「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

ウキを科学してみたい

2009年03月03日 | 釣具


「自然と健康を科学する」Byツムラです。って言うわけではないが、また科学すると言う事がどういう事か微妙なんだけど、とにかくウキの事を書きたいわけである。そんな心境。

写真のウキ(メジナ狙いのフカセ釣り用ドングリ)はもっとも最近購入したもの。※写真は釣研サイトからお借りしているものだけど、宣伝使用は著作権上どうなんだろ・・・)
そんなわけで、まずはこのウキの宣伝をすると、釣研(Tsuriken) 製「全遊動X-グレイズ」と言うモデルで

「通常のアプローチには見向きもしない、スレきった近距離の大物を仕留めるのに有効なXストレーナーは、自然な沈降から最初の食い込み、そしてアタリへとスムーズに導きます。あらゆる角度から進入するラインを、最低限の摩擦抵抗で糸穴へと導くと同時に、一旦入水したウキ本体を浮上させにくくするなど、より自然な食い込みを促進するための構造です。瀬際の複雑な流れに翻弄されにくいだけでなく、ターゲットに警戒心を起こさせずにアプローチできる極小ボディです。大物狙いに不可欠な要素を備えています。」

という特徴なのだ。

でもって、なぜこのウキを購入したかというと、前回の釣りでは群がっているメジナのウキの沈み方が微妙で、高感度の物が必要だと感じたから。

釣具店で数あるウキを眺めていると、正直どれがよいのか判んないけど、まずはメーカーを選択してみる。
今、宮崎の量販店※ポイントでは主に3メーカーを売り込んでいるみたいだけど、「釣研」「キザクラ」そしてポイントベイ「武勇伝シリーズ」なんてのがあるが、「釣研」と「キザクラ」は九州の会社。ポイントベイのウキはポイントショップオリジナルだろうが価格は他のメーカーの半額ぐらいで、とりあえず揃えてみるにはいいのかも知れない。微妙な浮力感と丈夫さにおいてはイマイチだと思われ購入には至らない。(偏見かも)

そんなわけで2社に絞ると、
「釣研」は老舗であり、基本に忠実なウキが多く浮力調整もしっかりしているし頑丈というイメージ。九州の名人に指南を得たと思われる名人ウキも多くあるし、とにかくラインナップが多くメジャーだ。
かたや「キザクラ」は、全層釣法を全面に押し出した型破りなウキが多く、期待感がある構造で人気がある。面白いんだけどちょっと塗装が弱いかな?という印象。

とにかくこの選択肢の中、気分的にはどちらでも良いわけだが、最近の釣りでの印象として、とにかくメジナの引き込み方が微妙なわけであり、これをどうにか沈むようにしたい。

さてメジナの気持ちで考えると、餌があり口に加えた後に、警戒してその場で居食いするという感じで、口に含んで吟味している。違和感がなければそのまま動き出すのだが、ここで抵抗感があると離してしまう。この違和感・抵抗感というのはハリ・ハリス・ウキ・竿のいずれでも発生するわけで、フカセ釣りというのはこの感覚をいかに少なくして魚に餌を喰わせるかという釣りである。
つまりそれぞれの道具においてこわだりが出てくるんだけど、特にウキは重要だと思っている。
単純に考えれば違和感・抵抗感を少なくするにはウキが軽く、小さければよい。そうなると棒ウキなどに比べてドングリ型のウキというのは不利なんだけど、なぜドングリなのかと言うと操作性につきる。魚がこの辺に潜んでいるという感に従って、できるだけその場所に仕掛けを落としたいと思うとき、このドングリタイプはかなり自分の都合の良いように送り出せる。また風に強かったり視覚性が良いということもある。

ドングリウキに絞り、これまた迷う訳だけど、これまた丸型・下が尖っているタイプ・逆に下が丸まっているタイプがある。写真の形がスタンダードに近いけどちょっと丸身が強い。
下が尖っていると水の抵抗感が少なく入り易い。また下が丸まっているタイプというのは低重心で安定性がある。これは波に強い。結果この中間がもっとも多いのだ。

写真のウキは浮力0号だけど、これまた迷う。0号はウキのテッペンがちょうど水面というイメージで作られている。ところがこの浮力というのは海水の塩分濃度でも左右されるわけで、沖か河口か、満潮か干潮かでも変わってくる。沖は塩分濃度が強いので浮きやすく、満潮というのも沖潮が寄ってくるわけだから浮きやすい。
更には大潮・小潮もしかりで大潮の方が浮きやすいわけ。
0号ウキは魚が食い込んだときに浮力が0だから抵抗が少ないんだけど、塩分濃度が高いほど抵抗が強まるというわけだ。そこでこの浮力の調整をオモリでする。オモリが重すぎるとウキが沈んでしまうので釣りにならない。

