「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

SPACE BATTLESHIPヤマト

2010年12月30日 | 映画
宇宙戦艦ヤマトは、アニメが映画化された1977年の頃、私が13歳だが中学校2年生の時に大ブレークした。テレビアニメとしてはその3年前に放映されたようだが、これはなぜか記憶がない。宮崎の片田舎ではリアルタイムに放送してなかったのかも。

とにかく仲間内が皆ヤマトにはまっていて、私も絵が好きだったので、ヤマトの宇宙に飛び出すシーン(斜め右下から望む構図)は今でも空で描けるほどに何度も書いたし、映画のサントラをカセットテープに吹き込んで、中3の頃はほぼ毎日、受験勉強をしながら流し聞きしていた。

だからと言って、鮮明にストーリーが言えるかというとさほどでもなく、登場人物も曖昧なので、ヤマト自体が好きだったのか?ちょっと自信がないのだが、多分変な影響は受けているのである。

高校時代だろうか・・・
さらば・・とか、永遠に・・とか、完結編とか復活編とか、とても興ざめしていた思い出もある。その頃、原作の西崎義展氏と、絵コンテの松本零士氏の著作権争いしていて、どうも正の松本氏と悪の西崎氏というイメージがあった。確か西崎氏はその頃覚せい剤所持で、捕まったりもしていたのでダークイメージなんだな。
だけど、ウィキペディアを読んだらいろいろと複雑な背景があるようだ。ストーリーは西崎氏のものであり、絵は松本氏のもののよう。

それにしても西崎氏は、この実写版に対しては、直接的な関わりも無かったという事だが公開直前に事故で亡くなるという不幸な話もあり、その当時のドロドロとした話も思い出してしまった。
とりあえずいろんな思いがあるヤマトなので、映画を観る事には微妙な心境もあったのだが、まあ機会があった。

ストーリーや映像は想像通りだったのだが実写では「スターシャ」や「デスラー」がどのように表現されるのかという興味。
面白かったと言えるのは、これがなかなか見事だった事。森雪を黒木メイサにした理由もあったようだ。

なんというか、男心というかスケベ根性と言うべきかもしれないのだが、この映画、実は黒木メイサに尽きる・・気もする。

映画が終わり、スタッフの名には松本零士が無かったことも気になった。

大阪出張

2010年12月26日 | 旅行

先週は水曜・木曜に大阪出張。木曜日はついでであり、神戸にてゴルフだった。

ちなみに月・火は福岡出張で、相変わらず最近は落ち着かない日々だし、BLOGに書きたい事も多いんだけど、自宅では疲れて眠る生活で、やっと今日は久しぶりに余裕がある。
そんな訳で今日こそ床屋にも行くし、年賀状も作るのである。

大阪の出張は若干時間のゆとりがあって、映画も観て大阪城にも行った。

飛行機の都合で、集合時間に対して相当早く大阪に到着してしまう予定だったので、「花月」見ようか映画にしようか迷っていたのだが、まずは梅田にバスで移動し、その時の気分で映画にした。しかも何を観るかも決めておらず、到着時間次第で3つの候補から選択する事にしていた。「ヤマト」と「武士の家計簿」「ノルウェイの森」・・・

「ヤマト」がちょうど開始10分前で、これを観る事にしたが、映画の感想については別立にしたい。
まあまあ想像通りという感じで、微妙な満足感も得られた。
そのまま予約してあったホテルに向かい、更に1時間半程度の合間を使って大阪城に行った。

ホテルは今回、結構豪華な「リーガロイヤルホテル」で、宮崎だとシェラトンクラスになるのだろうが、今回はビジネスホテル並みの料金。会社で手配してくれたのでこの格安のカラクリは不明だけど、普段はそれなりの料金なのではなかろうか。

とにかく大阪城にはタクシーで向ったが、道も混んでいて思っていたより時間がかかり、結局外堀から眺めただけ。
大阪城ホールがあり、この日は竹内マリヤコンサートがあったようで、結構な人が集まっている。

その後仕事と懇親会。そして翌日がゴルフなので早めに切り上げた(ほうかな?)

翌日は朝6時にホテルを出発。
ゴルフ場は「マダムJゴルフ倶楽部」という所で、この名もホームページも若干怪しい感じでもあるが、昨年まで女子プロのトーナメント(プロミスレディース)が行われていたゴルフ場らしい。宮崎よりもちょっと割高感もあるが、ホームページの写真の通り、バブル時期にできたようなゴージャスなクラブハウスと繊細なサービスが特徴のコースだ。マダムJと言う名は、プロミスの社長夫人が経営者ということで、社長の名字が「神内」。そんな独特な名を持つゴルフ場にちょっと興味もあったけど、至って普通のコースであり、まあ満足もできた。3組12人中、ハンディもあるが2位で、これまた満足な結果だ。最近ゴルフは悪くもない。

飛行機も最終便を取っていたので、かなり空港で待ち時間もあったが、今回同行の先輩がJALの上級会員であるため、さくらラウンジを利用する事ができ、そこで約2時間、ゆたっとした時間を過ごした。なんとも特別な気分なのだ。

クニマスのこと

2010年12月16日 | 雑記
昨日の話題だが、絶滅したと思われたクニマスの発見のこと。

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101215k0000e040039000c.html
以前、この魚については私も日記で少し触れている。(2006年2月)

http://blog.goo.ne.jp/ararafish/e/c1de8a3d79cfb874998224a76e261abc
クニマスとはヒメマスの亜種で、ヒメマスはベニザケの陸封型なので、極めてベニザケっぽい魚なのかな?と思う。

「釣りキチ三平」平成版にて、確か一平じいさんがこの魚をひそかに移し、絶滅したと思われていたこの魚が生きていたっていう話があったけど、似てる・・・

今更ながら、矢口孝雄氏、尊敬!

