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「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

ヤギノ会展のこと

2011年08月21日 | 芸術活動

連休の3~4日前だったが、ヤギノ会の幹事として活躍している8818君(某中学校教諭)から電話があり、ヤギノ会の案内送ってるからって事だったけど、詳しく聞いたら15日までって話で、なんでお盆なの?
とにかく心の準備(都城市に行かねばならないので、半日は予定せねばならない)が出来ずに焦る。もっと早く連絡しろよっ!って突っ込み入れたいんだけど、まあ彼も忙しいしね。ちなみに最近は出展の依頼もない。これまた作品を準備する気持ちも薄いという事を知っての事だと思うけど・・・

そんな訳で14日に家族でウナギを食べに行って、その足で嫁の親父さんと一緒に観に行った。親父さんも芸術作品が大好きだ。

現地には8818君も待機していたが、親父さんもいるのでゆっくり話もできない。会場には20分程度だったろうか・・・

今回はたぶん第11回になると思う。8回で一区切りという話だったので、その後はちょっと雰囲気的に落ち着いているけど、主催の八木先生は精力的に作品を作られていて、今回は絵画から具象・抽象彫塑・オブジェと、かなり多岐に渡る作品だった。元気で何より。そしてますます芸術家になっているんだと思った。もしかして生徒の出展がちょっと減っている分の穴埋めの気持ちもあるかもしれない。
それにしても新しい一面を観れて良かった。

先生は芸術の師匠というより人生の師匠で、この場では言えない大人へのステップアップに手を添えてもらったりしてました。
(卑猥な話ではないけど)

美しいヤコウガイ

2010年06月14日 | 芸術活動

写真よりも現物のほうが魅惑的な輝きなんだけど・・・どうも写しかたが下手だ。

ヤコウガイは漢字でも夜光貝であり夜光性だけど夜に光るからという由来ではなく、もともと屋久貝が名の発祥ということのようだ。
刺身はとてつもなく甘みがあり、絶品。そしてその貝殻をがほー部長さんから頂いた。メンバー1人1個と言う事で持ってきて頂いたのだが、誰かが残していて勿体ないので私が残りを頂いちゃった。

そしてその後、ハイタ―に入れて汚れを落として、休みの合間に電動ルーターを利用して磨き作業。結構粉まみれになるし時間もかかったが磨き終えた。
左が磨き前の汚れだけを落としたもので、右が完成。現物は真珠色がとても美しいのだが・・・

さらにはこの貝も。

貝の種類がはっきり判らないのだが、どうも調べた限りは「高瀬貝」というものらしい。
あまり期待してなかったんだけど、これも綺麗だ!昔からボタンの素材に使われるよう。

美術年鑑

2009年12月06日 | 芸術活動
美術品(特に絵画)というのは感性のものであり、またそれを評価するということは、感覚なのでとても難しいと思う。具象作品ならまだ綺麗とか繊細という評価もできるのだが、抽象的なものはかなり大変だ。

そこで私の評価の基準の1つとしては、スペースとマッチするかという部分が重要で、たとえば自宅の壁にこの絵が居座ったら心地良いかということが評価になる。
そんな見方が正しいのか定かでもないけど、とにかく絵に価格をつけるというのはとんでもなく難しいことなのではないかと思っている。

さて・・・美術年鑑という本が1年に1度発刊されるのだが、この本には現役作家の絵を1号あたりいくらという価格評価されているもので、作家の履歴と現在の評価額が判るようになっている。この本の存在を知ったのは高校時代で、職業画家というのは画廊を通じて絵を売って生業とするわけだけど、この本の評価額で価値が違うのだ。その評価というのはいろんな展示会の評価や経験値に加え、美術年鑑社(発行元)の評価などが加わってつけられるらしい。絵を採点されるわけで正直気持ちいいものではない。
それでも日本だと、この本を基に絵画取引が必要なわけで、とくに素人には参考本となりえるので必要なものとも言える。

