春到来を書いた日から、寒さがもどってきてしまいました。三寒四温が三寒四寒になりそうです。寒気団は、来週の火曜日頃まで東北地方に居座るようです。雪の多い地域では、さらに降雪があり雪下ろしや雪かき作業が大変なのではと心配になります。この寒さと降雪を最後に、一気に春の訪れとなることを期待したいと思います。
花を開こうとしたオオイヌノフグリも、この寒さに戸惑っているのではないかと思います。犬小屋に入れておいた敷物を外に出し、日中はその上にお座りしたり、寝転がっているクウタも、寒さが身にこたえ 犬小屋の中にいるようになりました。
マルシャークの「森は生きている」の世界のように、2月の精と3月の精の間で、次のような会話が交わされているかもしれません。
2月の精 3月の兄弟、ごめんよ。暴れん坊の冬将軍が、またもどってきたよ。北の故郷に帰
るつもりが、忘れ物をしたみたいなんだ。
3月の精 2月の兄弟、その忘れ物って何だったの?
2月の精 自分の足跡を残すのを忘れたんだって。これで冬が終わりだよって告げるために
雪と寒さをばらまいているんだって。でも、来週の初めには、北の故郷にもどるって
言っていたよ。
3月の精 春の子どもたちも、冬将軍がもどってきたので驚いたろうね。
2月の精 少し寒さに震えていたけど、その分だけ自分たちの出番を待ち遠しく思ってもらえ
るって 喜びながら 準備をしているよ。
3月の精 ぼくの担当する月が来たら、春の子どもたちにはいっぱい動いてもらえるよう 活
躍のステージを しっかり整えておくよ。
2月の精から3月の精に 月の当番が入れ替わる頃には、いろんなところで 春の子どもたちの活躍が見られることと思います。