飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

高級薪ストーブを格安でゲットする方法

2012-04-22 18:46:14 | 薪ストーブのセルフビルド(for woodstave builder)

薪ストーブをセルフビルドで安く手に入れる方法として、国産メーカーのホンマ製作所のものを使う方法、そして、欧米の高級薪ストーブの中古を手に入れる方法をこれまでご紹介しました。

しかし、実は欧米の高級薪ストーブも、やり方によっては「格安」にて購入する方法もあるのです!

今回はその方法をお話しします。

薪ストーブは、以前にもお話ししましたが、とにかくそれなりに使えるまでは勉強が必要で、

なかなか薪ストーブの知識なくして、最初からはうまく焚けないものです。

そのために、一般の「薪ストーブ屋さん」が存在しているわけであり、薪ストーブ屋さんは、設置工事はもちろんのこと、その後のアフターケアや、上手く焚けるようになるための「レクチャー」もしっかりしてくれます。

だからこそ、誰もが薪ストーブを安全に楽しく使うことが出来るのです。

しかし、薪ストーブ屋さんにとっては、それらの作業はなかなか手のかかるもので、だからこそ「利益」が必要になってきます。

これは薪ストーブを安全に普及させるためには不可欠なことです。

そのため、薪ストーブは販売時にそれなりの「販売マージン」が必要になるのです。

このお金があるからこそ、薪ストーブ屋さんは誠心誠意こめて薪ストーブの普及を進めることが出来るのです。

しかし、もし安く薪ストーブを設置するために、ご自身がしっかり勉強して、そして、セルフビルドで薪ストーブの設置工事をした場合、この場合はアフターフォローやレクチャー等が必要ないわけです。

つまり、薪ストーブ屋さんにとっては、セルフビルダーがしっかり勉強してくれているならば、正直「売りっぱなし」でもよく、その分楽が出来るわけです。

つまりマージンも少なくて済む‥。

これが高級薪ストーブを格安でゲットできることにつながるのです。

ほとんどの薪ストーブ屋さんは、やはり心配なので「すべてお任せてください」ということで、工事アフターフォロー一式すべて行おうとします。

しかし、中には「セルフビルド」も認めてくれ、そのお手伝いもしてくれる薪ストーブ屋さんも、実は存在しているのです。

そのような薪ストーブ屋さんは、お客さんの知識が確かだと認めれば、結構セルフビルドを後押ししてくれ、薪ストーブはもちろんのこと、煙突等の部材までも安く提供してくれることがあります。

これはセルフビルダーにとっては大助かりです。

しかし、そのような薪ストーブ屋さんは、当然そうそうあるものではありません。

このような薪ストーブ屋さんを見つけるには、やはりネットを活用し、広く情報をとることです。

一つの見つけ方として、セルフビルドを後押ししてくれるようなホームページになっていることや、煙突をセットで販売してくれるような薪ストーブ屋さん。

このようなお店に「可能性」があると思います。

そして、もしそのようなストーブ屋さんを見つけたならば、どんなに遠くても、出来ればその薪ストーブ屋さん直接足を運び、実際に話をしてみましょう。

薪ストーブ屋さんも、実際に話をして、あなたがそれなりに勉強していると認めてもらえれば、より確実に、しかも安く薪ストーブを提供してくれるかも知れません。

そして、より確実な薪ストーブの設置の仕方もついでに習ってしまいましょう。

そうすれば薪ストーブ屋さんも安心してくれます。

実は、私は薪ストーブのセルフビルドでは、この方法を一番おすすめしたいです。

薪ストーブ屋さんまで足を運ぶのは大変なことですが、その努力に見合う価値をつかみ取ることが出来るかもしれないし、そして何よりも、安全な薪ストーブの設置工事の知識を手に入れることが出来るのです!

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ハンググライダーの進化の歴史 2

2012-04-21 18:40:58 | ハング(hangglider)

リリエンタールが滑空機で飛行に成功してから、一気に航空機の進化のスピードが早まりました。

そして、エンジンを積んでの動力飛行に達するにも、それほどの時間は必要としませんでした。

そして時代は進み、リリエンタールが作ったようなフットランチのハンググライダーは無くなったかのように思われたのですが、しかし、第二次大戦時、突然ドイツで高性能なハンググライダーの固定翼が登場します。

これは、ホルテン兄弟という人が作ったものですが、詳しい資料が手元にないため、その性能の詳細ははっきりとは言えないのですが、外形から判断して、今のATOS-VRか、ひょっとしてそれ以上の性能を持っていた可能性はあります。