そして高校時代に評価額がとても高い2名の画家として「東山魁夷」「平山郁夫」という日本画家の存在があった。
いずれの画家の作品も、その圧倒的な質の高さと感性の豊かさで万人の評価を得るに足ると思うのだが、私は東山魁夷氏の作品が特に好きだった。1999年に他界されている。名を知らなくても作品はシャープの液晶テレビの宣伝にて、吉永小百合さんとのコラボ映像などで登場しているので、恐らく誰でも見た事があるはず。

やっと本題なのだが
もう1人の巨匠。平山郁夫さんが12月2日亡くなった。享年79歳だ。

現代日本画壇の最高峰に位置する画家と言うに相応しい方で、その代表的作品としてはシルクロードシリーズと言えると思うけど、東京芸術大学教授から学長をされていて画家としてだけではなく、美術界の育成から文化財保護という分野に至るまで活躍されていた。
最近さほど私はこの分野の意識してもしてなかったので、時々はこの方の存在を思い出す程度ではあるが、作品を見て「平山郁夫」作だと判る程度の知識はある。
そして生存されているのかも不明だったんだけど、先週のニュースで他界された事を知って、なんとなく感慨深く、そして記憶に刻むべくこのBLOGを記載している。
広島の出身で被爆もされていて、生涯その後遺症との戦いというか、いつも背後に死を覚悟されていたんだと察するが、仏をテーマにした作品も多いのはその事からなのだろう。

下世話な話だが、高校時代はこの方の作品は1号あたり約100万程度だったと思うので、実際の100号サイズ作品なら、なんと一億なる価値となる。そんな値段で取引されていたのか定かではないが、絵画の価値というのは没後に何らかのストーリーに乗っかって価値がつくものだという印象もあるので、生存中にそんな値段で取引されている2名の画家というのはある意味憬れでもあった。

ご冥福をお祈り申し上げます。

娘の絵

2008年10月20日 | 芸術活動
昨日、宮日美展を見に行った。16日から始まっている。

もちろん娘の絵を見たくて、マルケイ君やマルケイ娘さんの作品なども興味あるところで、とにかく今年は早く行きたいという気持ちでいっぱい。

入場料は一般だと600円だけど、今年は娘が入選したことで、我が家にはフリー入場券(本人用)と招待券2枚がある。娘に許可をもらって1枚利用・・・

入場口には彫刻作品が並んでいるけど、マルケイ君の作品の存在感が素晴らしい。まずは関門と言う感じで、この作品は見とけというぐらいに中央入口に置いてある。

2つの会場があり、「デザイン・工芸・書道・写真」と「絵画」は分かれている。

まずはデザインコーナーに入ったが最初のブースがデザインと工芸で、入賞作品は奥の方に並んでいたけど、マルケイ娘さんの作品は輝いていた。題目・画風・表現ともに文句なしで、圧倒的な他の作品との質の格差を感じた。さすがだ。
ちなみに高校1年生で、将来がほんとに有望だと思う。更には1枚とても興味がある入賞作品があったけど、あとで合流したマルケイ君の解説で、その作品も高校1年生であり娘さんとは同期でライバルらしい。

さてはて我が娘の作品は・・・

絵画コーナーをずっと進んで随分後のほうにやっと出てきた。

100号サイズの絵画が中心で、50号というサイズなので迫力もないんだけど、赤い背景が目立つ作品。自宅で描いている絵からは想像ができない古典的な人物画でびっくりした。

娘には申し訳ないが、最初の印象はデッサン力がまだまだだなと思う。そしてなんともオーソドックスな作品だと思った。人物画のお手本のような作品。

ただ良く見たら、なんとも絶妙な全体的な色合いだ。そして構図もよく大きい。とても絵画らしい作品で私にはマネできない。
おそらく先生の指導の賜物だと思うけど、よくよく展示会全体を見回しても、このような古典的作品というのが無いという意味で斬新。

まあまだ1~2枚描いたぐらいの作品だし、ほんとに入選というのが信じられない感じだけど、それなりの評価ポイントがあると思うが、だんだん味わいが出てくる作風が良かったのだと思う。(親馬鹿な意見だけど)

