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田中正造翁が「黄茅白葦満目惨憺の荒野となれり」と記した地、今は渡良瀬遊水地
冬、まさに「黄茅白葦」、遊水地はヨシとオギに覆われる(写真1)
2009(平成21)年末、松本八十二氏(藤岡よし利用組合長)がアンキョヨシ(暗渠ヨシ)の刈取り中(写真2・写真3)
水田の水はけを良くするため、作土の下に設置される暗渠に敷くヨシ、それがアンキョヨシ
籾殻より長もちするので、隣県の土地改良区から注文があった、と松本氏は教える
ヨシの用途はヨシズだけと思っていた筆者には驚き
刈取りは機械化されている
歩行型耕耘機(写真2)や乗用型トラクター(写真3)にそれぞれカッター(刈り歯)を装着して行なわれる
機械操作者(松本氏)とヨシを束ねて運搬する雇人の2人1組で進む
渡良瀬遊水地利用組合連合会の役員を長年務めたT氏(80歳)は次のように教える(2008年10月聞取り)
ヨシとオギの需要は、中国産のヨシズや屋根材の変化などにより減少
ヨシズ造りや屋根葺きカヤ刈取りの業者は、現在(2008年)5戸
昭和30年代・40年代初期には、遊水地沿岸に約500戸が稼業
渡良瀬遊水地のヨシとカヤの刈取りは、近年、坪刈りして価額を決めて組合員が行なう
渡良瀬遊水地利用組合連合会と藤岡よし利用組合が共同で国土交通省に申請
引用・参考文献等:*荒畑寒村著『谷中村滅亡史』(67頁、岩波書店、2005年) *弊ブログ2011年01月08日・09日・2014年01月30日
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月:2009年12月23日・27日 撮影地:栃木市藤岡町
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