飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

ハング界を活性化するには!提案3

2010-10-25 21:07:13 | ハング(hangglider)

さて、ここで一つ重要なことについて触れてみたいと思います。

このブログを読んでいただいている方で、長年ハングを続けられている方。

あなたはどうしうて今までハングを続けられたのですか?

この回答についてですが、長年ハングを続けている方を観察してみて、私自身その答えは「そこに自分の居場所があるから」ということに集約されているように思えるのです。

たとえば、平日一生懸命働いて、社会の中で生きている皆さんは、いつもとは違う「本当の自分」を見つけたいと考えているのだと思います。

そして、そのいつもとは違う本当の自分…。それが見つけられるのが「山」だと思うのです。

皆さん山に飛びにくる方は、本当に生き生きして見えます。

それは、今、本当に自分がしたいことをしているからであり、そこには、楽しみを分かち合える仲間がいるからであり、そんな雰囲気が大好きだから…。

だからこそ、長年ハングを続けてこれたのではないでしょうか?

本当の自分…。山にはそれがあるのです。

私は思うのですが、これからハングを始めたいと考えている方に、このことを分かりやすく伝えるようなことをすれば、ハング界の活性化になるのではないでしょうか?

たとえば、一日体験でこられる方。

たいていは一回来て終わりになってしまっています。

しかし、このような人たちにも、上に述べたような、本来の自分に変えれるという「本当のハングの楽しみ方」を理解させてあげられれば、より多くの方が、一日体験から抜け出して、ハングの本当の楽しみに触れようとしてくるのではないでしょうか?

私はそう思うのです。

そのためにも、ハングをこれから始めたい「一般の方」でも、気軽に「山」に来られるような雰囲気(前回お伝えしたような、いろいろな楽しみ方がエリアにはある)をつくることも重要だと思うのです。

ちょっと考えてみてください…。

あなたは一日飛び終わり、ランディング近くの設備で気持ちよくビールを飲むことが出来ます。

そこには、気さくな飛び仲間がたくさんいて、その日の飛びで話が盛り上がっています。

バーベキューなどもして楽しんだりして…。

そして、そのままランディング近くの洒落た宿に入ります。

その宿は、それほど高価なものではありませんが、しかし、清潔なトイレに風呂があり、仲間と共に泊まることも出来ます。

そこには個室もあり、初めて泊まれる方もプライバシーは守られ、家族やグループ、恋人同士でも気軽に利用することが出来ます。

そんな、気軽に利用できながらも、一日体験の方に、心も体もくつろぐことが出来るような体験をさせてあげられるような場所。 そんな設備があれば、より、ハングの本当の魅力を伝える、その第一段階を作ることが出来るのではないでしょうか?

私はそう思うのです。

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ハング界を活性化するには!提案2

2010-10-21 09:19:06 | ハング(hangglider)

私は、まず初めて山に来るお客様でもくつろげる空間を作ることが、ハンググライダー界を活性化するには必要なことだと思います。

山に来ることは、私たち長年ハングをやっている者ならいざ知らず、一般の方の常識では労力を伴うことです。ですから、出来るだけ「来やすい」環境を作らなければいけないと考えています。

例として、私の住む足尾近郊で話を進めてみます。

まず、私が住む足尾近郊では、豊かな農産物、それに自然があります。

今の季節は、なしやりんご、柿、栗などの果物狩りが楽しめます。

また、これから春にかけてはイチゴ狩り、夏はブルーベリー狩りと、ほぼ一年を通して果物狩りを楽しむことが出来るのです。

果物だけでなく、春には竹の子も生えてきます。竹の子は、いまは地主さんもほとんど食べておらず、竹林は竹が生えすぎて荒れてしまった状態になっています。

このようなものも、うまく地主さんに交渉すれば、竹の子狩りなどもやらせてもらえるのではないでしょうか?

