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企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

人生終わってみて成功したかどうか♪

2007年08月19日 | 本の紹介(ビジネス)
将棋の本ばかり、でとても申し訳なく存じますが、こうした芸を極めた人々の声には、なんかしら神がかり的な何かというか、普通の人の世界を超越した何かを感じられるのでは、との期待で、本については結構読んでおります。
今回の、二人の対談本は、将棋界でも異色の二人、将棋以外のところでも活躍している人同士のものです。とはいえ、将棋界においても、偉大な実績をあげた人々でもありますから、将棋についても面白い話が書かれています。
読んでいて勉強になり、楽しくなったのが、お二人とも、プロとして真剣である傍ら、しっかりと笑いと楽しみを自らの中にもっておられること。プロは特に孤独なんですね。もちろん、人間は死ぬときは一人。みな、別の人生を歩んでいるわけです。厳しい世界で過ごす傍ら、リラックスもしておいで、のように感じました。
中に、成功すること、についても話が及んでいましたが、今成功しても、最後になって成功したかどうかは、死ぬときにならないとわからない、という旨の話がでてきます。そうだよなぁ、とは思う話ですが、時としてそういうことを忘れがちになる。短期の利に走ってしまうことがありますよね。ちょっと反省です。
それと、先日紹介した相場師の本では、将棋の先生は、所詮は負けても人生かけているわけではない・・、という意味でまだまだ厳しいというほどではない、という指摘がされていました。相場の世界は、勝ち続けなければならないのに対して、将棋は、負けても昔のタイトルは残っているということだそうです。
確かに、相場師としてのキャリアは、将棋に比べると、ひとつの負けが大きいのかもしれない。将棋は、負けてもタイトルは残るけれど、相場師は大負けしたら、名声もお金も失うんでしょうね。ただ、その議論でいけば個人で事業をしている人で、大物については、ビジネスで信用をなくしたら終わりですよね。将棋にしても、一局一局の中で、猛烈に知能と体力をすり減らし、時には精神的にとんでもない状態になることもあるそうで・・・。
気持ちはわからないでもないですが、こうした二人の議論を前にすると、ちょっとどうかなぁ、とは感じたところでした。(蛇足でしたかね?)


勝負師 (朝日選書)
内藤 國雄,米長 邦雄
朝日新聞社

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結構重要な本なのに、紹介をしていなかったようで・・・

2007年08月19日 | 本の紹介(ビジネス)
仕事で取引のある会社の会議に出て思ったのですが、会議って言う名の報告会をやっておりました。報告会と言えばまだ格好はいいかもしれません。実態は、報告者が淡々と自分の資料を読み上げるだけ。周りを見渡してみると、ほとんどの人が聞いていないし、目を瞑っているんですね。
で、報告者はというと、プレゼン資料を黙々と読んでいます。どうやら、プレゼンテーションをして、みなに問題提起をする、なんてことをほとんどしてこなかった会社のようです。それじゃ時間の無駄だよなぁ。。と。
そこで、報告者の方に、この本を紹介することにしたのですが、なんとブログで記事にしていなかったことに気が付きました。プレゼンをどうするか、準備からはじまり、構成そして実際のプレゼンまで、一冊の本にうまくまとめてくれているよい本ではないかと思います。
もっとも、このプレゼン術を見につけたからって、プロフェッショナルに成れるというものではないでしょうけれどね。少なくとも、これまでの報告会からはずいぶんと変わることと思います。でも、会社(特に古いタイプの上司)がそんな報告を許すかどうか。
どんな会議でも、A4一枚の資料でなきゃ読まない、なんていう人もいるでしょうから。要は中身が重要であり、その中身をもっとも多くの人に短時間で理解してもらうための手段として、A4よりPPTの方がよければ、それでいいじゃないか?と思うのですが・・。
そんな、パワーポイント系嫌いの人にも、ぜひ読んでもらいたいと思います。あ、決してパワポでなきゃいけないなんて、私は思っていませんよ。エッセンスがつめられて、伝えやすくかつわかりやすければA4でもよいと思いますから。
あくまで手段。それを忘れて、なにがなんでもこれでやれ、という人(グロービスの講師にもいたなぁ)は、ある種職権乱用だと思います。もちろん、まとめる力もひとつのビジネススキルとは思いますが、多くの人は作文で飯食っているわけじゃないのでね。