残念ながら、その機体の写真は見つからなかったのですが、同兄弟が製作したグライダーの写真はあるので紹介しておきます。

H_iv_in_flight_color 見たとおりの無尾翼機ですが、ホルテン兄弟はこのような形のグライダーを、フットランチタイプ、つまり、ハンググライダーと言える機体でも作っています。

その機体は、上の写真のコクピットの上部が、風防を残してオープンとなっており、上半身がグライダーから飛び出た形でテイクオフしていました。

ホルテン兄弟は、第二次大戦時、ナチスの力を借りて様々な無尾翼機を作りました。

作る機体はすべて無尾翼‥。

とにかく無尾翼機にこだわり続けた結果、大戦後期にはジェットエンジンを2機搭載したHo229という機体を作りますが、とにかくこれが高性能。

もともとは爆撃機として設計されたようですが、時速1000キロで飛行することが出来たため、どんな戦闘機も追いつけず、しかも、炭素を含んだ塗料を塗っていたため、レダーでもとらえることが出来ず、「ステルス」の性能を持った飛行機だったそうです。

くどい様ですが、70年近く前の話なのです。

Ho229は、当時飛びぬけた高性能を持っていましたが、Ho229完成後まもなくドイツは降伏。

この機体は時代から消えていくこととなります。

そして、敗戦したドイツからホルテン兄弟の名前も消えていくことになるのですが、実はそれよりも少し前、日本で若干19歳の若者が、滑空比21:1のハンググライダーを一人で製作しています。

頓所好勝青年‥。

次回はこの方の紹介です。

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ダンケシェーン!ラルフ!!

2012-04-19 19:56:58 | 人生論(life)

久々にハーネスに使う金具類のオーダーをかけました。

ウチで使う金具類は、いつもドイツのフィンシュテルバルダーというメーカーに依頼しています。

このメーカーは知る人ぞ知るメーカーで、ハンググライダーに使う金具類(コーナーブラケットやノーズキャッチャー、バテンの先等数えあげるときりがない)を作っているメーカーで、すべてのハングメーカーは何かしらここの会社の部品を使っています。

もちろんハーネスのバックルやアジャスターも例外ではありません。

このメーカーに注文するとき、いつもきまって対応してくれるのが、ラルフという方。

海外への輸出を担当している方です。

で、この方なんですが、とにかくフレンドリーで親切丁寧。

今回も、私の発注ミスを見つけて「大丈夫か?」と、確認してくれたり、「カラビナの値段が変わったけど、そのまま発送してよいか?」と聞いてくれたり、とどめは「今回の部品は少々重量オーバーで、荷物を2便にしたてないといけない。急いでないのならば、重い荷物の量を調整して、一便でいけるようにした方が良いぞ!」などと、真面目な話、商売抜きでこちらのことを考えてくれて対応してくれました。

また、前回の発注の時は「お前地震大丈夫だったか?津波は?仲間のフライヤーは大丈夫だったか?」など、とにかくいろいろと心配してくれていました。

もちろんビジネスパートナーということもあるでしょうが、しかし、それ以上に「同じフライヤー仲間」という見方で接してくれているように思えます。

そして、今回もラルフのお世話になりました。

感謝!!

ダンケシェーン!ラルフ!!

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中古薪ストーブの見極め方

2012-04-18 21:41:56 | 薪ストーブのセルフビルド(for woodstave builder)

薪ストーブを出来るだけ安く手に入れたい!

その手段の一つとして、国産の「ホンマ製作所」というメーカーのストーブをご紹介しました。

このメーカーは、欧米の高級ストーブと比べ、大幅に安いメーカーなのですが、その代わり、基本的に「セルフビルド」で薪ストーブを設置することが大前提の薪ストーブです。

しかし、どうせセルフビルドで安く薪ストーブを設置するならば、他にも方法はあります。

その一つが「中古薪ストーブ」を探すことです。

薪ストーブは少し使うと、見た目が結構くたびれて見えるため、たとえ欧米の高級ストーブでも、ずいぶん値段が落ちてしまうものです。

ちょっと使っただけの薪ストーブが、大幅に安くなれば、それはそれで魅力的です。

しかし、実は「中古薪ストーブ」は、その見極めが大変難しいため、結構勉強してからの方が良いのです。

というのは、薪ストーブの外観はいくらでも誤魔化せるためです。

かなり使い込んだ薪ストーブでも、一度分解して耐熱塗料を塗り、ストーブポリッシュで磨けば、見た目は新品のようになってしまいます。

ですから、中古薪ストーブを選ぶ場合は、間違っても「見た目」では決めない方が無難です。

もしお金をかけずに薪ストーブを設置する方法として、あなたが中古薪ストーブを考えているならば、まずは販売しているお店が信頼できるお店かどうか確かめてみるべきだと思います。

