「釣初心者日記」

宮崎の釣り情報・釣れた魚の事・魚料理・その他ゴルフ話など書いてます。

あららツアー・2日め

2007年04月30日 | ゴルフ
(2007年のゴルフ・その14)
さすがに2日めとなるとちょっと疲労感があって、多分スコアが崩れるのではないかと言う予想が的中。

昨日の「マルゴ」でのスコアは104だった。

しかもちょっと体調不良気味。喉がおかしい。

私は疲労が溜まるとすぐに喉に影響が出る体質だという事を忘れていた。今日は休憩で明日から2連戦。どうなることか・・・熱が出ないとよいのだが。

ところでこの「マルゴ」正式名称「宮崎ゴルフ倶楽部」だが、宮崎では老舗のゴルフ場だ。10年以上も前に1度行った事があるがまったく覚えていない。
そこでネットで事前に調べてみたが、INコースに集中してウォータハザードがある。古いコースだけに障害物となる木々が成長して風格があるという評価だった。
その通りで前日の「亀の甲」より何となく重厚なクラブハウスとコースだ。そして利用者が高齢者が多いと感じた。従業員の応対はとても良い。というか高齢者の面々のユーモアに受け答えする姿がとても親切だ。

前日の「亀の甲」は食事込で7000円で、飲み物を合わせ8000円弱だったのに対し、「マルゴ」は手配が早くて割引があったのかもしれないがカートを1台追加したにもかかわらず、飲み物込みで7600円だった。コースの品格から考えるととてもリーズナブル。日曜日で連休中という事を考えても、なんと安いことか。
(そんな料金だから行く事にしたのだが)

ゴルフは前半の5ホール目に、2打がシャンクして茶屋横に打ち込んでしまい、脱出するのに4打ほど叩き9打というのがあったが、ロングではパーが取れたり出入りの激しい内容。後半はバンカーで4打だけど、パーも2つあって、これも大叩きでスコアを崩すと言う結果だった。ドライバーショットは結構良くて、パットが悪く38パット。ロングショットが残って距離感がつかめなかった。3パットが4回ある。

さて今日はしっかり休んで、明日・明後日を楽しみたい。

あららツアー・初日

2007年04月29日 | ゴルフ
ツアー?初日は、マイ・ベスグロだった!とっても嬉しい!

スコアは92

だけど実はさっきまで93だと思っていた。計算間違いだ。

私はゴルフダイジェストオンラインでスコア管理しているので、詳細をネットに打ち込み、自動計算で発覚した。93でもベスグロだし、嬉しかったんだけど、更に嬉しいかも。

前半は多分ベストハーフの44。後半が48だ。
前半はトリ1・ダボ2・ボギー4・パー2
後半はトリ2・ダボ2・ボギー3パー1・そしてバーディー1

最後のロングホールをバーディーで締められたのが良かった。

ちなみに場所は宮崎県国富町の「亀の甲カントリー」だ。
今年2度目。今年100を切った2回ともこのコースで、相性がいいかも。

だけどこのコースは、距離も微妙に短いし、結構広いし、まっすぐだし、案外誰でもスコアが伸びると思う。あまり自慢できないかも。
明日(今日か)は亀の甲とは兄弟コースの宮崎ゴルフ倶楽部だ。(通称マルゴ)

追伸:ゴルフカウントは現13です。日記に記載できてないラウンドとして、鹿児島の溝辺カントリーに22日に行きました。
(2007年のゴルフ・その13)となります。

9連休である

2007年04月28日 | 雑記
いつもの(毎年)の事ながら、BLOGの日記記載って年の初めには毎日書こうと思いながら、今の時期にはだんだんペースが落ちる。
書き込めるネタの問題もあるが、結構会社の行事も多かったりで家を空けることも多いのも理由だ。

だけど今日から9連休。

とりあえず絶対計画があるわけでもないので何をするのも自由だっ。

ってな事で今日はゴルフ・明日もゴルフ・・・1日置いて翌日ゴルフ・そして次の日もゴルフと、前半の5日のうちに4日ゴルフ予定である。
ちょっと異常なペースである事ぐらいわかっちゃいるのだが、行ける時に行こうという事である。ネックは費用の面だったが、これも判る人には判るのだが何とかなる。

後半には釣行も1日ぐらいは行きたいと思う。ただこれはまったく計画はできていない。釣師匠のANさんと天候次第で計画しようと話ししている。

幸せの瞬間って・・・

2007年04月17日 | 雑記
数日前、営業車のメーターを見たらその距離が、99898キロ・・・

って事で何かできる!ってひらめいた。だけどあっという間に2キロ過ぎ99900キロ。
やばい!とりあえず下のメーターをリセットした。それがどういう結果をもたらすのか、リセットしてから考えたが、つまりこういう事だ。