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田 貴久
英治出版

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もっと早くに読んでおきたかった。渋滞の話

2007年08月19日 | 本の紹介(ビジネス)
なぜ、渋滞が起きるのか。料金所とか、事故ならばわかる。でも、交通集中による渋滞って、いったい一番前はどうなっているのか?と思ったことはないでしょうか?不思議なもので、自分が渋滞を抜ける頃には、一番前がどうなったか?ということは気にならなくなっているものではないですか。実は、抜ける瞬間が、渋滞の一番前だったりするのですよね。
高速道路の渋滞の原因として、料金所は4%しかない。。というあたりから、じゃぁ、いったい渋滞ってなんでおきるの?と読み進めたくなるあたりが最高に面白いです。蟻の話から先は、ちょっと難しい話になってきますけれど。
なお、もう一冊、値段が高いほうの本もあります。こちらの方がどうやら入門向け?なのかもしれません。アマゾンで渋滞学って調べてみてください。
ここで紹介されるASEPという考え方にしても、この本で知らなければ、ずっと知らなかったかもしれない、と思うと、いや不勉強が身にしみます。ちょうど、講談社のムックセオリーでも、渋滞学についてちょっとした記事が載っていますので、いろいろな人の考え方をしりたければ、そちらをご覧になってもよいでしょう。
なんで渋滞するのか!を知りたい人は、ぜひ、この本を読んでみてください。(どうりで、首都高5号線の飯田橋周辺で渋滞するわけだ、と一人納得しておりました)

渋滞学 (新潮選書)
西成 活裕
新潮社

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コンピュータと人間の戦い

2007年08月18日 | 本の紹介(ビジネス)
去る3月のこと、将棋のタイトル保持者の一人である渡辺明竜王と、前年のコンピュータ将棋の優勝ソフトであるボナンザとが対戦した。そのときの話を中心にした本。対局はこちらをご参照いろいろな人が、コメントをしていたとは思うが、戦った二人(一人は、ソフトの開発者だが)が、対局時にどう考えていたのか、またどういう準備をしていたのか、など秘話が語られている。
ボナンザという将棋ソフトは、私もダウンロードして試してみたことがあるが、強い。初心者の私では、そもそも将棋ソフトに勝つことすら難しいが、ボナンザは本当にまずい手をとがめてくる。多くの人がソフトについては語っているのでそちらに譲りたいが、まぁ、プロが10秒将棋で負けることもあるというのは、決して嘘ではないのだろう。
将棋ソフトが、プロを圧倒するような時代が来るのかどうか?というと、まだまだそういう時代は来ないのかもしれない。でも、10局戦って1局くらいはプロが落とすということはこれからは起きてくる時代なのだろう。
将棋の手数は10の200乗を超える場面が想定されている。ひとつのスパコンでは、かなりの年数がかかるから完全解明はずっと先とのことだが、少し前にはやっSETI@homeみたいな方法で、世界中のプロセッサの力を借りれば、意外と早くに全てが解明できないか?とも思うのだが。
もちろん、仮にコンピュータで最適解が明らかになったとしても、プロやアマチュアの将棋は変わらないだろうし、また、それだけのスペックのコンピュータが、手の届くところに位置するようになるのはずいぶん先なんだろう。ただ、出てきた解が、千日手だったりしたら笑うよなぁ。。ありがちだけれど。
知りたいのは、先手と後手が、本当はどちらが最適解での勝利に近いのかということ。初期配置が、均衡状態であるとすると、先に均衡を破った側がひょっとすると損なのかもしれない。今は、先手有利と言われているけれど、本当のところがどうなのか、だけでも明らかにしてもらいたいと思う。
この本、ビジネスの面から見て勉強になるか?といわれると。。ちょっと微妙だが、あとがきの場所あたりにある、保木さんの科学者としての言葉あたりは、結構耳に痛いけれど、読んでおいて価値はあるのじゃないかと思います。あとは、将棋やコンピュータの話に興味なければ、ちょっとつらいかもしれませんね。

ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか (角川oneテーマ21 C 136)
保木 邦仁,渡辺 明
角川書店

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相場師になりたいわけではないけれど・・・

2007年08月17日 | 本の紹介(ビジネス)
その道のプロが著した本というのは、なかなかすばらしいものが少なくない。この本もそのひとつに挙げられるだろう。相場という世界は、正直よくわからないけれど、それで(たぶん)普通の仕事をしている人よりは、より確実に多くの収入を得ている人なんだろう。既に現金で家を購入し、将来の年金額として必要なだけは確保していると言うのだから、ともて30代半ばとは思えない収入なんだろう。
本書は、相場師に憧れをもつ人に対して、すくなくとも高田氏はこういう勉強をして、こういう力をつけていっている、ということを伝えている。そして、相場をやろうと思う人には、他の新たなことをやるときと同様に、もっと勉強してから参入して来い、と警鐘を鳴らしている。
素人が勉強しながら儲けられる、なんてことは決してないのだそうだ。たいていの場合、たまたま運がよかっただけ!なんであって、勝っても負けても反省できない程度の勉強しかしていないならば、所詮運だ、ということだそう。
中島誠之助氏にも通じるが、中途半端にしか知らないことには、できるだけ口を出さないという姿勢が見て取れる。この姿勢はもっともっと吸収しなければならないなぁ、と思うところだ。
巻末に、相場師になりたいなら、少なくともこれだけは読んでおけ!という本が並べられていた。そのうち、直接相場に関係のないだろう本2冊が、私にとってもお気に入りの本であったのがちょっとうれしくなった。上達の法則とツキの法則。どちらもPHP新書というのが、ちょっとご愛嬌かもしれない。
で、まとめ、にもならないが・・・、何かの世界でプロを目指す、とか自分はプロだと思っている人は、一度読んでみてよいのではなかろうか?プロを目指している私にとっては、とても刺激になった本であった。


プロ相場師の思考術 (PHP新書 (476))
高田 智也
PHP研究所

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骨董業界の本として、またプロのマインドを知る本として

2007年08月17日 | 本の紹介(ビジネス)
「開運! なんでも鑑定団」というテレビ番組をまったく知らないという人は、健康で文化的な生活を送っている限りかなり限られているのではないだろうか?私のような、日ごろはまったくと言っていいほどテレビを見ない輩でも(特に出張中はまったく見ていない)、存在は知っているしタイミングがあえば、見ることがあるし、存在は知っている。
その中で、一際目立っている鑑定家、中島誠之助氏を知らないと言う人も、これまた少ないのではないだろうか?「いい仕事してますね」のひげメガネのおじさん、と言えば、たいていの人は思い出すことができるのではないか?
この人の著書については、ずいぶん前に一冊紹介したことがあるように思う。「ニセモノ師たち」講談社文庫だったかな?やけに面白かった。今回の本は、著者の生い立ちから成長、そして考え方について、いろんな経験談の中で語られていくような本だ。ニセモノに騙されないためにどうしたらいいか、という類の本ではないから、骨董収集に興味がなくても、読み進めることができやすいのではないだろうか?
古美術という、大人の世界でお金に関係するいろんな事件についても語られる。その中で、著者がどういう立場でどういう判断をしてきたのか、また、今はどういう態度をとることが多いのか、など、大人の対処法が学べるのが本書のよいところではなかろうか?
特に、大人の世界のダークな部分について嫌になってしまっている若い人、また正義感を持ち続けている大人達にとって、ただ自らが正しいと思うことだけを、信じて突き進むのがよいわけではなく、いろんな方法で対応していくことが求められる、ということが学べる良書なんじゃないかと感じた。
内容で、特に気に入った箇所だけ紹介する。「いい仕事」とは「本質的なもの」なんだそうだ。作れないものが本物で、作れてしまうものがニセモノ、という見方。なんでも二分法、というのは、必ずしもよくないのかもしれないが・・・。その品が作られなければならない経緯があり、また、そうした品格をもった形でしか作られなかった、そんな本物は、いくら形を似せてもニセモノしか出てこない。
なんだか、漫画のゼロの世界に通じているけれど、そういうものなんだろうなぁ、と思ってしまった。せっかくやし、ゼロをまたじっくり読んでみようかな?


