おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ムナグロ 北へ春の渡り 羽休め

2016年06月05日 00時00分00秒 | 野鳥

写真1 夏羽のムナグロ。7羽の群(写真3)の個体。代掻き前の水田に飛来。2016年04月16日。埼玉県加須市柏戸


写真2 冬羽のムナグロ。7羽の群(写真3)の個体。2016年04月16日。埼玉県加須市柏戸


写真3 ムナグロ7羽の群。2016年04月16日。埼玉県加須市柏戸


写真4 28羽のムナグロが昨年と同じ水田に飛来。当写真は群の一部。2016年05月12日。埼玉県久喜市
    弊ブログ2015年05月12日写真1~写真5と同じ水田


写真5 28羽群(写真4)の夏羽(右)と冬羽(左)の個体

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 今年2016年もムナグロが田植期に飛来
 南方の越冬地から北方の繁殖地へ渡る途中、羽休め


 大型チドリ・ムナグロの繁殖地、越冬地、渡りなどは次のよう(注1)
   シベリア極北部からアラスカ西部沿岸のツンドラで繁殖
   秋、南の東南アジア、中国、太平洋諸島、オーストラリアなどへ渡り越冬
   春、北の繁殖地へ渡る

   アラスカで繁殖したムナグロの渡りは次のような時計回り
     秋、アラスカから太平洋をノンストップで南下して越冬地へ渡る
     越冬地はアメリカ領サモアなど
     春、アメリカ領サモアのムナグロは北西へ飛び、主に日本で一休み
     日本からアラスカやシベリア極北部の繁殖地へ渡る
     この時計回りの渡りで、日本は重要な中継地
     それゆえ、ムナグロの姿は春に多く、秋に少ない

 たしかに、筆者は秋のムナグロを未だ見撮してない


 注1 「明らかになってきたムナグロの渡り〜日本は重要な中継地〜」(公益財団法人山階鳥類研究所 特任研究員 広居忠量)
     http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/news/201503munaguro.html
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日・撮影地:上記


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