しかし、最近は00号・000号などというウキもある。これは最初から沈んでしまうのだが、わざと沈めて仕掛けを底に違和感なく送るという手法・釣法に使うケースが1つ。風が強い時に道糸で引っ張られて浮いてくるのを防ぐというケースが1つありいずれにも使える。

ちなみに一般的にメジナ釣りに使う浮力には、000号・00号・0号・J2・B・2B・3B・5Bなどがあり、いろんなシーンで使い分けの必要もあるので同じ形でも7種類ぐらい。型ごとに揃えたらその3~4倍。つまり20~30個のウキを常備することになってしまうのだ。ちなみに写真のウキが1500円ちょっとだった。これを20個って3万円もかかる計算だ。おそろしや。

もちろんそんなに揃えてはいない。

気になるウキ

2007年02月15日 | 釣具
最近釣り具で気になっているのが「遠矢うき」だ。
http://www.awa.or.jp/home/to-ya/

遠矢うきはチヌ釣り用の棒ウキの世界では知名度ナンバーワンの感度良好なウキだけど、その作者の遠矢国利さんが釣り人としても有名で、年間の釣行も凄くて、ウキ開発にしてもその経験を存分に生かした思考で作られている。
価格も名人ウキとしてはまあまあリーズナブルで手に入れやすい。
色んな雑誌でも紹介されてるし、大手の釣具店ならだいたい置いてあるが、工場は千葉県にあるようだけど、遠矢さんは宮崎の「小林市」出身と聞いている。
宮崎県人ということで親近感もあるのだが、宮崎の釣り場にも結構出没されるようで、以前テレビ番組で門川町の「亀の首防波堤」で撮影してたら、たまたまと言う感じで遠矢さんが登場した。

チヌ狙いの棒ウキなので、自分では1本しか持ってなかったが、最近よく知人がメジナ用の小型の棒ウキを使った釣りをしているのを見て、気になっていたので購入してみた。

遠矢グレZF120(小)と言うタイプで、定価は税込1544円。
月曜日の釣りでちょっとこわだって使ってみたが、なかなか面白い。棒ウキで0号浮力というのが嬉しいところだが、ちょっとぐらいのガンダマでは沈まない。だけど魚がどんな状態なのかが、棒先を見ていると良く判るし、全遊動としてウキ止めを使わなくてもちゃんと反応してくれた。ただ0号というのは結構難しくて、流れが速いとハリスが全く沈んでないようだ。それを無理やり沈めようと思うと、かなり道糸をゆったりとなるように送ってやらないと厳しい。そうすると魚に合わせられないのだ。
だから次はちょっと浮力が強いものを購入して、オモリをつけて沈めた方が良さそうだと言う感想。そうなると全遊動は難しいわけで、無抵抗を理想とするメジナ釣りには微妙という矛盾した考えが出てくる。

まだまだメジナと言う魚が判らず修行中という身だが、だんだん判らなくなってきてるのが本音だ。最近釣れて無いし。
まあ自分の欠点は魚を粘り強く引き寄せる根性が無いこと。
これを克服できれば、もっと釣れるのではないかと思っているのだが、それはともかくだんだん道具は充実してきており、ウキの数も相当だ。

釣れる条件というのは、竿からハリまですべてのシステムが、魚が違和感なく餌に喰らいついてくれるように仕掛けるという事なんだろうけど、最近は優しくシステムが作れるような感じだ。竿・ウキ・糸それぞれ釣れやすいように進化しているという事。

そんな中でのこの棒ウキは、かなり究極だと思っているのだが、隣で釣っていたAN師匠のシステムには適わなかった。師匠はきちんと棚を取り、一定の棚に届いたらウキがジワッと沈むような仕掛。きちんと手元にアタリが伝わってくる。

結局オーソドックスが良いようだ。

ウキの紹介(山元ウキ)

2004年12月04日 | 釣具
写真は名人ウキの代表種・山元ウキだ。
このウキは宮崎の釣具店でかなり取り扱いが多いが、ちょっと高価でなかなか買えない。

名手:山元八郎さんの工房
http://www.hachiro.jp/index.htmlが発売元になるが、山元八郎さんは、トーナメントの常連で、磯上物釣りではとても有名な方だけど、釣りなら何でもこなされる方で、ハエ・キス・鮎のトーナメントなどでも優勝されている。
テレビ出演や、雑誌記事も数多く書かれ、磯釣り界では王道を歩まれている方である。

ちなみにバス釣りにはプロがあるけど、磯上物(チヌ・メジナ狙い)の人口ってかなりのももだと思うのだが、プロで稼げるほどではないので、結果、メーカーと提携しても本業は別で、釣具店を開いたり山元さんのようにウキ工房で飯食わないといけないのかもなぁ。