ただ、下のメーターの末端も9で揃えたかったけど、若干リセットのタイミングがずれていたため実現できなかった。しかも丁度トンネルの中だ。ただもう一度チャンスがある・・

決まった!
何とかトンネルも抜けて、多分5年に1度体験できるか、見逃してしまうかというこの表示。けっこう嬉しい。いやかなり嬉しい。
ちなみに栄えあるその場所は・・・

こんな辺ぴな場所だった。

パター購入

2007年04月17日 | ゴルフ
前回のゴルフ記事から、その後2回のハーフゴルフと、正式ラウンドに1回行っているので、現在カウントは11回という事になる。
(2007年のゴルフ・その11)

普通のサラリーマンなら月1ゴルフという程度だろうから、このペースは異常で月3という事になるが、もちろんその分の費用がきつい。だけど宮崎ならではと思うのが、そのほとんどが数千円だ。

だけど最近のスコアは悪い方で安定している。ゴルフダイジェストの過去10回の平均が105で、今年の11回中に100が切れたのは1回だ。上達しない不満もあり、ついに日曜日には練習場にも行ってみたが、ドライバーにしてもアイアンにしても悪くもないが良くもない。上手な人を注意深く見ているとロングアイアンも安定した打ち方だ。

最近のゴルフを分析するとドライバーの不安定で数打損している。OBが1ラウンドにつき2~3回。これは練習だろう。
パットが平均36で、1コースあたり2打平均というのは悪くもないが、その中で2m弱を外す事が結構多い。ロングパットが入って稼ぐ事も多いのでカップに近くなるほど弱い打ち方になって傾斜の影響を受けてしまうんだと思う。男性プロなど短いパットをかなりの勢いで入れているが、失敗した残りを考えると怖い。

ちょっとパットが気になってしまって、なんとか克服したいと言う気持ちから、日曜日にはついにゴルフショップめぐりをしてしまった。数箇所巡ってみたが、中古ショップにて6000円ぐらいのパターを買った。購入のポイントは現在使っているパターに近い感覚だけど安定した感じ・・・というところ。いろいろ握って決めたけど、購入時はメーカーすら意識しておらず、帰ってから確認した。テーラーメイドだった。モデルはROSSA CGB AGSI Maranello8 というタイプのようで、ネット相場でも9000円前後だったのでちょっと買得だったかも。
まだ使用してないので何とも言えないが次回のゴルフが楽しみだ。

遊遊さかな図鑑

2007年04月16日 | 雑記
遊遊さかな大図鑑」と言う本が出版される。

この本は、元「週刊釣りサンデー社」の社長である小西英人さんの新作で、手掛けられた図鑑としては4冊めになると思うが、「WEBさかな図鑑」で投稿された魚の写真を利用されていて、なんと私が写した写真も数点だが採用される。

この写真の利用については小西さんとメールでのやりとりで実現したのだが、選んで頂いたものは私的には写し方が悪かったり自信のないものばかりで、ちょっと恥ずかしい。

この図鑑の紹介をすると、魚種が770種登録された400ページのオールカラーの図鑑で金額は税別5500円だそうだ。
監修は京都大学の中防徹次教授で、「日本産魚類検索全種の同定」と言う本を出されている。その本が今の日本の標準和名の基準となっている。その本はさすがに専門書で、図書館などで見かけるけど、定価で29400円(税込)と、ちょっと買うには勇気が必要な金額だ。

小西さんは親父さんがとても有名人の小西和人さんだ。
小西和人さんは「週刊釣りサンデー社」を設立された方で、釣り番組の案内役としてテレビには多く出演されていて、大阪の釣り人なら誰でも知る、重鎮と言われるほどの人物。釣り界にこの人ありというほどの人で、世界中の釣りを経験されている。
英人さんはこの親父さんが会社を設立された時に、カメラマンとして一緒に活動され、雑誌を全国区にのし上げたスタッフとして親父さんの後をついで社長に就任。

会社を整理された時はショックだったけど、だんだんWEBの波に押されて出版部数が減少しているので、倒産しないうちに社員に退職金も出せるうちに整理されたようだが、かなり悩まれたんだと思う。
その後はフリーター生活をされているが、今の肩書きは「釣魚エッセイスト」と書いてある。