ニセモノはなぜ、人を騙すのか? (角川oneテーマ21 C 135)
中島 誠之助
角川書店

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勉強本、増えてきましたね

2007年08月17日 | 本の紹介(ビジネス)
大きめの書店に行くと、勉強法についての本がたくさん並べられているのを見ることができるようになった。なんせ、NHKなんかの子供向け番組で、速算術とかが題材に使われたりするようになっており、ある意味、いろんな人がより多く勉強するようになった結果なんだろうなぁ、と思う。
こうした大衆勉強時代?がどういうきっかけでおきたのかはわからないが、インターネットによって情報が以前に比べると入手しやすくなったと言うことはあるのだろう。
いまだにインターネットは、情報が正しいかどうかわからないから、当てにならない!なんていう人は、ほぼいないと思う。出版物だってニュースだって、いいかげんなものも多いのは、みな知ることになっただろう。テレビの情報番組が、視聴率狙いの内容が多かったことも、多くの人が知ることとなったしね。
で、勉強法だけれど、たくさん出版されてきたために、ちょっと最近はすべてに目を通すことができなくなってしまっている。以前なら、文章読本なんてのは、数えるほどしかなかった(10冊程度もあれば、いろんな視点が学べた)と思う。今は、ものすごい数が出版されているので、全部を見ていられないというのが正直なところ。
勉強については、現役東大生が出した本がある一方で、ドラゴン桜のような漫画ではあるものの、内容はなかなか考えられたものもあり、また大人のための勉強法についてもそれこそ多数出てきている。
さて、この本だが、正直深い話ではない、と思う。かなりテクニック系の本だ。テクニックを学ぶと言う意味では、役立つかもしれない。ただ、紹介されているテクニックが読者の一人一人にマッチしたものかどうかは保証されないと思ったほうがよいだろう。
性格やこれまでの経験、勉強における成功・失敗などあるし、全ての人が同じ方法で勉強してうまくいくなんてことはありえないと思うから。タイトルにもあるが、「なるほど、こんな方法があったのか」という視点で、人の勉強法をのぞき見る、というくらいの気持ちで読んでみるのがよいと思う。
勉強の心構え、としてこんな見方もあるんだなぁ、ということがいろいろ知れて面白いだろう。星は3つくらいしかつけられないが、それでも、ざっと流して読むだけの価値はあるのかなぁ、とは感じた。

上級の勉強術―なるほど、こんな方法があったのか
深川 太郎
アスカ・エフ・プロダクツ

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効率を追い求めているだけでは・・・

2007年08月16日 | 本の紹介(ビジネス)
ちょっと美談っぽい話が多いから、人によっては受け付けないような類の内容かもしれません。目先で数字が見えるかどうか、で、経営の判断をしていてはいけないよ、というお話です。別に、今の世の中が、数字ばかり相手にしているとは思わないけれど、できるだけ数字に置き換えるような訓練をすることが多いなぁ、とも思います。
数字にできない、いろんな行動について、先読みができないからNOというのではなくて、一見、無駄にしか見えないようなことでも、やりつづけていると、じわぁっと成果がでてくる!という文脈で捕らえれば、そりゃそういうこともあるなぁ、と思う次第。
しかし、そうは言っても、本書の内容だけをもって、無駄でもいいじゃないか、ということをするのは難しいと思う。判断力が高くない人の無駄は、本当に無駄が多いと思うし。一方、高い判断力、そして問題解決力がある人がとろうとする無駄は、かなりいい線で無駄じゃないんではなかろうか?
アウトソーシングをやめて自前でやりましょう、という論も出てくるが、それはビジネスモデルとしてアウトソーシングをできるだけ取り入れている企業には当てはまらないのは仕方がない。ポーターじゃないが、コアコンピタンス以外は外注するのは、現代の経営ではひとつの手法として確立されているといってもいいのではないか?
読む人にもよるとは思うが、私が思うに・・・この本で言っていることは、アウトソーシング反対ではないのだろう。掃除の話も、きちんとしている人に返ってきている話であり、「情けは人のためならず」という言葉を思い出すような話。読み方を変えれば、企業の社会的責任を、いろんな形で果たしましょうね、とも読めなくもない。
あと、15年ごとに日本ではパラダイムがシフトしているというのだが、これはどうかな?とも感じる。わざわざ15年で区切るあたりが、ちょっと胡散臭い。素直に、そういう時代があった、ということではだめなんだろうか?2020年から先にくるだろう、と著者が指摘する「ファイン・スピリッツ」時代。その頃には、他の国との経済力の差も広がってきて、そんなこと言ってられなくなるんじゃないかとも思うのだが・・・。
と、功だけじゃなく、どうもなぁ、ということも含めて記載したが・・。読み方によってはいろいろと参考にできる点がある本だと思う。大絶賛はしないが、ひとつの見方として面白いのではなかろうか?