先日、初めて使ってみたが、思っていたより軽いと思った。だから遠投が思ったほど出来ない。底重心で扱い易くて表面が固いので、長持ちしそうな感じだ。形は極めてスタンダード。負荷についてはちょっと表示より重めのガン玉調整しないと、わずかに頭が飛びでる設計だ。スイベルや餌の重みが考慮されてるのだろう。
最近、少しずつ沈める仕掛に調整しているので、ちょっと調整に時間がかかる。

2つ並べてみたが、左は本物で右はそっくり品。とはいえ右も製造場所が一緒だという説明を受けている。(この辺は定かでない)

いずれにしても、独特なカラーリングで、遠めに見て直ぐに山元ウキは判る。

このウキは昔から欲しくて欲しくて、なかなか手が出なかっただけに、先週の釣りではいろんなパターンで使ってみた。

結果的にキロサイズのメジナを2匹釣り上げることができた。これはウキのお陰だと思っている。

ウキの紹介(キザクラ・ZENSOLet's)

2004年12月04日 | 釣具
今もっとも多用してるウキが、写真のキザクラ・ZENSOLet'sだ。ちなみにこのウキの紹介ページが

キザクラ・トップページ

誰でも釣れる!なんでも釣れる!波止でも釣れる!
っていうのがキャッチフレーズなんだけど、私はこのウキは釣具店で見てまあ、ちょっとお試しに買ってみようと思った程度でまったく情報を持たなかった。

なぜ買う気になったかというと、小ぶりでも重量があり飛びそうだと思ったからだが、全般的にキザクラのウキは安い。そのキザクラ浮きの中でもちょっと高めだが、形に引かれた。
キザクラは全層釣法という表現を前面に製品開発しているが、数年前に大ヒットしたKz-GTRという前遊動ウキからだんだんラインナップを増やし、このZENSOLet'sにたどり着いている。独特な形も引き込み部分が細いという点が理解でき、小型に仕上げてあることが、抵抗を少なくしている効果も分る。
そんな訳で購入しその日に使った結果、44Cmサイズのメジナを釣り上げる事ができた。
自宅に戻り、WEB検索にて、このウキの情報を初めて見たが、私が思っていたメジナ釣りのイメージをそのまま製品にしてあるという感じで好感がもてる。
それ以来、数個購入しているが、私は基本的に全遊動の仕掛が苦手なので、このウキを半遊動にして使っている。それでもこれまで4~5匹のキロ級のメジナが、このウキによって釣れている。

ところである飲み会にて、全層釣法という表現が話題になった。
これって思いっきりキザクラの戦略(流行らせよう)ととれるけど、全遊動の釣りとどう違うんだろう?そんな話で盛り上がった事がある。

全遊動も釣れるには釣れるけど、多分数釣りには向いてない。メジナという魚は昔は、撒餌で沸いてきて、海面表層で釣れたから、全遊動にする必要もなかったが、今は沸かない。沸かない理由は撒餌にいろんなものが配合されているからだろう。
全遊動は水深が5mあるとすれば0~5mを攻められる・・・から何でも釣れるけど、私が難しいと感じるのは、多分今からの時期、お魚も餌を口に含んでも走らない。
どうやって走らない魚の反応を見るかが問題なんだけど、これがもっとも捉えにくいと思っているから。

場所により、条件により、こちらも頭を使って臨機応変に釣らなきゃ釣れないってことだ。

ウキ(フカセ用)

2004年12月04日 | 釣具
先月、いつもお世話になっている知人から、ウキを沢山頂いた。

写真は自分のウキと合わせて私が現在所有しているウキである。一応浮力負荷で分けているが、おもに0号から2Bが多い。この中の多くが頂いたものであり、その方は多分今後、フカセ釣りをしないからという理由で頂いたのだけど、涙が出るほど嬉しかった。

しかもしかも!その多くが名人ウキであり、普段釣具店で購入したら、恐らく2000円前後のもの。しかもほとんど未使用状態である。

ちなみに先週、そのウキの1つを使って私の記録更新となる46Cmのメジナを釣り上げる事ができた。ウキは山元ウキのSサイズ0号。
同行のAN師匠と「まあ、お魚もウキの価値が判るんだな!?」などと話ししたが、いや確かに操作性を考えても、なかなかな感触だ。操作が上手くできるから、手返しも増え、イメージが作れる。

ウキの詳細は、また紹介していきたい。

ところで、最近ほとんど書き込みできてなかった。
今度からは、なるべく写真掲載を沢山できるように、ネタを増やし、頑張って書きたいと思う。