私にとって小西さんは釣りを始めてから、図鑑で名前を知り、雲の上の人だったし「週刊釣りサンデー社」は、高校時代に「キスのすべて」とか「グレのすべて」といった「○×のすべて」シリーズでその名を意識して、雑誌社自体の信者のようだったんだけど、そんな小西さんが今は身近になっているのが奇跡である。

確か2回会っていると思うが、1度は3年ほど前の串間市の「旧家村」での3泊4家のオフ会だ。その時にどっぷりとお付き合いしたので人柄は重々承知しているが、とても温厚で寡黙な人だ。お酒は飲まないけど飲み座は好きな感じ。細身だけど背丈のある方で親父さんと同じようにアゴヒゲを蓄えている。
もちろん魚の話題がとても得意で好きなようだけど、魚の話題に限らず知識の豊富な人だ。「新さかな図鑑」の編集にて体を壊され、最近は過酷な釣りはされないようで、主に投げ釣り中心だけど、本来はイシダイ狙いが好きな釣りなんだそうだ。

やっと編集が終わって、6月27日に出版予定なので、とても楽しみにしている。釣り人が1冊は保有しないといけない本という感じの作りだ。

愛犬「バカチビ」

2007年04月11日 | 雑記

子供の頃、私が物心ついた頃には犬もいて、名前はチビだった。
その犬は猟犬で、当時は親父は主に鳥の猟が主流で、その犬は撃った獲物を探しにいく役割だったが、チビはそんな犬で、小型犬の黒い犬で雑種だったけどとても頭が良い犬だった。
雌で子供も生んだが、私達が近づいていっても吠えることもなく、子供に触れさせてくれた。

確かチビは交通事故で死んでしまい、その後実家で養われた小型の犬は二代目チビ・三代目チビ・・・ぐらいまで居たかも知れない。

我が家にも、6年ほど前から犬がいて、写真の犬なんだけど、命名「チビ」と私が無理強いして呼ぶようになった。昔の思い入れからだ。

この犬は、会社の同僚からの紹介で、動物病院で生まれた犬の里親探しをしているとのことで、見に行って家族に伝えたら、子供達がぜひ欲しいとのことで我が家の一員となったんだけど、その時は2匹残っていて、1匹は丸々と太った雌で、我が家のチビはやせ細って小屋の隅でじっとしている雄。5匹ほど生まれた犬の中でもっとも弱かったようだが、家内の一言でこの犬をもらう事にした。一言とは「雌は駄目!」子供を生んだら厄介だということだ。

さてはてこのチビ。6年を経過して我が家族からは「バカチビ」と言われている。この犬は食欲が無い犬で、餌を与えてもすぐには食べない。だから躾もできないし、できるのは「お手」ぐらい。弱いくせに散歩の途中に他の犬に飛びかかって反撃されて血まみれになったこともあるが、番犬としてはよく吠えるのでとりあえず役割を担ってくれているかな。

土・日に私が家にいるときは散歩に連れていくのだが、私は近くの川原に行って鎖を離すことが多い。自由に走り回らせてあげたいのだけど、1年ほど前だと思うが、私の姿を見失って、突然自宅に向かって走りだした。
まあ多分自宅に戻っているだろうと私も追い駆けるは諦め帰宅したが、やはり小屋の近くに居て私が帰ってくるのを見るや、凄い勢いで尻尾を振る。言葉は発しないが一人ぼっちにされたと思い、相当寂しかったに違いない。

その事があり、散歩にて解き放っても、私の周囲から離れる事がなくなった。姿が見えなくなると必死で探し回る。私がそれが楽しくてすぐに隠れたりするのだが。

そして先週の日曜日、ちょっとした事件。
私は自家用車に乗せて、大きな川原がある場所に連れていった。
車から降ろし、自由に走らせていたが、河川敷道の向かいから私の車と同じ模様の車が横切ったとたん、チビがその車を追い駆けて走りだした。
私は車の中で様子を見ていて、最初は何をしだしたのか想像できなかったけど、多分勘違いしていた。走り去る車をずっと追い駆けている。だんだん遠くなる。

こりゃいかん・・・・と私も車で追い駆けたが、追い駆けられていた車の主も気がついて、途中で止まり降りてこられて初めて気が付いたようで、それからチビはまた私の車を探してうろうろ。追い駆けてきた車に気が付いたか、凄い勢いで戻ってきた。

こんな事がちょくちょくで「バカチビ」と言われるようになっているが、家に帰るともっとも熱く出迎えてくれるのは嬉しい。ありがとうバカチビよ。

デンシテキ生活

2007年04月09日 | 雑記
すっかり春で、私の娘達もいよいよ今週から新しい学校に通い始める。
長女は専門学校。下の子供は高校(私学)にいく事が決まり、今年はどんでもない出費だが家内が何とかやりくりしている。