良心的な薪ストーブ屋さんならば、その中古薪ストーブにどのようなメンテナンスをしたか説明してくれます。

このメンテナンスは大変重要なことです。

ヨーロッパ系の「クリーンバーン」という形式の薪ストーブならば、薪ストーブの内部、特に、燃焼室上部の二次燃焼空気の供給部回り等に傷みがなければ、それなりに状態が良いと判断できます。

しかし、アメリカ系のダッチウエスト、それにバーモントキャスティング。この2社の場合、二次燃焼の方法として、触媒やセラミックを使った物があるのですが、これが消耗品で、定期的に交換しなければいけないものなのです。

ですから、中古購入で上の2社を選ぶ場合は、その辺のメンテナンスは大丈夫か等、ちゃんと説明してくれる薪ストーブ屋さんでなければ、あまり信用できないと私は思います。

尚、上記の触媒やセラミックは、薪ストーブの構造をよく勉強すれば、それほど時間をかけずにその場で少し分解してチェックすることも可能で、それが最も確実なのですが、当然そのストーブについて前もって勉強しておく必要があるため、あまりお薦めできる方法ではないように思えます。

ちなみに、ウチはこの中古で薪ストーブを購入する方法をとりましたが、やっぱり結構難しかったです(笑)

いずれにしても、中古薪ストーブは「出物」が出ることがありますが、リスクもあるため、十分に注意する必要があると思います。

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工務店さんと薪ストーブ のセルフビルド

2012-04-14 17:16:47 | 薪ストーブのセルフビルド(for woodstave builder)

薪ストーブをセルフビルドする場合は、まず本業の薪ストーブ屋さんは手を貸してくれません。

また、家を作る工務店さんも、よほど薪ストーブを知っている業者でない限り、断られてしまうと思いますし、逆に簡単に引き受けてくれるところの方が、私は心配だと思います。

脅すわけではないのですが、私は薪ストーブに興味をもってからというもの、オシャレなレストラン等で見かける薪ストーブもチェックするようになりましたが、結構、その設置に「問題」があるとしか思えないものを見かけます。

正直、工務店さんが薪ストーブの特性を理解していなかったのでは?と考えています。

しかし、薪ストーブのセルフビルドをすべて自分でやるのもかなり大変です。

そんな薪ストーブのセルフビルドの中でも厄介なのは、「壁や屋根の工事」です。

薪ストーブを設置するには、必ず煙突を取り付けなければならないのですが、この煙突を外に出す工事が厄介なのです。

たとえば、煙突を壁だしにする場合、壁の中に柱が通ってないか調べる必要があります。

特に、薪ストーブが収まりやすい部屋の角の部分は、その壁に「スジカイ」という斜めの部材が隠れており、煙突を通す場合干渉してしまう可能性があります。

また、屋根だしにする場合も、やはり大きな柱や梁は避けなければならず、瓦やコロニアル等の加工も必要です。

ですから、このような家の工事が必要なところは、やはり工務店さんの力が借りられれば、より確実、安全に薪ストーブを設置できます。

そこで私が取った方法ですが、薪ストーブの設置工事のプロデュースは、あくまで自分で薪ストーブの勉強して行います。

そして、炉台の製作や床補強、煙突の組み立て等は自分で責任を持って行います。

しかし、煙突を通すための壁や屋根の工事、この部分だけを家の知識のある工務店に依頼する方法をとったのです。

煙突を通す部分の工事の詳細については、煙突部材を販売してくれた業者が、必ずそのマニュアルを準備しています。

工務店さんならば、そのマニュアルを見れば工事の仕方はすぐにわかる筈で、また、マニュアルにしたがって工事をすれば、工事そのものの責任は煙突を販売した業者にあるわけですから、工務店に責任問題は発生しないはずです。

そして、私は実際にその方法で薪ストーブのセルフビルドを進めました。

工事の方はスムーズに進み一日で終了。

工務店さんにお支払した金額は、知り合いだということもあったと思いますが、一日分の工賃プラス材料費で済みました。

私はこのように部分的に工務店さんの力を借りる方法をお薦めしたいです。

そして、薪ストーブの設置工事では、家には煙突が通しやすい場所がありますから、かなり初期の段階で、煙突を通す場所を工務店さんと相談しながら決めておいた方が良いと思います。

それが決まらない限り、煙突部材も必要なものが見えてきませんからね!

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