだけVGを引いても意外にコントロールは効きます。

もちろん若干のアドバースヨーは出ますが、私の技術でもなんとかコントロールできるレベル‥。

これならグライド中不意にサーマルを見つけても、なんとかなりそうに思えます。

VG100パーセントでのピッチのバープレッシャーは、鋭利な刃物のごとく鋭さを感じる、とても軽いものです。

そのバープレッシャーに無駄な余裕はあまり感じられず、さすがはレーサー機らしい味付けです。

私だったらウデもないので、もうこれ以上ダイブスティックやリミッターを落とそうとは思いませんでした。

VG100パーセントでのグライドの安定性ですが、さすがはウイルス!。

かつてウイルスのグライダーで、直進安定性に不満を感じたものはありませんでしたが、やはり、T2Cもその例外ではありませんでした。

気持ちよく、まっすぐに飛んで行ってくれます。

意地悪にわざとヨーイングのきっかけを作ってみても、普通に飛ばしていれば収まってしまいます。

ハンググライダーの技術革新は、実は10年ほど前から進んでいません。

しかし、競技などで飛び比べてみると、最近のグライダーは少し前の機体に対して、滑空比は同じものの、明らかに巡航速度が速くなっています。

3~5Km/hほどは速いでしょうか?

これは、私は各メーカーの細かなチューニングの煮詰め、とりわけ、リブの寸法の煮詰めがうまくいっているからかと考えています。

リブが理想的に設定されていれば、それだけピッチも安定し、ウォッシュアウト(ねじり下げ)も減らせるため、理論的に高速グライド性能が良くなる筈です。

リブについては、私はまだまだ改良の余地は残されているように思えます。

(私がメーカーにいたら、いろいろと試してみたいことがあるんですが‥。)

さて、今度はT2Cの低速性能を試してみます。

VGオフでゆっくりベースバーを押して行ってみます。

マッシングの後、一気に風の音が小さくなり、ベースバーのバープレッシャーが急に大きくなって、通常のグライド速度にグライダーが戻りたがろうとします。

それでも更にベースバーを押し出してやると、T2Cはハンマーヘッドストール(頭をストンっと落とす失速)には入らず、沈下速度を増すだけでそのままの姿勢を保ちます。

とても安全性の高いものです。

これはハンググライダーで理想的な失速特性と言え、実は、ウイルスが昔からかたくなに守っているポリシーでもあります。

T2Cはすべての面において、高性能ながら、ウイルスらしくすべてがまとめあげられたグライダーでした。

是非次の自分のグライダーの候補に加えたい‥。そんな気持ちにさせてくれました。

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