今、いろんな事にチャレンジしているので、来年は油絵で出すのか定かではないが、できれば出してほしい。
そして私も何か出したい気分。マルケイ君ではないが親子で入賞というのを狙いたいな。

ちなみに高校時代の後輩で、元教諭のKさん(女性)も陶芸作品を出品していた。そしてその高校生の娘さんもデザイン部門で出展されていた。なんとなく羨ましい。

宮日美展の審査結果

2008年10月01日 | 芸術活動
今朝の宮崎日日新聞にて宮日美展の審査発表があり、無事、我が娘が入選してた。
この展示会は結構高レベルというか、バラエティ感があり見応えがあって好きなんだけど、若き頃にはいつか出品しようと思っていた。(今はまったくその気がないけど)
そんなわけですでに親父超えだが、親馬鹿というべきだろうけど心底嬉しい。

ちなみに毎年出品してる常連のマルケイ君の名もあった。めでたい。

展示(会期):10月16日~11月3日まで。
会場:宮崎県美術館。
一般入場料:600円ということ。

今回油絵での出展なんだけど、実はまだ、娘の油絵作品を見たことがないので楽しみにしている。

盛況の「第8回ヤギノ会展」

2008年08月01日 | 芸術活動


一昨日から始まっているこの展示会だが、初日にNHKや宮崎日日新聞社の取材を受けているようでマスコミにも盛況なようだ。やはり宮崎の中核展示会場の効果だろう。
さらに今日からは県立美術館メインイベントの「ドラえもん展」もあるようで、人の流れも大きく変わるのだと思う。たぶん子供達の観覧も多いだろうし、私の知人も土日に見にきてくれるような言葉を多く頂いた。

私は土・日に時間が許す限り会場に居ようと思っている。

準備にまったく携われてないので、せめて休みの時ぐらい奉仕したいと思う。

会場は天井がとても広くて見応えがある。今年は最後のヤギノカイ展ということがあり過去作品も多く集まっているが、それぞれ個人の集大成的意味合いもあり圧巻な展示だと思っている。これほどのグループ展って他に類を見ないのではないだろうか?そんな中、私は作品が作れておらず冷やかしみたいなもんで、昨年・一昨年の作品を3品並べているだけだけど、とにかく面白い展示会になっていると思う。

第8回ヤギノ会展(告知)

2008年07月28日 | 芸術活動
全く作品作れてないけど、今週水曜日(7月30日)から8月3日日曜日まで表題の「第8回ヤギノ会展」が開催される。

昨年までは会場も都城で、時期も秋だったので余裕もあったんだけど、今年は大舞台ということと、最後のヤギノ会展と決められているため(続くかも知れないけど)何か作らなきゃと思いながら、結局できなかった。時間は充分あったけど制作意欲が湧かなかった。なんだろ。

とにかく場所も違うので過去作品3点を出品するつもり。

そして、とりあえず前回ご指摘頂いている作品が木彫で一本掘りというのが判りずらいということを改善するためのパネルを作った。
(まあこれはいい加減なんだけど)

とにかく明日搬入で夜は懇親会ということらしいが、たぶん夜は無理。仕事の都合上。
搬入作業も手伝いたいけど無理。自作品を持ち込むのが精いっぱいのような気がする。(ごめんね8818君)

場所は宮崎県立美術館・県民ギャラリーだ。見にきてください!

ヤギノ会での気になる作家

2007年11月13日 | 芸術活動
ヤギノ会にて、先生についで年長のNさんの作品群の紹介をしたい。
今回出品された作品が5点あったけど、Nさんの歴史を物語る趣向で面白かった。

この作品、ちょっと撮影が下手でボケてしまっているが、Nさんが20歳代の作品で、エアーブラシを使い始めた頃の作品なんだそうだ。

これは30歳代でエアーブラシを最大利用している作品。写真で見るよりずっと美しい。

ぱっと見た目には上のエアーブラシ作品とは変わらない雰囲気もあるが、実は手書き線で出来た作品だ。だんだんエアーブラシ作品とコンピュータグラフィックとの差に疑問を感じだして、手書きに戻ったそうだ。これこそ近くで見ると、恐ろしく細い線の集合体で、絶対物まね不可能という作品だ。構成も楽しい。