非効率な会社がうまくいく理由
中島 セイジ
フォレスト出版

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オトコの神髄をヤクザに見る・・・か。明石氏らしい、かも

2007年08月16日 | 本の紹介(ビジネス)
最初に断っておきたいが、私はこの対談本の対談者の一人、明石散人氏のファンである。歴史関係の本を結構読んでいると思う。手に入る文庫はすべて持っているし読んだものだ。その明石氏の名前をみて、買ってみたら、なんだかすごい内容だったので紹介したい。
ヤクザ本は、交渉や脅し、モテなどいろいろ出ているが、村上一家総長という業界の中でもかなりパワーのある人と作家と対談しているという類の本は、なかなか珍しいのではないだろうか?
オトコの神髄という言葉がタイトルにもでてくるが、ひとつのオトコの姿ではあるなぁ、と感じた。それよりも、ヤクザ社会というのがどういうものなのか?ということが、ぼんやりながらも見えてきた気がする。普通の人が、普通に生活している限りは、あまりかかわることがない世界だけに、興味深く読みすすめた。
ヤクザというだけで毛嫌いする人もいるかもしれない。私などは、その道のプロ、というか極めた人の言葉なら、なんかしらは得るものがあると思って、聞こうとするし読もうとするのだけれど。まぁ、拒否反応を示す人には無理には薦められないが、それでも、第六章のヤクザの処方箋だけは読んでみてもらいたいと思う。
そこには、子育て、そして教育ということについて、かなり厳しい世界であるヤクザの世界から見たあり方がまとめられている。PTAやマスメディアに責められ、加えて仲間であるはずの学校内の上司などにも支えてもらえない、となると、現場の教師はどうやって真剣に子供たちを指導できようか?という視点はとても参考になった。真剣に、いじめの問題に向かい合うためには、それを支えてあげられる仕組みが必要。命がけの行為が、下手をすると馬鹿にしか見られないような現場があるだろうが、そこにオトコ(男性に限らないが)を見たい、と思う。

男達(おとこだて) 現代が失ったオトコの神髄
浪川 政浩,明石 散人
WAVE出版

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坂の上の雲を読んだ人に・・

2007年08月13日 | 本の紹介(ビジネス)
司馬遼太郎の「坂の上の雲」はベストセラーとして有名だと思います。秋山兄弟の話が中心ではありますが、その中では、乃木希典氏は無能な指揮官として描かれています。坂の上の雲しか読んでいない人にとっては、乃木氏は、わけのわからん人だなとしか思えないことでしょう。
たまたま近鉄の駅の売店で見かけて買ってしまった、この本。厚さはさほどないですが、わざわざ、そういうあまりよい評判を聞かない(けれども、各地に神社がある)人のことを書いてあるのだから、当然、新たな発見があるのだろうと思って読みました。
期待通り、乃木氏について、どういう育ちでどう出世していったのか、ということが書かれていました。日本の歴史はあまり真剣に勉強してこなかったのですが、それでも一般的なことは知っていたつもり。この本では、そうした基本常識ではカバーされていない、一人の軍人の生涯におけるイベントが描かれています。
著者も指摘しているように、最近は効率主義であるため、乃木氏のようなタイプの人が目立たなくなってきている、というのは本当だろうな、とも思います。現代日本は、軍事力ではなく、経済力そして政治力で(少なくとも国内では)戦いをしているわけであり、そこでの効率主義に対して、一石を投じたい。。そんな思いが感じられます。
文中の、参謀と指揮官の役割の話など、もう少し詳しく読みたかったところもありましたが、それはまた別の話。乃木希典という人について、一面的な認識しかもっていない人にとっては、一読の価値はあると思います。
最後のほうで出てくる、ダブルスタンダードの話とかは、現代を生きる私たちにとっては、それだけをもってしても価値がありそうに思います。
また、坂の上の雲を未読の人は、あえてこの薄い本を読んでから、あの大作に向かうのもよいかもしれません。気軽に読める本と言っては、著者や乃木氏、そして戦争でなくなったかたがたに失礼かもしれませんが、歴史をひとつ勉強するという気持ちで読まれてみてはいかがでしょうか?


