おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

稲の花開く

2018年07月24日 00時33分51秒 | 農業
写真1 稲の花に花弁はない。①穎(えい・籾殻になる) ②雌しべ(穎の中にある) ③雄しべ(6本・白い花糸・淡黄の葯)


写真2 穎の中にある②雌しべ


写真3 葯の下方が破れて花粉散る


写真4 稲の花は白く見える。当圃の稲(写真1~写真3を含む。)はスズメ除けネットの中(注1)

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 7月は稲開花
 遠目には白く見える花(写真4)
 近づくとそうでもない
 葯は淡い黄(写真1~写真3)
 白は葯を支える花糸

 稲は次のような自家受粉
 葯が破れて花粉が散り(写真3)
 同じ花の雌しべの柱頭につく
 花粉は胚へ花粉管を伸ばし受精開始
 受精終わると穎は閉じ2度と開かない
 胚に養分が送られ子房膨らみ籾となる
 花が開いているのは1~2時間
 この間に授受粉し受精

 注1 写真1~写真4の圃場は、弊ブログ2017年08月02日写真32016年07月20日の圃場と同じ
 執筆・撮影者:有馬洋太郎
 撮影日:2018年07月11日
 撮影地:埼玉県幸手市



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