私はというと、BLOGの記事の通り何事もないようにというか、呑気にゴルフなど勤しんでいるが、正直家内には感謝だ。やりたい事を自由にやらせてもらっている。

さて昨日になってしまったが、家内と下の娘は新しい教科書を買いに行った。
そして調達してきたのが「電子辞書」である。

指定の本屋で買うらしいのだが、最近は普通の辞書でも電子辞書でも良いらしい。
そしてほとんど電子辞書なんだそうだ。理由はいくつもあり、まずはかさばらないという事。小さい割に豊富な情報量であること。検索が簡単な事。すべての辞書を買うより安いということだ。

時代は変わったんだと思う。

世の中は電子機器だらけだ。
下の子も携帯デビューで、高校入学に合わせて買ってあげた。とたんにメールにはまっている。女の子ってメールには抵抗が無いのだろうか。私は面倒くさい。
しかもワンセグ対応でテレビも見れてしまう。もちろんデジカメ代わりにも使え、しかも結構綺麗だ。日頃からこれほどの能力があるカメラを身元に持ちまわっているのだから、すぐに写せるしBLOGの写真なども充実するわけだ。

ゲームも凄い。
人気のニンテンドーDSもなかなか手に入らない状態のようで、娘も最近は購入を諦めている(というかそれほど執着はない)ようだが、先日妹の子供が持ってきていたDSで「漢字検定」などやってみた。とても楽しくてはまる。2~3時間はあっという間だしちゃんと学習できた気分になる。楽しみながら覚えられる見事なツールなのだ。
これを学校で取り入れようという話も聞くが効果があるのは間違いない。

ネット社会がどのように変貌していくのかも興味深いが、昨年だとmixiやYouTubeが話題ではあったと思うが今後はどんな仕組みが登場するのか楽しみでもある。
ただ若い世代だとコンピュータを前にメールやWEBを楽しむ事が逆に少なくなって、代わりに携帯という感じなので、これからは移動通信というのがキーワードなのかも知れない。私的には外で動いているときにキーボード入力なんて間はないと思うのだけど。

とにかく世の中は変わっていくのである。最近取り残されそうだ。

インターナショナル・ゴルフリゾート・京セラ

2007年04月08日 | ゴルフ
(2007年のゴルフ・その9)
ゴルフの今年のカウントだけど、前回行った早朝ゴルフの記録をしてなかったようなので、合わせて今年になり9回目だ。ハーフラウンドは0.5回と数えているので実際の回数はもっと多くて多分今年になり11日行っていると思う。

さて、昨日土曜日は「インターナショナル・ゴルフリゾート京セラ」という所。鹿児島県である。
その名の通り「京セラ」が保有する設備の1つで、京セラと言えば「京都セラミック」。つまり元々は陶器の会社であるわけで、今では1つのブランドとして電子機器・通信機器・化学材料などさまざまな分野で役割を担う大企業である訳だけど、このような設備まであるのを知ってびっくりというところだ。

この設備。とてもバブリーである。
元々京セラが作ったわけではなく、バブルの時代に何処だかの会社が作って手放したものを買い取ったらしい。
バブリーと思えるのはその立地場所だが、鹿児島県のサツマ町求名(ぐみょう)というところにあり、鹿児島市からだと多分1時間半~2時間。宮崎市から3時間ぐらいという辺鄙な場所で、さつま町の役場周辺のもっとも繁華街からでも10Kmぐらい山奥というところになる。道程を考えても、とてもこんなところに設備があるのかと想像はつかないほどだ。
そんなところにホテル施設があり、ゴルフ場と隣接されてて、ホテルの設備としては大きな競技プールやビリヤード・卓球・カラオケ・マージャン施設から、バーや鉄板焼き専門店・結婚式場まである豪華設備なのだ。

一昨日から会社行事で会議・移動者の送別会を行い、昨日はゴルフコンペという事だったけど、まあちょっとした旅行気分であった。

ゴルフの結果だが102である。なかなか今年は100切りができない。
最近のゴルフは、100が切れないとちょっとしたストレスである。これは思い通りだったとは言えない。
ただ100前後って調子が悪いわけでもなく、妙に思い出に残らない。

昨日の結果は判りやすい。18ホール中の11回がダボで5回ボギー。パー1回のトリプル1回。つまり悪い状態で安定している。ダボの内訳だけど、5回も3パットしているので、これが単純に2パットだったら5打縮まる訳だけど、昨日は1m前後のパットの出来が極端に悪かった。
大叩きをしてないのは良かったと思う。OBも2回ほどあったし、ミスドライバーのチョロ玉も4回あったので、その割にはスコアーがまとまった感はある。