乃木希典 (文春文庫 ふ 12-6)
福田 和也
文藝春秋

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読んでる人は、既に行動しているのだろう 日本の南国化

2007年08月12日 | 本の紹介(ビジネス)
高城氏の著書、氏は本をまとめていくスピードがかなり速くなったのだろうか?ある本には、そのスピードが遅かったはずが・・と書かれていた。それだけ、今の日本が、世界を見れていなくて、高城氏は警鐘を鳴らしたいのだろう。
書かれていることが、正しいか正しくないか、は私ごときには判断がつかない。でも、そう考えるの自然か不自然か、と問われれば、自然かなぁと思うようなことが列記されている本だと思う。
ここ数年、毎年のように言われる異常気象だが、私自身思ってきたことは、長い目で見れば異常なんじゃなくて、普通。。というか毎年同じようなのが続くほうが異常、じゃないかなと思っていた。高城氏は、そういう視点を越えている。ここ何年かの、料理への嗜好や、ファッション、音楽などの流行と、気候の変化とを結びつけて、日本は南国化してきているということを訴えている。
クールビズにしてもそうだろう。温暖化が問題だから、じゃなくて、実際ものすごく暑いから、すごしやすい生地、仕立ての背広が売れている。また、ネクタイも同様にしないか、しても薄めの生地のものとなる。
そうした一人一人の生活の中で生理的におきていることを、もっと深いところで考えてみたら、どうやら南国化していてビジネスも生活様式も変わっていかざるを得ない状況にあることが自然に感じられるようになる。それを見越して動かないか?ということを提唱してくれている。
また、ネット依存型の生活や、一箇所で過ごすこと、などについては、別の本でも書いてあったが、いったんやめてみると全然不自由しないんだとのこと。不自由しないだけの生活基盤をつくれていること自体がすごい話だが、よほど今の生活に責任のある人のほかは、やる気になれば可能!だと思う。
思うところの多い本。人生リセットしたくなってくる。社会情勢を理由にしようが、こういう流れへの感覚を理由にしようが、結局は行動してしまえば一緒かなぁ、と。
理屈だけならいくらでも言える。でもそれを言ってなにも行わないならば、結局一緒だろう。動いた人にしかわからないものがあるはず。動こう、かな?


