「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

電動彫刻刀

2006年05月29日 | 芸術活動
フィッシュカービングの作成ペースは4月以降めっきり落ちているが、いくつかの理由がある。

その1・先生の作品を見てから自信がちょっと削がれてしまっている。自分にはとても出来ない精密さ。

その2・固いホオノキを削るので相当指先に力が入る。従ってゴルフとの両立が難しい。ゴルフするとき指先に力が入らない。

その3・そんな訳で、電動彫刻刀を購入したが、これが恐ろしいほどの音を発するので平常日の夜に作業ができない。つまり休日の昼間の作業になってしまう。

その4・電動彫刻刀を使うと、あまりにも便利で普通の彫刻刀の利用がバカらしくなってすぐに作業をやめてしまう。(ここの部分は電動だな・・なんて考えてしまい)

そんな訳で相当時間をかけてしまったが、作品造りもスローペースでという気持ちもあって、ちょこちょことは進めている。先週末は、今が旬のイサキ釣りに行きたかったが土曜日は雨で波もあり、昨日(日曜日)は天気は良かったけど強風。
だから作業が進み、工程の半分ほどは進められた。

電動彫刻刀のことだが、4月末に思い切って買った。
金額は1万円程度だが、かみさんには伝えておらずこっそりと。(このBLOG読まれてたら怖いけど、今現在は100%読んでない。・・・と思うんだけどね)
以前から気になっていた道具だが、これほど便利なものだとは思わなかった。イメージとしてはピストンの動きで彫っていくのだろうと思っていたので固い木は無理じゃないのかと思っていたが、心配をよそにとても軽快に彫れる。振動で彫っていく仕組みだ。
電動彫刻刀はホームセンターでも置いてある場所が少なく、ほとんど在庫もない。実は3月ぐらいから休みの暇なときに探していたのだが、数あるお店の中でも唯一1ヶ所にしかなかった。しかも商ケースに展示されていて気軽に手に取れない。何度か眺めていたがちょっと我が小遣いでは厳しい値段。
ネットでも調べていたが案外情報がなかった。とてもマイナーで需要の無い製品なんだと思う。

先日、弟宅に遊びに行った際、ハンドルーターという道具が眼にとまった。
ほとんど使ってないとのことで貸してもらうことになったが、このハンドルーターは回転する。磨いたり細部を作るには適した道具だ。電動彫刻刀とハンドルーターを組み合わせたら、ほとんど完璧じゃないか!と思う。

だけど・・・先生はまったくハンドメイドなんだよね。

本来、これが正しい姿だろうし、今の時代でなければこんな道具は無いわけだけど、たとえばご存知「高村光太郎」という偉大な彫刻家は、こんな道具は絶対使っていない時代にあれだけの作品を作ってるんだから、困ってしまう。
私としては今の時代だから、今の道具をどっぷりと利用すればいいかという、開き直りの心理で、この道具がなければ出来ないという部分を追求していきたいと思う。