最近はこの辺でまとまっているのが怖い。練習にも行かないのだから仕方ないのだけど、カッコつけずにきちんと練習しようと思う。とくにバンカーショット。昨日もバンカーで2打は損している。

実家のイノシシ

2007年04月04日 | 雑記

今年の干支は亥で、私には身近な動物であるというのが上の写真だ。

この写真は先週日曜日に実家で写したもので、私の実家にはイノシシが現在13匹養われている。
実家の敷地内という事ではなく、実家から10分ほどの、保有する山の一角に親父が10年ほど前に作ったイノシシ小屋で飼われているんだけど、私自身はこの小屋には数えるほどしか行った事がなく、現在何匹養われているのかも知らなかった。

これは以前書いた事があると思うけど、実家では動物が当たり前のように養われていて、子供の頃から触れ合ってきたので、その環境が私の基準になってはいるのだが、さすがに田舎とはいえ、イノシシが当たり前という事ではなく、養っている家庭は数えるほどだろうし13匹は多すぎだ。
だけど親父の元気の源ではあるので、誰も文句は言わない。

イノシシと初めて触れたのは小学校5年生のときだったと思う。
山で捕まえたイノシシの子供を親父が自宅に持って帰ってきて餌付けをし始めたのがキッカケなんだけど、最初の1週間ほどはまったく餌を口にせず、親父は、「死んでしまうだろう」と言っていたが、私はいろいろと餌を試した。リンゴ・芋・スイカなどだ。
スイカを食べるようになって、(って事は夏だったんだろうな)だんだん元気も出て、そのイノシシはみるみる成長し、最初は小屋に入って餌を与えていたけど、近づくと寄りかかってくるのがだんだん怖いほどになり、後からは金網越しに与えていた記憶がある。
そしてほどなく、今度は親父が成長したイノシシを仕入れてきて2匹になった。

最初の野生の子供から育てたイノシシはさほど大きくならず、仕入れてきたのが随分大きくなったが、多分数世代養われていてイノブタ化してるんだなと子供心に思っていた。
その2匹はいずれも雄だったようで、ある日喧嘩して野生の方が大怪我し、死んでしまったと記憶する。

数年たち、もう1匹も居なくなったイノシシ専用の小屋には、今度はシカが2匹養われていたが、親父の転勤(単身)に合わせ処分され、数年は猪・鹿いずれも実家には居なかった。

10年ほど前。親父がまた野生の子供を捕まえてきた。
その子供のために出来たのが現在のイノシシ小屋で、もともとヒノキ林だったその一角の木を切り払い、切った木を柱にして小屋ができた。大工も入り、結構立派な専用の飼育場も出来て、それ以来、親父はほぼ毎日、その小屋に餌をやりに出かける。イノシシの数はまたたく間に増えた。小屋の大きさを見ても最初から何匹も養う計画だったんだろう。

親父が病気で入院した時は猟師仲間が面倒を見てくれたようだ。この仲間の面々も「イノシシ小屋」を楽しまれているようだが、以前はなぜ山でイノシシを捕らえる趣味の親父がその対象を養うのか疑問だったけど、私が釣り対象の魚を身近に置いておきたい気分と一緒なんだと、ふと思った。出来る事なら大水槽を作って、養ってみたいという欲がある。

先週は土曜日に実家に戻り、妹の子供を水族館に連れていき、そのまま実家で日曜日の夕方まで過した。
日曜日の午前中に子供達を連れて「京町」の温泉にいき、その帰りに「イノシシ小屋」に寄ってみたら親父も来ていた。

親父は餌袋を軽トラックに山積みして荷運びに来ていたようだが、袋は1つが20Kgほど。それが8つほどあるのでトラックから降ろして運び込むのも大変な重労働だ。
前日、水族館で弱った親父を見ていたので、すかさず手伝いはしたが、それにしても無茶してるなぁと思う。
70を越す年になっても、自分の体調はまったく考えず感性のまま生きている気がするが、最近私はすぐに体調を考えた思考に走ってしまうので情けないと思う。

親父は教職をまっとうし、最後には校長になり、それでもおごりなく純朴であり人に慕われる人柄であると思うし、今でも野性的に活動する親父に脱帽だし、尊敬もしている。
今では事あるごとに、諭すように語りかけてくる親父なんだけど、子供の事はそんな小言は全く無かった。その小言が身にしみて、親父の顔を思い出してしまって、ついつい書いてしまったが、イノシシと親父は、切ってもきれない縁なのである。