サヴァイヴ!南国日本
高城 剛
集英社

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もっと勉強しよう、って本としてなら価値あり

2007年08月04日 | 本の紹介(ビジネス)
福沢諭吉の「学問のすすめ」、勉強をしなければ国のためにもならず、また自身も、勉強している人に喰われてしまうぞ、端的にいえばそういう話。これに対して、新・学問のすすめも同様に、このまま国民が勉強をあまりしなくなったら、世界で負け組みになってしまうよ、ということを書いてある。
私にとって、驚きだったのが、フィリピンという国が第二次大戦後の少しの間は、とっても裕福な国だったということ。公用語が地元言葉に加えて英語であることから、優秀な人がアメリカへ旅立って行ってしまった。資源に乏しい国であることもあってか、現在は、アジアでは少し経済発展が遅れてしまっている。
このフィリピンの姿が、日本の将来ではないか?と著者は言っているのだ。優秀な人が流出してしまうと、日本国内の基礎的な学力は落ちていってしまうのではないか?と。最近の中学生あたりでは、自宅でまったく勉強しない人が4割もいるのだそうで。一学年の人数も減っていることを考えると、本当に勉強をしない人々ばかりになってきてしまっているのかもしれない、と思ってしまう。
大人になって、勉強を進めていくにしても、小中高校での基礎的な、どちらかというと何に役立つかわからないような知識や考え方があるからこそ、歳とっての勉強も進むのではないだろうか?
ろくに漢字も読めない、四則演算すら計算機がないとできない、という人が増えてくると、敬語なんてあったもんじゃない。いずれ、優秀な人材の争奪戦が始まるんではないか?なんて気になってくる。
また、ロボットが人の労働を奪っていくというのも、現実的に起こっていることであり、今後進むことは間違いないと思った。今後円安が続けば、アジア人労働者などが、出稼ぎ先を変えるかもしれない。その頃には、ロボットも増えていて、たとえば、「話が通じない」人は雇ってもらえなくなる、なんてこともあるだろう。
あと、著者の言う、「日の丸」「君が代」で愛国心なんて間違っている。。勉強することで愛国心を見せろ、というのは一理あるなぁ、と思った。表向き、形だけ従うということなら、餌を見せられればやる人もいるだろう。為政者からすれば、大衆は勉強しないほうが、コントロールしやすいとも考えているのかもしれない。
しかし、長い目で見て、国民の教養のレベルが高いほうが、経済的にも安定をもたらしてきた、ということがどうやら正しそうなことからも、生涯勉強を続けていけるような社会を作らなければならないのではないか?
親が、働きながら、仕事のため、また人生のため勉強しているのを見て、勉強しない子供がいるだろうか?(勉強といっても、ただの詰め込み暗記ばかりを、親がしていては仕方ないとは思うが)教育再生って、大人の教育再生を通じて、社会全体で勉強してけるような姿を求めていくべきなんではないかな?と感じる。

最後に、著者の東大話は、相変わらずだなぁ、と思ったのは付け加えておきたい。たとえば、私大で数学選択で受験しなかった人が、数学を勉強しないと決め付けているのは、蛇足ではないか?私は私大出身であるが、受験で数学を選択したかどうかよりも、学生時代に、数学も含めてしっかり勉強したかどうかの、方がよっぽどその後の成長に影響があると感じている。
自身、数学ではなく、政治経済という受験科目を選び、あとは必須の国語、英語で受験した。(センターでは数学も選択したが)だが、大学在学中には、必須科目ではなかったものの、自分で、高卒レベル以上の数学力はつけなければ、と感じ勉強したものだ。経済学や、経営学、また政治学、心理学、ゲーム理論など勉強する上で、ある程度の数学力は必要であったし、多少、量子物理や熱力学も勉強しないとならなかったこともあり、数学がわからないでは済まされなかった。
改めていいたいのは、受験で数学を選択しなければならない、というのは言いすぎということ。また、東大でなければならない、というのもおかしな話。少ないものの、勉強馬鹿がいるのも事実。これは、ほかの有名私大でも同様ではあるが・・。

まぁ、勉強には仕方がある、うまくいかないのはやり方がまずいだけ、というのはだいたい正しいことだろう。人それぞれにあった方法があり、この方法でなければ成功しない、なんてことはない。ただ、目標とするべきことが、どうしても試験ならば暗記を求めているとか、正解のみを求めるような類のものであるのが、ちょっと問題なんだろうな。
一人一人、目指すべきところが、違ってもよいと思う。誰もが同じ試験を通らなければだめ、というのでは、その試験の完成度の方が問題になる。ひとつの試験で、あれもこれもを評価するのは不可能だし、試験という方法自体に限界もある。
だから、生涯学習のスタイルをもっともっと増やしていく、ということが求められているんじゃないかなぁ?


新・学問のすすめ
和田 秀樹
中経出版

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手当てのある世界/ない世界

2007年08月04日 | 本の紹介(ビジネス)
公務員に限らず、企業ごとに色々な手当てというものが存在していると思います。残念ながら、私の働く会社では手当ては存在しません。給与明細はとても明快ですね。で、この本は公務員の世界にあるいろいろな手当てについて、過去存在したもの、現在も存続しているものを、紹介しています。
なるほど、こういう方法で手当てを出すことができるんだ、という意味では勉強になりました。従業員むけの福利厚生を考える上では、参考になるのかもしれません。もっとも、そのためには、それぞれの手当てがどういう取り扱いになるのか、とか詳しく書いておいていただきたいのですが・・。確か出張の日当にあたる手当ては税金が少なかったとか聞いたことがあります。そういう使えるネタもあわせてほしかったかも。
しかし、この本、まじめに読んだら、身体壊しそうになります。ちょっとずつゆっくり読むほうがいいでしょう。その手口に、お腹いっぱいになってしまう。なかなか貴重な本でもありますね。

