おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

チョウゲンボウ “獲ったのはお父さんだよ”

2020年05月29日 00時00分00秒 | 野鳥

5:48:46 ♂、巣に餌・雀を運ぶ


5:48:48 ♀、巣に入る


5:48:49 ♀、雀をくわえて処理場へ


5:48:54 ♀、雀の処理場・羽毛除き場に着く


(4:46:25 ♀、雀の羽毛を除く)


(4:47:14 ♀、裸の雀をくわえて巣へ)


5:50:15 ♀、巣に着く


 筆者が生態観察中のチョウゲンボウのつがい(注1)
 雛の小さな鳴き声を耳にする5月中旬
 雛に小鳥を食べさせる方法の一つは次のよう
 ①♂、獲った小鳥を未処理のまま巣に運ぶ(写真1)
 ②♀、♂の後を追い巣に入る(写真2)
 ③♀、小鳥をくわえて処理場へ(写真3)
 ④♀、処理場に着く(写真4)
 ⑤♀、小鳥を処理、すなわち羽毛をむしる(写真5)
 ⑥♀、処理済みの小鳥をくわえて雛待つ巣へ(写真6)
 ⑦♀、巣に着き(写真7)入り、雛に与える

 上の写真は雀を食べさせる例
 写真1~写真4、写真7は連続
 処理場⑤・⑥を連続で撮れず、約1時間前の写真を使う

 さてこの時期、♂が獲った餌を巣外で♀に渡さず
 直接巣に運び入れるのは何故か
 次のように考えられる
 ある程度大きくなった雛に♂の役割を教える
 すなわち“餌を獲ったのは、このお父さんだよ”と

 注1 弊ブログ2020年5月6日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎
 撮影日:2020年5月14日
 撮影地:埼玉県久喜市

コメント
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