上杉鷹山

2010年12月14日 | 
宮崎県人ならば知っておくべき人なのに、まったく知らなかった「上杉鷹山」の事。

「小説上杉鷹山」を読むよう紹介を受け、先月下旬から今月初旬に読んだ、ちょっと厚めの歴史小説本。案外優しい本で、それでも細かいさりげない描写が空想とは思えない、シーンがイメージし易い良い本だった。

とても恥ずかしい事だと思った。知らなかった事。

きっかけは口蹄疫なのだが、高鍋町と米沢市が姉妹都市という話から、なぜかという質問をされて戸惑っていたら、この本を紹介されたわけだ。そしてこの本が、とくに会社経営者に対して必要資質・条件をいくつも持ち備えている事を知った。

簡単なアラスジとしては、宮崎の高鍋地方・秋月藩から縁あって米沢の上杉に養子となった若い藩主が、圧迫された財政を、英知を持って立て直す実話に基づいた話で、贅沢を慎みながらも生き甲斐を植えつけるような施策が評価されているのだろう。
小説では、その温和ながらも強固な芯を持った施策の進めと、そんな中でも心の葛藤がある事を見事に描いている。

有名な言葉は「なせはなる 成さねはならぬ 何事も ならぬは人の なさぬなりけり」

小説では、この言葉がどいういう状況から生まれたのかがよく判るのだが、Wikiprediaを見たら、アメリカ合衆国大統領第35代ジョン・F・ケネディや第42代ビル・クリントンが、日本人の政治家の中で一番尊敬している人物と上げたそうで、本を読んだ今、このような人格者が政治も牽引してほしいもんだという思いが募る。また自分の意識もちょっと変わった。

さて次に何読もうかと、この本を紹介してもらった方に聞いたら、今の君の状況なら、藤沢周平の「蝉しぐれ」かなと言われ、昨晩買ってきた。今の君・・・という部分が意味深なのだが、とにかく読んでみよう。ちなみにこれって2005年に映画化もされているし、どうも評価としては読みだしたら止まらないほど面白いらしい。

オキナメジナ(FileNO58)

2010年12月01日 | お魚紹介

学名で言うと「Girella mezina ※Jordan and Starks,1907」で、Girellaがメジナ科を意味するようで、その続きにmezinaという名がついているこの魚は、メジナの中のメジナなのかも。意味不明な書き出しだけど、とにかく個人的にはとっても珍しく、また出会いたかった魚だ。

漢字にすればオキナメジナ→「翁目仁奈」ということになるが、ちょい前の日記でも触れたけど、「翁」はご老人を意味していると思う。目仁奈が不明なのだが基本的には別意味がある訳ではない。分けて「仁奈」だけを探ってみても人名かメジナの事のみだ。さらにメジナの名の由来を探ると、本来メジカ(目が近い)だったものがメジナに変わったとされる説に当たる。容姿で決めるケースが多い魚名なので、これは割と納得できる。できるのだが、これまた築地の呼び名であり、関西は基本的にグレで、九州だとクロだし宮崎になるとクロダコなどとも言われていた。このクロダコという呼び名も割と広い地域であるようだ。

そしてこのオキナメジナについては、宮崎だとウシグレと言う呼び名は聞いた事がある。スカエースという名も地方名で有名だけど、これはメジナのエース(良い魚)に対してスカ。つまり外れという意味があるようだ。

個人的にはとっても釣りたい魚の1つだったので、嬉しいのだが、まあ変な感じのメジナだと思うに違いない。ずんぐりむっくりな体形で顔も翁顔。メジナには違いないがなんだか違う。そんな印象。
恐らく25Cmに満たない個体だと中央の黄色い横1つの帯模様が目立つので、この魚だと容易に判るのだが、もっと大きくなるとこの線が薄まって判りにくい。判断は顔つきということになるが、上唇部分が極端に広く、また口が下向きなので判断できると思われる。この口の向きから察するに、岩場の海苔などを口先で削ぐような食性だと思うが、その味についても、磯海苔の影響なのか、ちょっと臭いそうだ。

喜界島に行った際、メジナは多いと言われた。そしてこの魚が釣れたのだが、タイトプールを眺めてこの魚の幼魚がかなり多い事が判った。逆に普通のメジナが居ない。多分奄美の方々が言われるメジナはこの種なのだ。
つまりは南方系メジナなのである。そう思ってWEB魚図鑑の投稿を見たら、どうも磯釣り投稿者が少ないようで、香港の市場の魚を例外として、宮崎までしか南地区の投稿例がない。

嬉しい獲物ではあったのだが、日記を書いていてちょっと複雑な気分にもなった。これが目立つようになると言う事は、海が南化しているという事になるようだ。