独身手当―給与明細でわかるトンデモ「公務員」の実態
若林 亜紀,いしい ひさいち
東洋経済新報社

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もう一冊は、微妙な本。Amazonでもかなり厳しいコメントを受けていますね。ひとつの批判系本として読めば、それなりに面白くもあります。ほぉ、こういう法則なんてのがあったのか、と思うこと多数。ま、読み物として読めばいいのではないでしょうか?少なくとも、この本で知った内容を鵜呑みにせず、法則自体がどう紹介されて、また使われた例があるのか、など勉強していくには、まぁ使えなくもない。
まえがき、を読んだときには、有名な法則がどう問題があるかを、しっかりと論破していくような印象を受けたのですが、中盤までは、ロングテールのことを論破するばかり、に感じてしまいました。まぁ、使い方次第では、価値がある本だと思いますので、紹介しておきますね。

ビジネス法則の落とし穴
東谷 暁
学習研究社

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コーン・フェリーが見た人材像!女性の方も必見

2007年08月02日 | 本の紹介(ビジネス)
プロの世界、プロと言っても本当のプロフェッショナルです、でいる人にとっては当たり前の人材像かもしれません。格差、格差といわれる時代、やはり多くの人は負け組みと言われる立場にはなりたくない、と思っていることと思います。そのために、自分が何をするべきか。この本は、比較的若い人々を対象に、キャリアアップしていくことについて、書いている類の本だと思いました。
若い人にとっては、知らず知らずのうちに、自分についてしまっている考え方の癖、が、プロから見るとどう評価されるのかを知るためにぜひ、読んでもらいたいと思います。一方、30代、40代で転職を考えている人にとっても、高く評価される人がどういう仕事の仕方をしていて、どう生活して、どう考えているのかを知ることができるという意味で、参考になると思います。だめな例とか、人材を評価する側がどう見ているかを知ることができます。
あと、この本を書いたのが女性である、ということ。実際のところ性差が、実力に影響を及ぼすとは思わないのですが、日本のプロフェッショナルビジネスパーソンの世界では、女性は少数であると思います。もちろん、かなわない人もたくさんいるんですけれどね。
ぜひ、高いレベルを目指す女性の方に、この本を読んでみてもらいたいです。女性らしさを感じる類の本ではないかもしれませんが、力づけられるのではないかと思います。


人財革命―あなたが組織に負けない「一流の人材」になるために
橘 フクシマ 咲江
祥伝社

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ロジカルシンキング入門書として・・

2007年08月01日 | 本の紹介(ビジネス)
この本、かなり売れているみたいですね。私も、取引のある企業に紹介し、多分、20冊くらいは売上に貢献しているのだと思います(^_^;) 正直、ビジネスに使えるかというと、この本の内容だけで終わってしまっては使えない。でも、この本なら、必ず応用できるようになるのでは?と思いました。
それくらい、丁寧です。本当に躓きやすいところをきちんと説明しています。ロジカルシンキングってわかった気になっているけれど、実はできていない人が多数かな、と思うのです。そういう人に、じっくり読み直してもらいたいのがひとつ。
また、普通の会社であっても、社員研修に、使ってもらいたい。これまでの本では、やっぱり難しいと思います。丁寧に書いてあっても、どうしても事例が単純すぎるか複雑すぎるかであって、応用させにくい。
この本で、中学生も勉強しているんだよ!と言えば、それくらいはやらなきゃな、って思ってくれるでしょう。本を読まない人も、パズルを解くつもりで、読んでみてほしいですね。
こういう本すら読まずして、感情的に格差!だとか言っている人は、どんどん情報の格差をつけられてしまう!でしょう。何も言わず読むこと!!★★★★★
そして、読むだけじゃなくて、実習してみること!です。

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
渡辺 健介
ダイヤモンド社

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コメント
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