「暇が出来たら酒飲みに来てくんねーかのー、おめーさんに色々話とかんばん事があるんで」市内の先輩から誘いを受けていたので昨晩手打ち蕎麦を手持ちに遊びに行ってきました。
恐縮にも上座に座らせられ、目の前に春爛漫の庭と畑が広がる。昔料亭を切り盛りされていた腕前で心のこもった季節のご馳走が並んでいた。
「昔を考えると二人で○億稼いだわ、本当に無我夢中で走り抜けてきたの」と奥様 「俺は極道が好きで昔はやんちゃ坊主だったんだが、今は仏門の世界に生きているんだ」 「最後は心の平安と上さんだぞ、かあちゃん大事にしろよ」
「親父なんで俺見たいんがんに目を掛けてくれているんですか?」 「議員在任特例で特例をすべきでないと論陣をはっていたろ、あれをみて決めたんだ」
春の夜はゆっくりと過ぎていった