そして今年の作品2点だが、突然の変化。
随分と小型の作品で、そして額縁が加わった。
この作品も近くで見たら、なんとも繊細な線と点の組み合わせなのだが、とにかく完成度が高くて美しい。

Nさんは高校の先輩になるが、やはり学校の先生だ。私同様釣りが大好きな方で話が面白いが、毎年1~2作品を欠かさず作り上げられているそうで、こだわる画風の中にも進化が見えるのが新鮮だった。

ヤギノ会終了

2007年11月12日 | 芸術活動

あっと言う間であったが、昨日(日曜日)で今年のヤギノ会も終了。
土曜には常駐して、いろんな方の対応をしたが、やっぱり面白い。
いろんな評価をされるし、知ったかぶる人もいれば寡黙に時間をかけて眺める人もいる。(多くの方はさらっと流し見と言う感じだけど)

知人のぽんたさんが昨年に続き見に来て頂けたし、娘の高校の美術の先生にも来てもらった。(宮崎県下では有名な作家、橋本先生という方だけど、ヤギ先生とは大学時代からの友人だったらしい)

まだまだこの場で紹介したい作品もあるけど、とりあえず終わってしまったので、気になるもの限定にしたい。

上の写真は若き「宮崎西高」出身者である□△君の作品で、今年は会場では見かけなかったけど昨年会場にて挨拶した。
とても有望な作家で、美術会では著名な「二紀展」で何賞だったか忘れたが表彰された事もあるようだ。二紀のグループは日本でも屈指の著名作家が集まるので、若くで表彰を受けるのは異例な事だと聞いた。それほどの有望株。

彼の作品は並べて面白い。そんなわけで私的にはお試しご紹介。








並べて綺麗・美しい作品です。

ヤギノ会展かってに解説(その3)

2007年11月09日 | 芸術活動
今日は一緒に時代を過ごした人達のこと

事務局として活躍する同級生8818君の作品



上は今年の宮日美展にも出品し「奨励賞」を受賞された作品だ。
今回彼は4つの作品を出展しているが、その内の2つの写真である。
彼の特徴は、木材を存分にもてあそんだ大それた大型の作品(上)と、壁などに飾って優雅な空間を生み出す繊細な作品(下)の2系統がある。
大型作品は遊び心満載で、写真の作品も、どことなく機械的なロボットのようなイメージで、映画「スターウォーズ」を思い出すが、彼は確か、思いっきりのファンだったと思う。これを形にしてしまうのが彼のパッションの高さだ。
そして下の作品は彼の心なんだろう。ちょっと落ち着いて大人の自分を表現しているんだと感じる。小さい作品だけど、これには彼が得た技術・センスが集まっている。繊細な部分も見てとれる。

続いて、私が1年の時の3年生・H先輩の作品



去年の作品では、私はちょっと批判的な意見を持っていたが、今年見て考えを改めた。言葉では言えないけど、きちんと主張がある作品なんだと思う。
H先輩は面倒見がよくて、私も可愛がられた後輩の1人だと思っているが、とにかく美術部時代はムードメーカーで、騒がしくてうるさくて真剣だった。
今でもよき先輩だが、中学校の教員って悩みも多くあるようだ。

もう1人の先輩で1年のときの部長だったO先輩作品

とても寡黙で熱心で、デッサンも緻密でとても上手かった先輩だ。(H先輩も上手かったけど)そのままの作風であり、そして優しさも伝わってくる。

そして後輩?のKさん(女性)


高校時代の彼女がどのような作品を作っていたか、正直覚えていない。
再開して、作品を見て、なんともユニークでしっかりした陶芸作家になっているのに驚いた。
そしてしっかりと母である。さらには中学校の美術の先生だ。

ちなみに紹介した4人とも宮崎県内で中学校の美術の教員をやっている。私だけはぐれ者という感じだが、それにしても同じ師から学んだとは思えないほど作風はバラバラである。

思い出すけど、受験と美術の間の苦悩。そんな高校生活で、ともに悩み語らったメンバーなのである。