おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

1月15日、いちごの日に考える

2014年01月15日 01時25分28秒 | 商業

写真1 1月15日は、いちごの日


写真2 POP広告には値段、産地名、品種とその特長


写真3 規格の例:2A、S、Bの3ランク


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 本日1月15日は「いちごの日」(写真1)。
 全国いちご消費拡大協議会が語呂合わせで決めた日。

 さてここでは、店頭に並ぶいちごの値段と生産者実施の規格分けについて考える。
 生産者はほぼ毎日、午前中に摘む。
 たとえば「とちおとめ」栽培のIS農園では、6:00~10:00にパートさん4人と社長石嶋氏が摘む。
 その後、社長夫妻、お母様、婚出の妹さん、ベテランパートさん、計4~5人で規格を揃え、箱詰め。

 規格は粒の重量と先端の形で次のように分ける。
  S:7~8g M:9~10g
  L:11~14g 2L:15~19g ともに先端が三角
  A:11~19g 2A:20g以上 
  B:規格外
 この作業は長時間の集中力と労力を要す。

 しかし、我々は買う際、規格を知らされないこと、しばしば。
 案内立て紙・POP広告(Point of purchase advertising)に規格を明記しない店が多い。
 明記されるのは値段、産地名、品種とその特長(写真2)。

 身近な店のイチゴ1パック当たり値段を2013年12月21日から2014年01月11日に観察。
 次のような値動きがあった。
  日により、同じ品種、同じ産地で値段が違う。
   栃木県産とちおとめ475円~798円、博多あまおう570円~980円
  同じ日に、同じ品種、違う産地で値段が違う。
   佐賀県産さがほのか798円、宮崎県産さがほのか498円
  同じ日に、違う品種、違う産地で値段が違う。
   栃木県産とちおとめ698円、博多あまおう980円、宮崎県産さがほのか498円

 上のような値動きは、なぜ?
 品薄など供給と需要の関係なのか、
 ブランドなのか、
 店の戦略、「釣り商品」なのか、
 規格なのか、
 あるいはその他、
 いずれにしても、定かでない。

 私の視点である規格は、生産者⇒流通関係者⇒販売業者まで値段モノサシの一つとして使われる。
 しかし、イチゴを店に並べる際、規格を使わない、明示しない店が多い。

 イチゴの品種名、産地名、品質特長に加えて、規格を明示してほしい。
 「スカイベリー」、「あまおう」など大粒イチゴが開発販売されている。
 この大きさだから、この値段、と納得できる選択肢がほしい。
 さすれば、生産者のご苦労の幾何かは報われる。

 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:写真1;2014年01月11日 写真2・写真3;2013年12月22日
 撮影地:写真1・写真2;埼玉県久喜市 写真3;栃木県下野市







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