更に、足尾エリアのすぐ近くには乗馬クラブが現在作られており、将来的には、スカイスポーツだけでなく乗馬も楽しむことが出来ます。

また、田舎ならではの地元の食材を使ったレストラン等もあります。

良く見ると、都会からのお客様をひきつけられるものが、スカイスポーツ以外にも、実はたくさんあるのです。

このような事実は、私はおおいに活用すべきことだと思います。

これだけ楽しめるものがあるのですから、スクールのパンフレット等にも、山にくればいろいろな楽しみが待っていることを、積極的に記載していっても良いと思えるのです。

そうすれば、たとえ飛べなくても他に遊ぶものがあるわけだし、スカイスポーツ初体験のお客様も、他にも楽しめるものがあることを知っていれば、より、山に来ることに興味を持つと思うのです。

更に、家族持ちのフライヤーの場合、自分は空を飛んでいても、家族はおもいおもいに果物狩りや自然の中の遊びを満喫することも出来るため、より「おとうさん」(おかあさん?)フライヤーも飛びに来やすいはずです。

これは、スカイスポーツだけでなく、地元の果物狩り農家、乗馬などのアウトドアスポーツ業者、レストラン等にとっても活性化につながることですから、より大きなお金がエリア近くに落ちることになります。

そうなると、地元市役所の観光課等からも、何かしらの協力が得易いのではないでしょうか?

このような活動も、将来的には、ハング界を活性化していくには有効な手段だと私は考えています。

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韓国人選手を迎えて。

2010-10-12 20:45:05 | ハング(hangglider)

昨日で終わりました、足尾エリアで開催された大会EJCに、韓国から5人の方がはるばるこられました。

この5人の方々は、大会中私の家に泊まっていただき、選手として参加されました。

本日午前に、私は成田までこの選手の方々を送り、無事韓国選手は帰路とつきました。

彼らは、大会に参加されていた選手の皆さんにとても感謝していた様子で、是非、韓国の大会にも来てほしいといっていました。

実は、彼らは、私の家に泊まっている間、私たちにとても気を使っている様子で、来てすぐに女房に高価そうな貝細工の宝石入れ、私には名刺入れをくださいました。

そして、皿洗いや掃除等も進んでやっていただいき、私たちはとても助かりました。

韓国人の常?か、ことあるごとにおごりたがるところもあり、ちょっと恐縮してしまいました。

大会がキャンセルになった日、温泉に入りたいというので「ゆりの里」に連れて行ったのですが、そこで、彼らはサウナに入っていたとき、タオルの交換におばちゃんが入ってきたことにびっくり!「日本では女の人が男湯に入るのか」と驚きながらも、話をしながら大笑いしてしまいました。

また、レセプションでの大盛り上がりも、彼らは大喜び!

その晩、ウチで二次会になってしまったことはいうまでもありません。

空港での別れ際は、お互いちょっと目頭が熱くなりましたが、再び会うことを約束して分かれました。

私は、二つの違う国のフライヤーが交流することは、将来的に大きなものを生み出せるのではないか?と、考えています。

一つの国では困難なことでも、二つの国が力をあわせることにより、可能になることもあると思います。

そして、なによりも、国境を越えてフライヤー仲間が増えるということは、とても素晴らしいことだと思うのです。

今後も、両国の親睦には、微弱ながら力を注いで生きたいと考えています。

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ハング界を活性化するには!提案

2010-10-04 21:31:37 | ハング(hangglider)

さて、重ね重ね申しますが、今のハング界は変わっていかなければいけないと私は考えてい ます。

それでは、まず、どのように変わっていかなければいけないのか?

それについて、少し述べさせてもらいたいと思います。

まず、以前、わたしはこのブログの中でヨーロッパ旅行をした際体験した、イタリアはバッサノのエリアのことについて紹介させていただきました。

このバッサノエリアは、大変充実した宿泊設備があり、フライトした後のフライヤーにくつろげる空間を提供しており、その設備の良さから、フライヤーのみならず近所の人たちも食事にくるほど、レストランとしてもすばらしいものでした。

つまり、いまの 日本のハングエリアにありがちな「一部のマニアだけが集う特殊な空間」ではなく、「一般の誰もが気持よくいつでも集まれる空間」だったのです。

また、先日ヨーロッパ修行より帰ってきたK野のブログにも、他のエリアでも同じように皆がくつろげる空間があることを述べられており、どうやら、ハング先進国のヨーロッパでは、そのような設備が、バッサノだはなく結構普及していっているようなのです。

この事実は、わたしはこれからの日本のハング界を変えていくうえで非常に大事なことだと考えています。

いままでは、ハングのエリア自体が敷居がたかく、一部の常連だけが居心地のよい空間になっていたではないでしょうか?

そうではなく、これからは、ハング初心者、または、スカイスポーツに興味がある方みなさん、さらに、フライヤーの家族までもが居心地のよい空間を作っていく必要があるのではないでしょうか?

そうしなければ、新しくハングをはじめる人も少なくなり、さらに、現在ハングをやっている人もこの先ハングを続けて行くことが難しくなっていくように私には思えるのです。

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